J1開幕!新旧王者による神奈川ダービーは昨季王者川崎Fに軍配!家長圧巻2ゴールで白星発進【明治安田J1第1節】
2021.02.26 19:58 Fri
26日、明治安田生命J1リーグの2021シーズンが幕を上げた。その開幕を告げる一戦は、昨季王者の川崎フロンターレと、一昨季王者の横浜F・マリノスによる“神奈川ダービー”だ。
昨シーズンは最多勝ち点、最速優勝、最多得点など記録づくめの強さを見せつけた川崎F。J1開幕に先駆けて行われた富士ゼロックス・スーパーカップでは、昨季2位のガンバ大阪相手に終盤の小林悠のゴールで3-2と勝利し、初タイトルを手にした。そして、リーグ開幕節のスタメンはその一戦と同じイレブンを起用。昨季に続いて今季も[4-3-3]のシステムを採用している。
対して、2019シーズンの王者である横浜FMは、2020年は超過密日程によるターンオーバーの影響、そしてケガ人が出たこともあり、悔しい9位に終わっていた。覇権奪還を目指す今シーズンに向けては、昨シーズンもトライしていた3バックを採用し、中盤をダイヤモンドにした[3-4-3]の新システムで開幕戦に臨む。スタメンに関しては、大分トリニータからの新加入選手である岩田や、高卒ルーキーの樺山が起用されている。
オープニングシュートは開始12秒後に訪れた。横浜FMのキックオフから、川崎Fはレアンドロ・ダミアンと家長が挟み込むような形でティーラトンからボールを奪取。そのままドリブルで持ち上がったL・ダミアンがボックス手前右からシュートを放っていったが、枠の左に外れた。
球際での高いインテンシティでリズムを作る横浜FMに対して、ゲームメイクではやはり川崎Fが一枚上手。7分には脇坂のシュートでCKを獲得し、その右CKでは折り返しからシミッチがシュートに持ち込んだ。
そんな中、守勢に回っていた横浜FMも反撃。18分、仲川の強めのチェックから敵陣でボールを奪うと、樺山がボックス左で仕掛け、最後はその折り返しを天野がダイレクトシュート。枠には飛ばなかったが、これがチーム初シュートとなった。
ここからエンジンをかけて行きたい横浜FMだったが、新シーズンの第一号ゴールを挙げたのは川崎Fだった。18分、右サイドから攻めるホームチームは、オーバーラップしてきた右サイドバックの山根に脇坂が正確な浮き球のパスをピタリと合わせる。山根はボックス右の深い位置で浮き球をバックヒールで華麗に折り返すと、最後は家長が左足ボレーシュートを突き刺し、完璧な攻撃を仕上げた。
その後も鋭い攻撃を見せる川崎Fは、32分に味方のパスでボックス左に抜け出したL・ダミアンからゴール前に絶好のプレゼントパスが送られたが、微妙に浮いた難しいボールだったため、家長はこれをふかしてしまった。さらに36分にはカウンターから田中がシュートに持ち込んだが、ここはGKオビ・パウエル・オビンナに弾き出された。
それでも前半終了間際の43分、右CKの流れから相手のクリアボールを奪い返した川崎Fは、田中がL・ダミアンとのワンツーで右サイドを突破。速度のあるクロスを送ると、上手くマークを外していた家長が頭で合わせて追加点を挙げた。
難しい展開となってしまった横浜FMも、前半アディショナルタイムにCKからオナイウ阿道がヘディングシュートを枠に飛ばしたが、GKチョン・ソンリョンに掻き出された。2点ビハインドで後半を迎えるアウェイチームは、樺山と扇原を下げて前田と水沼を投入した。
この交代でシステムを[4-2-3-1]に変更し、昨季のフォーメーションに戻した横浜FMは明らかにボールが走るようになり、アタッキングサードに侵入する回数を増やす。後半開始から20分間で前半を上回るシュート数を記録。63分にショートカウンターからオナイウ阿道が左ポスト直撃のシュートを放つと、65分にはそのオナイウ阿道が個人でボックス右を突破しチャンスメイクするなど、着実にゴールへと近づいていく。
この間に川崎Fはジョアン・シミッチを下げて、桐蔭横浜大学卒のルーキー橘田健人を投入。76分には、スーパーカップで劇的決勝点を挙げた小林をL・ダミアンに代えてピッチへ送り込み、試合を殺しにかかる。
後半は攻勢も1点が遠い横浜FMは、一昨季得点王の仲川が何度かゴールに迫るも、82分のシュートも枠を捉えられず。一方、徐々に勝利が近づく川崎Fは、速攻から小林にゴールチャンスも、ここは相手DFに軍配が上がった。
試合終盤の88分には、互いに5枚の交代カードを使い切り、両監督とも残りは選手に託すことに。そして、4分の後半アディショナルタイムも過ぎ試合終了。新旧王者による開幕神奈川ダービーは、2-0でホームの川崎Fが勝利を収めた。
川崎フロンターレ 2-0 横浜F・マリノス
【川崎F】
家長昭博(前21)
家長昭博(前43)
昨シーズンは最多勝ち点、最速優勝、最多得点など記録づくめの強さを見せつけた川崎F。J1開幕に先駆けて行われた富士ゼロックス・スーパーカップでは、昨季2位のガンバ大阪相手に終盤の小林悠のゴールで3-2と勝利し、初タイトルを手にした。そして、リーグ開幕節のスタメンはその一戦と同じイレブンを起用。昨季に続いて今季も[4-3-3]のシステムを採用している。
オープニングシュートは開始12秒後に訪れた。横浜FMのキックオフから、川崎Fはレアンドロ・ダミアンと家長が挟み込むような形でティーラトンからボールを奪取。そのままドリブルで持ち上がったL・ダミアンがボックス手前右からシュートを放っていったが、枠の左に外れた。
球際での高いインテンシティでリズムを作る横浜FMに対して、ゲームメイクではやはり川崎Fが一枚上手。7分には脇坂のシュートでCKを獲得し、その右CKでは折り返しからシミッチがシュートに持ち込んだ。
12分にはL・ダミアンのラストパスから三笘にビッグチャンス。DFを一人背負いながらGKと対面したが、シュートはオビ・パウエル・オビンナの好セーブに遭った。15分にはその三笘のパスから脇坂がミドルシュート。枠から外れるものの、王者の攻勢は続く。
そんな中、守勢に回っていた横浜FMも反撃。18分、仲川の強めのチェックから敵陣でボールを奪うと、樺山がボックス左で仕掛け、最後はその折り返しを天野がダイレクトシュート。枠には飛ばなかったが、これがチーム初シュートとなった。
ここからエンジンをかけて行きたい横浜FMだったが、新シーズンの第一号ゴールを挙げたのは川崎Fだった。18分、右サイドから攻めるホームチームは、オーバーラップしてきた右サイドバックの山根に脇坂が正確な浮き球のパスをピタリと合わせる。山根はボックス右の深い位置で浮き球をバックヒールで華麗に折り返すと、最後は家長が左足ボレーシュートを突き刺し、完璧な攻撃を仕上げた。
その後も鋭い攻撃を見せる川崎Fは、32分に味方のパスでボックス左に抜け出したL・ダミアンからゴール前に絶好のプレゼントパスが送られたが、微妙に浮いた難しいボールだったため、家長はこれをふかしてしまった。さらに36分にはカウンターから田中がシュートに持ち込んだが、ここはGKオビ・パウエル・オビンナに弾き出された。
それでも前半終了間際の43分、右CKの流れから相手のクリアボールを奪い返した川崎Fは、田中がL・ダミアンとのワンツーで右サイドを突破。速度のあるクロスを送ると、上手くマークを外していた家長が頭で合わせて追加点を挙げた。
難しい展開となってしまった横浜FMも、前半アディショナルタイムにCKからオナイウ阿道がヘディングシュートを枠に飛ばしたが、GKチョン・ソンリョンに掻き出された。2点ビハインドで後半を迎えるアウェイチームは、樺山と扇原を下げて前田と水沼を投入した。
この交代でシステムを[4-2-3-1]に変更し、昨季のフォーメーションに戻した横浜FMは明らかにボールが走るようになり、アタッキングサードに侵入する回数を増やす。後半開始から20分間で前半を上回るシュート数を記録。63分にショートカウンターからオナイウ阿道が左ポスト直撃のシュートを放つと、65分にはそのオナイウ阿道が個人でボックス右を突破しチャンスメイクするなど、着実にゴールへと近づいていく。
この間に川崎Fはジョアン・シミッチを下げて、桐蔭横浜大学卒のルーキー橘田健人を投入。76分には、スーパーカップで劇的決勝点を挙げた小林をL・ダミアンに代えてピッチへ送り込み、試合を殺しにかかる。
後半は攻勢も1点が遠い横浜FMは、一昨季得点王の仲川が何度かゴールに迫るも、82分のシュートも枠を捉えられず。一方、徐々に勝利が近づく川崎Fは、速攻から小林にゴールチャンスも、ここは相手DFに軍配が上がった。
試合終盤の88分には、互いに5枚の交代カードを使い切り、両監督とも残りは選手に託すことに。そして、4分の後半アディショナルタイムも過ぎ試合終了。新旧王者による開幕神奈川ダービーは、2-0でホームの川崎Fが勝利を収めた。
川崎フロンターレ 2-0 横浜F・マリノス
【川崎F】
家長昭博(前21)
家長昭博(前43)
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