ハヴァーツ&プリシッチ躍動のチェルシーがパレスに4発圧勝! 暫定ながら4位に浮上《プレミアリーグ》
2021.04.11 03:23 Sun
プレミアリーグ第31節、クリスタル・パレスvsチェルシーが10日にセルハースト・パークで行われ、アウェイのチェルシーが1-4で快勝した。
前節、WBAに2-5の衝撃的なスコアでトゥヘル新体制初黒星を喫したチェルシー(勝ち点51)は、ウェストハムに1ポイント差で抜かれてトップ4圏外の5位に転落した。それでも、7日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではポルト相手にアウェイゴール2つを奪って2-0の先勝。内容面では課題を残すも、リバウンドメンタリティを示した。
リーグ2戦ぶりの白星を目指して12位のパレス(勝ち点38)のアウェイに乗り込んだ一戦ではポルト戦から先発3人を変更。クリステンセン、リース・ジェームズ、ヴェルナーに代えてズマ、ハドソン=オドイ、プリシッチを起用した。
立ち上がりからエンジン全開で試合に入ったチェルシーは前回対戦で4-0の大勝を収めた相性の良い相手に対して畳みかける攻めを見せる。開始8分、右サイド深くに侵攻したマウントの鋭いクロスに反応したプリシッチのワンタッチシュートは右ポストを叩くが、素早いネガティブトランジションでエゼからボールを奪って波状攻撃を展開。ボックス右でハドソン=オドイから斜めのパスを足元に収めたハヴァーツが狙いすました左足のシュートをゴール左下隅に流し込んだ。
幸先よく先制に成功したアウェイチームは直後の10分にも左サイドを起点に流れるようなパスワークからボックス左に抜け出したハヴァーツがゴール前のプリシッチに短く折り返すと、プリシッチがニア天井に強烈な左足のシュートを突き刺し、瞬く間にリードを広げた。
その後、質の高いパスワークを生かした崩しに加え、センターバック陣が制空権を握るセットプレーで4点目に迫ったチェルシーはリュディガーの決定機が相手のゴールカバーに阻まれたが、相手に1本のシュートも許さない圧倒ぶりをみせ、最高の形で試合を折り返した。
後半も引き続き主導権を握るチェルシーは早い時間帯に4点目を奪うことはできなかったが、危なげなく試合を運んでいく。
61分にはジョルジーニョを下げてカンテを投入し、逃げ切り態勢に入るが、直後の63分には一瞬の隙を突かれて左サイド深くでシュラップが上げたクロスをベンテケに豪快なヘディングで決められ、この試合で浴びたファーストシュートでゴールを割られた。
2試合ぶりのクリーンシートを逃すもすぐに切り替えて主導権を渡さないアウェイチームは78分、ハドソン=オドイに代わって投入されたばかりのリース・ジェームズの鋭いクロスがDFに当たってファーに流れたところをプリシッチが泥臭く左足で押し込んで決定的な4点目を奪い切った。
これでホームチームの反撃の勢いを完全に止めたチェルシーはこのまま4-1で試合をクローズ。プリシッチとハヴァーツの活躍によりパレスとのダービーに完勝し、暫定4位に浮上。来週のミッドウィークに行われるポルトとの2ndレグに弾みを付けた。
前節、WBAに2-5の衝撃的なスコアでトゥヘル新体制初黒星を喫したチェルシー(勝ち点51)は、ウェストハムに1ポイント差で抜かれてトップ4圏外の5位に転落した。それでも、7日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではポルト相手にアウェイゴール2つを奪って2-0の先勝。内容面では課題を残すも、リバウンドメンタリティを示した。
リーグ2戦ぶりの白星を目指して12位のパレス(勝ち点38)のアウェイに乗り込んだ一戦ではポルト戦から先発3人を変更。クリステンセン、リース・ジェームズ、ヴェルナーに代えてズマ、ハドソン=オドイ、プリシッチを起用した。
幸先よく先制に成功したアウェイチームは直後の10分にも左サイドを起点に流れるようなパスワークからボックス左に抜け出したハヴァーツがゴール前のプリシッチに短く折り返すと、プリシッチがニア天井に強烈な左足のシュートを突き刺し、瞬く間にリードを広げた。
2点のリードを奪ってもインテンシティを落とすことなく攻守にホームチームを圧倒し続けるチェルシーは22分にもハヴァーツ、プリシッチのコンビで3点目に迫る。すると、30分には相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのマウントが精度の高いボールをゴール前に入れると、後方から勢いを持って走り込んできたズマが打点の高いヘディングで合わせ、ダメ押しの3点目を奪った。
その後、質の高いパスワークを生かした崩しに加え、センターバック陣が制空権を握るセットプレーで4点目に迫ったチェルシーはリュディガーの決定機が相手のゴールカバーに阻まれたが、相手に1本のシュートも許さない圧倒ぶりをみせ、最高の形で試合を折り返した。
後半も引き続き主導権を握るチェルシーは早い時間帯に4点目を奪うことはできなかったが、危なげなく試合を運んでいく。
61分にはジョルジーニョを下げてカンテを投入し、逃げ切り態勢に入るが、直後の63分には一瞬の隙を突かれて左サイド深くでシュラップが上げたクロスをベンテケに豪快なヘディングで決められ、この試合で浴びたファーストシュートでゴールを割られた。
2試合ぶりのクリーンシートを逃すもすぐに切り替えて主導権を渡さないアウェイチームは78分、ハドソン=オドイに代わって投入されたばかりのリース・ジェームズの鋭いクロスがDFに当たってファーに流れたところをプリシッチが泥臭く左足で押し込んで決定的な4点目を奪い切った。
これでホームチームの反撃の勢いを完全に止めたチェルシーはこのまま4-1で試合をクローズ。プリシッチとハヴァーツの活躍によりパレスとのダービーに完勝し、暫定4位に浮上。来週のミッドウィークに行われるポルトとの2ndレグに弾みを付けた。
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