主審が昏倒で80分過ぎに試合打ち切り…ANC予選のコートジボワールvsエチオピアでアクシデント

2021.03.31 02:15 Wed
Getty Images
30日に行われたアフリカ・ネーションズカップ2021予選のグループK最終節のコートジボワール代表vsエチオピア代表で、主審のピッチ上での昏倒によって試合が打ち切られるアクシデントが起きた。『beIN SPORTS』が報じている。グループK首位のコートジボワールと、2位のエチオピアによる首位攻防戦となった一戦は、ホームのコートジボワールが前半にDFウィリー・ボリ、MFフランク・ケシエのゴールによって2点を先行。その後、後半半ばにFWゲタネー・ケベデのゴールでエチオピアが1点を返すも、直後にFWジャン・クアシのゴールでホームチームが引き離した。

そして、3-1のスコアで迎えた80分過ぎにピッチ内でアクシデントが発生。主審を務めていたガーナ人レフェリーのシャルル・ブルが、ハーフウェイライン付近で突然昏倒。そして、異変に気付いた選手たちがすぐさまメディカルスタッフをピッチに呼び込み、治療が施されることになった。
意識の有無は不明も心肺停止などの大事には至らなかった同主審だが、担架に乗せられてピッチを後にした。

通常であれば、試合はフォースオフィシャルが主審の代役を担い、中断時間から再開するはずだったが、試合はマッチオフィシャルと両チームの協議の結果、中断時点のスコアで試合打ち切りという決定が下されることに。
実はこの試合でフォースオフィシャルを務めていたのはコートジボワール出身のレフェリーだったため、試合の公平性を保つことが困難との考えによって打ち切りという決定となった。

また、同時刻開催の試合でグループ3位のマダガスカル代表がニジェール代表と引き分けたことで、エチオピアの2位通過が確定したことも、打ち切りを決定する後押しとなったようだ。

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