ローマが難敵ウディネに3発快勝で暫定3位浮上! ヴェレトゥがドッピエッタ!《セリエA》
2021.02.14 22:35 Sun
セリエA第22節、ローマvsウディネーゼが14日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが3-0で勝利した。
前節、ユベントスとの上位対決を0-2で落とした5位のローマ(勝ち点40)はトップ4圏内返り咲きを目指して11位のウディネーゼ(勝ち点24)をホームで迎え撃った。ユベントス戦からは負傷のクンブラに代えて出場停止明けのペッレグリーニを起用。クリスタンテが3バックの中央にポジションを移した。また、今冬加入のエル・シャーラウィが負傷明けのペドロと共にベンチに入った。
立ち上がりからエンジン全開で相手を押し込む入りを見せたローマは5分、右サイドの高い位置へ攻め上がったマンチーニが左足に持ち替えて正確なクロスを供給。これをゴール前に走り込んだヴェレトゥが頭で合わせ、開始早々の先制点を挙げた。
先制後はデウロフェウ、ジョレンテの2トップを背後のスペースに走らせて高い位置で起点を作り、デ・パウルらの2列目からの飛び出しでチャンスを窺うウディネーゼの攻撃にやや手を焼く。
その一方で、得意のカウンターは序盤から機能しており、12分にはショートカウンターからマジョラルのラストパスに抜け出したヴェレトゥに2点目の決定機が訪れると、19分にも左CKからゴール前の混戦を制したマジョラル、イバニェスが相手DFの決死のブロックに阻まれるが、2点目に迫る。
畳みかけるホームチームは29分にもヴェレトゥのお膳立てからペッレグリーニの見事なダイレクトシュートで三度ゴールネットを揺らすが、オンフィールドレビューの結果、起点となったムヒタリアンがストリガー・ラーセンへのファウルを取られたことでゴールは取り消しとなった。
それでも、攻守両面で高い強度、プレーの連続性を見せたローマは曲者ウディネーゼ相手に完璧なパフォーマンスをみせ、2点差以上の圧倒ぶりで前半を終えた。
迎えた後半はウディネーゼの切り替えの部分での修正が機能したことで、アウェイチームに押し込まれる時間が続くローマ。それでも、課題の守備陣が最後のところで集中した対応を見せ、決定機まで持ち込ませない。
その後、60分を過ぎてウディネーゼがオカカ、モリーナと2枚替えを敢行して勝負に出る中、65分にはローマに後半最初の決定機。左サイドを突破してボックス内に持ち込んだスピナッツォーラのクロスをペッレグリーニが頭で合わすが、これはわずかに枠の左へ外れた。この直後にはマジョラルを下げてジェコをピッチへ送り込んだ。
この交代で流れを取り戻し、3点目を奪って試合を決めたいローマだが、70分にはミスから絶体絶命のピンチが訪れる。クリスタンテの最終ラインでのボールロストからデウロフェウにボックス内へ抜け出されるが、ここは右に抜こうとした相手の意図を完璧に読んだGKパウ・ロペスの値千金の好守で何とか窮地を脱した。
その後はヴェレトゥ、ペッレグリーニ、スピナッツォーラと主力を下げてペドロ、ブルーノ・ペレス、ディアワラの投入で逃げ切り態勢に入ったローマは、試合終了間際の93分に左サイドでのムヒアタリアンの仕掛けからボックス中央でジェコが粘って落としたボールをペドロがゴール右隅に蹴り込み、自身3カ月半ぶりとなる今季4点目を挙げて試合を決定づけた。
そして、直近4戦無敗でアタランタ、インテル相手に引き分けていた難敵ウディネーゼに快勝を収めたローマが、暫定3位に浮上した。
前節、ユベントスとの上位対決を0-2で落とした5位のローマ(勝ち点40)はトップ4圏内返り咲きを目指して11位のウディネーゼ(勝ち点24)をホームで迎え撃った。ユベントス戦からは負傷のクンブラに代えて出場停止明けのペッレグリーニを起用。クリスタンテが3バックの中央にポジションを移した。また、今冬加入のエル・シャーラウィが負傷明けのペドロと共にベンチに入った。
立ち上がりからエンジン全開で相手を押し込む入りを見せたローマは5分、右サイドの高い位置へ攻め上がったマンチーニが左足に持ち替えて正確なクロスを供給。これをゴール前に走り込んだヴェレトゥが頭で合わせ、開始早々の先制点を挙げた。
その一方で、得意のカウンターは序盤から機能しており、12分にはショートカウンターからマジョラルのラストパスに抜け出したヴェレトゥに2点目の決定機が訪れると、19分にも左CKからゴール前の混戦を制したマジョラル、イバニェスが相手DFの決死のブロックに阻まれるが、2点目に迫る。
すると24分、ペッレグリーニの絶妙なダイレクトパスに抜け出したヴェレトゥが右サイドの深い位置から丁寧な折り返しを送ると、これにゴール前で反応したムヒタリアンがGKムッソに足をかけられてPKを獲得。これをキッカーのヴェレトゥがきっちりGKが飛んだ逆のサイドに流し込み、ドッピエッタを達成した。
畳みかけるホームチームは29分にもヴェレトゥのお膳立てからペッレグリーニの見事なダイレクトシュートで三度ゴールネットを揺らすが、オンフィールドレビューの結果、起点となったムヒタリアンがストリガー・ラーセンへのファウルを取られたことでゴールは取り消しとなった。
それでも、攻守両面で高い強度、プレーの連続性を見せたローマは曲者ウディネーゼ相手に完璧なパフォーマンスをみせ、2点差以上の圧倒ぶりで前半を終えた。
迎えた後半はウディネーゼの切り替えの部分での修正が機能したことで、アウェイチームに押し込まれる時間が続くローマ。それでも、課題の守備陣が最後のところで集中した対応を見せ、決定機まで持ち込ませない。
その後、60分を過ぎてウディネーゼがオカカ、モリーナと2枚替えを敢行して勝負に出る中、65分にはローマに後半最初の決定機。左サイドを突破してボックス内に持ち込んだスピナッツォーラのクロスをペッレグリーニが頭で合わすが、これはわずかに枠の左へ外れた。この直後にはマジョラルを下げてジェコをピッチへ送り込んだ。
この交代で流れを取り戻し、3点目を奪って試合を決めたいローマだが、70分にはミスから絶体絶命のピンチが訪れる。クリスタンテの最終ラインでのボールロストからデウロフェウにボックス内へ抜け出されるが、ここは右に抜こうとした相手の意図を完璧に読んだGKパウ・ロペスの値千金の好守で何とか窮地を脱した。
その後はヴェレトゥ、ペッレグリーニ、スピナッツォーラと主力を下げてペドロ、ブルーノ・ペレス、ディアワラの投入で逃げ切り態勢に入ったローマは、試合終了間際の93分に左サイドでのムヒアタリアンの仕掛けからボックス中央でジェコが粘って落としたボールをペドロがゴール右隅に蹴り込み、自身3カ月半ぶりとなる今季4点目を挙げて試合を決定づけた。
そして、直近4戦無敗でアタランタ、インテル相手に引き分けていた難敵ウディネーゼに快勝を収めたローマが、暫定3位に浮上した。
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