「全員代表チームではプレーできない」UEFAのチェフェリン会長が欧州スーパーリーグ構想に言及

2021.04.19 22:11 Mon
Getty Images
今サッカー界で最もホットな話題となっているのが、ヨーロッパ・スーパーリーグ構想だ。
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これまでは噂の域を出なかったこの構想だが、18日にヨーロッパの15のビッグクラブが一斉に公式声明を発表。その設立に向けて動いていることが明るみに出た。初代の会長をレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が務めることが決定。そのマドリーのほか、バルセロナ、アトレティコ・マドリーのスペイン勢と、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リバプール、アーセナル、チェルシー、トットナムのイングランド勢、ユベントス、ミラン、インテルのイタリア勢の12クラブが参加を表明している。
しかし、この動きには様々な方面から反対の声明が発表されており、国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)からも賛同を得られていないなど、かなり強引な形で話が進められていることがわかる。

そのほかにも、OBを始め、イギリスのボリス・ジョンソン首相も反対を表明するなど、その影響は多くのところに及んでいる状況だ。
そんな中、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長が口を開いた。スペイン『マルカ』が伝えた。

「ヨーロッパの大会への参加資格は、誰もが誰とでも競争できるというメリットがなければならない。私は、この動きを拒否することを示さざるを得ない。我々は皆、この動きに反対している」

「その大会でプレーする全てのサッカー選手は、代表チームでプレーすることはできない。全ての連盟はそれに同意した」

「UEFAの資金の90%はエリートだけでなく、サッカーにも還元される。UEFAはお金のためだけに動くのではない。サッカーを発展させる」

「スーパーリーグはそのようなものではない。それはビジネスだけだ。サッカーの価値観は異なる。我々はそれを許可するつもりはない」

なお、チェフェリン会長率いるUEFAは新たなチャンピオンズリーグの方式を発表するとしている。

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