レーティング:ローマ 2-0 ラツィオ《セリエA》
2021.05.16 05:58 Sun
セリエA第37節、ローマとラツィオによるデルビー・デッラ・カピターレが15日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが2-0で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽ローマ採点
GK
87 フザート 7.0
デルビー初出場。立ち上がりのアルベルトの決定機を好守で凌ぎリズムを掴むと、以降は見事なシュートストップとスペースケアでクリーンシートに貢献
DF
2 カルスドルプ 6.5
攻撃に出ていく回数は多くなかったが、安定した一対一の対応に加えて的確な絞りでピンチを防いだ
23 G・マンチーニ 6.5
最終ラインのリーダーとしてチームを鼓舞する気迫の守備を見せた。課題である深追いを自重しつつ粘り強く対応を続けた
3 イバニェス 5.5
前回対戦で悔しい思いをした宿敵相手のリベンジマッチも前半30分過ぎに負傷交代。それまでは攻守にそつなくプレー
イバニェスの負傷を受けて緊急出動。マンチーニと共にインモービレを警戒しつつ、ムリキには危なげない対人対応を見せた
33 ブルーノ・ペレス 5.5
前回対戦でチームとして蹂躙されたラツァーリに粘り強く対応。先制点の起点となるエル・シャーラウィへのパスを通した
(→サントン 5.5)
後半頭からの投入でいきなりカードをもらったが、以降はベテランらしく攻守に無難にまとめた
MF
77 ムヒタリアン 6.5
リーグ戦3試合連発となる値千金の先制点を奪取。以降は効果的なプレーでカウンターアタックをけん引
4 クリスタンテ 6.0
チーム内で最も酷使されている一人ということもあり、要所で重さは見受けられた。それでも、攻守両面で勝負所を見極めた好プレーを披露
7 ペッレグリーニ 5.5
クリスタンテ同様に勤続疲労をカピターノの責任感とデルビーへの強い想いでカバー。幾度か、らしい遊び心のあるプレーでチャンスに関与
(→ビジャール 5.5)
うまく試合に入り、ミスの少ないプレーで相手に流れを渡さず
55 ダルボエ 6.5
進境著しい逸材がユナイテッド、インテル戦に続きデルビーデビュー。球際の強度では劣勢も、視野の広さと精度の高いプレーで堂々たるデビュー戦に
92 エル・シャーラウィ 6.0
先制点の起点に。コンディションが万全ではなく打開力には欠けたが、攻守共にハードワークを見せた
(→ペドロ 6.5)
圧巻の個人技でチームを大いに救う決定的な追加点を奪った
FW
9 ジェコ 7.0
自身最後のデルビーともいわれる中で決勝点をアシストし、アチェルビを退場に追い込む。以降も確度の高いポストワーク、味方を助ける守備でチームを鼓舞し続けた
(→マジョラル -)
監督
フォンセカ 6.5
苦しいシーズンを過ごした中、会心の試合運びでデルビー初勝利。有終の美を飾る
▽ラツィオ採点
GK
25 レイナ 5.0
失点に責任はなかったが、好守なく2失点…難しい試合に
DF
77 マルシッチ 5.5
3バックの右と左ウイングバックでプレー。個人としての出来はそこまで悪くなかっただけに、ベンチに下げられた際の激高は理解できる部分もあった
(→ファレス 5.0)
攻守に物足りない出来
33 アチェルビ 4.5
ジェコへの軽い対応で1失点目の一因に。さらに、ジェコに苦戦し続けた結果、2枚目のカードをもらって退場に
26 ラドゥ 5.0
守備では相手の右サイドの脅威がそこまでなかっただけに、攻撃面への関与がほしかった
(→カイセド 5.0)
コンディションの問題があるとの報道もあり、無理が利かなかった
MF
29 ラッツァーリ 5.0
勝利の立役者となった前回対戦の輝きはなく、攻守に中途半端なプレーが目立った
21 ミリンコビッチ=サビッチ 5.0
前半は2列目からの飛び出しや球際の強さで存在感発揮も、後半はコンディションの問題なのか、全体的に重さが目立った
(→アキャプロ -)
6 ルーカス・レイバ 5.0
中央はまずまず締めていたが、後半は自身の脇のスペースを使われて難しい対応が多かった
10 L・アルベルト 5.5
インモービレと共に唯一可能性を感じさせるプレーを見せたが、後半はダルボエにうまく対応された感も
19 ルリッチ 5.0
自身最後のデルビーの可能性も囁かれた中、攻守に覇気のないプレーとなった
(→ルイス・フェリペ 5.0)
チームを押し上げる守備面の貢献が期待されたが、応えきれず
FW
17 インモービレ 5.5
幾度か良い形でフィニッシュに絡んだが、フザートの牙城を破れず。個人というよりもチーム全体の出来に引っ張られた試合に
94 ムリキ 5.0
前線で積極的にプレー関与もスピード不足に加え、球際でも優位に立てず、コレアやカイセドの代役として物足りなかった
(→アンドレアス・ペレイラ 5.0)
保有元のユナイテッドとの対戦時に煽った相手に対して何もできなかった
監督
S・インザーギ 5.0
前半は失点まで悪くなかったが、攻守両面で完敗…
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
フザート(ローマ)
ジェコやダルボエの活躍も見事だったが、チームに流れを持ってくる好守を見せた覚醒予感の第3GKをMOMに選出。新守護神獲得の噂が出ていた中、新たなアリソンとしてモウリーニョに猛アピール。
ローマ 2-0 ラツィオ
【ローマ】
ムヒタリアン(前43)
ペドロ(後33)
▽ローマ採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
87 フザート 7.0
デルビー初出場。立ち上がりのアルベルトの決定機を好守で凌ぎリズムを掴むと、以降は見事なシュートストップとスペースケアでクリーンシートに貢献
DF
2 カルスドルプ 6.5
攻撃に出ていく回数は多くなかったが、安定した一対一の対応に加えて的確な絞りでピンチを防いだ
最終ラインのリーダーとしてチームを鼓舞する気迫の守備を見せた。課題である深追いを自重しつつ粘り強く対応を続けた
3 イバニェス 5.5
前回対戦で悔しい思いをした宿敵相手のリベンジマッチも前半30分過ぎに負傷交代。それまでは攻守にそつなくプレー
(→クンブラ 6.0)
イバニェスの負傷を受けて緊急出動。マンチーニと共にインモービレを警戒しつつ、ムリキには危なげない対人対応を見せた
33 ブルーノ・ペレス 5.5
前回対戦でチームとして蹂躙されたラツァーリに粘り強く対応。先制点の起点となるエル・シャーラウィへのパスを通した
(→サントン 5.5)
後半頭からの投入でいきなりカードをもらったが、以降はベテランらしく攻守に無難にまとめた
MF
77 ムヒタリアン 6.5
リーグ戦3試合連発となる値千金の先制点を奪取。以降は効果的なプレーでカウンターアタックをけん引
4 クリスタンテ 6.0
チーム内で最も酷使されている一人ということもあり、要所で重さは見受けられた。それでも、攻守両面で勝負所を見極めた好プレーを披露
7 ペッレグリーニ 5.5
クリスタンテ同様に勤続疲労をカピターノの責任感とデルビーへの強い想いでカバー。幾度か、らしい遊び心のあるプレーでチャンスに関与
(→ビジャール 5.5)
うまく試合に入り、ミスの少ないプレーで相手に流れを渡さず
55 ダルボエ 6.5
進境著しい逸材がユナイテッド、インテル戦に続きデルビーデビュー。球際の強度では劣勢も、視野の広さと精度の高いプレーで堂々たるデビュー戦に
92 エル・シャーラウィ 6.0
先制点の起点に。コンディションが万全ではなく打開力には欠けたが、攻守共にハードワークを見せた
(→ペドロ 6.5)
圧巻の個人技でチームを大いに救う決定的な追加点を奪った
FW
9 ジェコ 7.0
自身最後のデルビーともいわれる中で決勝点をアシストし、アチェルビを退場に追い込む。以降も確度の高いポストワーク、味方を助ける守備でチームを鼓舞し続けた
(→マジョラル -)
監督
フォンセカ 6.5
苦しいシーズンを過ごした中、会心の試合運びでデルビー初勝利。有終の美を飾る
▽ラツィオ採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
25 レイナ 5.0
失点に責任はなかったが、好守なく2失点…難しい試合に
DF
77 マルシッチ 5.5
3バックの右と左ウイングバックでプレー。個人としての出来はそこまで悪くなかっただけに、ベンチに下げられた際の激高は理解できる部分もあった
(→ファレス 5.0)
攻守に物足りない出来
33 アチェルビ 4.5
ジェコへの軽い対応で1失点目の一因に。さらに、ジェコに苦戦し続けた結果、2枚目のカードをもらって退場に
26 ラドゥ 5.0
守備では相手の右サイドの脅威がそこまでなかっただけに、攻撃面への関与がほしかった
(→カイセド 5.0)
コンディションの問題があるとの報道もあり、無理が利かなかった
MF
29 ラッツァーリ 5.0
勝利の立役者となった前回対戦の輝きはなく、攻守に中途半端なプレーが目立った
21 ミリンコビッチ=サビッチ 5.0
前半は2列目からの飛び出しや球際の強さで存在感発揮も、後半はコンディションの問題なのか、全体的に重さが目立った
(→アキャプロ -)
6 ルーカス・レイバ 5.0
中央はまずまず締めていたが、後半は自身の脇のスペースを使われて難しい対応が多かった
10 L・アルベルト 5.5
インモービレと共に唯一可能性を感じさせるプレーを見せたが、後半はダルボエにうまく対応された感も
19 ルリッチ 5.0
自身最後のデルビーの可能性も囁かれた中、攻守に覇気のないプレーとなった
(→ルイス・フェリペ 5.0)
チームを押し上げる守備面の貢献が期待されたが、応えきれず
FW
17 インモービレ 5.5
幾度か良い形でフィニッシュに絡んだが、フザートの牙城を破れず。個人というよりもチーム全体の出来に引っ張られた試合に
94 ムリキ 5.0
前線で積極的にプレー関与もスピード不足に加え、球際でも優位に立てず、コレアやカイセドの代役として物足りなかった
(→アンドレアス・ペレイラ 5.0)
保有元のユナイテッドとの対戦時に煽った相手に対して何もできなかった
監督
S・インザーギ 5.0
前半は失点まで悪くなかったが、攻守両面で完敗…
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
フザート(ローマ)
ジェコやダルボエの活躍も見事だったが、チームに流れを持ってくる好守を見せた覚醒予感の第3GKをMOMに選出。新守護神獲得の噂が出ていた中、新たなアリソンとしてモウリーニョに猛アピール。
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