PKの一撃に沈んだリバプールがアンフィールドで69戦ぶり敗戦、南野は終盤に出場《プレミアリーグ》

2021.01.22 06:57 Fri
Getty Images
リバプールは21日、プレミアリーグ第18節でバーンリーをホームに迎え、0-1で敗れた。リバプールのMF南野拓実は85分から出場している。

4日前に行われたマンチェスター・ユナイテッドとの首位攻防戦をゴールレスドローで終えた暫定4位のリバプール(勝ち点18)は、ユナイテッド戦のスタメンから3選手を変更。サラー、フィルミノ、コンディション不良のヘンダーソンに代えてオリジ、チェンバレン、負傷明けのマティプを起用した。

17位バーンリー(勝ち点16)に対し、3トップに右からシャキリ、オリジ、マネと並べたリバプールが押し込む展開で推移していく。
フラットな[4-4-2]のブロックを作るバーンリーに対し、21分にシャキリが、23分にチェンバレンがミドルシュートでそれぞれ牽制していった。

そして32分にはカウンターの流れからオリジがオンターゲットのシュートを記録すると、43分に先制のチャンス。ミーのバックパスミスをカットしたオリジが独走。GKと一対一となったが、シュートをバーに当ててしまい、前半をゴールレスで終えた。
迎えた後半も押し込んだリバプールだったが、チャンスを作れずにいたことから57分にサラーとフィルミノを投入する。

すると60分に決定機。ワイナルドゥムの素晴らしい持ち上がりからラストパスを受けたボックス右のサラーがシュート。だが、GKポープの好守に阻まれた。

続く72分にはGKポープのフィードミスをカットした流れからフィルミノに決定機が訪れるも、シュートは枠に飛ばせない。

すると82分、PKを献上する。FKの流れからボックス中央に侵入してきたバーンズをGKアリソンが倒してしまった。このPKをバーンズに決められ、リバプールは先制されてしまう。

失点を受けて南野を投入したリバプールだったが、最終盤にかけてはチャンスを作れずに0-1で敗戦。PKの一撃に沈んだリバプールはアンフィールドでのリーグ戦では69戦ぶりの黒星となり、5戦勝ちなしとなった。

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