ローマが指揮官古巣シャフタールに3発先勝! ファラオーネが待望の復帰弾!《EL》
2021.03.12 07:14 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・1stレグ、ローマvsシャフタール・ドネツクが11日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが3-0で先勝した。
立ち上がりから押し込む入りを見せたローマは6分、左CKの場面でキッカーのペッレグリーニがニアへの低いボールに反応したビジャールが泥臭く身体に当てると、これがニア下の絶妙なコースに飛ぶ。GKトルビンが何とか掻き出すもゴールラインを割ったかに見えたが、ボール半個残っており、開始早々の先制点とはならなかった。
以降はゼロトップ役を担うムヒタリアンが中盤に落ちて起点となり、その背後をペッレグリーニ、ペドロが狙うローマのシンプルな攻撃が機能し、良い形の攻めを続ける。
先制後、ボックス右に抜け出したドゥドゥの折り返しからジュニオール・モラエスに決定機を許したローマだが、これをGKパウ・ロペスの好守で凌ぐ。すると、30分には相手GKの縦パスを引っかけたムヒタリアンが古巣のゴールへロングシュートを放つが、これはわずかに枠の上を越える。
すると、この直後にふくらはぎを痛めたムヒタリアンはプレー続行不可能となり、マジョラルがスクランブル投入される。それでも、流れを渡さないローマはマンチーニを中心に3バックのアグレッシブな守備でピンチを未然に防ぎつつ、制空権を握ったセットプレーからクリスタンテに2点目のチャンスが訪れるなど、上々の試合運びで前半を終えた。
ローマの1点リードで折り返した試合はアウェイチームが押し込む入りとなる。右ウイングのテテが47分、50分と得意の形から左足のシュートを放っていくが、ここはGKパウ・ロペスの好守とDFのブロックに遭う。
後半に入って守勢が続くローマは62分にペドロを下げてエル・シャーラウィを投入すると、この交代が追加点をもたらす。
73分、カウンターからハーフウェイライン付近で縦パスを受けたマジョラルが左サイドのスペースに飛び出したエル・シャーラウィへラストパスを通す。そのままドリブルで切り込んだイタリア代表FWは細かいタッチでDF2枚の間をすり抜けてゴール前まで運び、最後は飛び出したGKをあざ笑うかのようなチップキックを流し込み、待望のローマ復帰後初ゴールを挙げた。
さらに、畳みかけるローマは77分、左CKの場面でニアのクリスタンテが頭でフリックしたボールをマンチーニが豪快に頭で合わせ、公式戦2試合連続ゴールとした。
この連続ゴールで瞬く間にリードを3点に広げたホームチームはイバニェスやB・ペレスと守備的な交代カードを切って逃げ切り態勢に。フラストレーションを溜めてプレーの精度を欠くアウェイチームの反撃を危なげなく凌ぎ切った。
そして、指揮官の古巣に3-0のスコアで先勝したローマは敵地での2ndレグを前に大きなアドバンテージを手にした。
PR
ローマは前ラウンドでフォンセカ監督の古巣であるブラガと対戦し、ジェコとマジョラルの2試合連続ゴールなどによって初戦を2-0、第2戦を3-1といずれも快勝で飾った。このラウンド16では指揮官の古巣であり、昨季ELベスト4のシャフタールと対戦。ポルトガル人指揮官は2ラウンド続けての古巣対戦に向け、直近のジェノア戦から先発4人を変更。スモーリング、ブルーノ・ペレス、エル・シャーラウィに代えてクンブラ、ビジャール、スピナッツォーラを起用。さらに、マジョラルに代えて古巣対戦のムヒタリアンが最前線で起用された。以降はゼロトップ役を担うムヒタリアンが中盤に落ちて起点となり、その背後をペッレグリーニ、ペドロが狙うローマのシンプルな攻撃が機能し、良い形の攻めを続ける。
そして、23分にはハーフウェイライン付近の左サイドで得たスローインからムヒタリアンのワンタッチパスを受けた左サイドのペドロがボックス左に走り込むペッレグリーニへ丁寧なラストパスを通す。そして、左に持ち出して冷静にGKをかわしたカピターノのシュートが無人のゴールへ決まり、先制に成功した。
先制後、ボックス右に抜け出したドゥドゥの折り返しからジュニオール・モラエスに決定機を許したローマだが、これをGKパウ・ロペスの好守で凌ぐ。すると、30分には相手GKの縦パスを引っかけたムヒタリアンが古巣のゴールへロングシュートを放つが、これはわずかに枠の上を越える。
すると、この直後にふくらはぎを痛めたムヒタリアンはプレー続行不可能となり、マジョラルがスクランブル投入される。それでも、流れを渡さないローマはマンチーニを中心に3バックのアグレッシブな守備でピンチを未然に防ぎつつ、制空権を握ったセットプレーからクリスタンテに2点目のチャンスが訪れるなど、上々の試合運びで前半を終えた。
ローマの1点リードで折り返した試合はアウェイチームが押し込む入りとなる。右ウイングのテテが47分、50分と得意の形から左足のシュートを放っていくが、ここはGKパウ・ロペスの好守とDFのブロックに遭う。
後半に入って守勢が続くローマは62分にペドロを下げてエル・シャーラウィを投入すると、この交代が追加点をもたらす。
73分、カウンターからハーフウェイライン付近で縦パスを受けたマジョラルが左サイドのスペースに飛び出したエル・シャーラウィへラストパスを通す。そのままドリブルで切り込んだイタリア代表FWは細かいタッチでDF2枚の間をすり抜けてゴール前まで運び、最後は飛び出したGKをあざ笑うかのようなチップキックを流し込み、待望のローマ復帰後初ゴールを挙げた。
さらに、畳みかけるローマは77分、左CKの場面でニアのクリスタンテが頭でフリックしたボールをマンチーニが豪快に頭で合わせ、公式戦2試合連続ゴールとした。
この連続ゴールで瞬く間にリードを3点に広げたホームチームはイバニェスやB・ペレスと守備的な交代カードを切って逃げ切り態勢に。フラストレーションを溜めてプレーの精度を欠くアウェイチームの反撃を危なげなく凌ぎ切った。
そして、指揮官の古巣に3-0のスコアで先勝したローマは敵地での2ndレグを前に大きなアドバンテージを手にした。
PR
ローマの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
|
ローマの人気記事ランキング
1
新天地にすんなり適応…信頼バッチリのエイブラハム、ミランが買い取りへの議論を本格化か
ミランが元イングランド代表FWタミー・エイブラハム(26)に関する議論を本格化か。 今夏の移籍市場最終盤、ローマから1年間のレンタル移籍でミラン入りしたエイブラハム。 元々実力が確かなセンターフォワードであり、チェルシー時代にはプレミアリーグで15得点を記録したシーズンも。ローマでは22-23シーズン最終戦の大怪我が不運だったと言うべきだ。 ミランではすんなりとチームにフィットし、シーズン初白星となったベネツィア戦で加入後初得点。インテル戦は新たに採用された[4-4-2]でアルバロ・モラタと2トップを組み、得点ならずもその存在が宿敵を苦しめた。 イタリア『カルチョメルカート』いわく、ミランはすでにエイブラハムの買い取りを議論し始めたようで、金額交渉においては800万〜1000万ユーロ(約12.9億〜16.1億円)が相場。 エイブラハムの加入にあたっては、先方ローマにベルギー代表MFアレクシス・サーレマーケルス(25)を貸し出しており、この点とも擦り合わせたプランニングということになりそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ミラニスタの代わりに復讐したエイブラハム</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">revenge <a href="https://t.co/jUrkE5JqUy">pic.twitter.com/jUrkE5JqUy</a></p>— Inside Milan (@_InsideMilan) <a href="https://twitter.com/_InsideMilan/status/1838807933959733687?ref_src=twsrc%5Etfw">September 25, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.26 15:10 Thu2
デ・ロッシ解任&CEO辞任にオーナーの“心変わり”も? ローマの行く末やいかに
ローマは一体どうなるのだろうか。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 今季ここまで、セリエA開幕4試合未勝利、ダニエレ・デ・ロッシ監督解任、リナ・スロウコウCEO辞任、イバン・ユリッチ新監督初陣で初勝利…と辿るローマ。 デ・ロッシ監督解任を主導したスロウコウCEOが辞任し、そんななか、同CEOに事実上全権を託していたオーナー、ダン・フリードキン氏が今度はエバートンの買収を発表。いま、ロマニスタがクラブの行く末に不安を抱えている。 23日、フリードキングループはローマを通じ、「エバートン買収によって、ローマへの比重を下げることはありません。むしろ、複数クラブの共生でローマが利することに尽力します」と声明。イタリア首都の沈静化を図った文言だ。 水面下では新CEOの確保へ動き出したようで、ひとまず暫定的な内部昇格か。顧問弁護士のロレンツォ・ヴィターリ氏が据えられるという。正式な後任については、代理店グループCAA Baseの人材紹介にも頼っているそうだ。 その一方、フリードキングループがローマを手放すという噂は止まず、チェルシーなど保有のコンソーシアム、またサウジアラビア方面へ売却される可能性が排除できない、というのがローマ紙『Il Messaggero』の主張に。 今夏ローマがセリエA史上初のサウジアラビア人選手として、アル・ヒラルからサウジアラビア代表DFサウード・アブドゥルハミドを獲得した事実は、アラブ世界との相乗効果を考慮するうえでこの上ないリクルート。 また、胸スポンサーにもなっているリヤド・シーズンとの2年契約で年間1200万ユーロ(約19.2億円)。これらでいくらか稼ぎ、どこかのタイミングでクラブを売却する…というシナリオが可能性として考えられているようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】気概溢れるディバラのPK弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr">Il recupero di Artem <br>Il rigore di Paulo <a href="https://twitter.com/hashtag/ASRoma?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ASRoma</a> <a href="https://t.co/UGX3W18Zh0">pic.twitter.com/UGX3W18Zh0</a></p>— AS Roma (@OfficialASRoma) <a href="https://twitter.com/OfficialASRoma/status/1838226995458572671?ref_src=twsrc%5Etfw">September 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.25 15:20 Wed3
ローマのデ・ロッシ監督解任を選手は誰一人として受け入れず リーダー2人が「選手の総意」でCEOに撤回を直談判
ローマ上層部による「ダニエレ・デ・ロッシ監督解任」の決断は、全くもって選手たちに受け入れられていないのだという。 ローマは18日、夏に契約を延長したばかりのデ・ロッシ監督との契約解除・解任を発表。 確かにセリエA開幕4試合未勝利と苦しんでいたが、それでも、この別れを受け入れられないと嘆くロマニスタが少なくない。 後任には、その手腕がカルチョで高く評価されるイバン・ユリッチ氏が就任。何はともあれリスタートを切るローマだが、首都ローマに本社を置く『コリエレ・デッロ・スポルト』が、クラブに関してこのようなニュースを展開。 どうやら、ダン・フリードキン氏から事実上全権を託されている最高経営責任者(CEO)、リナ・スロウコウ氏に特定の選手から直談判が。ズバリ「デ・ロッシ解任の撤回」だという。 その選手とは、主将のロレンツォ・ペッレグリーニ、ジャンルカ・マンチーニで、2選手は「選手全員から想いを託された代表団として彼女(スロウコウCEO)を頼った」とも。ボスの解任は、全くもって受け入れられていないようだ。 また、解任前ラストゲームとなったジェノア戦に前後して、選手全員が上層部から個別に呼び出され、「デ・ロッシ監督をどう思うか」という半ば尋問があった模様。 地元紙コリエレいわく、この場でデ・ロッシ監督を“裏切った”選手は1人もおらず、にもかかわらず解任に。結局ペッレグリーニとマンチーニの直談判も通らなかったようで、波紋がまだ続きそうだ。 2024.09.20 17:53 Fri4
「望んでいた結末ではない」エル・シャーラウィがローマ解任のデ・ロッシ監督に熱いメッセージ「いつも思っていた通りの人だった」
ローマのイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィが、電撃解任されたダニエレ・デ・ロッシ監督へメッセージを送った。 デ・ロッシ監督は下部組織時代から過ごしたローマで17シーズンを過ごし、その後はボカ・ジュニアーズでのプレーを経て現役引退。イタリア代表のコーチやSPALでの指揮官を経験すると、2024年1月からジョゼ・モウリーニョ前監督の後任としてローマの監督に就任した。 昨シーズンは公式戦26試合14勝6分け6敗とチームを立て直し、ヨーロッパリーグ(EL)ではベスト4に進出。しかし、今シーズンはセリエA開幕からの4試合で3分け1敗と勝利がない中、18日にクラブは「望ましい道を速やかに再開できるよう、チームの利益を考慮して採用された」という説明と共に、デ・ロッシ監督の電撃解任を発表した。 クラブが後任としてイバン・ユリッチ氏の就任を発表する中で、ローマの選手たちはSNSでデ・ロッシ監督への感謝を表明。その中でもエル・シャーラウィはインスタグラムで長文のメッセージを投稿しており、感謝と今後の幸運を祈ると綴っている。 「最初はチームメイトとして、次は監督として、あなたはいつも僕が思っていた通りの人だった。フットボール界の紳士であり、技術的なレベルだけでなく、何よりもあなたのカリスマ性とチーム内でのリーダーシップは参考とされるべき存在だった」 「あなたがこの街の何を代表しているか考えれば、これが僕たちの望んでいた結末でないのは確かだ。でも、あなたが僕たちに与えてくれたことを、たとえ短い時間だったとしてもみんなは忘れない」 「僕はあなたの幸運を祈ることしかできない。あなたの未来が、あなたに相応しいものであることを祈っている。すべてに感謝している。愛しているよ、ダニ」 2024.09.19 11:55 Thu5