レーティング:ラツィオ3-0 ローマ《セリエA》
2021.01.16 07:40 Sat
セリエA第18節、ラツィオとローマによる“デルビー・デッラ・カピターレ”がスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのラツィオが3-0で完勝した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽ラツィオ採点
GK
25 レイナ 6.5
前後半にジェコの決定機を阻止し、やや苦手としていたローマ相手に見事にクリーンシート達成
DF
3 ルイス・フェリペ 6.5
ラツィオ通算100試合達成。後半半ばに足を攣ってしまったが、機動力を生かしたソリッドな対応で相手の攻撃陣に仕事をさせず
(→パトリック 5.5)
余裕を持ってプレーできる試合展開だったこともあり、無難に守備ができていた
33 アチェルビ 6.5
ジェコとのマッチアップで粘り強く対応。押し込まれた局面で冷静な統率、判断の良さが光った
早い時間帯にカードをもらったが、デルビーでの豊富な経験を生かして安定感抜群の守備を披露
(→ホード -)
MF
29 ラッツァーリ 7.5
チームの全ゴールに絡む。再三の鋭い仕掛けで質的な優位性を保ち続けた。守備の局面でもよく身体を張った
21 ミリンコビッチ=サビッチ 6.5
立ち上がりに不用意なロストがあったものの、ルーカス・レイバと共に中盤で相手を潰し続けてカウンターの起点に。攻守両面で質の高いパフォーマンスだった
6 ルーカス・レイバ 6.5
相手の2シャドーやバイタルエリアを監視しつつ、要所で見せる出足の鋭い守備が非常に効いていた。繋ぎの部分も安定
(→エスカランテ 6.0)
レイバよりも重心を後方に置きながら最終ラインを的確にサポートした
10 L・アルベルト 7.5
持ち味を遺憾なく発揮したドッピエッタでデルビー勝利に大きく貢献。守備の強度、カウンターの起点となるパスなど、攻守両面で絶大な存在感を放った
77 マルシッチ 6.5
攻撃は逆サイドに任せながら守備のバランスをうまく取った。サイドの守備でうまく相手の攻撃に蓋をした
FW
17 インモービレ 7.0
チームを勝利に導く貴重な先制点を奪取。以降も抜け目のないプレスに推進力にあるプレーでチームの狙いを見事に体現
(→ムリキ -)
20 カイセド 6.0
決定的な仕事はなかったが、前線からの狙いを持った守備や駆け引きなどで周囲をうまく生かした
(→アキャプロ 6.0)
投入直後に3点目をアシスト。守備の強度も高かった
監督
インザーギ 7.0
序盤の相手のミスが大きかったが、ゲームプラン通りの完璧な戦いぶりで会心のデルビー完勝に
▽ローマ採点
GK
13 パウ・ロペス 5.5
3失点はいずれもノーチャンス。後半は再三の枠内シュートを止めて個人としては意地を見せた
DF
23 G・マンチーニ 5.0
自身に大きなミスはなかったが、出足の部分で相手に遅れる場面が散見
(→マジョラル 5.0)
引いた相手に対して危険なプレーができなかった
6 スモーリング 5.0
インモービレらに対して粘りの対応を続けたが、無防備に晒された最終ラインの中で難しい対応が続いた
3 イバニェス 4.0
信じがたいボールロストから1失点目を献上。以降もラッツァーリとのマッチアップで完敗…散々なデルビーに
MF
2 カルスドルプ 5.0
守備で大きな穴を空けることはなかったが、攻守両面で質を欠いた
14 ビジャール 5.0
最終ラインと中盤でボールを引き出そうとしたが、相手に潰される場面が多くカウンターの温床に
(→クリスタンテ 5.5)
プレー強度でビジャールに勝ったが、流れを変えるほどの働きは見せられず
17 ヴェレトゥ 5.0
チームの戦術上の欠陥でもあったが、連戦の疲れもあって持ち味のデュエルの強さや打開力は鳴りを潜めた
(→ペドロ 5.0)
負傷明けで久々の戦列復帰。幾度かアイデアは見せたが、決定的な仕事はできず
37 スピナッツォーラ 4.5
インテル戦に続いてコンディションの問題か低調な出来に。高い位置を取るわりに効果的なプレーが少なく、自身の背後を使われてイバニェスに負担を強いた
(→ブルーノ・ペレス 5.0)
求められた攻撃面で見せ場を作れず
FW
7 ペッレグリーニ 5.0
巧さや気迫は見せたが、チーム全体を機能させる力はなかった
9 ジェコ 5.0
インテル戦ほど酷くはなかったが、前後半の決定機は決め切りたかった。カピターノとしてチームを鼓舞できず
77 ムヒタリアン 5.0
前半は個で打開する場面を作れたが、後半は相手に引かれたこともあって決定的なプレーを見せられず
監督
フォンセカ 4.0
敗戦の大きな要因は個人のミスだったが、以降の戦いで効果的な修正や交代を見せられず。自身の進退問題に波及する惨敗に
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ラッツァーリ(ラツィオ)
ドッピエッタのL・アルベルトの活躍も見事だったが、全ゴールに絡み試合を通して強烈な輝きを放ったラッツァーリをMOMに選出。持ち味の推進力に加え、デルビーで必要な力力強さが際立っていた。
ラツィオ 3-0 ローマ
【ラツィオ】
インモービレ(前14)
L・アルベルト(前23)
L・アルベルト(後22)
▽ラツィオ採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
25 レイナ 6.5
前後半にジェコの決定機を阻止し、やや苦手としていたローマ相手に見事にクリーンシート達成
DF
3 ルイス・フェリペ 6.5
ラツィオ通算100試合達成。後半半ばに足を攣ってしまったが、機動力を生かしたソリッドな対応で相手の攻撃陣に仕事をさせず
余裕を持ってプレーできる試合展開だったこともあり、無難に守備ができていた
33 アチェルビ 6.5
ジェコとのマッチアップで粘り強く対応。押し込まれた局面で冷静な統率、判断の良さが光った
26 ラドゥ 6.5
早い時間帯にカードをもらったが、デルビーでの豊富な経験を生かして安定感抜群の守備を披露
(→ホード -)
MF
29 ラッツァーリ 7.5
チームの全ゴールに絡む。再三の鋭い仕掛けで質的な優位性を保ち続けた。守備の局面でもよく身体を張った
21 ミリンコビッチ=サビッチ 6.5
立ち上がりに不用意なロストがあったものの、ルーカス・レイバと共に中盤で相手を潰し続けてカウンターの起点に。攻守両面で質の高いパフォーマンスだった
6 ルーカス・レイバ 6.5
相手の2シャドーやバイタルエリアを監視しつつ、要所で見せる出足の鋭い守備が非常に効いていた。繋ぎの部分も安定
(→エスカランテ 6.0)
レイバよりも重心を後方に置きながら最終ラインを的確にサポートした
10 L・アルベルト 7.5
持ち味を遺憾なく発揮したドッピエッタでデルビー勝利に大きく貢献。守備の強度、カウンターの起点となるパスなど、攻守両面で絶大な存在感を放った
77 マルシッチ 6.5
攻撃は逆サイドに任せながら守備のバランスをうまく取った。サイドの守備でうまく相手の攻撃に蓋をした
FW
17 インモービレ 7.0
チームを勝利に導く貴重な先制点を奪取。以降も抜け目のないプレスに推進力にあるプレーでチームの狙いを見事に体現
(→ムリキ -)
20 カイセド 6.0
決定的な仕事はなかったが、前線からの狙いを持った守備や駆け引きなどで周囲をうまく生かした
(→アキャプロ 6.0)
投入直後に3点目をアシスト。守備の強度も高かった
監督
インザーギ 7.0
序盤の相手のミスが大きかったが、ゲームプラン通りの完璧な戦いぶりで会心のデルビー完勝に
▽ローマ採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
13 パウ・ロペス 5.5
3失点はいずれもノーチャンス。後半は再三の枠内シュートを止めて個人としては意地を見せた
DF
23 G・マンチーニ 5.0
自身に大きなミスはなかったが、出足の部分で相手に遅れる場面が散見
(→マジョラル 5.0)
引いた相手に対して危険なプレーができなかった
6 スモーリング 5.0
インモービレらに対して粘りの対応を続けたが、無防備に晒された最終ラインの中で難しい対応が続いた
3 イバニェス 4.0
信じがたいボールロストから1失点目を献上。以降もラッツァーリとのマッチアップで完敗…散々なデルビーに
MF
2 カルスドルプ 5.0
守備で大きな穴を空けることはなかったが、攻守両面で質を欠いた
14 ビジャール 5.0
最終ラインと中盤でボールを引き出そうとしたが、相手に潰される場面が多くカウンターの温床に
(→クリスタンテ 5.5)
プレー強度でビジャールに勝ったが、流れを変えるほどの働きは見せられず
17 ヴェレトゥ 5.0
チームの戦術上の欠陥でもあったが、連戦の疲れもあって持ち味のデュエルの強さや打開力は鳴りを潜めた
(→ペドロ 5.0)
負傷明けで久々の戦列復帰。幾度かアイデアは見せたが、決定的な仕事はできず
37 スピナッツォーラ 4.5
インテル戦に続いてコンディションの問題か低調な出来に。高い位置を取るわりに効果的なプレーが少なく、自身の背後を使われてイバニェスに負担を強いた
(→ブルーノ・ペレス 5.0)
求められた攻撃面で見せ場を作れず
FW
7 ペッレグリーニ 5.0
巧さや気迫は見せたが、チーム全体を機能させる力はなかった
9 ジェコ 5.0
インテル戦ほど酷くはなかったが、前後半の決定機は決め切りたかった。カピターノとしてチームを鼓舞できず
77 ムヒタリアン 5.0
前半は個で打開する場面を作れたが、後半は相手に引かれたこともあって決定的なプレーを見せられず
監督
フォンセカ 4.0
敗戦の大きな要因は個人のミスだったが、以降の戦いで効果的な修正や交代を見せられず。自身の進退問題に波及する惨敗に
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ラッツァーリ(ラツィオ)
ドッピエッタのL・アルベルトの活躍も見事だったが、全ゴールに絡み試合を通して強烈な輝きを放ったラッツァーリをMOMに選出。持ち味の推進力に加え、デルビーで必要な力力強さが際立っていた。
ラツィオ 3-0 ローマ
【ラツィオ】
インモービレ(前14)
L・アルベルト(前23)
L・アルベルト(後22)
ローマの関連記事
セリエAの関連記事
|
ローマの人気記事ランキング
1
レバークーゼン、ローマで構想外の元スペイン代表DFに関心か?
レバークーゼンがローマの元スペイン代表DFマリオ・エルモソ(29)に関心を示しているようだ。 先日にU-21フランス代表DFジャンニュエル・ベロシアンが前十字じん帯断裂の重傷によって今シーズン中の復帰が絶望的となったレバークーゼン。さらに、ドイツ代表DFヨナタン・ターの今季限りでの退団が決定しており、クラブは今冬あるい今夏のセンターバック補強を考慮している。 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、現在クラブは即戦力と将来への投資として2人のDFをリストアップ。 その即戦力の人材としてローマでポジションを掴み切れずにいる元スペイン代表DFの動向を注視しているという。昨夏、ローマに新天地を求めたエルモソは公式戦13試合に出場も、ここまで3人の指揮官の下でプレーしたが、いずれも信頼を得られず。 今冬の移籍市場ではフェネルバフチェやガラタサライとトルコ方面からの関心が伝えられていた。 レアル・マドリーの下部組織出身のエルモソは、エスパニョールでのプレーを経て、2019年夏にアトレティコへ加入。 コルチョネロスでは、センターバックと左サイドバックを主戦場として主力の一人に定着すると、在籍5年で公式戦174試合に出場。2023-24シーズンも公式戦出場45試合中42試合でスタメン出場を果たすなど、安定した出場機会を得てチームに貢献したが、クラブから減俸を提示されたことにより、昨季限りで退団していた。 2025.01.25 20:10 Sat2
ローマがアタランタのGKゴッリーニを完全移籍で獲得、移籍した豪代表GKライアンの穴を埋める
ローマは24日、アタランタの元イタリア代表GKピエルルイジ・ゴッリーニ(29)を完全移籍で獲得したことを発表した。背番号は「95」に決定した。 ゴッリーニはフィオレンティーナやマンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、エラス・ヴェローナでキャリアをスタート。2016年7月にアストン・ビラへ完全移籍すると、アタランタへのレンタル移籍を経て、2018年7月に完全移籍した。 アタランタ加入後は、トッテナムやフィオレンティーナ、ナポリ、ジェノアとレンタル移籍を繰り返していた。 セリエA通算139試合に出場。今シーズンはジェノアへとレンタル移籍しており、開幕から7試合連続で出場していたが、臀部のケガにより離脱すると、その後は出番がなかった。 ローマは、セルビア代表GKミレ・スヴィラルが正守護神を務めていた中、冬の移籍市場でオーストラリア代表GKマシュー・ライアンがRCランスに完全移籍。控えGKが不在となっていた。 2025.01.24 20:20 Fri3
ラニエリローマがフラッテージ獲得へ今冬最後に本腰? インテルで定位置確保のメド立たぬローマっ子
ローマがイタリア代表MFダビデ・フラッテージ(25)獲得への1stオファーを準備。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 ローマの下部組織が育て、サッスオーロでカルチョ有数のMFとなったフラッテージ。しかし、昨季から所属するインテルで定位置確保のメドが立たず、今冬の移籍を希望と報じられる。 インテルのシモーネ・インザーギ監督はフラッテージを少なくとも今季最後までキープしたい考え。一方クラブは4000万〜4500万ユーロ(約65.1億〜73.2億円)で売却OKのスタンス。 対し、今冬当初からフラッテージ獲得への動きが伝えられるローマは、現段階で3000万ユーロ(約48.8億円)+ボーナス1000万〜1500万ユーロ(約16.2億〜24.3億円)の提示を準備か。 『カルチョメルカート』は、ローマが「マーケット残り1週間でフラッテージ獲得に焦点を当てる」と主張したうえで、「ローマは新しいプロジェクトを構築するための重要なカードとしてフラッテージを獲得し、彼に中心的な役割を与えようと考えている」と論じている。 なお、イタリア別紙では異なるルートの主張も。『トゥットスポルト』はフラッテージとローマの紐付けをこのように伝える。 インテルがカナダ代表MFタジョン・ブキャナン(25)の放出をマストとしたうえで、ローマからポーランド代表MFニコラ・ザレフスキ(22)の獲得に興味があるとのこと。ここにフラッテージが絡むトレードの可能性もあるという。 2025.01.22 22:45 Wed4
「明確に移籍を希望したことはない」インテルSDが古巣復帰浮上フラッテージの姿勢を明かす、レンタル放出へ向かうブキャナンも「ここに残る可能性は否定しない」
インテルのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるピエロ・アウジリオ氏が、選手の去就について語った。イタリア『TUTTOmercatoWEB』が伝えた。 22日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第7節スパルタ・プラハ戦を1-0の勝利で終えたインテル。ラウンド16にストレートで進出できる8位以内をほぼ手中に収めた。 そんななか、1月の移籍市場ではスタメン確保に至っていないイタリア代表MFダビデ・フラッテージ(25)と、出場機会が乏しいカナダ代表MFタジョン・ブキャナン(25)に移籍の噂が。フラッテージにはユース時代を過ごした古巣ローマが関心を示し、ブキャナンはトリノへのレンタル移籍の可能性が報じられている。 アウジリオSDはスパルタ・プラハ戦前にフラッテージの移籍の可能性に言及。選手自ら移籍を望んでいるという報道は否定している。 「彼が移籍を求めたことはなく、チームは目標に集中している。フラッテージが明確に移籍を希望したことはない」 「最近はフィジカル面の状態が良くないため、プレーする機会が減っている。彼は常に自分が出場できることを示しているし、決して引き下がらない」 また、インテルが代理人にレンタル移籍を提案したとも伝えられるブキャナンにも触れ、残留の可能性が十分残っていることを明かした。 「多くのチームが興味を示しているが、力のある選手だからここに残る可能性は否定しない。彼も去りたいという考えを示したことはない」 2025.01.23 18:20 Thu5