FIFAが一部クラブが構想する“ヨーロッパ・スーパーリーグ”に反対声明、参加した選手はその他大会の出場禁止

2021.01.21 22:10 Thu
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国際サッカー連盟(FIFA)が、一部で創設が構想されている「ヨーロッパ・スーパーリーグ」に対して、認めないことを公式声明として発表した。

一部のヨーロッパのビッグクラブが、国をまたいでトップクラブだけを集めたリーグ戦となる「スーパーリーグ」を創設しようと構想していることは予てから報じられてきた。

UEFAチャンピオンズリーグを超える存在となりうる限定したチームだけが参加可能な「ヨーロッパ・スーパーリーグ」に関しては、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ元会長は受け入れたと過去に発言。レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長やユベントスのアンドレア・アニェッリ会長も前向きだとされてきた。
そういった憶測が過熱する中、FIFAは21日に公式に声明を発表。「スーパーリーグ」構想に関しては、FIFAを始め6つの大陸連盟(アジア、アフリカ、北中米カリブ海、南米、オセアニア、ヨーロッパ)の会長の連名で認められないと反対の声明を発表した。

「メディアでは最近、一部のヨーロッパのクラブによる閉鎖的な「ヨーロッパ・スーパーリーグ」の創設についての憶測が出ている中、FIFAと6つの連盟(AFC、CAF、CONCACAF、CONMEBOL、OFC、UEFA)はそのような大会が、FIFAや各連盟によって認められないことを改めて強調したい」
「そのような大会に参加しているクラブ、または選手は、結果として、FIFAまたは各連盟が主催する大会には参加することが認められない」

「FIFAと連盟の規約にあるように、全ての大会は、それぞれのレベルで関連団体によって、世界レベルではFIFAによって、大陸レベルでは各連盟によって組織されるか認められなければならない」

「この点において、FIFAは現行、および新形式のFIFAクラブワールドカップを唯一の世界的なクラブの大会として認め、FIFAは各連盟が主催するクラブの大会を、大陸の大会として認めている」

「スポーツ上のメリット、結束、昇格と降格、補完性という普遍的な原則は、サッカーの世界的な成功を確実にするサッカーピラミッドの基礎であり、FIFAと各連盟の規約にも明記されている」

「サッカーはこれらの原則のおかげで長く成功してきた歴史がある。世界大会や大陸の大会への参加は、常にピッチの上で勝たなければならない」

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「カシージャスとラウールはマドリーの2大詐欺師」、ペレス会長の2006年辞任後の発言収めた音声データが今になって流出…

レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、クラブのレジェンド中のレジェンドである元スペイン代表GKイケル・カシージャス、同FWラウール・ゴンザレスを“クラブ史上最大の詐欺師”と考えていたようだ。スペイン『ESPN』が伝えている。 カシージャスはマドリーのカンテラ育ちで在籍16シーズンで公式戦通算725試に出場し、5度のラ・リーガ制覇や3度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝など、18ものタイトル獲得に貢献した伝説的な守護神。 一方、同じくマドリーのカンテラ育ちのラウールはクラブ歴代最多の通算741試合に出場し、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)に抜かれるまで、クラブ歴代最多の323ゴールを挙げていた伝説的なストライカーだ。 その2人に関しては2009年に自身2度目の当選を果たして以降、長らくエルブランコの会長職に留まるペレス会長の現行の任期中に一度クラブを離れたが、現役引退後の現在は前者がレアル・マドリー・ファンデーションのゼネラル・ディレクターのアシスタント。後者がレアル・マドリー・カスティージャの指揮官として復帰している。 そのため、現在の関係性は昵懇の間柄とは言えないものの、表面上の関係は問題ないと思われている。 しかし、今回スペイン『El Confidencial』はどういった経緯で入手したかは不明だが、2006年にペレス会長が辞任した直後の発言を収めたと見られる音声データを入手。そして、その音声データには当時選手としてチームに在籍していたカシージャスとラウールを強く非難する趣旨の発言が収められていた。 ペレス会長は2000年に初当選した際、元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴ、元ジネディーヌ・ジダン、元ブラジル代表FWロナウド、元イングランド代表MFデイビッド・ベッカムと毎年のようにスーパースターを獲得し、“ロス・ガラクティコス”と評された絢爛豪華なスカッドを作り上げた。 しかし、2006年2月には2シーズン連続のシーズン無冠の責任を執る形でクラブを追われていた。その際、一部ではクラブ生え抜きのスタープレーヤーで、同会長のやり方に不満を示していた前述の2人との不仲説も囁かれていた。 そういった経緯もあった中、今回流出した音声データではペレス会長による2人のレジェンドへの以下のような発言があった。 「(カシージャスについて)彼はレアル・マドリーのGKになるには十分ではない、私に何を言ってほしいんだ?」 「彼はダメだし、その器ではない」 「それは我々が犯した大きな間違いだ。何が起こったかというと、彼ら(クラブ関係者)は彼を崇拝し、彼と話したがった。私にはわからないがね。彼らは彼をとても擁護している。彼はマドリーの大きな詐欺師のひとりだ。そして次はラウールだ。マドリーの2大詐欺師は、まずラウール、そしてカシージャスだ」 「ジダンは素晴らしい人間だ。それにベッカムやロナウドも…。ただ、他にもそう思う人間はいたよ。ただ、ラウールは悪い人間だ」 「彼はマドリーを自分のものだと思っていて、マドリーにあるすべてのものを利用し、自分の利益のためにすべてを発展させている。彼と彼のエージェントがね。マドリーがうまくいっていないのは、彼らのせいだ」 「私が退団したのは他にも理由があるが、彼のせいだ。彼は自分の時間が終わると考えて、『俺が出て行く前に、マドリーを終わらせるんだ』と言っている。彼はネガティブな男で、クラブやプレーヤーの中のモラルを破壊していて、『マドリーが悪いのであって、ラウールが悪いわけではない』と言われるようになっている。この男の悪さは酷いものだ」 なお、『ESPN』は「2大詐欺師」などかなり過激な言葉で2人のレジェンドを批判したペレス会長の今回のコメントに関して、その真偽を含めてマドリー側に回答を求めているが、現時点で反応はないという。 2021.07.13 21:12 Tue
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