デレ・アリが圧巻バイシクル弾含む1G2Aの大暴れ! 圧勝のスパーズがベスト16進出一番乗り《EL》
2021.02.25 03:58 Thu
ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド32の2ndレグ、トッテナムvsヴォルフスベルガーが24日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、トッテナムが4-0で勝利した。この結果、2戦合計8-1としたトッテナムのベスト16進出が決定した。
トッテナムは前節、ヴォルフスベルガーのホーム扱いとなった中立地ブダペストでの1stレグをベイルの1ゴール1アシストなどアウェイゴール4つを奪って4-1と先勝。今回のホーム戦を前にベスト16進出をほぼ決めた。そのため、1-2で敗れた直近のウェストハム戦からはダイアーとラメラを除く先発9人を変更。GKにハートが入ったほか、ウィンクス、ムサ・シソコ、デレ・アリ、カルロス・ヴィニシウスと出場機会の少ない選手が起用された。
初戦で大差が付いたこともあり、ややゆったりとしたリズムでスタートした試合は前回対戦同様に地力で勝るホームチームが先制に成功する。10分、ラメラ、ベルフワインのキープからボックス右に走り込んだドハーティにパスが繋がると、ボックス中央でゴールを背にして足元に横パスを受けたデレ・アリがボールを浮かせて右足のバイシクルシュートを狙うと、これがゴール左隅の完璧なコースに決まった。
デレ・アリのスーパーゴールによって早くも相手の心を折ったトッテナムは、リスクを冒して2点目を奪いにはいかず、ゲームコントロールを優先しつつカウンターを繰り出す形の戦い方を採用。
以降はアウェイチームが反撃に転じていくが、要所を締める守備で決定機までは持ち込ませない。前半終了間際にはラメラの高い位置でのボール奪取からショートカウンターを仕掛けてヴィニシウスがボックス内でGKをかわして無人のゴールへシュートを放つが、これはDFのスーパークリアに遭う。その直後にもボックス手前で仕掛けたベルフワインに決定機も、ややコースが甘くなったシュートはGKにはじき出された。
これで突破を確実なモノとしたトッテナムはポジション奪取に向けて結果がほしいラメラやベルフワイン、デレ・アリがボックス付近で積極的な仕掛けを見せて幾度も3点目に迫る。その一方で、69分にはベルフワイン、ラメラを下げてベイル、ルーカス・モウラとコンディションを上げさせたいアタッカー陣をピッチへ送り出す。
すると、73分には左サイドの高い位置でのボール奪取からバイタルエリアでボールを持ったデレ・アリがヴィニシウスがニアへのランニングで相手を引っ張って空けたボックス右のスペースに走り込んだベイルへ丁寧なラストパスを送ると、これをベイルが見事な左足のダイレクトシュートを左隅に突き刺し、前回対戦に続きゴールを奪取。
その後、スカーレット、トップチームデビュー戦となるラヴィニア、ジョンとアカデミー出身の若手をピッチに送り込んだホームチームは83分にもスカーレットのハイプレスからボックス内で奪ったボールをヴィニシウスが冷静に左足で蹴り込み、前回対戦に続く4ゴール目を奪った。
そして、主力を温存しながらもリーグ戦の不振を払しょくする快勝を収めたトッテナムが2戦合計8-1のスコアでベスト16進出一番乗りを果たした。
トッテナムは前節、ヴォルフスベルガーのホーム扱いとなった中立地ブダペストでの1stレグをベイルの1ゴール1アシストなどアウェイゴール4つを奪って4-1と先勝。今回のホーム戦を前にベスト16進出をほぼ決めた。そのため、1-2で敗れた直近のウェストハム戦からはダイアーとラメラを除く先発9人を変更。GKにハートが入ったほか、ウィンクス、ムサ・シソコ、デレ・アリ、カルロス・ヴィニシウスと出場機会の少ない選手が起用された。
初戦で大差が付いたこともあり、ややゆったりとしたリズムでスタートした試合は前回対戦同様に地力で勝るホームチームが先制に成功する。10分、ラメラ、ベルフワインのキープからボックス右に走り込んだドハーティにパスが繋がると、ボックス中央でゴールを背にして足元に横パスを受けたデレ・アリがボールを浮かせて右足のバイシクルシュートを狙うと、これがゴール左隅の完璧なコースに決まった。
以降はアウェイチームが反撃に転じていくが、要所を締める守備で決定機までは持ち込ませない。前半終了間際にはラメラの高い位置でのボール奪取からショートカウンターを仕掛けてヴィニシウスがボックス内でGKをかわして無人のゴールへシュートを放つが、これはDFのスーパークリアに遭う。その直後にもボックス手前で仕掛けたベルフワインに決定機も、ややコースが甘くなったシュートはGKにはじき出された。
1点リードで試合を折り返したホームチームは後半も早い時間帯にゴールをこじ開ける。50分、左サイドでのベン・デイビスとのパス交換からデレ・アリが柔らかなクロスを上げると、ボックス右でDFの背後を取ったヴィニシウスがピッチへ叩きつけるヘディングシュートでゴールネットを揺らした。
これで突破を確実なモノとしたトッテナムはポジション奪取に向けて結果がほしいラメラやベルフワイン、デレ・アリがボックス付近で積極的な仕掛けを見せて幾度も3点目に迫る。その一方で、69分にはベルフワイン、ラメラを下げてベイル、ルーカス・モウラとコンディションを上げさせたいアタッカー陣をピッチへ送り出す。
すると、73分には左サイドの高い位置でのボール奪取からバイタルエリアでボールを持ったデレ・アリがヴィニシウスがニアへのランニングで相手を引っ張って空けたボックス右のスペースに走り込んだベイルへ丁寧なラストパスを送ると、これをベイルが見事な左足のダイレクトシュートを左隅に突き刺し、前回対戦に続きゴールを奪取。
その後、スカーレット、トップチームデビュー戦となるラヴィニア、ジョンとアカデミー出身の若手をピッチに送り込んだホームチームは83分にもスカーレットのハイプレスからボックス内で奪ったボールをヴィニシウスが冷静に左足で蹴り込み、前回対戦に続く4ゴール目を奪った。
そして、主力を温存しながらもリーグ戦の不振を払しょくする快勝を収めたトッテナムが2戦合計8-1のスコアでベスト16進出一番乗りを果たした。
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