15度目のフランス制覇に向け、シーズン残りわずかでリヨン女子チームが監督交代を決断
2021.04.30 22:55 Fri
27日、リヨンは女子チームのジャン=リュック・ヴァスール監督(52)と双方合意の上で契約を解除したと発表。同時に、ソニア・ボンパストル氏(40)を新たな指揮官として迎えることを明らかにした。
ヴァスール監督は2019年7月からリヨン女子の監督を務め、昨年は国内リーグで14シーズン連続優勝を達成。また、女子チャンピオンズリーグ(UWCL)では前人未到の5連覇を達成した。
しかし、今季のリーグ戦ではここまでパリ・サンジェルマン(PSG)に次ぐ2位にとどまっている状況。また、UWCLでは準々決勝でPSGに敗れ、6連覇への道が閉ざされており、15度目のフランスチャンピオンに向けて、指揮官の交代を決断した。
後任となるボンパストル氏は、現役時代にリヨンでのプレー経験があり、2013年6月にリヨンで現役引退。以降はリヨンのアカデミーの監督として従事し、満を持して「トップ昇格」となった格好だ。
ボンパストル新監督は就任会見に臨み、選手や指導者として所属したクラブでの監督業を喜ぶと共に、この先のチーム指導への意欲を語った。
「私はこの新しい挑戦を始めることに興奮しています。私は8年間、女子のアカデミーの指導に携わってきました。ダイレクターのヴァンサン・ポンソ氏に出会い、新しいミッションを聞いていると話しました。テクニカルディレクターが最初の可能性でしたが、監督は私にぴったりです。クラブは私に教育者としての自分を築く機会を与えてくれました。成熟したと思いますし、ためらうことはありませんでした」
「私は挑戦が好きです。タイトルを手にし、試合の中でのリヨンのDNAを見つけるために必要なものはすべて揃っているので、それを実行するために努力するつもりです」
「今朝は良いトレーニングがありました。いくつか非常に良いことがありました。私は満足しています。私たちは方法論、リヨンのトレーニングを実施し、トレーニングまでサッカースクールの多様性を適用しています。リヨンの街とクラブの歴史、サポーターからの期待を学びました」
「リヨンは自身のスタイルで勝たなければなりません。クラブへの想いとジャージへの愛がなければなりません。私はあまりフェミニストではありませんし、そこにこだわっていません。性別に関係なく、能力に焦点を当てることを好みます」
なお、ボンパストル監督は2023年6月30日までの契約となる。リヨンは30日にル・アーブル戦を控えており、勝てば暫定ながら首位に返り咲くチャンス。初陣でどのような手腕を見せるかに注目が集まる。
ヴァスール監督は2019年7月からリヨン女子の監督を務め、昨年は国内リーグで14シーズン連続優勝を達成。また、女子チャンピオンズリーグ(UWCL)では前人未到の5連覇を達成した。
しかし、今季のリーグ戦ではここまでパリ・サンジェルマン(PSG)に次ぐ2位にとどまっている状況。また、UWCLでは準々決勝でPSGに敗れ、6連覇への道が閉ざされており、15度目のフランスチャンピオンに向けて、指揮官の交代を決断した。
ボンパストル新監督は就任会見に臨み、選手や指導者として所属したクラブでの監督業を喜ぶと共に、この先のチーム指導への意欲を語った。
「リヨンは私のお気に入りのクラブです。私は、リヨンで多くのタイトルを獲得する機会とプレーの機会がありました。非常に野心的なクラブを見つけました。このような会長にも恵まれ、世界でこれ以上のクラブはありません。私も非常に野心的で、意思疎通は完璧です」
「私はこの新しい挑戦を始めることに興奮しています。私は8年間、女子のアカデミーの指導に携わってきました。ダイレクターのヴァンサン・ポンソ氏に出会い、新しいミッションを聞いていると話しました。テクニカルディレクターが最初の可能性でしたが、監督は私にぴったりです。クラブは私に教育者としての自分を築く機会を与えてくれました。成熟したと思いますし、ためらうことはありませんでした」
「私は挑戦が好きです。タイトルを手にし、試合の中でのリヨンのDNAを見つけるために必要なものはすべて揃っているので、それを実行するために努力するつもりです」
「今朝は良いトレーニングがありました。いくつか非常に良いことがありました。私は満足しています。私たちは方法論、リヨンのトレーニングを実施し、トレーニングまでサッカースクールの多様性を適用しています。リヨンの街とクラブの歴史、サポーターからの期待を学びました」
「リヨンは自身のスタイルで勝たなければなりません。クラブへの想いとジャージへの愛がなければなりません。私はあまりフェミニストではありませんし、そこにこだわっていません。性別に関係なく、能力に焦点を当てることを好みます」
なお、ボンパストル監督は2023年6月30日までの契約となる。リヨンは30日にル・アーブル戦を控えており、勝てば暫定ながら首位に返り咲くチャンス。初陣でどのような手腕を見せるかに注目が集まる。
ソニア・ボンパストルの関連記事
リヨンの関連記事
リーグ・アンの関連記事
|
ソニア・ボンパストルの人気記事ランキング
1
15度目のフランス制覇に向け、シーズン残りわずかでリヨン女子チームが監督交代を決断
27日、リヨンは女子チームのジャン=リュック・ヴァスール監督(52)と双方合意の上で契約を解除したと発表。同時に、ソニア・ボンパストル氏(40)を新たな指揮官として迎えることを明らかにした。 ヴァスール監督は2019年7月からリヨン女子の監督を務め、昨年は国内リーグで14シーズン連続優勝を達成。また、女子チャンピオンズリーグ(UWCL)では前人未到の5連覇を達成した。 しかし、今季のリーグ戦ではここまでパリ・サンジェルマン(PSG)に次ぐ2位にとどまっている状況。また、UWCLでは準々決勝でPSGに敗れ、6連覇への道が閉ざされており、15度目のフランスチャンピオンに向けて、指揮官の交代を決断した。 後任となるボンパストル氏は、現役時代にリヨンでのプレー経験があり、2013年6月にリヨンで現役引退。以降はリヨンのアカデミーの監督として従事し、満を持して「トップ昇格」となった格好だ。 ボンパストル新監督は就任会見に臨み、選手や指導者として所属したクラブでの監督業を喜ぶと共に、この先のチーム指導への意欲を語った。 「リヨンは私のお気に入りのクラブです。私は、リヨンで多くのタイトルを獲得する機会とプレーの機会がありました。非常に野心的なクラブを見つけました。このような会長にも恵まれ、世界でこれ以上のクラブはありません。私も非常に野心的で、意思疎通は完璧です」 「私はこの新しい挑戦を始めることに興奮しています。私は8年間、女子のアカデミーの指導に携わってきました。ダイレクターのヴァンサン・ポンソ氏に出会い、新しいミッションを聞いていると話しました。テクニカルディレクターが最初の可能性でしたが、監督は私にぴったりです。クラブは私に教育者としての自分を築く機会を与えてくれました。成熟したと思いますし、ためらうことはありませんでした」 「私は挑戦が好きです。タイトルを手にし、試合の中でのリヨンのDNAを見つけるために必要なものはすべて揃っているので、それを実行するために努力するつもりです」 「今朝は良いトレーニングがありました。いくつか非常に良いことがありました。私は満足しています。私たちは方法論、リヨンのトレーニングを実施し、トレーニングまでサッカースクールの多様性を適用しています。リヨンの街とクラブの歴史、サポーターからの期待を学びました」 「リヨンは自身のスタイルで勝たなければなりません。クラブへの想いとジャージへの愛がなければなりません。私はあまりフェミニストではありませんし、そこにこだわっていません。性別に関係なく、能力に焦点を当てることを好みます」 なお、ボンパストル監督は2023年6月30日までの契約となる。リヨンは30日にル・アーブル戦を控えており、勝てば暫定ながら首位に返り咲くチャンス。初陣でどのような手腕を見せるかに注目が集まる。 2021.04.30 22:55 Fri2
浜野まいか在籍のチェルシー、来季新指揮官はリヨンのボンパストル氏に決定
チェルシー女子チームの新指揮官がソニア・ボンパストル氏(43)に決定した。 チェルシーは29日、エマ・ヘイズ監督(47)の後任としてリヨン女子チームを率いるフランス人指揮官の招へいを発表した。契約期間は4年となる。 チェルシーでは2012年からチームを率い、直近のWSL5連覇に導くなど在任期間で通算16個のチームタイトルをもたらしたヘイズ監督がアメリカ女子代表監督就任に伴い、今季限りでの退任が決定していた。 そして、その後任として招へいされたのが、ボンパストル氏だ。 現役時代にモンペリエやリヨン、パリ・サンジェルマンで活躍した元フランス女子代表MFは、引退後に長らく古巣リヨンのアカデミーを指導。2021年に女子ファーストチームの新指揮官に指名されると、国内リーグ3連覇に2021-22シーズンのUEFA女子チャンピオンズリーグ制覇など通算7個のタイトル獲得に導いた。 名将の後釜として重圧かかるイングランドでの新たな挑戦に臨むボンパストル氏は、その意気込みを語っている。 「女子チームの監督としてチェルシーに加入できることをとても嬉しく思っています。チェルシーはイングランドフットボール界の名門クラブです。クラブ、スタッフ、プレーヤーの野望に応えるため、この新しいプロジェクトに全力を尽くします」 「エマの意志を継ぎ、ここ数年続けてきた仕事を続けていきたいと思います。冒険が始まります」 なお、チェルシーにはなでしこジャパンFW浜野まいかが在籍しており、新シーズンはボンパストル新監督の下でさらなる飛躍を目指すことになる。 2024.05.30 15:35 Thuリヨンの人気記事ランキング
1
ラカゼットが2度目のリヨン退団…ホーム最終戦でクラブ通算200点目決めて美しいフィナーレとなるか
元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット(33)の2度目のリヨン退団が決定した。 生まれ故郷の名門リヨンの下部組織出身でプロキャリアもスタートしたラカゼットは、2017年7月にアーセナルへと完全移籍。その後、2022年7月に古巣帰還を果たし、以降は頼れるエースとキャプテンとしてパリ・サンジェルマンらライバルの後塵を拝するクラブを支えてきた。 クラブ通算390試合199ゴールの数字を刻み、今シーズンもここまで公式戦41試合17ゴールと健在ぶりを発揮していたが、クラブが深刻な財政問題を抱えるなかで高額なサラリーの影響もあって、今季限りの契約に関する延長交渉は行われずにいた。 サウジアラビアのネオムとの接触も報じられ、多くのリヨンファンは17日に本拠地グルパマ・スタジアムで行われるアンジェとのリーグ・アン最終節がエースのラストマッチとなることを察していた。 そんななか、15日に公式会見に出席したパウロ・フォンセカ監督はこの試合がラカゼットのリヨンでのラストマッチとなることを認めた。 「今日アレックス(ラカゼット)と話した。確かに、これが彼にとってここでの最後の試合になる。チームにとって更なるモチベーションになるはずだ」 「彼はこのクラブのために素晴らしいことをしてくれた。素晴らしいプロフェッショナルで、一緒に仕事をするのが大好きだった。彼のために素晴らしい試合をしなければならない。彼は素晴らしい形で旅立つのに値する」 また、会見に同席したFWラヤン・シェルキもチームメイトであり、兄と慕うレジェンドを最高の形で送り出したいと意気込む。 「彼はいつも僕を守ってくれた。兄よ、クラブのために、そして僕のためにしてくれたことに感謝しているよ。僕にとって彼はOLの最高のレジェンドだ」 「ラカゼットに11回目のアシストができたら、それは素晴らしいことだね。彼がまたゴールを決めてくれるよう、全力を尽くすよ」 逆転でのカンファレンスリーグ出場権獲得に望みを残すリヨンにとってホーム最終戦の重要度は間違いないが、レジェンドとの別れを白星で飾ることはもちろんのこと、それをラカゼットのクラブ通算200点目で達成できれば、これ以上ない最高の一戦となるはずだ。 2025.05.15 23:00 Thu2
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.32“リヨン黄金期”ル・グエンのリヨン、完成形/リヨン[2004-05]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.32</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2004-2005シーズン/リヨン 〜リヨン黄金期〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2004-05lyon.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ポール・ル・グエン(40) タイトル実績:リーグ・アン優勝 攻撃力7:★★★★★★★☆☆☆ 守備力8:★★★★★★★★☆☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ル・グエンのリヨン、完成形</div> リヨンは2000年代に黄金期を迎えた。2001-02シーズンにリーグ・アン初優勝を飾ると、そこから7連覇という偉業を達成。一気にフランスの強豪へと伸し上がった。とりわけ、7連覇を達成したチームの中で重要な存在となったのが、2002年にクラブの指揮官に就任したル・グエン監督だ。 ル・グエン監督は、2005年にクラブを退団するまでの3シーズンすべてでクラブをフランス王者に導いた。特に、2004-05シーズンは、ル・グエン監督が作り上げてきたチームの集大成と言っていいだろう。 開幕から安定した戦いを続けたリヨンは、第22節でリールに敗れるまで21試合無敗を継続する。第10節で首位に立って以降、ポジションを譲らず。最終的に、2位のリールに勝ち点12もの差をつけてリーグ4連覇を達成した。また、チャンピオンズリーグでも準々決勝に進むなど、欧州にその強さを印象づけることに成功した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">圧倒的な中盤の構成力</div> 2004-05シーズンのリヨンは、チームの主力選手のほとんどが全盛期と言える状態だった。センターバックのカサーパとクリスは、個々の能力で見ると決してワールドクラスとは言えなかったものの、同じブラジル人同士だけに連携は抜群。徹底したチャレンジ&カバーで、中央ラインを守った。共に25歳のレベイエールとアビダルは豊富な運動量でサイドをアップダウンし、攻守に安定したパフォーマンスを続けた。 当時のリヨンにおける最大のストロングポイントは中盤だった。アンカーのマハマドゥ・ディアッラとセントラルMFのエッシェン、オフェンシブMFのジュニーニョの補完性は完璧。ディアッラは守備に集中し、エッシェンはボックス・トゥ・ボックスで働く。そして、ジュニーニョはショートパスとロングパスでリズムを形成。また、強烈な無回転FKは、相手GKを恐怖に陥れた。 攻撃の中心は、ヴィルトール、マルダ、ゴヴというスピード豊かなアタッカー3選手。センターフォワードでは、20歳のブラジル人FWニウマールも途中出場からしっかりと攻撃を活性化する力を備えていた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFマイケル・エッシェン(22)</span> 10代の頃はサイドバックやセンターバックとしてプレーする機会が多かったが、2003-04シーズンにリヨンへ加入した後、セントラルMFにコンバートされて才能が開花。すぐさまチームの主力となり、2004-05シーズンはリーグ・アンの最優秀選手に選出された。エッシェンのパフォーマンスはすぐに欧州にスカウト陣の目を引き、2005年には3800万ポンドという高額移籍金でチェルシーに移籍。プレミアリーグでも素晴らしい活躍を続け、ワールドクラスのMFとしての地位を確固たるものにした。 2019.04.19 12:00 Fri3
財政問題抱えるリヨンに暫定的なリーグ・ドゥ降格処分…DNCGとの会談も不調に終わる
フランスのリーグ・アンに所属するリヨンに暫定的なリーグ・ドゥ降格、補強禁止、給与の監督という厳しい処分が科された。フランス『レキップ』が伝えている。 フランスリーグに所属するクラブの財務状況を監視する全国経営監査委員会(DNCG)は15日、財政問題を理由にリヨンに対して厳しい処分を言い渡した。 クラブの負債が4億5800万ユーロ(約745億円)から5億800万ユーロ(約826億円)に増加したと報じられているリヨン。 クラブのオーナーを務めるジョン・テクスター氏は、15日に行われたDNCGとの面談を通じて、財政改善へ選手売却や、マルチ・クラブ・オーナーシップで保有するプレミアリーグのクリスタル・パレスの株式45%売却による資金調達といった改善案を提案。 アメリカ人実業家は面談後の取材に対して、話し合いがうまくいったとの手応えを語っていたが、DNCGはクラブサイドの提案に納得せず、今回の処分を決断した。 現状においてリヨンは財政状況が劇的に改善されなければ、今シーズンのリーグ戦の結果に関わらず、リーグ・ドゥに強制降格となる。 そのため、テクスター氏が掲示した前述の改善案やクラブ売却の可能性に加え、U-21フランス代表FWラヤン・シェルキ、ベルギー代表FWマリク・フォファナ、ガーナ代表FWアーネスト・ヌアマら若手逸材を中心に今冬の移籍市場では主力の大量売却を余儀なくされる見込みだ。 2024.11.16 06:30 Sat4
リヨン、アメリカ人実業家テクストル氏による買収が決定…C・パレスやボタフォゴも保有
リヨンは20日、アメリカの実業家ジョン・テクストル氏との独占交渉に入り、同氏が経営する『Eagle Football Holdings』がクラブの筆頭株主となることを発表した。フランス『レキップ』が伝えている。 リヨンでは1987年以来、ジャン=ミシェル・オラス会長が率いる『OLグループ』がクラブの経営を担ってきた。 しかし、ここ最近になってクラブ身売りの可能性が取り沙汰されると、直近では元リバプールオーナーのジョージ・ジレット氏の息子であるアメリカ人実業家フォスター・ジレット氏による買収が決定的と報じられたが、最終的に同氏が資金を調達することができず、破談となっていた。 そういった中、もう一人の候補に挙がっていたテクストル氏は、資産価値が8億ユーロ(約1137億円)とも伝えられるリヨンの買収交渉を完了させた。 テクストル氏は、クラブの株式の約40%を保有していた『Pathé』社と『IDG』社の株式及び、オラス家が保有する一部の株式を取得。現時点で66.5%を保有することになり、今後は保有率が最大で88.55%に上昇する可能性もあるという。 なお、今回の買収によって筆頭株主から少数株主となったオラス会長だが、今後3年間はクラブ会長職を継続するという。また、同会長がこれまでクラブを運営してきた『OLグループ』は、すべての利害関係者の臨時総会の承認を待つ間、8600万ユーロ(約122億円)の資本増強が認められるようだ。 フランス屈指の名門の新オーナーとなるテクストル氏は、スポーツ中心のOTTストリーミング企業である『fuboTV, Inc.』の元CEOで、2016年にアメリカ『Forbes』によって「ハリウッドのバーチャルリアリティの第一人者」として紹介されたこともある実業家だ。 また、フットボール界との関わりではプレミアリーグのクリスタル・パレスの共同オーナー、ブラジルのボタフォゴやベルギーのRWDモレンベークのオーナーでもある。 先日にチェルシーが売りに出された際には、ジョシュ・ハリス氏、デイビッド・ブリッツァー氏と共に買収を試みていた。 2022.06.21 14:45 Tue5