【CLプレビュー】2017-18シーズン決勝以来の再戦! リバプールのリベンジか、マドリーの返り討ちか…
2021.04.06 19:00 Tue
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、レアル・マドリーvsリバプールが、日本時間6日28:00にアルフレド・ディ・ステファノでキックオフされる。2017-18シーズンのファイナル以来の再戦となる因縁の両雄がベスト4進出を懸けて対峙する第1ラウンドだ。ラウンド16で昨季8強のアタランタと対峙したマドリーは、数的優位を得た1stレグを伏兵メンディの劇的ゴールによって1-0で先勝。さらに、ホーム開催の2ndレグでは[3-5-2]へのシステム変更も機能し、好調のFWベンゼマとFWアセンシオ揃い踏みのゴールによって3-1で勝ち切り、2戦合計4-1のスコアで準々決勝へと駒を進めた。
前ラウンドでバルセロナ、アトレティコ・マドリー、セビージャとライバル3チームが敗退した中、スペイン勢最後の希望として今ラウンドに臨むジダン率いるチームは、首位アトレティコと3ポイント差の3位に付けるラ・リーガにおいても好調を維持。アタランタ戦後の直近2試合でもセルタ、エイバルに快勝を収め、直近の公式戦11試合無敗(9勝2分け)と昨季リーグ終盤戦のような安定感が際立っている。
3日前のエイバル戦では一部ターンオーバーを敢行した上、MFモドリッチやベンゼマを早い時間帯にベンチに下げるなど、良い状態で今回の一戦に臨めるはずだ。ただ、今週末に三つ巴のラ・リーガ覇権争いを大きく左右するバルセロナとの“エル・クラシコ”を控えており、2ndレグがアウェイ開催ということを考えれば、この初戦できっちりとアドバンテージを手にしたいところ。
対するリバプールは昨季4強のRBライプツィヒと対戦。両国間の新型コロナウイルスの感染防止対策の影響により、共に中立地であるハンガリーのブダペスト開催となった中、1stレグをリーグ戦3連敗、2ndレグを2連敗という厳しいチーム状態で臨んだクロップ率いるチーム。それでも、初戦は相手のイージーミスを生かし、2戦目は勝負所を見極めた試合巧者の戦いを見せ、2戦共にFWサラー、FWマネの両エースのゴールによって2-0のスコアで連勝。2戦合計4-0の完勝でラウンド16を突破した。
両者の通算対戦成績は3勝3敗の全くの五分。リバプールが初対戦から3連勝を飾ったが、以降はマドリーが3連勝ときっちりやり返している。また、前回対戦となる2017-18シーズンのCLファイナルはDFセルヒオ・ラモスのサラーへの“脇固め”で因縁が生まれた中、当時のリバプール守護神カリウスの乱調もあり、FWベイルの圧巻のオーバーヘッドが決勝点となり、3-1の快勝を収めたエルブランコがデシモテルセラ(13度目の優勝)を達成した。今回の対戦では主役候補のセルヒオ・ラモスが負傷欠場となるが、白熱の攻防が期待される。
◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽レアル・マドリー予想スタメン

GK:クルトワ
DF:L・バスケス、ヴァラン、ナチョ、メンディ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース
FW:アセンシオ、ベンゼマ、ヴィニシウス
負傷者:DFカルバハル、セルヒオ・ラモス、FWアザール
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはカルバハル、セルヒオ・ラモスの最終ラインの主力2選手に加え、すでに練習復帰を果たすもリバウンドのリスクを抱えるアザールが招集メンバー外となっている。
システムに関しては通常の[4-3-3]と、直近のエイバル戦でも採用するなど、ここ最近オプションとして使っている[3-5-2]の両方の形が想定される。
スタメンに関しては3バック採用でより守備的に戦う場合、DFミリトンを最終ラインの右に置き、メンディを左ウイングバックに置く形、あるいは同じ布陣でより攻撃的に戦う場合はメンディを最終ラインの左、DFマルセロを左ウイングバックに置く形になりそうだ。[4-3-3]の場合は前述のメンバー構成が予想される。
◆リバプール◆
【4-3-3】
▽リバプール予想スタメン

GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、フィリップス、カバク、ロバートソン
MF:チアゴ、ファビーニョ、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ
負傷者:GKケレハー、DFファン・ダイク、J・ゴメス、マティプ、MFヘンダーソン、FWオリジ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しても直近のアーセナル戦から変化はなく、ファン・ダイクやヘンダーソンという要の選手が引き続き欠場となる。
スタメンに関しては直近のアーセナル戦でベンチスタートとなったワイナルドゥムがミルナーに代わって復帰する以外、同じメンバー構成となりそうだ。フィルミノに代えてジョタをスタートから起用するプランもあるが、アウェイでの対戦ということもあり、引き続きジョーカー起用が見込まれる。
★注目選手
◆レアル・マドリー:FWカリム・ベンゼマ

マドリーの注目プレーヤーは絶好調のエースストライカー。フル稼働が続くモドリッチ、カゼミロ、クロースの世界屈指の中盤トリオと共に今季のマドリーを牽引する33歳は、ここまでの公式戦33試合で24ゴール6アシストとチームの30ゴールに関与する見事な活躍を披露。
とりわけ、直近の公式戦7試合では7戦連続含む9ゴールと驚異的なペースでゴールを量産中だ。さらに、特筆すべきはその得点のほとんどが先制点や同点ゴール、決勝点とチームに勝ち点をもたらす重要なモノであるということ。また、得点以外でもサイドに流れてボールを引き出し、ボックス付近での抜群のボールキープなど、世界屈指の万能型ストライカーとして絶大な存在感を放っている。
ホームで先勝を狙う今回の一戦でも公式戦3戦連発中のFWアセンシオと共にいつも通りの活躍が期待される元フランス代表FWにとって、対戦相手のリバプールは前回対戦を含め通算3度の対戦すべてでゴール(4点)を挙げている相性の良い相手だ。さらに、百戦錬磨のベテランストライカーにとってDFオザン・カバクとDFフィリップスの若手センターバックコンビは与しやすい相手となっており、持ち味の駆け引きの妙で手玉に取りたいところだ。
◆リバプール:MFファビーニョ

リバプールの注目プレーヤーは古巣初対戦となる中盤の門番。今シーズンはセンターバックの度重なる負傷離脱によって本職の中盤ではなくセンターバックを主戦場としてきたファビーニョだが、フィリップスとカバクの若手コンビの台頭によって直近の公式戦3試合では一列前のアンカーに戻り、攻守両面でハイパフォーマンスを継続中。この間にチームは3試合連続クリーンシートで連勝を飾っており、改めて扇の要としての存在感を証明している。
前所属先のモナコでブレイクを果たしたファビーニョだが、それ以前の2012–13シーズンにはリオ・アヴェからのレンタルという形で今回の対戦相手であるマドリーで1年間プレー。2013年5月のマラガ戦ではサンティアゴ・ベルナベウでトップチームデビューを飾ったが、主戦場はリザーブチームにあたるレアル・マドリー・カスティージャ。そして、今回の一戦の会場はプロデビューシーズンを過ごした思い出のアルフレド・ディ・ステファノが舞台だ。
短期間ながらカスティージャで共に研鑽を積んだカゼミロ、憧れのトップチームで活躍していたモドリッチという世界屈指の古巣中盤を相手に成長した姿を見せ、かつての本拠地でチームを勝利に導く仕事を果たしたい。
前ラウンドでバルセロナ、アトレティコ・マドリー、セビージャとライバル3チームが敗退した中、スペイン勢最後の希望として今ラウンドに臨むジダン率いるチームは、首位アトレティコと3ポイント差の3位に付けるラ・リーガにおいても好調を維持。アタランタ戦後の直近2試合でもセルタ、エイバルに快勝を収め、直近の公式戦11試合無敗(9勝2分け)と昨季リーグ終盤戦のような安定感が際立っている。
対するリバプールは昨季4強のRBライプツィヒと対戦。両国間の新型コロナウイルスの感染防止対策の影響により、共に中立地であるハンガリーのブダペスト開催となった中、1stレグをリーグ戦3連敗、2ndレグを2連敗という厳しいチーム状態で臨んだクロップ率いるチーム。それでも、初戦は相手のイージーミスを生かし、2戦目は勝負所を見極めた試合巧者の戦いを見せ、2戦共にFWサラー、FWマネの両エースのゴールによって2-0のスコアで連勝。2戦合計4-0の完勝でラウンド16を突破した。
プレミアリーグの戦いにおいては首位のマンチェスター・シティと25ポイント差を付けられており、リーグ連覇の夢は潰えているが、直近のウォルバーハンプトン戦、アーセナル戦での久々の連勝によってトップ4圏内と3ポイント差の7位と復調傾向を示す。とりわけ、3日前のアーセナル戦では対戦相手の体たらくもあったが、攻守に相手を圧倒し、3-0の完勝を収めている。ただ、前ラウンドとは異なり今回の2ndレグはアンフィールドでの開催が決定しており、昨年12月半ば以降、8戦未勝利(6敗2分け)が続き要塞から鬼門となりつつある本拠地での戦いを考えれば、アウェイゲームといえどもアウェイゴールと勝利を積極的に狙っていきたい。
両者の通算対戦成績は3勝3敗の全くの五分。リバプールが初対戦から3連勝を飾ったが、以降はマドリーが3連勝ときっちりやり返している。また、前回対戦となる2017-18シーズンのCLファイナルはDFセルヒオ・ラモスのサラーへの“脇固め”で因縁が生まれた中、当時のリバプール守護神カリウスの乱調もあり、FWベイルの圧巻のオーバーヘッドが決勝点となり、3-1の快勝を収めたエルブランコがデシモテルセラ(13度目の優勝)を達成した。今回の対戦では主役候補のセルヒオ・ラモスが負傷欠場となるが、白熱の攻防が期待される。
◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽レアル・マドリー予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:クルトワ
DF:L・バスケス、ヴァラン、ナチョ、メンディ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース
FW:アセンシオ、ベンゼマ、ヴィニシウス
負傷者:DFカルバハル、セルヒオ・ラモス、FWアザール
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはカルバハル、セルヒオ・ラモスの最終ラインの主力2選手に加え、すでに練習復帰を果たすもリバウンドのリスクを抱えるアザールが招集メンバー外となっている。
システムに関しては通常の[4-3-3]と、直近のエイバル戦でも採用するなど、ここ最近オプションとして使っている[3-5-2]の両方の形が想定される。
スタメンに関しては3バック採用でより守備的に戦う場合、DFミリトンを最終ラインの右に置き、メンディを左ウイングバックに置く形、あるいは同じ布陣でより攻撃的に戦う場合はメンディを最終ラインの左、DFマルセロを左ウイングバックに置く形になりそうだ。[4-3-3]の場合は前述のメンバー構成が予想される。
◆リバプール◆
【4-3-3】
▽リバプール予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、フィリップス、カバク、ロバートソン
MF:チアゴ、ファビーニョ、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ
負傷者:GKケレハー、DFファン・ダイク、J・ゴメス、マティプ、MFヘンダーソン、FWオリジ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しても直近のアーセナル戦から変化はなく、ファン・ダイクやヘンダーソンという要の選手が引き続き欠場となる。
スタメンに関しては直近のアーセナル戦でベンチスタートとなったワイナルドゥムがミルナーに代わって復帰する以外、同じメンバー構成となりそうだ。フィルミノに代えてジョタをスタートから起用するプランもあるが、アウェイでの対戦ということもあり、引き続きジョーカー起用が見込まれる。
★注目選手
◆レアル・マドリー:FWカリム・ベンゼマ

Getty Images
マドリーの注目プレーヤーは絶好調のエースストライカー。フル稼働が続くモドリッチ、カゼミロ、クロースの世界屈指の中盤トリオと共に今季のマドリーを牽引する33歳は、ここまでの公式戦33試合で24ゴール6アシストとチームの30ゴールに関与する見事な活躍を披露。
とりわけ、直近の公式戦7試合では7戦連続含む9ゴールと驚異的なペースでゴールを量産中だ。さらに、特筆すべきはその得点のほとんどが先制点や同点ゴール、決勝点とチームに勝ち点をもたらす重要なモノであるということ。また、得点以外でもサイドに流れてボールを引き出し、ボックス付近での抜群のボールキープなど、世界屈指の万能型ストライカーとして絶大な存在感を放っている。
ホームで先勝を狙う今回の一戦でも公式戦3戦連発中のFWアセンシオと共にいつも通りの活躍が期待される元フランス代表FWにとって、対戦相手のリバプールは前回対戦を含め通算3度の対戦すべてでゴール(4点)を挙げている相性の良い相手だ。さらに、百戦錬磨のベテランストライカーにとってDFオザン・カバクとDFフィリップスの若手センターバックコンビは与しやすい相手となっており、持ち味の駆け引きの妙で手玉に取りたいところだ。
◆リバプール:MFファビーニョ

Getty Images
リバプールの注目プレーヤーは古巣初対戦となる中盤の門番。今シーズンはセンターバックの度重なる負傷離脱によって本職の中盤ではなくセンターバックを主戦場としてきたファビーニョだが、フィリップスとカバクの若手コンビの台頭によって直近の公式戦3試合では一列前のアンカーに戻り、攻守両面でハイパフォーマンスを継続中。この間にチームは3試合連続クリーンシートで連勝を飾っており、改めて扇の要としての存在感を証明している。
前所属先のモナコでブレイクを果たしたファビーニョだが、それ以前の2012–13シーズンにはリオ・アヴェからのレンタルという形で今回の対戦相手であるマドリーで1年間プレー。2013年5月のマラガ戦ではサンティアゴ・ベルナベウでトップチームデビューを飾ったが、主戦場はリザーブチームにあたるレアル・マドリー・カスティージャ。そして、今回の一戦の会場はプロデビューシーズンを過ごした思い出のアルフレド・ディ・ステファノが舞台だ。
短期間ながらカスティージャで共に研鑽を積んだカゼミロ、憧れのトップチームで活躍していたモドリッチという世界屈指の古巣中盤を相手に成長した姿を見せ、かつての本拠地でチームを勝利に導く仕事を果たしたい。
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サッカー界においてなかなか評価がされないのが守備的な選手。勝利に貢献する派手なゴールを決める攻撃的な選手はわかりやすい活躍の指標が存在するが、なかなかディフェンダーは評価が得にくい。 もちろん、これまでのサッカー界で高く評価されたディフェンダーは多々いるが、世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」では3人のみが受賞。元西ドイツ代表DFのフランツ・ベッケンバウアー氏と、元東ドイツ代表DFマティアス・ザマー氏、そして元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏の3人しかいない。 DFとして最後に受賞したのが2006年のカンナバーロ氏だが、ベッケンバウアー氏やザマー氏はリベロのポジションを務めており、中盤でのプレー機会も多かった選手たち。一方で、カンナバーロ氏は、純粋にセンターバックを務めており、DFとして最初の受賞者と言っても良い存在だ。 イタリア代表のキャプテンとしてドイツ・ワールドカップ(W杯)を優勝した功績が認められたカンナバーロ氏。現役時代のキャリアで多くのタイトルを獲得しているが、縁がなかったのがチャンピオンズリーグ(CL)だ。 <span class="paragraph-title">◆記録よりも記憶に残るプレーヤー</span> 現役時代はナポリでキャリアをスタートさせたカンナバーロだが、クラブの財政難により放出。パルマへと移籍する。 このパルマでは、GKジャンルイジ・ブッフォンやDFリリアン・テュラムらと強固な守備陣を形成。“ミラクル・パルマ“とも呼ばれ、カンナバーロも2度のコッパ・イタリア優勝や、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)での優勝を経験した。 中田英寿ともチームメイトとしてプレーした中、セリエAのスクデット獲得には至らずに2002年8月にインテルへと移籍。しかし、インテルでは監督との確執もあり出番が減り、2004年8月にユベントスへと完全移籍する。 すると、パルマ時代の同僚であったブッフォンとテュラムと再びチームメイトに。2004-05シーズンに見事スクデットを獲得する。しかし、このスクデットは2006年に発覚したカルチョ・スキャンダルといわれた一連の八百長事件の影響で剥奪に。結果、カンナバーロはスクデットも獲得していないこととなった。 チームはセリエBに降格処分となり、カンナバーロはレアル・マドリーへと完全移籍。そこでも本領を発揮すると、難しい中で行われたドイツW杯で優勝。前述のバロンドールも受賞することとなると、FIFA年間最優秀選手賞も受賞した。 マドリーではラ・リーガ連覇を果たすなどしたが、再びユベントスに復帰。その後は、アジアでプレーし引退した。 ビッグクラブに在籍を続けていたカンナバーロだったが、実はタイトル獲得数は多くない。クラブキャリアではわずか7個。そこにW杯が加わり8つと、イメージよりは少ないのではないだろうか。 <span class="paragraph-title">◆縁がないチャンピオンズリーグ優勝</span> そのカンナバーロだが、ことCLとなるとより縁遠くなる。インテル移籍後は毎シーズン出場はしていたが、チームとしての成績は良くなく、最高がベスト4止まりだった。 今でこそ、マドリーやユベントスはタイトルを多く獲得し、マドリーは近年CLを何度も制しているが、ちょうど“銀河系“を形成していたカンナバーロが在籍していた時代は過渡期。2000年から2010年まではラ・リーガも4度の優勝に留まっており、CLも2001-02シーズンを最後に11年間獲れなかった。 最もビッグイヤーに近づいたのは、インテル在籍時の2002-03シーズン。準決勝に駒を進めると、決勝進出を懸けた相手はライバルのミラン。2試合とも引き分けに終わったが、アウェイゴール差で僅かに敗れて敗退した。 その後は、ユベントス時代に2度ベスト8、マドリー時代に2度ベスト16まで勝ち上がっているが、それ以上は進めず。ビッグイヤーを掲げていないどころか、決勝の舞台にすら立ったことがなく、最も意外な選手の1人と言っても良い。 <span class="paragraph-title">◆タイトルは少なくとも才能は抜群</span> 目に見えたタイトルというものにはあまり恵まれていないキャリアのカンナバーロ。そのため、ワールドカップの優勝とバロンドール受賞が輝いて見える。 ただ、ピッチ上で見せるパフォーマンスの評価、そして持ち合わせた才能は世界屈指と言われている。 なんといっても、センターバックとしては身長175cmと小柄。体格に勝るヨーロッパではもちろんのこと、日本で考えても175cmのセンターバックはあまりいないタイプだ。 しかし、持って生まれた強靭な肉体が身長のハンデを埋めることに。まず一対一の守備力が抜きん出ており、相手との競り合いに負けないほか、身長を補う高いジャンプ力を武器としていた。 どんなストライカー相手でも、空中でも地上でも抜かせないという守備力は一級品だが、カンナバーロの真骨頂は守備をする前のパフォーマンスだ。 最も優れているとされたのがポジショニング。相手との競り合いに負けないフィジカルも素晴らしいが、相手よりも優位なポジションを先読みして取ることで、そもそも勝負の前に勝っているのだ。 一対一の勝負もさることながら、簡単にボールを奪い切る能力は抜きん出ている。 そしてもう1つが抜きん出た統率力。センターバックとして周りの選手にコーチングして相手を追い込んだり、優位なポジションを取ったりすることができる。これは、「カテナチオ」と言われるイタリアの堅い守備には欠かせず、ドイツW杯を制した際にもこの点は非常に評価された。チームのパフォーマンスを引っ張り上げる彼の力は、タイトルの数に関係なく、最後まで高く評価され続けた。 日本人と変わらない体格で世界と渡り合ったカンナバーロ。お手本とすべき選手の1人とも言えるだろう。 <div id="cws_ad"><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> <span class="paragraph-title">【動画】相手を封殺!カンナバーロの闘志溢れるユベントス時代のディフェンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJsdGt2Y1FHSiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div id=“cws_ad”><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> 2022.07.13 21:30 Wed4
終焉を迎えたレアル・マドリーのサイクル②~モウリーニョ体制プレイバック~
2018-19シーズン、レアル・マドリーは3月に入ると同時に全てのタイトルへの望みを絶たれた。2009年夏にフロレンティーノ・ペレス会長が2度目の就任を果たして以来、数々の栄光を手にしてきたクラブも、明確な後退を余儀なくされている。本稿では、このサイクルの軌跡を振り返っていく。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆ジョゼ・モウリーニョ体制/2010-13</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190309_23_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>モウリーニョ監督は、マドリーを指揮する前年、当時率いていたインテルでイタリア史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)、セリエA、コッパ・イタリアの三冠を達成。ポルトやチェルシーでの功績と合わせ、世界最高指揮官の1人として満を持して“新銀河系軍団”を率いることとなった。 前年には、ペレス会長がトップに返り咲き、マヌエル・ペジェグリーニ前監督の下でFWクリスティアーノ・ロナウドら大型補強を敢行していたマドリー。しかし、CLでは6シーズン連続のベスト16敗退、リーガエスパニョーラ、コパ・デル・レイでの優勝にも届かず。モウリーニョ監督には、初年度に何らかのタイトルを獲得した上で、クラブを世界最高峰に復権させる仕事が求められていた。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆基本フォーメーション[4-2-3-1]</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190309_23_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) CWS Brains, LTD.<hr></div>モウリーニョ監督は、FWクリスティアーノ・ロナウドやMFシャビ・アロンソら前年度に加入した選手を最大限生かせるよう、MFメスト・エジルやMFサミ・ケディラらを初年度に獲得。一方でFWラウールやMFグティら年齢を重ねていたスター選手たちを容赦なく切り捨てた。また、後に欠かせない選手となるMFルカ・モドリッチ、DFラファエル・ヴァランもモウリーニョ政権時に獲得している。 最前線のチョイスではFWベンゼマとFWイグアインに競争を強いていたが、その他はあまり変化させず。ベンゼマが落とし、エジルが前を向き、前線のC・ロナウドが電光石火のシュートを見舞う形は、“世界最高のカウンター”と評された。また、カバーリング範囲の広いDFペペと、インターセプトに優れるDFセルヒオ・ラモスの相性はすこぶる良く、指揮官の重視する守備戦術の根幹を担った。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆Turning Point!~レヴァンドフスキの悪夢~</span> “スペシャル・ワン”という代名詞を引っ提げてやってきたモウリーニョ監督は、初年度からコパ・デル・レイ決勝で宿敵バルセロナを撃破し、3年ぶりの主要タイトルをもたらした。そして、2年目にはリーガ史上最多勝ち点100、得点121でリーガを制覇。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で史上最強とも呼ばれていたバルセロナと激しく火花を散らし、対等に渡り合った。 また、初年度からCLでも7シーズンぶりにベスト16を突破。3年連続でベスト4で終わってしまったものの、確実にクラブを前進させていた。しかし、指揮3年目にはロッカールーム内から不穏な空気が漏れ伝えられ、特にクラブのリビング・レジェンドでもあるGKカシージャスとの軋轢はモウリーニョ監督へのバッシングに繋がった。 そして、その2012-13シーズン、CL準決勝1stレグ・ドルトムント戦でFWロベルト・レヴァンドフスキに4得点を奪われて1-4と大敗。既にリーガではバルセロナの優勝が確実視されており、批判は加速することとなった。 結局、10度目の欧州制覇“デシマ”を達成できなかったモウリーニョ監督は、2013年5月に追われるようにして契約解除に同意している。<hr>▽ジョゼ・モウリーニョ 【在任期間】 3シーズン(2010-13) 【戦績】 [2010-11] 公式戦59試合44勝9分け6敗 チャンピオンズリーグ:ベスト4 リーガエスパニョーラ:2位(勝ち点92) コパ・デル・レイ:優勝 [2011-12] 公式戦58試合45勝7分け6敗 チャンピオンズリーグ:ベスト4 リーガエスパニョーラ:優勝(勝ち点100) コパ・デル・レイ:ベスト8 [2012-13] 公式戦61試合38勝12分け12敗 チャンピオンズリーグ:ベスト4 リーガエスパニョーラ:2位(勝ち点85) コパ・デル・レイ:準優勝 [合計] 公式戦178試合127勝28分け23敗 【主な獲得選手】 MFアンヘル・ディ・マリア、MFメスト・エジル、MFサミ・ケディラ、MFルカ・モドリッチ、MFカゼミロ、DFラファエル・ヴァラン 【主な放出選手】 FWラウール、MFラファエル・ファン・デル・ファールト、MFグティ、MFフェルナンド・ガゴ、MFエステバン・グラネロ、MFラサナ・ディアッラ 2019.03.10 18:00 Sun5
