ラニエリのHT3枚替えで流れ変えたサンプが逆転で3戦ぶり白星! 勝利貢献の吉田は累積警告で次節欠場《セリエA》
2021.04.18 00:02 Sun
セリエA第31節、サンプドリアvsヴェローナが17日にルイジ・フェラーリスで行われ、ホームのサンプドリアが3-1で逆転勝利した。なお、サンプドリアのDF吉田麻也は先発フル出場した。
10位のサンプドリア(勝ち点36)と9位のヴェローナ(勝ち点41)による中位対決。ミラン、ナポリという上位陣との連戦を1分け1敗で終え、3試合ぶりの白星を目指すサンプドリアでは吉田がセンターバックで2試合連続のスタメンを飾った。
立ち上がりから相手に押し込まれる守勢の入りとなったサンプドリアは我慢しきれずに早い時間帯にゴールを割られる。13分、自陣ペナルティアーク付近でヴェッレが与えたFKをキッカーのラゾビッチに見事な右足のシュートをゴール左隅に決められた。
失点直後にヴェッレのミドルシュートでGKにファインセーブを強いたホームチームだが、以降も相手の切り替えの速さ、球際の強さを前に劣勢を強いられ、吉田を中心とする最終ラインは後ろ向きの難しい対応が続く。その流れの中でザッカーニやサルセドに決定機を許すが、身体を張った守備でこれを凌ぎ切って辛くも最少得点差を保って試合を折り返した。
迎えた後半、ラ・グミナ、ダムスゴーア、ヴェッレを下げてケイタ、カンドレーバ、ガッビアディーニと主力3人を一気にハーフタイム明けに送り込んだサンプドリアは、この選手交代が電光石火の同点ゴールをもたらす。
追いついて勢いづくホームチームは直後の50分にもロングフィードに抜け出したケイタがボックス右で粘って逆サイドには走り込むドフリーのヤンクトにプレゼントパスを供給。だが、ドッピエッタ達成かに思われたヤンクトのシュートはGKシルベストリの驚異的な反応に阻まれた。
その後はヴェローナが盛り返したことで試合は拮抗した展開に。それでも、やや優勢に試合を運んでいたホームチームが再び同点ゴールをお膳立てした2選手のホットラインでゴールをこじ開ける。72分、右サイドのカンドレーバからの斜めのパスに反応したケイタがボックス内でタメゼに後ろから押し倒されてPKを獲得。これをキッカーのガッビアディーニが冷静に左隅へ決め切った。
逆転に成功したサンプドリアは82分にも自陣からのFKの場面でアドリエン・シウバが大きく前線へ蹴り出したボールをボックス右でDFとGKに競り勝ったトールスビーが頭で流し込み、試合を決定づける3点目とした。
その後、殊勲のヤンクトを下げてトネッリを投入し、3バックへの変更で逃げ切りを図ったサンプドリアは、相手の猛攻を最終ラインとGKアウデーロの連続ビッグセーブなどで凌ぎ切り、3-1の逆転勝利を飾った。
なお、試合を通してソリッドなパフォーマンスを続けた吉田だが、試合終盤にイエローカードをもらったことで次節のクロトーネ戦は累積警告で欠場となる。
10位のサンプドリア(勝ち点36)と9位のヴェローナ(勝ち点41)による中位対決。ミラン、ナポリという上位陣との連戦を1分け1敗で終え、3試合ぶりの白星を目指すサンプドリアでは吉田がセンターバックで2試合連続のスタメンを飾った。
立ち上がりから相手に押し込まれる守勢の入りとなったサンプドリアは我慢しきれずに早い時間帯にゴールを割られる。13分、自陣ペナルティアーク付近でヴェッレが与えたFKをキッカーのラゾビッチに見事な右足のシュートをゴール左隅に決められた。
迎えた後半、ラ・グミナ、ダムスゴーア、ヴェッレを下げてケイタ、カンドレーバ、ガッビアディーニと主力3人を一気にハーフタイム明けに送り込んだサンプドリアは、この選手交代が電光石火の同点ゴールをもたらす。
後半キックオフ直後の46分、右サイド深くでボールを持ったカンドレーバからの正確なクロスをボックス中央のケイタが右足ボレーで合わす。これがDFに当たってファーに流れると、こぼれ球に詰めたヤンクトがニア上を射抜く見事な左足のシュートを突き刺した。
追いついて勢いづくホームチームは直後の50分にもロングフィードに抜け出したケイタがボックス右で粘って逆サイドには走り込むドフリーのヤンクトにプレゼントパスを供給。だが、ドッピエッタ達成かに思われたヤンクトのシュートはGKシルベストリの驚異的な反応に阻まれた。
その後はヴェローナが盛り返したことで試合は拮抗した展開に。それでも、やや優勢に試合を運んでいたホームチームが再び同点ゴールをお膳立てした2選手のホットラインでゴールをこじ開ける。72分、右サイドのカンドレーバからの斜めのパスに反応したケイタがボックス内でタメゼに後ろから押し倒されてPKを獲得。これをキッカーのガッビアディーニが冷静に左隅へ決め切った。
逆転に成功したサンプドリアは82分にも自陣からのFKの場面でアドリエン・シウバが大きく前線へ蹴り出したボールをボックス右でDFとGKに競り勝ったトールスビーが頭で流し込み、試合を決定づける3点目とした。
その後、殊勲のヤンクトを下げてトネッリを投入し、3バックへの変更で逃げ切りを図ったサンプドリアは、相手の猛攻を最終ラインとGKアウデーロの連続ビッグセーブなどで凌ぎ切り、3-1の逆転勝利を飾った。
なお、試合を通してソリッドなパフォーマンスを続けた吉田だが、試合終盤にイエローカードをもらったことで次節のクロトーネ戦は累積警告で欠場となる。
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