ジャカ凡ミスに決定力不足響いたアーセナルが格下バーンリーとドロー…EL&NLダービーに弾み付けられず…《プレミアリーグ》

2021.03.06 23:30 Sat
Getty Images
プレミアリーグ第27節、バーンリーvsアーセナルが6日にターフ・ムーアで行われ、1-1のドローに終わった。
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前節、上位のレスター・シティを相手に会心の逆転勝利を挙げた10位のアーセナル(勝ち点37)は、来週にヨーロッパリーグのオリンピアコス戦、トッテナムとのノースロンドン・ダービーと重要な連戦を控える中、15位のバーンリー(勝ち点29)を相手に連勝を狙った。
レスター戦からは先発5人を変更。セドリックに代わってチャンバースが右サイドバックで今季リーグ初先発を飾ったほか、エルネニー、ペペ、スミス・ロウ、ラカゼットに代えて、トーマス・パルティ、ウーデゴール、サカ、オーバメヤンを起用した。

中2日のホームチームに対して中5日で休養十分のアウェイチームが立ち上がりから押し込む入りを見せる。すると6分、自陣深くでボールを持ったトーマスが中央で浮いたウィリアンに縦パスを通して攻撃のスイッチが入る。そのままドリブルで中央を持ち上がったウィリアンがボックス手前左のオーバメヤンに繋ぐと、オーバメヤンは鋭いカットインでDFロートンを振り切ってニア下を狙ったシュートを放つと、GKポープの手を弾いたボールがゴールネットを揺らした。

幸先よく先制に成功したアーセナルは以降、前に出てきたバーンリーを前に自陣でのボールロストが散見。ただ、相手の連携ミスなど拙攻にも助けられてピンチには至らず。
逆に、19分にはボックス左でDFロートンのクリアミスに反応したオーバメヤンに2点目のチャンスが訪れるが、ここはシュートを枠に飛ばせない。さらに、22分にはオーバメヤンとのワンツーでボックス内に侵入したサカがうまくルーズボールを収めて左足のシュートに持ち込むが、このシュートも枠の左に外れてしまう。

前半半ばから終盤にかけては拮抗した展開が続く中、アーセナルはサカを起点とした鋭いカウンターから幾度か追加点に迫るが、トーマスのミドルシュートが枠を外れるなど最後の精度を欠く。

すると、39分には前回対戦で一発退場し戦犯となっていたジャカの信じがたいミスから同点に追いつかれる。自陣深くでボールを繋いだアーセナルはパブロ・マリからバックパスを受けたGKレノが相手を背負うもボックス内に落ちてボールを要求したジャカの足元にパス。これを右サイドにダイレクトで展開しようとしたジャカのパスがウッドに引っかかると、腹部に当たったボールがそのまま無人のゴールへ決まった。

レノとジャカの凡ミスで追いつかれて動揺が見えるアーセナルは直後にもボックス内でヴィドラにロングボールを収められ、マイナスに落としたボールをマクニールにシュートされるが、ここはGKレノのセーブで何とか凌いだ。

1-1で折り返した試合は後半もアーセナルがボールを握った丁寧な攻め、バーンリーがロングボールでワンチャンスを狙う拮抗した展開が続く。立ち上がりはウーデゴールのミドルシュートなど、アーセナルがよりフィニッシュの場面を見せるが、集中した相手の守備を崩し切るまでには至らず。

この攻撃の停滞を受け、アルテタ監督は63分にウーデゴールを下げてラカゼット、70分にウィリアンを下げてペペを投入。一連の交代で2列目は右からペペ、ラカゼット、サカという並びとなる。

だが、この交代も攻撃を活性化させるまでには至らず、逆にバーンリーの反撃に晒される。78分にはピーテルスに意表を突いた左足のダイレクトボレーを枠に飛ばされるが、ここはGKレノが見事なワンハンドセーブ。続く79分にはヴィドラとのワンツーでゴール前に抜け出したウッドに一対一の絶好機を作られるが、これもレノのビッグセーブで凌いだ。

格下相手に取りこぼしは許されないアーセナルは81分にトーマスを下げてセバージョスを最後の交代カードとして切る。すると、直後の84分にはボックス左で仕掛けたサカの浮き球のクロスをペペが左足ボレーシュート。完全に枠を捉えたこのシュートがゴールカバーに入ったDFピーテルスの左肩付近に当たってコースが変わりクロスバーを叩く。そして、マリナー主審はピーテルスのハンドを取りレッドカードと共にアーセナルにPKを与える。だが、VARのレビューの結果、ボールが肩でのブロックと判断され、判定は取り消しとなった。

このビッグチャンスを逸したアーセナルは試合終盤にかけても猛攻を仕掛けていくが、ボックス内でのオーバメヤンのシュートがブロックに遭い、94分のセバージョスのミドルシュートも右ポストに阻まれ、最後まで2点目を奪うことはできなかった。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ジャカの凡ミスに加えて決定力不足に泣いたアーセナルは痛恨のドローとなり、オリンピアコス、トッテナム戦と続く連戦に向けて弾みを付けることはできなかった。

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