J1通算300試合出場の小林悠が自ら祝砲!札幌を下した川崎F、J1新記録の連続22試合無敗を達成【明治安田J1第14節】
2021.05.16 17:04 Sun
明治安田生命J1リーグ第14節、川崎フロンターレvs北海道コンサドーレ札幌が16日に等々力陸上競技場で行われ、2-0で川崎Fが勝利した。
月を跨いだ名古屋グランパスとの連戦で連勝し、早くも独走態勢を築く川崎F。だが、12日に行われた直近のベガルタ仙台戦は、後半アディショナルタイムの失点で同点に追いつかれる結果となった。それでも昨シーズンから続く無敗記録を「21」に伸ばし、今節は新記録が懸かった一戦となる。
一方の札幌は、1週間前に行われた前節の徳島ヴォルティス戦をアンデルソン・ロペスの2ゴールで逆転勝利。ここ3試合は2勝1分けと調子を上げており、昨季の等々力での試合の再現を狙っている。
そんな両チームの一戦は、川崎Fがパスを繋いで組み立てを狙うものの、札幌がアグレッシブな守備で不自由を与えながらペースに持ち込もうという構図に。ホームチームはなかなか色を出せずに我慢の時間が続く。
それでも16分、機を見て攻撃に出た山根がボックス手前からシュートへ。相手に当たってゴールへ向かったが、GK菅野に上手くキャッチされた。対する札幌もその直後、菅のシュートがGKチョン・ソンリョンを強襲。このCKではグラウンダーのクロスでサインプレーを試みるが、ボックス中央で反応したアンデルソン・ロペスのシュートは枠を越えた。
一方、川崎FもPK獲得に迫るシーンが訪れる。ボックス左でボールを持っていた宮澤に三笘がプレスをかけてボールを奪うと、入れ替わった際に宮澤の手が腰に引っかかるような形で転倒。主審に詰め寄り必死にアピールするも、そのままゴールキックで再開された。
ゴールレスで迎えた後半、川崎Fは小塚を下げて田中を投入しテコ入れ。すると49分、右サイドのハーフウェイライン付近でボールを奪い、田中を起点に速攻を開始。ボックス手前のダミアンから右へ展開し、家長が右足でクロスを上げると、ゴール前で旗手がトラップし損ねたところを三笘が押し込んで先制に成功した。
前半のスタッツでは上回りながらも先手を許してしまった札幌。こちらも54分に深井に代えて荒野を投入した中で、60分にボックス手前中央でFKを獲得。キッカーはもちろん福森。シュートは壁の左上を越えてゴールへ向かったが、GKチョン・ソンリョンがビッグセーブ。間一髪のところで右手で弾き出した。
なかなかネットを揺らせない札幌は、さらに青木とジェイを投入し、前線を強化。そのジェイのポストプレーから何度か良い形の攻撃を見せるものの、シュートまでは運べない。
徐々に勝利に近づく川崎Fは、殊勲の三笘を下げて長谷川を投入。その4分後の82分、長谷川は左サイドのクロスからダミアンのヘディングシュートをお膳立て。続く83分には、再び長谷川のパスからボックス左に侵入した旗手のシュートがクロスバーに直撃するなど、この交代でホームチームが攻勢を強める。
さらに、87分には小林を投入。小林はこれがJ1通算300試合目に。すると94分、センターサークル内の田中のパスから胸トラップで抜け出した小林がGKとの一対一を制しネットを揺らす。ここで副審の旗が上がっていたため即時ゴールとはならなかったが、VARでの確認後にゴールが認められた。
自ら祝砲を上げた小林のJ1通算126ゴール目で勝利した川崎F。これでJ1無敗記録を22試合に伸ばし、2012年から2013年にかけて大宮アルディージャが達成していた記録を更新した。
川崎フロンターレ 2-0 北海道コンサドーレ札幌
【川崎F】
三笘薫(後4)
小林悠(後49)
月を跨いだ名古屋グランパスとの連戦で連勝し、早くも独走態勢を築く川崎F。だが、12日に行われた直近のベガルタ仙台戦は、後半アディショナルタイムの失点で同点に追いつかれる結果となった。それでも昨シーズンから続く無敗記録を「21」に伸ばし、今節は新記録が懸かった一戦となる。
そんな両チームの一戦は、川崎Fがパスを繋いで組み立てを狙うものの、札幌がアグレッシブな守備で不自由を与えながらペースに持ち込もうという構図に。ホームチームはなかなか色を出せずに我慢の時間が続く。
それでも16分、機を見て攻撃に出た山根がボックス手前からシュートへ。相手に当たってゴールへ向かったが、GK菅野に上手くキャッチされた。対する札幌もその直後、菅のシュートがGKチョン・ソンリョンを強襲。このCKではグラウンダーのクロスでサインプレーを試みるが、ボックス中央で反応したアンデルソン・ロペスのシュートは枠を越えた。
この辺りからエンジンがかかってきたA・ロペスは、19分に味方のパスからゴール前に飛び出すも、谷口のプレッシャーを受けて倒れてしまう。PKを主張したが、ここはファウル無しという判定に。37分には、左に流れた菅のクロスを左足で合わせて決定機を迎えたが、これも枠に収められず。
一方、川崎FもPK獲得に迫るシーンが訪れる。ボックス左でボールを持っていた宮澤に三笘がプレスをかけてボールを奪うと、入れ替わった際に宮澤の手が腰に引っかかるような形で転倒。主審に詰め寄り必死にアピールするも、そのままゴールキックで再開された。
ゴールレスで迎えた後半、川崎Fは小塚を下げて田中を投入しテコ入れ。すると49分、右サイドのハーフウェイライン付近でボールを奪い、田中を起点に速攻を開始。ボックス手前のダミアンから右へ展開し、家長が右足でクロスを上げると、ゴール前で旗手がトラップし損ねたところを三笘が押し込んで先制に成功した。
前半のスタッツでは上回りながらも先手を許してしまった札幌。こちらも54分に深井に代えて荒野を投入した中で、60分にボックス手前中央でFKを獲得。キッカーはもちろん福森。シュートは壁の左上を越えてゴールへ向かったが、GKチョン・ソンリョンがビッグセーブ。間一髪のところで右手で弾き出した。
なかなかネットを揺らせない札幌は、さらに青木とジェイを投入し、前線を強化。そのジェイのポストプレーから何度か良い形の攻撃を見せるものの、シュートまでは運べない。
徐々に勝利に近づく川崎Fは、殊勲の三笘を下げて長谷川を投入。その4分後の82分、長谷川は左サイドのクロスからダミアンのヘディングシュートをお膳立て。続く83分には、再び長谷川のパスからボックス左に侵入した旗手のシュートがクロスバーに直撃するなど、この交代でホームチームが攻勢を強める。
さらに、87分には小林を投入。小林はこれがJ1通算300試合目に。すると94分、センターサークル内の田中のパスから胸トラップで抜け出した小林がGKとの一対一を制しネットを揺らす。ここで副審の旗が上がっていたため即時ゴールとはならなかったが、VARでの確認後にゴールが認められた。
自ら祝砲を上げた小林のJ1通算126ゴール目で勝利した川崎F。これでJ1無敗記録を22試合に伸ばし、2012年から2013年にかけて大宮アルディージャが達成していた記録を更新した。
川崎フロンターレ 2-0 北海道コンサドーレ札幌
【川崎F】
三笘薫(後4)
小林悠(後49)
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