主審が判断ミスを認める、ファン・ダイクが重傷を負ったシーンは「オフサイドに気を取られすぎた」
2021.01.10 22:45 Sun
プレミアリーグで主審を務めているマイケル・オリヴァー氏が、今シーズンの重要な判定に関してミスだったと認めた。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。オリヴァー氏は、今シーズン担当したプレミアリーグの試合で1つの大きなミスを犯したことを認めた。それは、リバプールvsエバートンのマージーサイド・ダービーでの一件だ。
事件は10月17日に行われたプレミアリーグ第5節のエバートンvsリバプールの一戦。シーズン序盤好調を維持していたエバートンと首位のリバプールの一戦は大きな注目が集まったが、開始5分に起こったプレーが世界中で物議を醸した。
リバプールのセットプレーの流れで、クロスに飛び込んだヴィルヒル・ファン・ダイクがエバートンGKジョーダン・ピックフォードのアフターチャージで足を挟まれ負傷交代。試合後の検査で右ヒザ前十字じん帯の損傷が見つかり、手術を余儀なくされる重傷となった。
このシーンでは、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入し、ファン・ダイクがオフサイドポジションにいたためPKはなし。さらにその後のプレーということで、ピックフォードもお咎めなしとなっていた。
「当初はオフサイドなのでPKにはなり得ないので、最初にオフサイドをチェックする必要があると考えていた」
「オフサイドでなければ、私はPKを与えるつもりだとVARにも言ったと思う。私は何度もその場面を見直した。ピックフォードが自分で手を広げている以外には何もしていないと本当に思っている。ただ、ケガが示しているように、間違った方法をとったとも言える」
「私を含め、チャレンジついて考えることはあまり考慮していなかった。オフサイドを与えて、ピックフォード退場させることもできた。後でそれを見て驚いたのは、ピッチで何も抗議されなかったということだ。選手は誰もレッドカードを要求はしていなかった」
「より大きなプロセスを考えることとは対照的に、我々は一歩ずつ進むことに夢中になりすぎていた。PKにはなり得ないという事実だけでなく、チャレンジも検討していた。我々がしたように、オフサイドから再開すべきだったと思うが、ジョーダン・ピックフォードには別のペナルティが与えられるべきだった」
VARが導入されたなかでも起きてしまったこの事件。ミスジャッジは減った一方で、肉眼では判別できないレベルの細かすぎるオフサイドの判定には異論も唱えられている。
しかし、オリヴァー主審はVAR自身はプラスに働いていることを強調。ピッチ内での不平不満は減り、余計な論争を産まなくなったと感じていると明かした。
「VARが強迫観念を与えていることは知っている。しかし、私はそれを望んでいる。ゲームを変えることに関するすべてのことには騒ぎが付いて回る。ただ、明日のランチタイムにそれを無くした場合、週末を通して聞こえてくるの人々が“VARを通した報道”を叫ぶことだけだろう」
「最終的にVARを使用したとしても、それは私の決断だ。フィールドで決定を下すのは私だ。そして、最初に正しく判定できれば、VARが関与する理由はない」
「今、私は前に進むことができ、ピッチサイドのモニターに確認するという2度目のチャンスもある。気が変わったり、そのままにしたりすることができる」
「VARは試合に役立っていると思う。より公正な決定が得られている。選手も受け入れてくれている。モニターに行くと、少なくともどちらも満足しているため、フィールドで受け入れてくれることが増える。それをライブや写真で見ることができる」
「そして、我々が受ける虐待にも役立つ。選手は20分前に起きたことに対して、しつこく不平を言ってくることはない。彼らはそれが発見されたことを嬉しく思う。チェックされたことを嬉しく思う。彼らは自分たちの考えをいい、世界は進んでいく」
事件は10月17日に行われたプレミアリーグ第5節のエバートンvsリバプールの一戦。シーズン序盤好調を維持していたエバートンと首位のリバプールの一戦は大きな注目が集まったが、開始5分に起こったプレーが世界中で物議を醸した。
このシーンでは、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入し、ファン・ダイクがオフサイドポジションにいたためPKはなし。さらにその後のプレーということで、ピックフォードもお咎めなしとなっていた。
しかし、この試合で主審を担当していたオリヴァー氏はこの時の判断について間違いだったことを認め、オフサイドであった判定は変わらなくとも、ピックフォードも退場すべきだったと語った。
「当初はオフサイドなのでPKにはなり得ないので、最初にオフサイドをチェックする必要があると考えていた」
「オフサイドでなければ、私はPKを与えるつもりだとVARにも言ったと思う。私は何度もその場面を見直した。ピックフォードが自分で手を広げている以外には何もしていないと本当に思っている。ただ、ケガが示しているように、間違った方法をとったとも言える」
「私を含め、チャレンジついて考えることはあまり考慮していなかった。オフサイドを与えて、ピックフォード退場させることもできた。後でそれを見て驚いたのは、ピッチで何も抗議されなかったということだ。選手は誰もレッドカードを要求はしていなかった」
「より大きなプロセスを考えることとは対照的に、我々は一歩ずつ進むことに夢中になりすぎていた。PKにはなり得ないという事実だけでなく、チャレンジも検討していた。我々がしたように、オフサイドから再開すべきだったと思うが、ジョーダン・ピックフォードには別のペナルティが与えられるべきだった」
VARが導入されたなかでも起きてしまったこの事件。ミスジャッジは減った一方で、肉眼では判別できないレベルの細かすぎるオフサイドの判定には異論も唱えられている。
しかし、オリヴァー主審はVAR自身はプラスに働いていることを強調。ピッチ内での不平不満は減り、余計な論争を産まなくなったと感じていると明かした。
「VARが強迫観念を与えていることは知っている。しかし、私はそれを望んでいる。ゲームを変えることに関するすべてのことには騒ぎが付いて回る。ただ、明日のランチタイムにそれを無くした場合、週末を通して聞こえてくるの人々が“VARを通した報道”を叫ぶことだけだろう」
「最終的にVARを使用したとしても、それは私の決断だ。フィールドで決定を下すのは私だ。そして、最初に正しく判定できれば、VARが関与する理由はない」
「今、私は前に進むことができ、ピッチサイドのモニターに確認するという2度目のチャンスもある。気が変わったり、そのままにしたりすることができる」
「VARは試合に役立っていると思う。より公正な決定が得られている。選手も受け入れてくれている。モニターに行くと、少なくともどちらも満足しているため、フィールドで受け入れてくれることが増える。それをライブや写真で見ることができる」
「そして、我々が受ける虐待にも役立つ。選手は20分前に起きたことに対して、しつこく不平を言ってくることはない。彼らはそれが発見されたことを嬉しく思う。チェックされたことを嬉しく思う。彼らは自分たちの考えをいい、世界は進んでいく」
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リバプールのポルトガル代表FWジオゴ・ジョタが、モナコへと移籍した日本代表MF南野拓実について言及した。 2020年9月にウォルバーハンプトンから完全移籍で加入したジョタ。リバプールのアタッカー陣において、激しいポジション争いが待っていると思われたが、開幕戦でいきなりゴールを決めるなど、プレミアリーグで35試合に出場し15ゴール6アシストを記録していた。 チームにとって欠かせない選手に一気に上り詰めた一方で、冬にはFWルイス・ディアスが加入。ポジション争いのライバルが増える中で、最後まで出番を得続けていた。 しかし、今夏は控えに甘んじていた南野がモナコへ完全移籍。また、ベルギー代表FWディヴォク・オリジはミラン、セネガル代表FWサディオ・マネはバイエルンと3人がチームを去ることに。一方で、ベンフィカからウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスが加入した。 今シーズンもメンバーは変わりながらもポジション争いが待っているジョタだったが、負傷の影響で今シーズンはまだプレーできず。ただ、復帰も近づいているという。 そのジョタはイギリス『スカイ・スポーツ』の独占インタビューで昨シーズンのことやプレーについてコメント。その中で、昨季のポジション争いにも言及し、南野やオリジの存在は大きかったと語った。 「ディボクとタキがプレーしていた時、どれだけ重要な存在であったかはわかっているよ。今シーズンも、それと同じようにしたいね」 「特に、去年と同じように、もう一度全てを賭けるつもりだ。全員が必要なことは分かっている。全員が重要な存在になる」 「その時のために、準備しなければいけない」 ポジション争いがある中で、それぞれがしっかりと準備をし続ける必要があるとしたジョタ。開幕3試合勝利がないチームを救う活躍を見せられるかに注目だ。 2022.08.25 05:50 Thu3
まさにアンフィールド劇場! リバプールがジョタ劇的弾で3点差追いつかれての痛恨ドローゲームを劇的4連勝に変える! スパーズは新体制初黒星《プレミアリーグ》
プレミアリーグ第34節、リバプールvsトッテナムが4月30日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが4-3で勝利した。 逆転でのトップ4フィニッシュへわずかながら可能性を残す7位のリバプール(勝ち点53)。前節はアウェイで復調のウェストハムと対戦し、苦戦しながらも2-1の逆転勝利。ノッティンガム・フォレスト戦に続き接戦をモノにして3連勝を達成した。今季最後の対ビッグ6戦で2度目の4連勝を狙うクロップのチームは、そのハマーズ戦から先発3人を変更。マティプとヘンダーソン、ジョタに代わってコナテとエリオット、長期離脱明け後初スタメンとなるルイス・ディアスが起用された。 一方、5位のトッテナム(勝ち点54)はライアン・メイソン新体制の初陣となった前節にマンチェスター・ユナイテッドと対戦。前半に2点のビハインドを背負ったが、盛り返した後半に2点差を追いついてドローに持ち込んだ。鬼門アンフィールドでの中2日でのアウェイゲームで新体制初勝利を目指した新生スパーズは先発2人を変更。ラングレとリシャルリソンに代えてベン・デイビスとクルゼフスキを起用した。 注目の名門対決はホームのリバプールが電光石火の先制点を奪う。開始3分、バイタルエリアでのガクポのボールキープから右サイドのサラーに展開。ボックス右角でDF3人を引き付けたサラーからマイナスのパスを受けたアレクサンダー=アーノルドが高精度のクロスをファーのスペースへ落とすと、これにフリーで反応したカーティス・ジョーンズが左足ダイレクトで合わせた。 ホームで最高の入りとなったホームチームは、さらに畳みかける。5分、再びバイタルエリアでのアレクサンダー=アーノルドの粘りから右に張ったサラーの足元にボールが入る。ここでサラーがポケットへのランニングを見せたガクポにスルーパスを送ると、ガクポがゴールラインぎりぎりで折り返す。これにニアで反応したディアスがスタメン復帰を自ら祝う8カ月ぶりのゴールとした。 これで完全にノッたクロップのチームは、明らかに動揺するアウェイチームを一方的に攻め立てて早い時間帯に試合を決めようと攻勢を継続。すると、14分にはボックス内でややボールコントロールが大きくなったガクポがDFロメロにアフターで倒される形となってPKを獲得。これがリバプールでの通算300試合目となったエースのサラーが中央の上部へ強烈なシュートを突き刺し、自身のメモリアルゲームをゴールで祝った。 一方、21分までの5失点を喫した前々節のニューカッスル戦の再現かのような低調な入りとなり、早くもアウェイまで駆けつけた一部サポーターがスタジアムをあとにする様子も映されたトッテナム。前半のうちに1点を返せば、ユナイテッド戦のような展開に持ち込むことも可能だが、相手の攻勢を何とか凌ぐので精一杯という状況が続く。 その後、3点リードによってリバプールがペースを落としたことで、防戦一方の状況を脱したトッテナムは、覚悟を決めた前線からの守備に加え、相手のプレスを何とかいなすパスワークでボールを前進させる場面を増やしていく。そして、前半終盤にかけて決死の猛攻を仕掛けていく。 39分、ロバートソンからボールを奪ってのショートカウンターからケインの絶妙なラストパスを受けたソン・フンミンのボックス内でのシュートはDFファン・ダイクの見事なゴールカバーに阻まれる。だが、この直後には自陣低い位置でのビルドアップから左サイドでの鮮やかなパス交換を見せる。そして、スキップの圧巻のダイレクトスルーパスに抜け出した左サイドのペリシッチがファン・ダイクを振り切ってロバートソンの頭上を越える浮き球クロスを供給すると、フリーのケインが右足ボレーで叩き込んだ。 前半の内に反撃の狼煙を上げるゴールを挙げて勢いを取り戻したメイソンのチームは、直後の41分にもビッグチャンス。再びロバートソンのところで引っかけたカウンターからボックス内に持ち込んだクルゼフスキが左足のシュートを狙ったが、これはGKアリソンの左足を使ったビッグセーブに阻まれた。畳みかける連続ゴールはならずも、ピッチサイドのクロップ監督に苦い表情を浮かべさせるなど勝ち点の望みを繋げて前半を終えることになった。 迎えた後半、互いに戦術面の修正と共にメンタル面を引き締めて臨んだ中、立ち上がりは拮抗した展開に。それでも、前半終盤からのよい流れを継続するトッテナムが続けて決定機を創出していく。 54分にはクルゼフスキとケインの見事なラストパスからソン・フンミン、ケインが続けてボックス付近で際どいシュートを放つが、いずれも左右のポストに嫌われる。さらに、57分にはペドロ・ポロがクロスを匂わせつつ、ボックス右角から強烈なミドルシュートを枠に飛ばすが、これはGKアリソンの好守に阻まれた。 以降は次の1点をどちらが奪うかで大きく試合の流れが変わりそうな緊迫感のある攻防が続いていく。その中でこの試合に関してはオープンな攻防でやや劣勢のリバプールはテンポをコントロールしつつ、63分にはディアスとエリオットを下げてジョタとヘンダーソンの主力コンビをピッチへ送り込んだ。 一方、前半途中から[3-5-2]の形で戦っていたトッテナムは66分にクルゼフスキを下げて右のインサイドハーフにパプ・サールを投入。このタイミングではリシャルリソンやダンジュマを投入してギャンブルに出ることを見送った。 一連の交代ではリバプールがうまく膠着状態に持ち込んだかに思われたが、トッテナムが再び鮮やかなコンビプレーでゴールをこじ開ける。77分、ハーフウェイライン付近でボールを受けたロメロがウェーブの動きでディフェンスラインの背後を狙ったソン・フンミンへ完璧なスルーパスを供給。そのままボックス内に持ち込んだ韓国代表FWが2試合連続となるゴールを記録した。 これで一気に勝敗がわからなくなると、押せ押せのトッテナムはこのタイミングで勝負に出る。直前にジョタとの接触で流血したスキップを下げて84分に元エバートンのエースFWリシャルリソンを投入。さらに、90分には両ウイングバックを下げてルーカス・モウラ、ダンジュマとピッチ内に5人のストライカーを同居させることに。 すると、指揮官の勝負手が土壇場での同点ゴールをもたらす。6分が加えられたアディショナルタイムの93分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのソン・フンミンが右足インスウィングの正確なボールをゴール前のスペースに落とすと、これに飛び込んだリシャルリソンがヌニェスと交錯しながらも頭でわずかにコースを変えてピッチに叩きつけると、GKアリソンの頭上を越えたボールがゴールネットを揺らした。 元トフィーズのエースの今季リーグ戦初ゴールによってさすがに一瞬静まり返ったアンフィールドだったが、そのわずか1分後にはこの試合最大の歓声がスタジアムを包んだ。94分、GKアリソンのロングフィードをルーカス・モウラが不用意にフリックの形で後ろにボールを下げると、これを狙っていたジョタがかっさらってそのままボックス左に持ち込むと、左足の正確なシュートをゴール右隅に流し込んだ。 そして、3点差を追いつかれての痛恨のドローゲームとなりかけた一戦を劇的な4-3の勝利に変えたリバプールが、シックスポインターを制して4連勝。上位陣の勝利で勝ち点差こそ縮まらなかったが、5位浮上に成功した。一方、2試合連続で複数失点から追いつく気概を見せたトッテナムだったが、脆弱な守備と勝負弱さによって新体制初黒星と共に4戦未勝利となった。 2023.05.01 02:42 Mon4
リバプールのレジェンドGKローレンス氏が77歳で死去
▽リバプールのレジェンドGKであるトミー・ローレンス氏が10日、77歳で死去した。 ▽1957年10月に17歳でリバプールとプロ契約を結んだローレンス氏は、トップリーグで2度の優勝、FAカップで1度の優勝に貢献。名将ビル・シャンクリー体制となって低迷期からの脱却を図っていた時代のリバプールを支えた守護神だった。 ▽リバプールでは1971年に退団するまで公式戦390試合に出場した。 2018.01.11 01:00 Thu5