不振続くレバークーゼン、クラブSDは指揮官に注文 「彼は変わらず我々の監督だが…」

2021.03.16 14:00 Tue
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レバークーゼンでスポーツ・ディレクター(SD)を務めるルディ・フェラー氏が現在のチームの成績に満足していないと語った。ドイツ『キッカー』が伝えている。

レバークーゼンは今シーズン、前半戦こそ首位に立ち、バイエルンとのタイトル争いを繰り広げたが、年明けから徐々に失速。現在のブンデスリーガでは6位まで落ち込むほか、DFBポカールとヨーロッパリーグ(EL)ではいずれも格下と見られた相手に不覚をとって敗退しており、不振に苦しんでいる。

なかなか浮上のきっかけを掴めないチームは14日に行われたブンデスリーガ第25節でも降格圏に沈むアルミニア・ビーレフェルト相手に敗戦。直近5試合でわずか1勝しか挙げられていない。
こうした状況を受け、『キッカー』のインタビューに応じたフェラーSDはビーレフェルト戦でチームが同じ過ちを繰り返したことを嘆きつつ、ピーター・ボス監督には一刻も早い改善を要求した。

「(ビーレフェルト戦は)いつもと同じパターンだ。最初に訪れた2、3回のチャンスで得点できず、相手の最初の攻撃で失点を喫し、後手に回ってしまった。2週間前にも言ったことを今回もそのまま言うしかないね。失点する前に犯したようなミスはあってはならない」
「我々の試合運び自体は前半戦の途中からそれほど変わっていないと思う。プレースタイルについても同じようなものだ。あの時期も深い位置で守ってくるチームに対しては問題を抱えていたからね」

「1週間前のボルシアMG戦では戦術的に非常に優れた監督によって勝利を掴めた。そしてもちろん、ビーレフェルト戦では連勝を期待していたよ」

「ボス監督は以前と変わらず我々の監督だ。しかし、彼は我々からの感謝とサポートを受けつつも、同時に我々が異なる基準を持っていることについても知っているだろう。クラブ内やメディアからのプレッシャーや批判に対処して欲しいね。彼ならできるはずだ」

また、フェラーSDはまだチームが巻き返せると強調。21日に行われるブンデスリーガ第26節のヘルタ・ベルリン戦で白星を掴むことを望んでいる。

「選手たちは挑戦しており、うつむいている暇はない。我々はベルリンで良い試合ができる状態にあるんだ。ここ数週間は、シーズン前半のような接戦が続いていた。甘い考えを言いたくはないが、今のチームに足りない部分はあまりないと思う」

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