チェルシーがツィエク&エメルソン弾で10人のアトレティコ撃破! スコア以上の2戦連続完勝でベスト8進出!《CL》
2021.03.18 06:58 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、チェルシーvsアトレティコ・マドリーが17日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが2-0で勝利した。この結果、2戦合計3-0としたチェルシーのベスト8進出が決定した。
コロナ禍で中立地ブカレスト開催となったアウェイ扱いの1stレグをジルーの豪快バイシクル弾によって1-0で先勝したチェルシー。以降のリーグ戦では直近のリーズ戦を0-0のドローで終えるも、4試合連続クリーンシートでの2勝2分けとトゥヘル体制移行後の無敗記録を12試合に更新中だ。ホームで逃げ切りを図るこの一戦では前回対戦から先発5人を変更。出場停止のマウントとジョルジーニョに代えてツィエクとカンテ、体調不良でメンバー外のクリステンセンに代わってズマ。さらに、ハドソン=オドイ、ジルーに代わってリース・ジェームズ、ハヴァーツが起用された。
一方、6バックと揶揄された消極的な戦いの末にアウェイゴールを奪われて先勝を許したアトレティコは、チェルシー同様に以降のリーグ戦を2勝2分けの4戦無敗で終えた。レアル・マドリーとのダービーをドローで終えるなど首位キープに成功も、直近のヘタフェ戦では10人の相手にゴールレスドローと、逆転での勝ち抜けに最低2点が必要な今回の一戦に向け不安を残す形となった。チェルシーとの1stレグからは先発4人を変更。エルモソ、フェリペ、コレア、レマルに代えてトリッピアー、ホセ・ヒメネス、ロージ、カラスコを起用。より攻撃的な[4-4-2]の布陣で臨んだ。
前回対戦の守備的な戦いとは打って変わって前から激しく圧力をかけていくアトレティコ。開始2分には右サイドを見事なドリブル突破でこじ開けたフェリックスとスアレスのコンビネーションプレー、直後の3分には後方から攻め上がったロージの意表を突くダイレクトループシュートでいきなり相手ゴールに迫る。
対するチェルシーは直近2試合で採用していたハヴァーツの最前線起用ではなくヴェルナーを最前線に置き、よりカウンター、縦に速い攻撃を意識した戦い方を選択。ジョルジーニョ、クリステンセンの不在によってプレス回避が懸念されたが、10分を過ぎた辺りから要所でハイプレスをいなして押し込む形を作り出していく。
決定機はおろかシュート自体がほとんどないクローズな展開が続くも、意外な形から均衡が破られる。34分、アトレティコのFKの流れからクロスを狙ったトリッピアーに対してヴェルナーがスライディングブロックを敢行。これで精度が落ちたことでカンテがはじき返したボールを拾ったハヴァーツがそのまま持ち上がって左サイドでスペースを狙うヴェルナーに繋ぐ。
そのまま快足を飛ばしてボックス付近まで運んだドイツ代表FWが逆サイドにフリーで走り込むツィエクに丁寧な折り返しを入れると、利き足とは逆の右足のダイレクトシュートが名手オブラクの脇を抜いてゴールネットを揺らした。
見事な高速カウンターで先制に成功したチェルシーは2戦合計2点のリードも、後ろに重心を置くことなく相手を押し込んで追加点を狙う。一方、失点以降守勢が続いたアトレティコも39分にはフェリックスの強烈なミドルシュートで反撃を試みるが、これはGKメンディにきっちりキャッチされた。
ホームチームの1点リードで折り返した試合は、予想通り逆転突破に2点が必要なアウェイチームが先に動く。前半に1枚カードをもらっていたロージを下げてエルモソを投入。この交代で並びを[3-4-2-1]に変更した。
しかし、後半も先に決定機を作ったのはチェルシー。48分、右サイドのハーフウェイライン付近でルーズボールを制したツィエクのスルーパスに抜け出したヴェルナーがボックス右に持ち込んで右足のシュートを放つが、これはGKオブラクの好守に阻まれる。さらに、57分にはペナルティアーク付近で横パスを受けたツィエクが得意の左足を振り抜くが、これもオブラクのワンハンドセーブに阻まれた。
システム変更も実らず、後半も難しい展開が続くアトレティコは54分にカラスコを下げてムサ・デンベレ、59分には低調なプレーに終始したスアレスを諦めてコレアをピッチへ送り出していく。
一連の交代でパワーとスピードという異なる特徴を攻撃に加えて、やや相手陣内でのプレーを増やしていくが、前半同様に決定機まで持ち込むことができない。そして、シメオネ監督は69分にはトリッピアーを下げてレマルを最後の交代カードとしてピッチへ送り込み、あとはピッチ上の選手たちに逆転を託した。
その後もチェルシーが危なげなく試合を運ぶ中でセットプレーに活路を見出そうとしたアトレティコだが、81分にはセットプレーのポジション争いの際にリュディガーのみぞおちにエルボーを見舞ったサビッチにレッドカードが掲示され、好戦的なモンテネグロ代表DFの愚行によってここから10人の戦いを強いられる。
一方、リードに加えて数的優位まで手にしたチェルシーはプリシッチ、ハドソン=オドイ、エメルソン、チルウェルと試合終盤に入ってようやく積極的に交代カードを切っていく。終了間際の92分にはフェリックスにボックス内で決定機を許すが、これはGKメンディの好守で凌ぐ。すると、94分には相手のセットプレーの流れからハドソン=オドイ、プリシッチと交代選手でロングカウンターに転じると、最後はボックス左でプリシッチのラストパスを受けたエメルソンがファーストタッチでダメ押しの2点目を奪い切った。
そして、伏兵の一撃で試合を締めくくったチェルシーがラ・リーガ首位のアトレティコに力の差を見せつける連勝でベスト8進出を決めた。
コロナ禍で中立地ブカレスト開催となったアウェイ扱いの1stレグをジルーの豪快バイシクル弾によって1-0で先勝したチェルシー。以降のリーグ戦では直近のリーズ戦を0-0のドローで終えるも、4試合連続クリーンシートでの2勝2分けとトゥヘル体制移行後の無敗記録を12試合に更新中だ。ホームで逃げ切りを図るこの一戦では前回対戦から先発5人を変更。出場停止のマウントとジョルジーニョに代えてツィエクとカンテ、体調不良でメンバー外のクリステンセンに代わってズマ。さらに、ハドソン=オドイ、ジルーに代わってリース・ジェームズ、ハヴァーツが起用された。
一方、6バックと揶揄された消極的な戦いの末にアウェイゴールを奪われて先勝を許したアトレティコは、チェルシー同様に以降のリーグ戦を2勝2分けの4戦無敗で終えた。レアル・マドリーとのダービーをドローで終えるなど首位キープに成功も、直近のヘタフェ戦では10人の相手にゴールレスドローと、逆転での勝ち抜けに最低2点が必要な今回の一戦に向け不安を残す形となった。チェルシーとの1stレグからは先発4人を変更。エルモソ、フェリペ、コレア、レマルに代えてトリッピアー、ホセ・ヒメネス、ロージ、カラスコを起用。より攻撃的な[4-4-2]の布陣で臨んだ。
対するチェルシーは直近2試合で採用していたハヴァーツの最前線起用ではなくヴェルナーを最前線に置き、よりカウンター、縦に速い攻撃を意識した戦い方を選択。ジョルジーニョ、クリステンセンの不在によってプレス回避が懸念されたが、10分を過ぎた辺りから要所でハイプレスをいなして押し込む形を作り出していく。
その後はアトレティコが少しずつ盛り返したことで、中盤での潰し合いが目立つ膠着状態に陥っていく。アトレティコは中盤に下りてボールを引き出すフェリックス、チェルシーはカウンターから比較的浮くカンテやR・ジェームズにボールが入った際にチャンスの匂いがするものの、互いに集中した相手の守備を崩し切るまでには至らず。26分にはDFアスピリクエタのGKへの短いバックパスに詰めたカラスコがボックス内でアスピリクエタに後ろから引き倒されるような微妙な場面が訪れるも、ここはノーファウルの判定となった。
決定機はおろかシュート自体がほとんどないクローズな展開が続くも、意外な形から均衡が破られる。34分、アトレティコのFKの流れからクロスを狙ったトリッピアーに対してヴェルナーがスライディングブロックを敢行。これで精度が落ちたことでカンテがはじき返したボールを拾ったハヴァーツがそのまま持ち上がって左サイドでスペースを狙うヴェルナーに繋ぐ。
そのまま快足を飛ばしてボックス付近まで運んだドイツ代表FWが逆サイドにフリーで走り込むツィエクに丁寧な折り返しを入れると、利き足とは逆の右足のダイレクトシュートが名手オブラクの脇を抜いてゴールネットを揺らした。
見事な高速カウンターで先制に成功したチェルシーは2戦合計2点のリードも、後ろに重心を置くことなく相手を押し込んで追加点を狙う。一方、失点以降守勢が続いたアトレティコも39分にはフェリックスの強烈なミドルシュートで反撃を試みるが、これはGKメンディにきっちりキャッチされた。
ホームチームの1点リードで折り返した試合は、予想通り逆転突破に2点が必要なアウェイチームが先に動く。前半に1枚カードをもらっていたロージを下げてエルモソを投入。この交代で並びを[3-4-2-1]に変更した。
しかし、後半も先に決定機を作ったのはチェルシー。48分、右サイドのハーフウェイライン付近でルーズボールを制したツィエクのスルーパスに抜け出したヴェルナーがボックス右に持ち込んで右足のシュートを放つが、これはGKオブラクの好守に阻まれる。さらに、57分にはペナルティアーク付近で横パスを受けたツィエクが得意の左足を振り抜くが、これもオブラクのワンハンドセーブに阻まれた。
システム変更も実らず、後半も難しい展開が続くアトレティコは54分にカラスコを下げてムサ・デンベレ、59分には低調なプレーに終始したスアレスを諦めてコレアをピッチへ送り出していく。
一連の交代でパワーとスピードという異なる特徴を攻撃に加えて、やや相手陣内でのプレーを増やしていくが、前半同様に決定機まで持ち込むことができない。そして、シメオネ監督は69分にはトリッピアーを下げてレマルを最後の交代カードとしてピッチへ送り込み、あとはピッチ上の選手たちに逆転を託した。
その後もチェルシーが危なげなく試合を運ぶ中でセットプレーに活路を見出そうとしたアトレティコだが、81分にはセットプレーのポジション争いの際にリュディガーのみぞおちにエルボーを見舞ったサビッチにレッドカードが掲示され、好戦的なモンテネグロ代表DFの愚行によってここから10人の戦いを強いられる。
一方、リードに加えて数的優位まで手にしたチェルシーはプリシッチ、ハドソン=オドイ、エメルソン、チルウェルと試合終盤に入ってようやく積極的に交代カードを切っていく。終了間際の92分にはフェリックスにボックス内で決定機を許すが、これはGKメンディの好守で凌ぐ。すると、94分には相手のセットプレーの流れからハドソン=オドイ、プリシッチと交代選手でロングカウンターに転じると、最後はボックス左でプリシッチのラストパスを受けたエメルソンがファーストタッチでダメ押しの2点目を奪い切った。
そして、伏兵の一撃で試合を締めくくったチェルシーがラ・リーガ首位のアトレティコに力の差を見せつける連勝でベスト8進出を決めた。
チェルシーの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
チェルシーの人気記事ランキング
1
自宅は海上に? チェルシーを手放してもうすぐ3年…ロシア人実業家アブラモビッチ氏の近況は
チェルシーの前オーナー、ロマン・アブラモビッチ氏(58)の近況とは。イギリス『ミラー』が各国紙の報道をまとめた。 2000年代初頭にチェルシーを買収したアブラモビッチ氏。それまでイングランドの第二勢力だったクラブを、莫大な資金投下によりタイトル争いの常連とし、一時代を築き上げた。 しかし彼は、ウラジーミル・プーチンとも個人的に親しいロシア人実業家、または政治家。 2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻を発端としてイギリス政府から制裁を科され、チェルシーを手放すことに。長らく英国への入国ができていなかったなか、王国は終焉した。 その後、氏は所有する大型船舶を巡って数百万ドルの脱税をしたとして告発されることに。 この“ヨット”が実質的な住居になっており、ロシア・ソチ、トルコ・イスタンブール、イスラエル・テルアビブを海上で行ったり来たり。 『CNNトルコ』は、アブラモビッチ氏がイスタンブールに不動産を購入と報じるも、具体的な場所の情報がなく、氏の代理人もこれが住居であることを否定。氏の“自宅”は、エーゲ海に面するマルマリス港に停泊しているとのことだ。 なお、2022年にはロシアとウクライナの和平交渉に参与したこともあるアブラモビッチ氏。 しかし、この頃を境にプーチンとの関係が悪化したと伝えられ、ロシア側による毒殺未遂に遭ったという真偽不明の報道も。最近はモスクワへ戻っていない様子で、イスラエル国籍を保有しながらも最近テルアビブにも上陸していないといい、どうやら拠点はトルコにあるようだ。 2025.01.29 19:30 Wed2
今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」
現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon3
トーレス氏、リバプールからチェルシーに移籍した理由を告白「私には時間がなかった」
元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス氏が、かつてリバプールからチェルシーに移籍した理由をイギリス『talkSPORT』のインタビューで説明した。 プロデビューしたアトレティコ・マドリーで名を馳せ、2007年にリバプールに加入したトーレス氏。リバプールには3年半在籍し、公式戦142試合で81ゴールを挙げる活躍を披露した。 しかし、全盛期を過ごしていた中で2011年1月にチェルシーに電撃移籍。トーレス氏はインタビューで当時を振り返り、リバプールで幸せだったこと、移籍せざるを得ない状況にあったことを赤裸々に告白した。 「リバプールで本当に幸せだった。だけどクラブが売却に動いていると知ったら状況はとても困難になる」 「彼らは全ての主力選手を売却した。ハビエル・マスチェラーノにシャビ・アロンソ、ラファエル・ベニテスもそうだ。代わりに若い選手たちを獲得し始めていた」 「彼らは6年から7年かけて勝てるチームを作ろうとしていた。だが私にはそれを待つ余裕なんてなかった。アトレティコというホームから出たのはトロフィーを勝ち取るためだったからね」 「残念なことに、当時のリバプールのオーナーには嘘が多かったから最終的に自分の道を見つける必要があった。それがチェルシーだった。チェルシーは私にトロフィーを獲得するチャンスを与えてくれるクラブだと思ったんだ」 そのチェルシーではチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ、FAカップなど、渇望していたトロフィーを獲得した。しかし、決して大活躍だったとは言い難く、加入から初ゴールまでに903分間も要したことは、華々しいキャリアにおいて誇れるものではなかった。 「順応に時間がかかったのは私のせいかもしれない。本当に素晴らしい時間を過ごしたが、一貫したものではなかった。そうなるとチェルシーのようなビッグクラブでは誰か別の選手がやってきて自分のポジションを奪っていくんだ」 「スター選手がいっぱいの中でシーズン途中の加入だったから適応するのは本当に苦労したよ。もしかしたらリバプールでのようなパートナシップは築けていなかったかもしれない。でもそれは自分のせいだと常に言ってきた。その解決策を見つけるのに十分なキャリアを積んでいたけど出来なかったんだ」 「でも幸せだよ。望んでいたトロフィーを手にすることが出来たし、素晴らしいフットボールをすることが出来たからね」 2020.09.16 18:06 Wed4
CLのGS組み合わせ決定! バイエルン、バルサ、インテル同居の死の組! 長谷部&鎌田vs守田の日本人対決実現へ
25日、チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ抽選会がトルコのイスタンブールで行われた。 昨シーズンはリバプールを決勝で破ったレアル・マドリーの最多14度目の優勝で幕を閉じたCL。今夏の各クラブの積極補強もあり、例年以上の混戦が見込まれる。 その覇権争いの行方を左右するグループステージの抽選会がファイナルの開催地イスタンブールで行われた。 今グループステージ最激戦区となったのは、ブンデスリーガ王者のバイエルンと今夏積極補強を敢行したバルセロナ、昨季セリエA2位のインテル、チェコ王者のビクトリア・プルゼニが同居するグループCに。FWロベルト・レヴァンドフスキにとってはいきなりの古巣対戦に。 また、グループAはCL準優勝のリバプール、EL準優勝のレンジャーズのイギリス勢に、アヤックスとナポリが同居する激戦区に。 大会連覇を目指すレアル・マドリーは、昨季も同居したシャフタール・ドネツクに加え、RBライプツィヒ、FW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央、MF井手口陽介の日本人選手4選手を擁するセルティックと同じグループFに入った。 その他の日本人選手ではEL王者フランクフルトのMF鎌田大地とMF長谷場誠、スポルティングCPのMF守田英正がトッテナム、マルセイユと同じグループDに入り、グループステージでの日本人対決が実現することに。 なお、今年11月のカタール・ワールドカップ開催に伴い、今季のグループステージは過密スケジュールとなり、第1節が9月6.7日に行われ、最終節が11月1.2日に終了する予定だ。今回決定したグループステージ抽選結果は以下の通り。 ◆グループA アヤックス(オランダ) リバプール(イングランド) ナポリ(イタリア) レンジャーズ(スコットランド) ◆グループB ポルト(ポルトガル) アトレティコ・マドリー(スペイン) レバークーゼン(ドイツ) クラブ・ブルージュ(ベルギー) ◆グループC バイエルン(ドイツ) バルセロナ(スペイン) インテル(イタリア) ビクトリア・プルゼニ(チェコ) ◆グループD フランクフルト(ドイツ) トッテナム(イングランド) スポルティングCP(ポルトガル) マルセイユ(フランス) ◆グループE ミラン(イタリア) チェルシー(イングランド) レッドブル・ザルツブルク(オーストリア) ディナモ・ザグレブ(クロアチア) ◆グループF レアル・マドリー(スペイン) RBライプツィヒ(ドイツ) シャフタール・ドネツク(ウクライナ) セルティック(スコットランド) ◆グループG マンチェスター・シティ(イングランド) セビージャ(スペイン) ドルトムント(ドイツ) コペンハーゲン(デンマーク) ◆グループH パリ・サンジェルマン(フランス) ユベントス(イタリア) ベンフィカ(ポルトガル) マッカビ・ハイファ(イスラエル) 2022.08.26 02:20 Fri5