アーセナルが15戦ぶりのクリーンシートで公式戦5戦ぶりの白星! ラカゼットが汚名返上の2発にマルティネッリが今季初弾!《プレミアリーグ》
2021.04.12 05:01 Mon
プレミアリーグ第31節、シェフィールド・ユナイテッドvsアーセナルが11日にブラモール・レーンで行われ、アウェイのアーセナルが0-3で快勝した。
前節、リバプールにホームで0-3の大敗を喫して逆転でのトップ4フィニッシュが崖っぷちとなった10位のアーセナルは、ミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)準々決勝のスラビア・プラハ戦でも再三の決定機逸、後半ラストプレーでの失点によってアウェイゴールを与えての痛恨の1-1のドローとなった。
公式戦4戦未勝利と厳しい状況が続く中、最下位のブレイズを相手に4戦ぶりの白星を目指すチームは、スラビア・プラハ戦から先発5人を変更。ホールディングを除く最終ラインを変更し、チャンバース、パブロ・マリと共にジャカを左サイドバックで起用。さらに、2列目は右からペペ、サカ、マルティネッリの並びとなった。
立ち上がりはサカ、マクゴールドリックと互いに決定機を作り合う五分五分の展開となったが、時間の経過と共に地力で勝るアウェイチームが試合の主導権を掌握する。
攻撃時はトーマスをアンカーに置き、サカとセバージョスがインサイドハーフに近い立ち位置を取る変則的な形で相手の守備を揺さぶるアーセナルは左サイドに張るマルティネッリの積極的な仕掛けと、中央でのダイレクトプレーを織り交ぜながら幾度もボックス付近でフィニッシュまで持ち込んでいくが、相手守備の粘りの対応もあってゴールをこじ開けるまでには至らない。
幸先よく先制に成功した前半終盤にかけてもマルティネッリ、ラカゼットと相手のシュートブロックに遭ったものの、良い形の仕掛けで2点目に迫る良い形の仕掛けを見せるなど、上々の内容で試合を折り返した。
後半はやや相手に押し込まれる入りとなった中、56分にはペペのお膳立てからペナルティアーク付近でフリーのラカゼットに2点目のチャンスも、ここはシュートを枠の上に外してしまう。
以降、なかなか決定機を作り出せないアーセナルはアクシデントに見舞われる。左腿を痛めたサカがプレー続行不可能となり、69分にウィリアンが緊急投入される。だが、結果的にこのアクシデントが2点目をもたらすことになった。
71分、ウィリアンがスイッチを入れた前線からのプレスでランドストラムのミスパスを誘発すると、インターセプトしたペペがそのままボックス内に持ち込んで左足のシュート。これはGKラムズデールにはじき出されるが、こぼれ球をマルティネッリが押し込んで待望の今季リーグ戦初ゴールとした。
この2点目で勝利を大きく引き寄せたアーセナルは久々のクリーンシートを意識してか、殊勲のマルティネッリを下げて守備的MFのエルネニーを投入。ここから試合を締めにかかるが、スラビア・プラハ戦の決定機逸で多くの批判を招いた背番号9が再び魅せる。
85分、ハーフウェイライン付近でホールディングから足元にパスを受けたトーマスが鮮やかなターンで前を向くと、最終ラインの背後を狙うラカゼットへ完璧なグラウンダーのスルーパスを通す。そして、スラビア・プラハ戦では枠に当ててしまったGKとの一対一を今度はラカゼットが冷静にモノにし、試合を決定づける3点目とした。
その後、ブレイズの反撃を危なげなく凌ぎ切ったアーセナルが公式戦15試合ぶりとなるクリーンシートを達成すると共に、公式戦5試合ぶりの白星を手にした。負傷交代のサカの状態は懸念材料も敵地でのELスラビア・プラハ戦に向けて弾みを付けた。
前節、リバプールにホームで0-3の大敗を喫して逆転でのトップ4フィニッシュが崖っぷちとなった10位のアーセナルは、ミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)準々決勝のスラビア・プラハ戦でも再三の決定機逸、後半ラストプレーでの失点によってアウェイゴールを与えての痛恨の1-1のドローとなった。
公式戦4戦未勝利と厳しい状況が続く中、最下位のブレイズを相手に4戦ぶりの白星を目指すチームは、スラビア・プラハ戦から先発5人を変更。ホールディングを除く最終ラインを変更し、チャンバース、パブロ・マリと共にジャカを左サイドバックで起用。さらに、2列目は右からペペ、サカ、マルティネッリの並びとなった。
攻撃時はトーマスをアンカーに置き、サカとセバージョスがインサイドハーフに近い立ち位置を取る変則的な形で相手の守備を揺さぶるアーセナルは左サイドに張るマルティネッリの積極的な仕掛けと、中央でのダイレクトプレーを織り交ぜながら幾度もボックス付近でフィニッシュまで持ち込んでいくが、相手守備の粘りの対応もあってゴールをこじ開けるまでには至らない。
それでも、30分過ぎにはヴェンゲル時代を彷彿とさせる鮮やかなコンビネーションから見事な形で先制点を奪う。33分、相手陣内中央のトーマスから縦パスを受けたボックス手前左のラカゼットがワンタッチで中央のサカに預けて動き出すと、サカのワンタッチパスをセバージョスがダイレクトヒールでゴール前に流したところに3人目の動きで抜け出し、右足の丁寧なシュートを難なくゴールネットへ流し込んだ。
幸先よく先制に成功した前半終盤にかけてもマルティネッリ、ラカゼットと相手のシュートブロックに遭ったものの、良い形の仕掛けで2点目に迫る良い形の仕掛けを見せるなど、上々の内容で試合を折り返した。
後半はやや相手に押し込まれる入りとなった中、56分にはペペのお膳立てからペナルティアーク付近でフリーのラカゼットに2点目のチャンスも、ここはシュートを枠の上に外してしまう。
以降、なかなか決定機を作り出せないアーセナルはアクシデントに見舞われる。左腿を痛めたサカがプレー続行不可能となり、69分にウィリアンが緊急投入される。だが、結果的にこのアクシデントが2点目をもたらすことになった。
71分、ウィリアンがスイッチを入れた前線からのプレスでランドストラムのミスパスを誘発すると、インターセプトしたペペがそのままボックス内に持ち込んで左足のシュート。これはGKラムズデールにはじき出されるが、こぼれ球をマルティネッリが押し込んで待望の今季リーグ戦初ゴールとした。
この2点目で勝利を大きく引き寄せたアーセナルは久々のクリーンシートを意識してか、殊勲のマルティネッリを下げて守備的MFのエルネニーを投入。ここから試合を締めにかかるが、スラビア・プラハ戦の決定機逸で多くの批判を招いた背番号9が再び魅せる。
85分、ハーフウェイライン付近でホールディングから足元にパスを受けたトーマスが鮮やかなターンで前を向くと、最終ラインの背後を狙うラカゼットへ完璧なグラウンダーのスルーパスを通す。そして、スラビア・プラハ戦では枠に当ててしまったGKとの一対一を今度はラカゼットが冷静にモノにし、試合を決定づける3点目とした。
その後、ブレイズの反撃を危なげなく凌ぎ切ったアーセナルが公式戦15試合ぶりとなるクリーンシートを達成すると共に、公式戦5試合ぶりの白星を手にした。負傷交代のサカの状態は懸念材料も敵地でのELスラビア・プラハ戦に向けて弾みを付けた。
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