【CLプレビュー】2017-18シーズン決勝以来の再戦! リバプールのリベンジか、マドリーの返り討ちか…

2021.04.06 19:00 Tue
twitterfacebookhatenalinegplus
photo
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、レアル・マドリーvsリバプールが、日本時間6日28:00にアルフレド・ディ・ステファノでキックオフされる。2017-18シーズンのファイナル以来の再戦となる因縁の両雄がベスト4進出を懸けて対峙する第1ラウンドだ。

ラウンド16で昨季8強のアタランタと対峙したマドリーは、数的優位を得た1stレグを伏兵メンディの劇的ゴールによって1-0で先勝。さらに、ホーム開催の2ndレグでは[3-5-2]へのシステム変更も機能し、好調のFWベンゼマとFWアセンシオ揃い踏みのゴールによって3-1で勝ち切り、2戦合計4-1のスコアで準々決勝へと駒を進めた。

前ラウンドでバルセロナ、アトレティコ・マドリー、セビージャとライバル3チームが敗退した中、スペイン勢最後の希望として今ラウンドに臨むジダン率いるチームは、首位アトレティコと3ポイント差の3位に付けるラ・リーガにおいても好調を維持。アタランタ戦後の直近2試合でもセルタ、エイバルに快勝を収め、直近の公式戦11試合無敗(9勝2分け)と昨季リーグ終盤戦のような安定感が際立っている。

3日前のエイバル戦では一部ターンオーバーを敢行した上、MFモドリッチやベンゼマを早い時間帯にベンチに下げるなど、良い状態で今回の一戦に臨めるはずだ。ただ、今週末に三つ巴のラ・リーガ覇権争いを大きく左右するバルセロナとの“エル・クラシコ”を控えており、2ndレグがアウェイ開催ということを考えれば、この初戦できっちりとアドバンテージを手にしたいところ。

対するリバプールは昨季4強のRBライプツィヒと対戦。両国間の新型コロナウイルスの感染防止対策の影響により、共に中立地であるハンガリーのブダペスト開催となった中、1stレグをリーグ戦3連敗、2ndレグを2連敗という厳しいチーム状態で臨んだクロップ率いるチーム。それでも、初戦は相手のイージーミスを生かし、2戦目は勝負所を見極めた試合巧者の戦いを見せ、2戦共にFWサラー、FWマネの両エースのゴールによって2-0のスコアで連勝。2戦合計4-0の完勝でラウンド16を突破した。

プレミアリーグの戦いにおいては首位のマンチェスター・シティと25ポイント差を付けられており、リーグ連覇の夢は潰えているが、直近のウォルバーハンプトン戦、アーセナル戦での久々の連勝によってトップ4圏内と3ポイント差の7位と復調傾向を示す。とりわけ、3日前のアーセナル戦では対戦相手の体たらくもあったが、攻守に相手を圧倒し、3-0の完勝を収めている。ただ、前ラウンドとは異なり今回の2ndレグはアンフィールドでの開催が決定しており、昨年12月半ば以降、8戦未勝利(6敗2分け)が続き要塞から鬼門となりつつある本拠地での戦いを考えれば、アウェイゲームといえどもアウェイゴールと勝利を積極的に狙っていきたい。

両者の通算対戦成績は3勝3敗の全くの五分。リバプールが初対戦から3連勝を飾ったが、以降はマドリーが3連勝ときっちりやり返している。また、前回対戦となる2017-18シーズンのCLファイナルはDFセルヒオ・ラモスのサラーへの“脇固め”で因縁が生まれた中、当時のリバプール守護神カリウスの乱調もあり、FWベイルの圧巻のオーバーヘッドが決勝点となり、3-1の快勝を収めたエルブランコがデシモテルセラ(13度目の優勝)を達成した。今回の対戦では主役候補のセルヒオ・ラモスが負傷欠場となるが、白熱の攻防が期待される。

◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽レアル・マドリー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:クルトワ
DF:L・バスケス、ヴァラン、ナチョ、メンディ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース
FW:アセンシオ、ベンゼマ、ヴィニシウス

負傷者:DFカルバハル、セルヒオ・ラモス、FWアザール
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはカルバハル、セルヒオ・ラモスの最終ラインの主力2選手に加え、すでに練習復帰を果たすもリバウンドのリスクを抱えるアザールが招集メンバー外となっている。

システムに関しては通常の[4-3-3]と、直近のエイバル戦でも採用するなど、ここ最近オプションとして使っている[3-5-2]の両方の形が想定される。

スタメンに関しては3バック採用でより守備的に戦う場合、DFミリトンを最終ラインの右に置き、メンディを左ウイングバックに置く形、あるいは同じ布陣でより攻撃的に戦う場合はメンディを最終ラインの左、DFマルセロを左ウイングバックに置く形になりそうだ。[4-3-3]の場合は前述のメンバー構成が予想される。

◆リバプール◆
【4-3-3】
▽リバプール予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、フィリップス、カバク、ロバートソン
MF:チアゴ、ファビーニョ、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ

負傷者:GKケレハー、DFファン・ダイク、J・ゴメス、マティプ、MFヘンダーソン、FWオリジ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しても直近のアーセナル戦から変化はなく、ファン・ダイクやヘンダーソンという要の選手が引き続き欠場となる。

スタメンに関しては直近のアーセナル戦でベンチスタートとなったワイナルドゥムがミルナーに代わって復帰する以外、同じメンバー構成となりそうだ。フィルミノに代えてジョタをスタートから起用するプランもあるが、アウェイでの対戦ということもあり、引き続きジョーカー起用が見込まれる。

★注目選手
◆レアル・マドリー:FWカリム・ベンゼマ
Getty Images

マドリーの注目プレーヤーは絶好調のエースストライカー。フル稼働が続くモドリッチ、カゼミロ、クロースの世界屈指の中盤トリオと共に今季のマドリーを牽引する33歳は、ここまでの公式戦33試合で24ゴール6アシストとチームの30ゴールに関与する見事な活躍を披露。

とりわけ、直近の公式戦7試合では7戦連続含む9ゴールと驚異的なペースでゴールを量産中だ。さらに、特筆すべきはその得点のほとんどが先制点や同点ゴール、決勝点とチームに勝ち点をもたらす重要なモノであるということ。また、得点以外でもサイドに流れてボールを引き出し、ボックス付近での抜群のボールキープなど、世界屈指の万能型ストライカーとして絶大な存在感を放っている。

ホームで先勝を狙う今回の一戦でも公式戦3戦連発中のFWアセンシオと共にいつも通りの活躍が期待される元フランス代表FWにとって、対戦相手のリバプールは前回対戦を含め通算3度の対戦すべてでゴール(4点)を挙げている相性の良い相手だ。さらに、百戦錬磨のベテランストライカーにとってDFオザン・カバクとDFフィリップスの若手センターバックコンビは与しやすい相手となっており、持ち味の駆け引きの妙で手玉に取りたいところだ。

◆リバプール:MFファビーニョ
Getty Images

リバプールの注目プレーヤーは古巣初対戦となる中盤の門番。今シーズンはセンターバックの度重なる負傷離脱によって本職の中盤ではなくセンターバックを主戦場としてきたファビーニョだが、フィリップスとカバクの若手コンビの台頭によって直近の公式戦3試合では一列前のアンカーに戻り、攻守両面でハイパフォーマンスを継続中。この間にチームは3試合連続クリーンシートで連勝を飾っており、改めて扇の要としての存在感を証明している。

前所属先のモナコでブレイクを果たしたファビーニョだが、それ以前の2012–13シーズンにはリオ・アヴェからのレンタルという形で今回の対戦相手であるマドリーで1年間プレー。2013年5月のマラガ戦ではサンティアゴ・ベルナベウでトップチームデビューを飾ったが、主戦場はリザーブチームにあたるレアル・マドリー・カスティージャ。そして、今回の一戦の会場はプロデビューシーズンを過ごした思い出のアルフレド・ディ・ステファノが舞台だ。

短期間ながらカスティージャで共に研鑽を積んだカゼミロ、憧れのトップチームで活躍していたモドリッチという世界屈指の古巣中盤を相手に成長した姿を見せ、かつての本拠地でチームを勝利に導く仕事を果たしたい。

関連ニュース
thumb

【プレミア注目プレビュー】満身創痍スパーズvs盤石ブルーズ! 史上初“ネットゼロ”にも注目のダービー

プレミアリーグ第5節、トッテナムとチェルシーによる“ロンドン・ダービー”が、日本時間19日24:30にトッテナム・ホットスパースタジアムでキックオフされる。離脱者の多さで早くも失速の気配漂うスパーズと、盤石のブルーズが対峙する今季最初のダービーだ。 ヌーノ新監督の下、開幕3試合連続クリーンシートで3連勝という最高のスタートを切ったトッテナム。しかし、崩しのアイデア、ボールの循環、ゲームコントロールと明確な課題が見え始めていた中、前節のクリスタル・パレス戦では多くの離脱者、後半序盤のDFタンガンガの退場というエクスキューズはあったものの、低調な内容で0-3の完敗を喫した。 数人の主力を起用してバウンスバックを図ったヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のスタッド・レンヌ戦では追いついての2-2のドローと、連敗を回避してのドローという結果自体は悪くなかったが、前述の課題解決の糸口を掴むことができなかった。新チームとしての真価が試される今回のダービーでは、マンチェスター・シティとの開幕戦のように敗色濃厚という下馬評を覆すことができるか…。 一方、プレミアリーグ開幕から公式戦4勝1分けの無敗を継続するチェルシーは、リバプール戦でのPKによる1失点を除き、流れの中ではここまで無失点と、昨季同様に守備の安定感が際立つ。さらに、新エースストライカー候補のFWルカクはここまで4戦4ゴールを記録。リーグ前節のアストン・ビラ戦(3-0)、チャンピオンズリーグ(CL)初戦のゼニト戦(1-0)はいずれも難しい試合展開だったものの、苦しい時間帯にゴールを奪う、まさにエースの仕事ぶりを果たしている。 EFLカップのビラ戦を挟んでシティとの今季初対決を控える中、手負いのトッテナムを敵地できっちりと叩いて昨季リーグ王者との大一番に弾みを付けたいところだ。 なお、昨シーズンの3度の公式戦での対戦は1勝1敗1分けの全くの五分。今夏に行われたプレシーズンマッチでも2-2のドローに終わっている。また、トッテナムの新指揮官として初めてダービーに臨むヌーノ監督は、ウォルバーハンプトン時代にチェルシーと6度対戦し、2勝2敗2分けとこちらも五分の成績を収めている。 ちなみに、今回のダービーはトッテナムとイギリス『スカイ』の協力の下、トップレベルのフットボールで史上初となる“カーボン・ニュートラル(ネットゼロ)”を掲げたゲームとなる。 地球温暖化の観点から脱炭素化の取り組みが進む中、今回の試合では「二酸化炭素の排出を全体としてゼロにする」という目標の下、試合開催時の動力、スタジアムを訪れる両クラブとファンの当日の移動を、公共交通機関や自転車、バイオ燃料を用いた自動車などに変更するほか、スタジアムで提供する食事を持続可能な方法で調達された、植物性のものに限定する。また、試合中やウォームアップ時などの給水の際にはペットボトルではなく、トッテナムが特別に用意した容器を使用することになる。さらに、廃棄物の埋め立てをゼロとすべく、ゴミの分別の徹底を観客に啓発していく。 ただ、この試みで二酸化炭素の排出をゼロにすることはできないため、後日測定された排出量分を東アフリカの植林プロジェクトを支援することで、最終的にゼロにするとのことだ。 ◆トッテナム◆ 【4-3-3】 ▽トッテナム予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210918_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ロリス DF:エメルソン、D・サンチェス、ロドン、レギロン MF:ホイビュルク、スキップ、エンドンベレ FW:デレ・アリ、ケイン、ブライアン・ヒル 負傷者:DFダイアー、MFセセニョン、FWベルフワイン、ソン・フンミン、ルーカス・モウラ 出場停止者:DFタンガンガ(1/1) パレス戦で退場したタンガンガが出場停止となる。負傷者に関してはベルフワイン、ソン・フンミン、ルーカス・モウラのアタッカー3人に加え、パレス戦で負傷退場のダイアーに欠場の可能性がある。 また、カタール・ワールドカップ(W杯)南米予選参戦によってクロアチアでの隔離措置を取っていたDFロメロとMFロ・チェルソのアルゼンチン代表コンビ、コロンビア代表DFダビンソン・サンチェスに関しては、18日にイギリスに入国したばかりで、コンディション面に大きな不安を残す。 スタメンに関しては負傷者、合流間もない3選手のマッチフィットネス含め予想は困難だが、前述の11人の起用を予想する。ホームとはいえ、現時点での完成度で大きく劣ることもあり、より守備的な[3-4-3(3-5-2)]の採用も見込まれる。対ルカクという部分ではアタランタ時代に対戦経験がある、昨季セリエA最終優秀DFのロメロを3バックの中央でぶつけるプランもありか。 ◆チェルシー◆ 【3-4-2-1】 ▽チェルシー予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210918_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:メンディ DF:アスピリクエタ、クリステンセン、リュディガー MF:リース・ジェームズ、ジョルジーニョ、コバチッチ、マルコス・アロンソ MF:ハヴァーツ、マウント FW:ルカク 負傷者:MFプリシッチ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。逆に、リバプール戦の退場でビラ戦を欠場していたリース・ジェームズが復帰する。負傷者に関してはカンテが復帰できる見込みとなっており、足首に問題を抱えるプリシッチを除き全選手が起用可能だ。 各ポジションで質の高いターンオーバーを可能な中、前述の11人をスタメンに予想する。ただ、チアゴ・シウバやカンテ、プレシーズンの前回対戦で2ゴールを挙げたツィエクといった選手たちに出番が巡ってくる可能性も十二分にある。 ★注目選手 ◆トッテナム:FWハリー・ケイン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210918_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> トッテナムの注目プレーヤーは今季プレミアリーグ初ゴールが期待されるエースストライカー。昨季のプレミアリーグでいずれもリーグトップとなる23ゴール14アシストを記録したスパーズが誇る絶対的エース。しかし、クラブレベルでのトロフィー獲得を目指す28歳は、今夏にマンチェスター・シティへの移籍希望を公言。しかし、クラブ側の徹底抗戦に遭い、最終的に残留を決断した。 残留宣言後はECLプレーオフのパソス・デ・フェレイラ戦で2ゴールを挙げる見事な活躍を見せたが、以降の公式戦3試合ではノーゴールと苦戦。ただ、イングランド代表として臨んだ直近の代表戦では3試合連続でゴールを挙げており、コンディション自体に問題はなさそうだ。 ここ数試合のパフォーマンスの問題はチーム全体の攻撃のクオリティの問題だが、熾烈なリーグ戦ではチームの熟成を待っている時間はない。そのため、相棒ソン・フンミンや複数のアタッカー不在の中で臨む今回のダービーではエースの個の力が求められるところ。ダービーを得意とするケインだが、2018年11月の対戦を最後にチェルシー戦では5試合(2試合は負傷欠場)ゴールから遠ざかっている。今回の一戦で約3年ぶりのゴールを奪えるか。 ◆チェルシー:MFマテオ・コバチッチ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210918_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チェルシーの注目プレーヤーは開幕から好調を維持するダイナモ。昨季、ジョルジーニョ、カンテと共にチェルシーの中盤を攻守両面で支えたクロアチア代表は、今季からディナモ・ザグレブ時代に背負った8番に背番号を変更。イングランドでは前指揮官のランパードら攻撃的MFの代名詞とされる新たな番号を背負うことになったコバチッチは、前節のビラ戦で約2年ぶりのゴールを挙げるなど、ここまでのリーグ戦4試合で1ゴール2アシストを記録。早くもチェルシー加入後のキャリアハイ更新が期待される。 昨季はジョルジーニョらと共に中盤のバランサー、ビルドアップ時に3バックからボールを引き出す仕事がメインだったが、チーム全体のビルドアップの質の向上に加え、前線にルカクという屈強なターゲットマンが加入したことで、クサビのパスを差し込んでから前線に飛び出していくプレーが増え始めている。 フィニッシュの精度に大いに伸びしろを残すが、アーセナル戦、ビラ戦で早くも良い関係を築くルカクとの連携を生かしてゴール、アシストという決定的な仕事を果たし、これまでの黒子役からダービーの主役を担いたい。 2021.09.19 12:00 Sun
twitterfacebook
thumb

【プレミア注目プレビュー】満員アンフィールドで激闘の予感! 開幕連勝の優勝候補レッズとブルーズが激突

プレミアリーグ第3節、リバプールvsチェルシーが、日本時間28日25:30にアンフィールドでキックオフされる。開幕連勝スタートで優勝候補に挙がる赤と青の名門同士による激戦必至の好カードだ。 昨シーズン、度重なる最終ラインの負傷者とコロナ禍での無観客開催による圧倒的なホームアドバンテージの消失によって、リーグ連覇を逃した昨季3位のリバプール。捲土重来を期す今シーズンに向けては手薄なセンターバックにライプツィヒDFコナテを獲得した以外、目立った補強はなく継続路線を歩んでいる。 それでも、DFファン・ダイクやDFマティプの復帰に加え、加入2年目のDFツィミカス、レンタルバックの18歳MFエリオットがブレイクの兆しを見せるなど、ノリッジ、バーンリー相手の開幕2試合ではいずれも相手を圧倒する見事なフットボールを披露。複数得点、無失点という結果、内容が伴った戦いぶりで、2年ぶりの覇権奪還へ好スタートを切った。満員のアンフィールドで同じく優勝候補に挙がる難敵を撃破できれば、一気に優勝候補筆頭に踊り出ることになるはずだ。 対するチェルシーはクリスタル・パレス、アーセナルとロンドン勢を相手にこちらも2戦連続複数得点、無失点という完璧な内容で連勝スタート。とりわけ、アーセナルとの前節ではインテルからクラブ史上最高額で出戻ったFWルカクが早速ゴールを挙げる活躍をみせ、チームに欠けていた絶対的なストライカーという最後のピースをいきなり埋める鮮烈な再デビューを飾った。 現時点でプレミアで最も完成度の高いフットボールを見せるトゥヘル率いるチームは、難攻不落の要塞と化すアンフィールド攻略で開幕3連勝を狙う。 なお、昨シーズンの対戦成績は1勝1敗。チェルシーホームで行われた初戦はDFクリステンセンが退場したホームチームを相手にアウェイのリバプールがFWマネの2ゴールで快勝している。ただ、直近の対戦ではランパードからトゥヘルに指揮官が交代したチェルシーが、MFマウントのゴールでアンフィールドを攻略している。 ◆リバプール◆ 【4-3-3】 ▽リバプール予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210827_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:アリソン DF:アレクサンダー=アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、ナビ・ケイタ FW:サラー、ジョタ、マネ 負傷者:MFミルナー 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては軽傷を抱えるミルナーを除き全選手がプレー可能な状況だ。前節のバーンリー戦を父の急逝によって欠場したファビーニョ、同じく第一子の出産への立ち合いを理由に欠場していたオックスレイド=チェンバレンも起用可能だ。 スタメンに関しては左サイドバックと中盤の構成に注目したい。開幕2試合ではロバートソンの負傷離脱を受け、代役のツィミカスが得意の攻撃面で好アピールを見せていたが、対戦相手がチェルシーと考えれば、守備面を考慮し、負傷が癒えたばかりのスコットランド代表DFを今季初出場させるはずだ。中盤はヘンダーソンとナビ・ケイタの起用は堅いとして、残る1人に注目。クロップ監督としてはファビーニョをアンカーに置きたいが、家族を亡くしたばかりのためメンタル状態が気がかりだ。起用が難しい場合、負傷明けのチアゴ、カーティス・ジョーンズ、オックスレイド=チェンバレン、エリオットが代役を担う。 ◆チェルシー◆ 【3-4-2-1】 ▽チェルシー予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210827_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:メンディ DF:アスピリクエタ、クリステンセン、リュディガー MF:リース・ジェームズ、ジョルジーニョ、カンテ、チルウェル MF:マウント、ハヴァーツ FW:ルカク 負傷者:MFプリシッチ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては新型コロナウイルスに感染したプリシッチが引き続き起用できない。また、ウェストハム行きが決定的と見られるズマが“個人的な理由”で招集外となっている。 スタメンに関してはコバチッチ、マルコス・アロンソに替えてカンテ、チルウェルを起用する以外、アーセナル戦と同じメンバーを起用するとみる。前線に関してはハヴァーツに替えてヴェルナー、ツィエクを起用するプランもありそうだ。 ★注目選手 ◆リバプール:DFヴィルヒル・ファン・ダイク <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210827_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> リバプールの注目プレーヤーは帰ってきた世界屈指のセンターバック。2018-19シーズンにチャンピオンズリーグ初制覇と、プレミアリーグ年間MVPを獲得し、2019-20シーズンは悲願のプレミアリーグ初制覇の原動力となったファン・ダイク。しかし、更なる飛躍が期待された昨シーズンは2020年10月のエバートン戦で負ったヒザ前十字じん帯断裂の重傷により、リーグ戦わずか5試合の出場でシーズンを終えることに。さらに、オランダ代表のキャプテンとして臨むはずだった今年6月のユーロ2020も欠場を余儀なくされた。 それでも、懸命なリハビリを経て7月末のヘルタ・ベルリンとのプレシーズンマッチで285日ぶりの実戦復帰を果たした30歳は、開幕から2試合連続で先発フル出場。同じく昨季後半戦をケガで棒に振った相棒マティプや守護神アリソンと共に2戦連続のクリーンシートに貢献している。 その2試合ではラインコントロールや背後へのケアという部分に若干のブランクを感じさせたものの、地上戦、空中戦共に圧倒的な強さを発揮。持ち味のビルドアップでも鋭い縦パスを幾度も通し、負傷以前のソリッドなパフォーマンスを見せている。とはいえ、ここまで対峙してきたアタッカーはいずれもワールドクラスとは言い難く、世界屈指のアタッカーを多数擁するチェルシーとの今回の一戦が、現在の自身の状態を証明する試金石となるはずだ。とりわけ、アーセナル戦で早くも強烈なインパクトを残したルカクとのマッチアップは勝敗の行方を大きく左右することになるはずだ。 ◆チェルシー:MFジョルジーニョ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210827_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チェルシーの注目プレーヤーはUEFA年間最優秀選手賞に輝いたブルーズの司令塔。ジョルジーニョは、昨シーズンのトゥヘル監督就任以降、カンテやコバチッチと共にビルドアップの中心を担い、卓越したパスセンス、ポジショニングセンス、プレス回避能力を武器に絶対的な司令塔として抜群の存在感を発揮。クラブ史上2度目のビッグイヤー獲得に貢献した。 さらに、先のユーロ2020では“戦えるレジスタ”として大躍進を遂げたアッズーリのヨーロッパ制覇の立役者の一人となり、26日にはマンチェスター・シティMFデ・ブライネ、同僚カンテを抑えて自身初となるUEFA年間最優秀選手賞を受賞した。 そして、2020-21シーズンのヨーロッパ最高のプレーヤーとして最初の一戦では、自身の真骨頂が発揮が求められる試合になるはずだ。攻撃では強度の高い相手の激しいプレスを外し、前線のルカクやハイラインの背後を狙う味方選手に決定的なパスを通す仕事。守備ではフィジカルアスリート揃いの相手の攻撃陣を前に持ち味の正確なタックル、読みを利かせたインターセプトで最終ラインをプロテクトしたい。 2021.08.28 13:00 Sat
twitterfacebook
thumb

【プレミア注目プレビュー】C・ロナウド移籍報道に揺れたシティが崖っぷちのアーセナルと激突

プレミアリーグ第3節、マンチェスター・シティvsアーセナルが、日本時間28日20:30にエティハド・スタジアムでキックオフされる。ユベントスFWクリスティアーノ・ロナウドの移籍報道に揺れた昨季王者と、開幕無得点連敗で崖っぷちのガナーズによる注目のビッグマッチだ。 トッテナムとの開幕戦を落としたシティだが、昨季のチャンピオンシップ(イングランド2部)王者のノリッジと対峙したホーム開幕戦ではMFグリーリッシュの加入後初ゴールなど大量5ゴールを挙げて完勝を収めた。昨季から幾度となく取り組んでいるFWフェラン・トーレスの最前線起用、FWガブリエウ・ジェズスの右ウイング起用と世界屈指の智将によるバージョンアップの試みが見事にハマり、実り多き今季公式戦初勝利となった。 一方で、31日に閉幕を迎える移籍市場では目玉補強の1人だったトッテナムFWケインの獲得に失敗。さらに、今夏のユベントス退団を希望するC・ロナウドの電撃加入の可能性が報じられたが、細かな経緯は不明も最終的に手を引いた結果、宿敵マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決定。ここまでストライカー補強が不調に終わり、クラブ、ファンにとってやきもきする状況が続く。今後新ストライカーの補強を行うかは不明だが、チームとしてはきっちりアーセナルを叩いて周囲の雑音を封じ込めたいところだ。 対するアーセナルは昇格組ブレントフォード相手の開幕戦に続き、前節はチェルシー相手に0-2で完敗。無得点での開幕連敗はクラブワーストとなり、新型コロナウイルス感染者や負傷者を盛んに言い訳の材料に使うアルテタ監督に対する風当たりは日増しに強くなっている。 25日に行われたEFLカップ2回戦ではチャンピオンシップのWBAを相手に最終ラインを除きほぼ主力を起用し、FWオーバメヤンのハットトリックの活躍などで大量6ゴールを奪って圧勝。待望の今シーズンの初得点及び初勝利を手にした。ただ、対戦相手のWBAは直前のリーグ戦から先発全員を入れ替えた上、その内の6人をトップチームデビューさせた実質U-23チームであり、その点を差し引いて考えるべきだ。 コロナから快復したオーバメヤン、FWラカゼット、再デビューを飾ったMFウーデゴールと役者が揃った中で臨む今回のビッグマッチではチームとしての真価が試されることになる。 なお、古巣対戦となるアルテタ監督はここまでシティとリーグ戦3試合を戦っており、その戦績は3戦全敗。さらに、その3試合ではいずれも無得点に終わっている。今回の一戦では大きな壁となっている恩師グアルディオラ率いるチーム相手にリーグ戦初ゴールを奪い、今季初得点と初白星を得ることができるか…。 ◆マンチェスター・シティ◆ 【4-3-3】 ▽マンチェスター・シティ予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210827_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:エデルソン DF:ウォーカー、ルベン・ディアス、ラポルテ、カンセロ MF:ベルナルド・シウバ、ロドリ、ギュンドアン FW:ガブリエウ・ジェズス、フェラン・トーレス、グリーリッシュ 負傷者:MFデ・ブライネ、フォーデン 出場停止者:DFメンディ(クラブ独自) 公式な意味での出場停止者はいないが、複数の強姦容疑で起訴されたメンディがクラブ独自の判断で出場停止となる。負傷者に関しては引き続きデ・ブライネ、フォーデンが欠場となる。 スタメンに関しては大勝したノリッジ戦のメンバーを継続すると見るが、ストーンズ、ジンチェンコ、フェルナンジーニョ、スターリング、マフレズという実力者をスタメンで起用する可能性も十分にある。また、前線に関してはメンバー選考と共に、各選手の配置にも注目が集まるところだ。 ◆アーセナル◆ 【4-2-3-1】 ▽アーセナル予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210827_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:レノ DF:チャンバース、ホールディング、パブロ・マリ、ティアニー MF:サンビ・ロコンガ、ジャカ MF:サカ、ウーデゴール、スミス・ロウ FW:オーバメヤン 負傷者:DFガブリエウ、ホワイト、MFトーマス、FWエンケティア 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはコロナからの快復を目指すホワイトに加え、マッチフィットネスに問題を抱えるガブリエウら3選手に欠場の可能性がある。一方、チェルシー戦で負傷交代したティアニーやWBA戦で軽傷を負ったサカは問題なく可能だ。 スタメンに関しては前節のチェルシー戦をベースに、右サイドバックはセドリックからチャンバース、ペペとマルティネッリに替えてウーデゴールとオーバメヤンの起用が見込まれる。これに伴い、サカが右ウイング、スミス・ロウが左ウイングに配置を変えることになりそうだ。 また、各選手のコンディション次第ではラカゼットが最前線、オーバメヤンを左ウイング、ペペをスタートから起用する可能性もありそうだ。システムに関しては[4-2-3-1]が濃厚だが、公式戦の対戦で唯一勝利した際に採用した[3-4-3]への変更も考えられる。 ★注目選手 ◆マンチェスター・シティ:FWガブリエウ・ジェズス <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210827_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> シティの注目プレーヤーは“希望ポジション”で輝きを放つジェズスだ。シティ加入以降、長らくFWセルヒオ・アグエロの後継者としてセンターフォワードでの起用が続いたブラジル代表FWだが、ポストワークや決定力の部分で課題も多く、クラブに新ストライカー獲得の噂が出るたびに放出候補に挙がってきた。今夏も最終的に破談に終わったケイン、C・ロナウドの獲得の噂も出ていた中、交換要員としての退団の可能性が取り沙汰されていた。 しかし、先日にイギリス『デイリー・メール』が伝えたところによれば、ジェズスは今シーズンの開幕前にグアルディオラ監督に対して、自身の希望ポジションがウイングであることを伝えていたという。そして、スペイン人指揮官は直近のノリッジ戦においてブラジル代表でもプレーする右ウイングでの起用を決断すると、その起用に応えたジェズスは2アシストを含め攻守両面で絶大な輝きを放ち、自らの力で移籍報道に終止符を打った格好だ。 ストライカー補強の不調もあり、ジェズスが今後も継続的にウイングで起用されるかは不明だが、意中のポジションで覚醒の予感漂わせる24歳は、難敵ティアニーとの対峙が予想されるアーセナル戦において攻守両面で決定的な仕事が期待されるところだ。 ◆アーセナル:MFマルティン・ウーデゴール <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210827_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> アーセナルの注目プレーヤーは再デビューを飾ったばかりのノルウェー人司令塔。今年1月にレアル・マドリーからレンタル加入し、新司令塔として絶大な存在感を放ったウーデゴール。契約に買い取りオプションが含まれていなかったこともあり、今夏一度は保有元にレンタルバックしたが、新指揮官アンチェロッティの構想に入ることができず。そういった中、熱烈なラブコールを送り続けてきた、“沈みかけの船”とも揶揄される古巣に退路を断って復帰することになった。 スペイン人指揮官が現役時代に背負っていた8番を与えられるなど、大きな期待を背負う攻撃的MFは、再デビュー戦となったWBA戦では超絶技巧を駆使したラストパスでサカのゴールを演出し、早速存在感を示した。 アルテタ監督の偏った戦術もあり、サカやスミス・ロウの個人技、ティアニーの高速クロス以外に攻め手が乏しい攻撃に新たなアイデアをもたらすことが期待されるウーデゴールだが、今回のシティ戦に関しては持ち味の一つであるアグレッシブさと賢さを併せ持つ守備面の貢献。カウンターの起点となる仕事が求められる。 2021.08.28 12:00 Sat
twitterfacebook
thumb

【プレミア注目プレビュー】解任レースリードのアルテタが盤石の欧州王者相手に挑む

プレミアリーグ第2節、アーセナルとチェルシーによる“ビッグロンドン・ダービー”が、日本時間22日24:30にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。開幕戦で昇格組相手に苦杯を舐めたガナーズと、5年ぶりの覇権奪還に向け好スタートを切った盤石のブルーズによる、今季初のダービーだ。 アルテタ監督就任2年目となった昨シーズンのリーグ戦を8位で終え、25年ぶりにヨーロッパのコンペティション出場を逃したアーセナル。その成績不振によって解任も噂された中、最終的に3年目のチャンスを与えられたスペイン人指揮官。さらに、今夏の移籍市場ではDFホワイト、GKラムズデール、MFサンビ・ロコンガ、DFヌーノ・タヴァレス、MFウーデゴールと、目立った主力の売却なしに積極補強のアシストを受けた。 しかし、先週行われた開幕戦では初昇格のブレントフォードに0-2で完敗し、歴史的なプレミアリーグ初白星を献上。新型コロナウイルスの感染の影響で主力数選手を起用できなかったエクスキューズはあるものの、プレシーズンを通じて、積み上げを感じられない低調な戦いに終始。仮に、今節のダービー、次節のマンチェスター・シティという2つのビッグマッチで連敗を喫することになれば、一躍解任レースの首位に躍り出る崖っぷちの状況だ。 一方、昨季途中に就任したトゥヘル監督の下で劇的な進化を遂げたチェルシーは、リーグ4位フィニッシュに加え、クラブ史上2度目のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を達成。迎えた今シーズンもビジャレアルを下してUEFAスーパーカップを制すると、クリスタル・パレスとのリーグ開幕戦では3-0のスコア以上の内容の差を見せつけて白星スタートを飾った。 昨シーズンに大型補強を敢行したこともあり、ここまでの補強は新エースストライカー候補のFWルカクの獲得に留まっているが、自慢のアカデミー育ちのDFチャロバーがブレイクの雰囲気を漂わせており、残り約10日の移籍市場の動きに注視する必要はあるが、現時点でスカッドとしての完成度はヨーロッパ屈指。アーセナル同様に次節にはリーグタイトルを争うリバプールとのビッグマッチを控えており、不調のローカルライバルを叩き良い形でアンフィールドに乗り込みたい。 今夏のプレシーズンマッチを2-1で制していることもあり、下馬評ではチェルシーが圧倒的優位と見られるが、直近の公式戦ではアーセナルが3連勝を含め4戦無敗。今回の一戦ではアーセナルが相性の良さを見せるのか、あるいはチェルシーが地力の差を見せつけるのか…。 ◆アーセナル◆ 【3-4-3】 ▽アーセナル予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210821_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:レノ DF:ホワイト、ホールディング、パブロ・マリ MF:ベジェリン、サンビ・ロコンガ、ジャカ、ティアニー FW:サカ、マルティネッリ、スミス・ロウ 負傷者:GKルナルソン、DFガブリエウ、MFトーマス、ウィリアン、FWラカゼット、オーバメヤン、エンケティア 出場停止者:なし 出場停止者はいないが、労働ビザの問題でウーデゴールが起用できない。また、負傷者に関してはガブリエウとトーマス、エンケティアに加え、新型コロナウイルスに感染したルナルソン、ウィリアン、オーバメヤン、ラカゼットの出場が危ぶまれる。 ブレントフォードと開幕戦では[4-2-3-1]の布陣を採用しており、同じ布陣で臨む可能性もあるが、現状のメンバー構成を考慮して、より守備的な[3-4-3]への変更を予想。最終ラインにホールディングが入り、ティアニーは3バックの左か左ウイングバックに入ると見る。ウイングバックの人選に関してはチャンバース(セドリック)、ヌーノ・タヴァレスに出番が与えられるかもしれない。 前線は前述のメンバーの中で唯一出場の可能性を残すオーバメヤンの状態次第でスタメン起用の可能性があるが、現時点ではマルティネッリ、ペペ、スミス・ロウが最前線の代役候補だ。GKに関しては20日に新守護候補のラムズデールを獲得したが、さすがに合流間もないため引き続きレノがゴールを守ることになるはずだ。 ◆チェルシー◆ 【3-4-2-1】 ▽チェルシー予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210821_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:メンディ DF:チャロバー、クリステンセン、リュディガー MF:アスピリクエタ、ジョルジーニョ、コバチッチ、マルコス・アロンソMF:マウント、ハヴァーツ FW:ルカク 負傷者:MFプリシッチ、カンテ、ツィエク 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては新型コロナウイルスに感染しているプリシッチが欠場する。一方で、ケガが癒えたツィエクとカンテの2選手はトレーニング復帰を果たしており、マッチフィットネスに問題がなければメンバー入りが可能となっている。 スタメンに関しては快勝したパレス戦のメンバーをベースに、プリシッチとヴェルナーに代わって注目のルカクとハヴァーツの起用を予想。また、守備陣ではチアゴ・シウバやリース・ジェームズ、チルウェルの起用も想定される。 ★注目選手 ◆アーセナル:DFベン・ホワイト <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210821_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> アーセナルの注目プレーヤーはガナーズ史上最も高価なセンターバックだ。リーズで鬼才ビエルサ、ブライトンでグラハム・ポッターとタイプは異なるものの、戦術家として知られる2人の名指揮官の薫陶を受けたホワイトは、今夏の移籍市場で5000万ポンドの高額な移籍金でアーセナルに加入した。 プレシーズンマッチでは持ち味のビルドアップセンス、アスリート能力を発揮して早くも大器の片りんを見せたが、公式戦デビューとなったブレントフォード戦ではFWトニーら相手のセンターフォワード相手に空中戦、球際の弱さを露呈。ブライトンではダンク、ウェブスターというパワフルな相棒のサポートによって目立っていなかったが、2センターバックの一角でプレーする上では早急に改善すべき課題だ。 そして、今回のダービーでマッチアップが予想されるのは、世界屈指のフィジカル能力を誇るルカク。スピードの部分では十分に戦えるが、デュエルの部分で劣勢は必至。チームが3バックを採用する場合は周囲のサポートを得られるが、仮にブレントフォード戦の戦い方を継続する場合は守備者としての真価を試されることになる。また、プレスの強度、連動性の高い相手の守備に対して、持ち味である正確な配球、局面を変える持ち上がりなど、攻撃面での貢献も求められるところだ。 ◆チェルシー:FWロメル・ルカク <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210821_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チェルシーの注目プレーヤーはクラブ史上最高額の9700万ポンドで7年ぶりの古巣帰還を果たしたルカク。2011年にアンデルレヒトから加入し、2014年にエバートンに移籍するまで3年間在籍したものの、当時は若さもありトップチームでは公式戦15試合の出場でノーゴールに終わった。 その後、エバートン、マンチェスター・ユナイテッドとイングランドのライバルチームを渡り歩き、2019年に加入したインテルでは在籍2年間で公式戦95試合に出場し、64ゴールという圧巻の数字を記録。昨シーズンはリーグ年間MVPに輝き、11年ぶりのスクデット獲得に大きく貢献した。 そして、ベルギー代表、インテルで揉まれて世界屈指のストライカーの1人に成長した28歳は、今夏満を持してプレミアリーグに再挑戦。同リーグでは通算252試合出場で113ゴールを挙げてきたが、対ビッグ6などビッグマッチで活躍できないことから、一部では“雑魚専”という屈辱的なレッテルも貼られている。 前回在籍時とは異なり、新エースストライカーとして勝負強い働きが求められる中、デビュー戦となる今回のダービーでは落ち目とはいえどもビッグ6の一角を担うアーセナル相手にチェルシーのトップチームでの初ゴールを挙げたい。ちなみに、対アーセナルのリーグ通算成績は15試合2ゴール3アシストだ。 2021.08.22 12:00 Sun
twitterfacebook
thumb

【プレミア注目プレビュー】新生スパーズvs昨季王者シティ! ケイン移籍に揺れる両雄が開幕戦で激突

プレミアリーグ第1節、トッテナムvsマンチェスター・シティが、日本時間15日24:30にトッテナム・ホットスパースタジアムでキックオフされる。ケインの移籍問題に揺れる渦中の両クラブが激突する開幕節屈指の好カードだ。 モウリーニョ体制2年目となった昨シーズンを近年の最低順位の7位でフィニッシュしたトッテナム。新シーズンに向けては多くの指揮官との交渉が破談に終わった末、前ウォルバーハンプトン指揮官のヌーノ監督を新指揮官に招へいした。 移籍市場においては前ユベントスのパラティチ新MDの主導の下、アタランタから守護神ゴッリーニ、DFロメロの2選手を、MFラメラとのトレードでFWブライアン・ヒルをセビージャから獲得。一方で、今回の対戦相手であるシティ行きを希望する絶対的エースの去就問題を解決できず、手薄なセンターフォワードも補強なしという形で開幕を迎えることになった。 それでも、ヌーノ新体制でのプレシーズンマッチ5試合ではチェルシーと2-2のドロー、アーセナルに1-0で勝利するなど、3勝2分けの無敗と仕上がりはまずまず。ケインに代わって最前線起用が続くFWソン・フンミンも好調を維持しており、下馬評では苦戦必至も良い状態で昨季王者との開幕戦に臨む。 対するシティは昨季、チェルシーに敗れて悲願のチャンピオンズリーグ(CL)制覇こそ逃したものの、2年ぶりのリーグ制覇とEFLカップ4連覇と国内2冠を達成。さらに、移籍市場ではアストン・ビラのエースMFグリーリッシュをイングランド史上最高額の1億ポンドで獲得したほか、バルセロナへ旅立ったFWアグエロの後釜としてケインの獲得に動くなど、リーグ連覇、ビッグイヤー獲得へ超大型補強を目論む。 今夏のプレシーズンはユーロ2020、コパ・アメリカ2021に多くの主力を送り込んだ影響で主力の合流が遅れた上、クラブ内の新型コロナウイルスの感染によるフランス遠征の中止など思うように調整が進まず。グアルディオラ監督にとってはもどかしい準備期間となったが、レスターに0-1で惜敗した先日のコミュニティ・シールドで[2-5-3]の新たなビルドアップの形を披露するなど、フットボールの探究者は更なるバージョンアップに向けて新たな試みを続けている。そのため、今回の開幕戦でも2021-22仕様のシチズンズの一端が垣間見えるはずだ。 なお、直近のEFLカップ決勝を含めシティが連勝中のこのカードだが、2019年に開場されたトッテナム・ホットスパースタジアムではホームチームのトッテナムが3戦全勝中。且つ、トッテナムはその3試合で一度も失点しておらず、両者のコンディションの差を含め拮抗した展開が予想される。 ◆トッテナム◆ 【4-2-3-1】 ▽トッテナム予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210814_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ロリス DF:タンガンガ、ダビンソン・サンチェス、ダイアー、レギロン MF:スキップ、ホイビュルク MF:ルーカス・モウラ、デレ・アリ、ベルフワイン FW:ソン・フンミン 負傷者:なし 出場停止者:なし 出場停止者、負傷者共にいない。ただ、渦中のケイン、東京オリンピック帰りのブライアン・ヒル、プレシーズンマッチでほぼ出番がなかったエンドンベレ、ケガから復帰したばかりの新戦力のロメロ、セセニョンらが欠場となる見込みだ。 ヌーノ監督はプレシーズンマッチを通して[4-3-3]、[4-2-3-1]をメインシステムに採用しているが、直近のアーセナル戦で機能した[4-2-3-1]の採用が濃厚だ。スタメンに関しては右サイドバックとホイビュルクを除く中盤センターの人選が注目ポイント。右サイドバックではタンガンガが軽傷を抱えており、間に合わない場合はドハーティ(オーリエ)が代役を担う。中盤ではセントラルMFのスキップ、トップ下のデレ・アリに代えてロ・チェルソの起用も想定される。 ケインに関しては13日に全体練習に復帰したばかりで対戦相手が希望の移籍先という複雑な事情を抱えているが、ケイン自身はヌーノ監督の選考次第でプレーする意思は持っているという。 ◆マンチェスター・シティ◆ 【4-3-3】 ▽マンチェスター・シティ予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210814_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:エデルソン DF:カンセロ、ストーンズ、ルベン・ディアス、メンディ MF:フェルナンジーニョ、ロドリ、ギュンドアン FW:マフレズ、フェラン・トーレス、グリーリッシュ 負傷者:MFフォーデン、デ・ブライネ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはいずれも1カ月程度のケガを抱えるフォーデン、デ・ブライネの欠場が確定。また、ユーロ、コパでほぼフル稼働だったストーンズ、ウォーカー、スターリング、エデルソン、ガブリエウ・ジェズスに関してもコンディションの問題で欠場の可能性がある。 多くの選手のコンディションが不透明なこともあり、スタメン予想は困難を極めるが、先日のレスター戦をベースにエデルソン、ストーンズ、グリーリッシュの先発起用を予想。サイドバックではジンチェンコ、ウォーカー、中盤、前線ではベルナルド・シウバ、スターリング辺りの起用も十分にありそうだ。 ★注目選手 ◆トッテナム:FWルーカス・モウラ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210814_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> スパーズの注目プレーヤーは新体制移行で、より重要な役割が期待されるルーカスだ。昨シーズンは公式戦50試合に出場したものの、ベイルやラメラ、ベルフワインのコンディション次第でジョーカー起用に回る、便利屋の立場に甘んじた29歳の元ブラジル代表FW。個での打開力に加え、献身的な守備は評価されるものの、昨季のリーグ戦3ゴール4アシストの数字ではポジション奪取は厳しい。 ただ、ベイル、ラメラの退団に加え、ケインの去就が不透明な状況の中、今夏のプレシーズンマッチではヌーノ監督からチャンスを与えられ、5試合で3ゴール2アシストを含め、ほとんどのゴールに絡む大活躍を披露。早くもポルトガル人指揮官の信頼を集めている。 盤石のシティ相手では終始守備に追われる防戦一方の展開を強いられるが、多くの主力を欠く今回の対戦では全体のコンディションで勝るトッテナムにも十分に攻撃のチャンスがあるはずだ。その中でソン・フンミンと共に崩し、仕上げの仕事が託されるルーカスのパフォーマンスは、ホームチーム勝利のカギを握る。トッテナム加入以降、決して多くのゴールを奪えてはいないが、CL決勝に導くアヤックス戦でのゴールを含め、ビッグマッチでのゴールも印象的な背番号27は、昨季王者相手の開幕戦で決定的なゴールを決められるか…。 ◆マンチェスター・シティ:MFジャック・グリーリッシュ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210814_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> シティの注目プレーヤーはプレミア史上最高額が付いたシチズンズの新10番。キャリア初期は圧倒的なテクニックよりもピッチ外のヤンチャな振る舞いが目立ったグリーリッシュだったが、タフなチャンピオンシップ(イングランド2部)で3シーズン揉まれたことで、心身ともに大きく成長。2019-20シーズンのプレミア復帰後はビラの絶対的なエースとしてリーグ屈指のアタッカーとして強烈な輝きを放った。 そして、ユーロ2020でイングランド代表の準優勝に貢献したビラ生え抜きのMFは今夏、巨額の移籍金で昨季プレミア王者へステップアップした。その新天地では直近のレスター戦で後半半ばに途中出場し、早速デビュー。顔見せ程度のプレータイムとなったものの、左ウイングのポジションで異彩を放ち、早くも今後の活躍を期待させている。 合流から間もなくコンディションも上がり切っていないため、創造性に長けた指揮官の下でインサイドハーフやゼロトップ起用といった新境地を開くにはしばらく時間を要する見込みだ。しかし、スタメン起用も予想される今回の一戦ではデ・ブライネ、フォーデン不在の中で攻撃をけん引する働きを期待したい。 これまでトッテナムとは通算6度対戦しているが、1アシストに留まっており、シティファンへの挨拶代わりの初ゴールも狙いたいところだ。 2021.08.15 12:00 Sun
twitterfacebook
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly