絶好調イヘアナチョが3戦連発含む初のハットトリック! レスターがワイルダー退任に揺れる最下位ブレイズを粉砕《プレミアリーグ》

2021.03.15 01:01 Mon
Getty Images
プレミアリーグ第28節、レスター・シティvsシェフィールド・ユナイテッドが14日にキング・パワー・スタジアムで行われ、ホームのレスターが5-0で快勝した。

現在、3位のレスター(勝ち点53)は前節、ブライトンに2-1の逆転勝利を収めて3試合ぶりの白星を手にした。連勝でトップ4圏内死守を狙う今節は、試合前日にワイルダー監督の退任を発表し、ユースチームを率いていたヘッキングボトム氏を暫定指揮官に据えた最下位のブレイズ(勝ち点14)と対戦。前節からはアマルテイ、タバレスに代えて負傷明けのエバンスと、アジョセ・ペレスを起用した。

レスターはアジョセ・ペレスをトップ下に置き、イヘアナチョとヴァーディを2トップに並べた[3-4-1-2]でスタート。相手と並びをがっちりかみ合わせた形から個の力で局面の打開を図る。
開始直後から圧倒的にボールを握って押し込み、12分にはカスターニュの左クロスをゴール前のアジョセ・ペレスが頭で合わすが、これは惜しくも右ポストを叩く。さらに、18分には相手ボックス内でボールを奪ったヴァーディがすかさず左足を振っていくが、ここはGKラムズデールの好守に遭う。

以降はブレイズが守備のリズムを掴み始めたことで、試合はより膠着した展開に。それでも、安定した守備で相手に深い位置まで侵入を許さないレスターは丁寧にゲームをコントロールしていく。
すると、39分には左サイドでの繋ぎからティーレマンス、アジョセ・ペレス、ヴァーディと2本の見事な縦パスが繋がり、ボックス左のスペースに抜け出したヴァーディが絶妙な左足のグラウンダークロスを供給。これをファーにフリーで走り込んだイヘアナチョが右足で難なく流し込み。鮮やかな連携から好調イヘアナチョにリーグ戦3試合連続ゴールが生まれた。

前半終盤の良い時間帯に先制に成功し、1点リードで試合を折り返したレスターはリカルド・ペレイラを下げてオルブライトンをハーフタイム明けに投入。すると、立ち上がりの50分には鋭いカウンターからボックス右に抜け出したオルブライトンの折り返しをイヘアナチョが収めて中央のヴァーディへ丁寧に落とす。これをヴァーディが右足で蹴り込みに行くが、DFバシャムの見事なゴールカバーにはじき出され、開始早々の追加点とはならず。

それでも、攻勢を続けるホームチームは64分、相手のセットプレーの流れからロングカウンターに転じると、右サイドを突破したオルブライトンからボックス手前でパスを受けたアジョセ・ペレスが見事な右足のミドルシュートをゴール左下隅に突き刺し、待望の追加点を奪取した。

この2点目でブレイズの心を折ったレスターは69分に中盤でのボール奪取からティーレマンスのミドルスルーパスに抜け出した左サイドのヴァーディからの絶妙なクロスに反応したイヘアナチョが冷静に左足のシュートを流し込む。続く78分には三度イヘアナチョがボックス手前右から強烈な左足のミドルシュートを叩き込み、圧巻のハットトリックを達成した。

さらに、80分にはヴァーディの高速クロスがDFアンパドゥのオウンゴールを誘い、5点目まで奪ったレスターはこのままクリーンシートで試合をクローズ。指揮官交代の最下位ブレイズを完膚なきまでに粉砕したレスターが5-0の快勝でリーグ2連勝。暫定ながらマンチェスター・ユナイテッドを抜き2位に浮上している。

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「話すつもりはない」去就について口を閉ざしたアレクサンダー=アーノルド、ケガからの復帰戦で決勝ゴールに「永遠に忘れられない特別な瞬間」

リバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが自身の去就について言及した。クラブ公式サイトが伝えた。 20日、プレミアリーグ第33節でレスター・シティとアウェイで対戦した。 勝てば優勝に王手をかけられるリバプールと、負ければ1年でのチャンピオンシップ(イングランド2部)降格が決定するレスターの対戦。負ければ終わりのレスターは粘りを見せる戦いに。リバプールもなかなか守備を崩せずに時間が進んでいく。 しかし76分、途中出場のアレクサンダー=アーノルドがゴール。右CKの流れからゴール前で混戦となり、レスターが身体を張って防いだ中、アレクサンダー=アーノルドがねじ込んだ。 リバプールはこの1点を守り切り、0-1で勝利を収めた中、アレクサンダー=アーノルドは最高の瞬間か?と聞かれ「もちろんだ」とコメント。キング・パワー・スタジアムでの良い思い出を語り、ケガからの復帰戦でのゴールを喜んだ。 「正直に言うと、このスタジアムで良い瞬間を何度か経験したし、ここでゴールもいくつか決めた。タイトル獲得に大きく近づき、ケガからの復帰初戦でもあったから、僕にとって重要な試合だった」 「復帰できて興奮していたし、ここ数週間はコンディションを回復するために一生懸命練習してきた。プレーするのが待ちきれなかったし、ゴールに貢献できて嬉しかった。本当に大きなゴールだった」 ケガから復帰戦で決勝ゴールを決めた中、話題はやはり去就に。レアル・マドリーへの移籍も噂される中で、自身について語ることはないと改めて表明。ただ、こうして勝利に貢献し、タイトル獲得に向かって進んでいくことは幸せだと語った。 「シーズンを通して言ってきたように、自分の状況について話すつもりはないし、詳細に触れるつもりもない。でも、今日のような日々はいつも特別だ」 「ゴールを決め、プレーし、試合に勝ち、タイトル獲得に近づき、タイトル争いに加わった。これらは僕にとって永遠に忘れられない特別な瞬間であり、その一部になれたことを嬉しく思っている」 <span class="paragraph-title">【動画】レスターが必死で守る中、アレクサンダー=アーノルドが強引にねじ込む!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Ah2dfJdt5Yg";var video_start = 128;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.21 19:20 Mon
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「今週中に優勝できる」2度目のプレミア制覇に王手のリバプール、スロット監督はコロナ禍で規制があった前回優勝を回想「ファンにとって特別な瞬間になる」

リバプールのアルネ・スロット監督が、リーグ優勝に向けてコメントした。クラブ公式サイトが伝えた。 20日、プレミアリーグ第33節でレスター・シティとアウェイで対戦した。 勝てば優勝に王手をかけられるリバプールと、負ければ1年でのチャンピオンシップ(イングランド2部)降格が決定するレスターの対戦。負ければ終わりのレスターは粘りを見せる戦いに。リバプールもなかなか守備を崩せずに時間が進んでいく。 しかし76分、途中出場のトレント・アレクサンダー=アーノルドがゴール。リバプールはこの1点を守り切り、0-1で勝利を収めた。 この勝利で優勝に王手をかけることとなったリバプール。プレミアリーグになってから2度目の優勝に向けて、ファンの支えがあったからだと感謝した。 「彼らの働きはまさにセンセーショナルだった。ファンが望んでいることは、我々がリーグ優勝することだけだ。35年間で1度しかリーグ優勝できておらず、しかも新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でファンが参加できなかった」 「ファンはリーグ優勝に関わっていたが、おそらく望んでいたほどではなかった。優勝の瞬間は、ファンにとって特別な瞬間となるだろう」 「来週は本当に楽しみだ。アーセナルは素晴らしいチームであり、今週中に優勝できると確信している。おそらく我々自身で優勝を掴む必要があり、最初のチャンスは来週のトッテナム戦だ」 2位アーセナルとの勝ち点差は残り5試合で「13」。アーセナルは次節クリスタル・パレスと26日に対戦し、リバプールは翌日にホームでトッテナムを迎えるため、アーセナルが負けることはないだろうとスロット監督は敬意を示した。 その中で、残り1週間の過ごし方についても言及。王手をかけている状態では簡単ではないとしながらも、選手たちに休みを与え、週末の試合に向けての集中力をその後に高めていきたいとした。 「ここでは経験はしていないので、様子を見なければならないが、フェイエノールト時代の経験から言えることは、もちろん騒がしく、みんながとても興奮しているということだ」 「ただ、トレーニング場ではただトレーニングに集中し、トッテナム戦に向けて最善の準備を整えようとしている。トッテナムはケガ人が続出しているチームであり、我々が全力を注ぐべきチームだ」 「選手たちにも今週は1日、2日の休みを設けている。これはずっと前から計画していたことだ。彼らが愛する人たちと楽しい時間を過ごし、トッテナム戦に向けて再び一緒に練習できる時には、完全に集中してくれることを願っている」 <span class="paragraph-title">【動画】難しい戦いになるも、しっかりと勝ち切ったリバプール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Ah2dfJdt5Yg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.21 14:25 Mon
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今季のプレミアで最も代理人に手数料を支払ったのはチェルシー、2度の移籍期間で114.2億円

2024-25シーズンの2度の移籍期間で最も代理人手数料を支払ったクラブが判明した。その金額は6038万4449ポンド(約114億2000万円)とのことだ。 シーズンも佳境に迫る中、イングランドサッカー協会(FA)は2024年2月2日から2025年2月3日までの期間で、FAに登録されているクラブおよびサッカーエージェントの最新の支払い金額を公表した。 最も代理人に手数料を支払っていたのはチェルシー。トッド・ベーリー氏がオーナーになってから多額の資金を補強に投じている中、2024年夏にポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(現ミラン)やFWペドロ・ネト、MFキーナン・デューズバリー=ホールらを補強し、6038万4449ポンド(約114億2000万円)を支払っている。 2位はマンチェスター・シティで5212万6339ポンド(約98億5700万円)。FWサヴィオやFWオマル・マーモウシュ、MFニコラス・ゴンサレス、DFアブドゥコディル・クサノフなどを獲得している。 3位はマンチェスター・ユナイテッドで3302万2197ポンド(約62億4300万円)を支払っており、DFレニー・ヨロ、FW ジョシュア・ザークツィー、DFマタイス・デ・リフトなどを獲得していた。 プレミアリーグの20クラブの総額では4億913万7387ポンド(約773億5000万円)を代理人に支払っているという。 なお、この数字は数字が公表され始めてから初めての減少になったとのことだ。 チャンピオンシップ(イングランド2部)では日本代表MF田中碧が所属するリーズ・ユナイテッドが1位となり、1883万6447ポンド(約35億6200万円)となった。なお2位のバーンリーは530万5608ポンド(約10億円)となっており、3倍以上の金額を投資していた。 <span class="paragraph-title">【データ】2024-25シーズン代理人手数料ランキング</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/plclub2024-25.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <table style="max-width:100%;background-color: #dfdfdf;"> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 順位 </td> <td style="font-size:0.8em; "> チーム名 </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; "> 金額 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 1位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> チェルシー </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 6038万4449 / 約114億2000万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 2位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> マンチェスター・シティ </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 5212万6339 / 約98億5700万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 3位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> マンチェスター・ユナイテッド </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£3302万2197 / 約62億4300万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 4位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> アストン・ビラ </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 2507万7873 / 約47億4000万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 5位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> ニューカッスル </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 2436万6737 / 約46億500万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 6位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> アーセナル </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 2279万1917 / 約43億800万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 7位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> リバプール </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 2083万5652 / 約39億4000万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 8位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> ウェストハム </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1901万9377 / 約35億9600万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 9位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> トッテナム </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1842万9639 / 約34億8400万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 10位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> ブライトン </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1655万3102 / 約31億3000万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 11位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> ボーンマス </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1642万5116 / 約31億500万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 12位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> ブレントフォード </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1476万2657 / 約27億9000万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 13位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> ウォルバーハンプトン </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1350万560 / 約25億5200万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 14位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> ノッティンガム・フォレスト </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1299万1664 / 約24億5600万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 15位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> フルアム </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1275万1674 / 約24億1000万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 16位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> クリスタル・パレス </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1195万2031 / 約22億6000万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 17位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> レスター・シティ </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 982万4219 / 約18億5700万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 18位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> エバートン </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 915万6995 / 約17億3100万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 19位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> サウサンプトン </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 890万718 / 約16億8300万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 20位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> イプスウィッチ・タウン </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 626万4471 / 約11億8500万円 </td></tr> </table> 2025.04.15 15:40 Tue

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