試合終了間際被弾で痛恨ドローのナポリ、CL圏外転落の可能性《セリエA》

2021.05.03 00:27 Mon
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ナポリは2日、セリエA第34節でカリアリをホームに迎え、1-1で引き分けた。
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前節トリノに快勝として3位浮上としたナポリ(勝ち点66)はオシムヘンを最前線に、2列目に右からロサーノ、ジエリンスキ、インシーニェと並べる[4-2-3-1]で臨んだ。3連勝で降格圏を抜け出した17位カリアリ(勝ち点31)に対し、ナポリが押し込む展開とすると、13分に先制する。インシーニェの浮き球パスをボックス内で受けたオシムヘンがDFを制してシュートを蹴り込んだ。
先制後もナポリが試合をコントロールしていたが、前半半ば以降にピンチ。まずは28分、ルーズボールに反応したパヴォレッティに右ポスト直撃のシュートを浴びる。

さらに42分、パヴォレッティのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKメレトが好守で凌いだ。
ナポリが1点をリードして迎えた後半、51分にナポリに追加点のチャンス。しかし、デンメの強烈なミドルシュートはバーを直撃した。

その後も攻め立てたナポリは61分、ジエリンスキがGK強襲のシュートを浴びせれば、インシーニェやオシムヘンがゴールに迫っていく。

終盤にかけてもナポリが主導権を握る展開が続いていたが、試合終了間際の追加タイム4分に落とし穴。ダンカンのロングフィードに反応したボックス右のナンデスにボレーで蹴り込まれた。

このまま1-1でタイムアップ。勝ち点1を積み上げるに留まり、このあと試合を行うユベントスが勝利を収めると、CL圏外の5位に後退する可能性が生まれている。


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