コロナ禍の逆境撥ね返したシティが敵地でチェルシー粉砕! デ・ブライネが1G1Aの躍動で今季初3連勝もたらす《プレミアリーグ》

2021.01.04 03:28 Mon
Getty Images
プレミアリーグ第17節、チェルシーvsマンチェスター・シティが3日にスタンフォード・ブリッジで行われ、アウェイのシティが1-3で勝利した。

直近5試合でわずかに1勝と不振に陥るチェルシー(勝ち点26)は順位を6位に落として2020年の戦いを終えた。そして、仕切り直しを図る新年初戦は今季一度も勝利がない対ビッグ6相手に勝ち点3奪取を狙った。1-1のドローに終わった前節のアストン・ビラ戦からは先発5人を変更。センターバックがズマとチアゴ・シウバのレギュラー組に戻り、ジョルジーニョに代わってコバチッチ、前線は負傷明けのツィエク、プリシッチの両翼にヴェルナーがセンターフォワードでの起用となった。

一方、2試合未消化ながらもチェルシーと同勝ち点の8位まで順位を上げてきたシティは、直近4勝2分けの6戦無敗と好調を維持。ただ、クラブ内で新型コロナウイルスのクラスターが発生したことで、先月28日のエバートン戦が急遽開催延期に。さらに、その影響で一時トレーニング施設の封鎖を余儀なくされた中、試合前の公式会見でグアルディオラ監督はすでに感染が公表されていたウォーカー、ガブリエウ・ジェズスを含む5選手が隔離対象で起用できないことを明かした。
そして、この一戦では守護神エデルソン、フェラン・トーレス、エリック・ガルシアがメンバーを外れ、プレミアデビューのGKステッフェン、デ・ブライネのゼロトップ起用など、幾つかの変更を余儀なくされた。

立ち上がりはホームのチェルシーがプレミアデビューの相手GKへのけん制の意味合いか、前から激しい圧力をかけていく。そのプレッシャーの影響か、4分にはロドリのバックパスをステッフェンが手を使って処理してしまい、チェルシーがボックス内で間接FKのチャンスを得る。そして、味方がズラしたボールをツィエクが直接狙うが、これは相手にブロックされる。
その後、10分過ぎまではホームチームの圧力に晒されて相手陣内の深い位置までボールを運べないシティだったが、徐々に相手の立ち位置、プレッシャーのかけ方にアジャスト。セントラルMFの立ち位置を取る右サイドバックのカンセロ、ゼロトップのデ・ブライネを中心に各自がファジーな位置取りで相手のプレスをいなして前進を始める。16分にはそのカンセロの斜めのスルーパスに抜け出したデ・ブライネにボックス内でシュートチャンスも、ここはシュートを枠の左に外してしまう。

しかし、このプレーをキッカケに完全に流れを掴んだシティは18分、最後尾のルベン・ジアスからロドリ、ジンチェンコとパスを繋ぎジンチェンコの左からの折り返しをフォーデンが収めて短く右のギュンドアンに落とす。ここでギュンドアンが鮮やかな反転でDFチアゴ・シウバを振り切って右足のシュートをゴール右隅へ突き刺すファインゴールを決めた。

さらに、勢いづくシティは直後の21分にも左サイドでの細かい繋ぎから左のハーフスペースでボールを受けたデ・ブライネが背後を狙うフォーデンにスルーパスを出す。これはDFに引っかかるが、こぼれ球を左サイドで回収したデ・ブライネが中央で待つフォーデンに絶妙なラストパスを通し、これを若きイングランド代表MFが左足ダイレクトでニアに流し込み、瞬く間に2点目を奪って見せた。

流動的なパスワークを全く捕まえられないホームチームを相手にリズム良くボールを動かし続けて文字通り、試合を支配するアウェイチームは前半半ば過ぎに試合を決定づける3点目を奪い切る。

34分、チェルシーのFKの流れで最後尾のカンテのパスをデ・ブライネが頭で大きくクリアすると、これに反応したスターリングがピッチ中央を独走。ボックス内でカンテとGKメンディに攻撃を遅らされるが、ボックス左でキープして右足を振る。このシュートは惜しくも右ポストを叩いたが、こぼれ球に詰めたデ・ブライネが冷静に右隅へ蹴りこんだ。

フォーデンが絶好機を逸したことで4点目までは奪えなかったものの、今季最高の前半45分間を過ごしたシティは後半も積極的な守備で流れを相手に渡さない。幾度かショートカウンターでチャンスを作り出す中、54分には相手陣内右サイドで得たFKの場面でデ・ブライネのクロスにファーで反応したロドリがゴール至近距離からヘディングシュートを放つが、これはGKメンディのビッグセーブに阻まれる。

守護神の好守で後半開始早々の失点こそ免れたチェルシーだったが、ランパード監督によるハーフタイムの修正の効果は全く見受けられず。58分にはコバチッチが個人技で相手守備をこじ開けて惜しいミドルシュートを放ったが、チームとして明確な崩しのアイデアが見えない。64分にはカンテとツィエクを下げてギルモア、ハドソン=オドイとアカデミー出身の若手を同時にピッチへ送り込んだ。

シティがややペースを落としたことで、3点のビハインドを追うチェルシーが後半半ばから終盤にかけてボール保持率を高めていくが、要所を締める相手の守備を前に決定機まで持ち込めない。逆に、悪い失い方からスターリングとデ・ブライネの2選手で完結できるアウェイチームのカウンターの脅威に晒される。

その後、ハヴァーツを最後の交代カードとして切ったチェルシーに対して、フェルナンジーニョ、アグエロ、マフレズと百戦錬磨のベテランを終盤に投入したシティは試合をクローズにかかる。

その中で試合終了間際の92分には左サイドのスペースに飛び出したハヴァーツの折り返しをファーに詰めたハドソン=オドイがスライディングで押し込んで一矢報いるも、試合はこのままシティの3-1でタイムアップを迎えた。

コロナ禍の逆境を力強いパフォーマンスで撥ね返したシティが新年初戦のビッグマッチに完勝し、今季初の3連勝を達成。一方、最後の最後に意地を見せるもホームで惨敗のチェルシーは昨年終盤からの不振を引きずり、2021年の戦いに不安を残す黒星スタートとなった。

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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/DA0ujZeRwnW/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Premier League(@premierleague)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> <span class="paragraph-title">【動画】三笘薫が逆転ゴールにつながる同点弾を見事にアシスト!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="KB-2eQoqsBo";var video_start = 120;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> 2024.10.07 23:45 Mon
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相手の後頭部にボール投げつけも「後悔はない」、ハーランドが物議のアーセナル戦振り返り「その場の勢いだった」

マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが、アーセナル戦で物議を醸したプレーについて口を開いた。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 ハーランドが振り返ったのは、9月に行われたプレミアリーグ第5節のアーセナル戦。プレミアリーグの頂上決戦として注目されたこの一戦は、前半にリードしたアーセナルに退場者が出ると、その後は徹底して守りを固める展開に。それでも後半アディショナルタイム、シティのジョン・ストーンズによる劇的同点弾で2-2のドローとなった。 この同点ゴール直後、興奮したハーランドは立ち尽くしていたアーセナルのDFガブリエウ・マガリャンイスの後頭部目掛けてボールを投げつけ。これはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)にチェックされたが、暴力行為には該当しないという判断からレッドカードは出されず、イングランドサッカー協会(FA)も追加の処分はなしとした。 アーセナルOBのイアン・ライト氏からは「卑怯者の行為」と非難されたハーランドだが、現在も特に後悔はしていないとコメント。あくまで試合内での出来事だったと振り返っている。 「僕は人生において後悔することがあまりないんだ。あれはその場の勢いだったし、あの試合ではいろいろなことが起きたからね。ピッチで起きたことは、ピッチに留まる。そういうものさ」 なお、この件についてはガブリエウ側も特に気にしていない様子であり、『TNTスポーツ』に対しては「特に覚えていない。挑発的な行為をするのは普通のことで、試合の一部だ。今、この話は終わった」と語っている。 <span class="paragraph-title">【動画】ハーランドの行為は一部から批判も、当事者たちは気にせず?</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xzIn-oIi9-o";var video_start = 179;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.10 11:00 Thu
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C・ロナウドが補強を希望? デ・ブライネへの週給1.5億円のオファー提示をクラブに要求か

ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、所属するアル・ナスルに対して選手の獲得を求めているとのこと。世界屈指のゲームメーカーとの共演を望んでいるようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 自身の記録にはもはや関心がないと発言したC・ロナウド。世界最高の選手という評価を保ち続けてきた中、今はチームのことを最優先に考えているという。 そのC・ロナウドだが、自身のチームメイトに屈指のゲームメーカーを望んでいるとのこと。それは、マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ(33)とのことだ。 報道によると、C・ロナウドはアル・ナスルに対し、デ・ブライネの獲得を要望。チムに変革をもたらすとともに、サウジ・プロ・リーグにおいてチームの地位を向上させることに役立つと考えているという。 デ・ブライネには、週給100万ドル(約1億4800万円)という超高額なオファーを出すべきだと求めているようだが、デ・ブライネも来夏にはシティとの契約が切れる状況。シティは契約延長を求める一方で、現在の週給37万5000ポンド(約7300万円)からは、大幅な減額を申し出る形になるようだ。 条件面で言えば、完全にアル・ナスルの方が有利な状況。実際にオファーを出すかは不明だが、C・ロナウドの望みを聞くことになるのか。デ・ブライネの判断にも注目が集まることになりそうだ。 2024.10.06 22:55 Sun

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