三笘決勝弾の川崎FがG大阪撃破で節目100回目の大会で初優勝! シーズン2冠で“バンディエラ”憲剛を送り出す《天皇杯》
2021.01.01 16:43 Fri
天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会決勝、川崎フロンターレvsガンバ大阪が2021年の元日に国立競技場で開催され、1-0で勝利した川崎Fが初優勝を飾った。。
一方、粘り強い戦いで近年で最高位の2位でリーグをフィニッシュしたG大阪は、同じく準決勝から参戦した天皇杯でJ2王者の徳島ヴォルティスを2-0で破り、川崎Fを相手に今季中のリベンジのチャンスを得た。中盤の要である井手口は間に合わなかったが、宇佐美と小野瀬が徳島戦で復帰を果たしたことで、ほぼベストメンバーが揃った。
大会初優勝を目指す川崎Fと、2015年以来、通算5度目の悲願達成を目指すG大阪による賜杯を懸けた元日決戦。今季リーグ戦の対戦を踏襲するように最初の決定機を作ったのはJ1王者だった。開始2分、守田のスルーパスに抜け出した田中がボックス右からシュートを放つが、これは枠の左に外れる。
時間の経過と共にボールを握って押し込む川崎F、自陣深くに引いて堅固な守備ブロックを形成し、カウンターを狙うG大阪という想定通りの形に落ち着く。
その中で相手守備を上回る仕掛けを見せるJ1王者は15分、左サイドでの細かい崩しからボックス左で大島からパスを受けたレアンドロ・ダミアンが深い切り返しでDF三浦をかわして右足のシュート、直後の16分には前線からのプレッシャーで相手の不用意な横パスをかっさらい、大島のラストパスを受けた三笘が右足を振り抜くが、いずれも先制点には繋がらず。
20分過ぎの飲水タイムが明けると、試合はハーフタイムまでほぼG大阪陣内で展開される。最前線のパトリックまで自陣で守備に参加する専守防衛のG大阪に対して、川崎Fはやや攻めあぐねるものの、サイドバックやアンカーの守田の攻撃参加で相手を揺さぶり、幾度も際どい場面を創出。家長のゴール至近距離からのヘディングシュートやレアンドロ・ダミアン、三笘と再三足を振っていくが、G大阪守備陣の粘りとGK東口の好守に阻まれた。
結局、ゴールレスで折り返した試合は後半も前半の流れを踏襲。開始直後の48分にはペナルティアーク付近の密集で守田から足元にパスを受けた大島が鋭い反転から左足を振り抜くが、DFの足にディフレクトしたシュートはクロスバーを叩く。
それでも、前半から強烈なジャブを打ち続けた効果は徐々に発揮され、55分にゴールという形で結実する。相手陣内中央で大島の縦への仕掛けのこぼれを回収したレアンドロ・ダミアンが左サイドから斜めのランニングで前線のスペースに走り込む三笘にスルーパスを通す。三笘は絶妙なファーストタッチでスピードを落とさずにボックス内へ持ち込むと、最後は飛び出したGK東口の左を抜く右足のシュートを流し込んだ。
この先制点で勢いを増すサックスブルーの波は完全にG大阪を飲み込んでいく。得点直後の58分には相手陣内右サイドで得たFKの場面で田中が入れたクロスを谷口が打点の高いヘディングで枠に飛ばすが、ここはGK東口のビッグセーブに遭う。だが、以降も良い距離感での質の高いパスワーク、ボールを失っても即時奪回とG大阪に息つく暇を与えない。
一方、2失点目を凌ぐのが精いっぱいで全く攻撃の形を作り出せないG大阪は、並びを本来の[4-4-2]に戻して攻撃に比重を置き始める。さらに、74分には山本、藤春を下げて渡邉、福田を同時投入。パトリックの相棒に渡邉、宇佐美を左サイドハーフに置く攻撃的な布陣で同点を目指す。さらに、80分には小野瀬に代えて塚元をピッチに送り出した。
この選手交代をキッカケにようやく流れを引き戻したG大阪はここから怒涛の反撃を見せる。まずは82分、左サイドを深くえぐった福田のクロスをパトリックが頭で合わせてゴールに迫ると、直後にはGKチョン・ソンリョンとDFの交錯からパトリックがこぼれを繋いで渡邉がゴールに蹴りこむが、ここはゴールカバーに入った谷口にクリアされる。
さらに、85分には波状攻撃から最後はボックス中央でフリーになった宇佐美が渾身の右足シュートを枠に飛ばすが、ここはGKチョン・ソンリョンのビッグセーブに阻まれた。
ここまでの圧倒した展開とは打って変わって苦しい時間帯が続く川崎Fは小林、長谷川に続き86分には旗手に代えて本職の車屋を左サイドバックに投入。さらに、後半最後の交代機会では現役ラストマッチの中村の投入が期待されたが、勝負師・鬼木は大島に代えて脇坂をピッチに送り込んだ。
その後、試合最終盤は完全にG大阪のペースとなったが、初優勝、バンディエラのラストマッチを勝利で飾ろうとする川崎Fの気持ちは強く身体を張った守備でG大阪のパワープレーを撥ね返し続けた。
そして、試合はこのまま1-0のスコアでタイムアップを迎え、G大阪との壮絶な元日決戦を制した川崎Fがクラブ史上初の天皇制覇を成し遂げ、シーズン2冠でバンディエラを送り出すことになった。
川崎フロンターレ 1-0 ガンバ大阪
【川崎フロンターレ】
三笘薫(55)
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記念すべき第100回大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、大幅な大会レギュレーション変更を余儀なくされた。その異例尽くめの今大会を勝ち抜き、新国立競技場での元日決戦に駒を進めたのは、今季の明治安田生命J1リーグ覇者の川崎Fと、2位チームのG大阪。史上最速、最多勝ち点、最多勝でのJ1優勝を果たした川崎Fは、準決勝からの参戦となった天皇杯でもJ3王者のブラウブリッツを2-0で撃破。今季リーグ2戦2勝の相手との3度目の対戦では負傷の登里を欠く左サイドバックに旗手を起用したものの、それ以外はJ1優勝の主力がスタメンを飾った。なお、これが現役ラストマッチとなる中村憲剛はベンチスタートとなった。大会初優勝を目指す川崎Fと、2015年以来、通算5度目の悲願達成を目指すG大阪による賜杯を懸けた元日決戦。今季リーグ戦の対戦を踏襲するように最初の決定機を作ったのはJ1王者だった。開始2分、守田のスルーパスに抜け出した田中がボックス右からシュートを放つが、これは枠の左に外れる。
一方、G大阪はリーグ終盤戦で採用していた[4-4-2]からより守備的な[5-4-1]の布陣に変更。相手3トップと2人のインサイドハーフに対して、スペースの管理と共に、人を捕まえやすい形での戦い方を選択。6分には相手陣内左サイドで得たFKの場面で宇佐美のクロスをパトリックが頭で合わせてゴールネットを揺らすが、ここは惜しくもオフサイドの判定に。
時間の経過と共にボールを握って押し込む川崎F、自陣深くに引いて堅固な守備ブロックを形成し、カウンターを狙うG大阪という想定通りの形に落ち着く。
その中で相手守備を上回る仕掛けを見せるJ1王者は15分、左サイドでの細かい崩しからボックス左で大島からパスを受けたレアンドロ・ダミアンが深い切り返しでDF三浦をかわして右足のシュート、直後の16分には前線からのプレッシャーで相手の不用意な横パスをかっさらい、大島のラストパスを受けた三笘が右足を振り抜くが、いずれも先制点には繋がらず。
20分過ぎの飲水タイムが明けると、試合はハーフタイムまでほぼG大阪陣内で展開される。最前線のパトリックまで自陣で守備に参加する専守防衛のG大阪に対して、川崎Fはやや攻めあぐねるものの、サイドバックやアンカーの守田の攻撃参加で相手を揺さぶり、幾度も際どい場面を創出。家長のゴール至近距離からのヘディングシュートやレアンドロ・ダミアン、三笘と再三足を振っていくが、G大阪守備陣の粘りとGK東口の好守に阻まれた。
結局、ゴールレスで折り返した試合は後半も前半の流れを踏襲。開始直後の48分にはペナルティアーク付近の密集で守田から足元にパスを受けた大島が鋭い反転から左足を振り抜くが、DFの足にディフレクトしたシュートはクロスバーを叩く。
それでも、前半から強烈なジャブを打ち続けた効果は徐々に発揮され、55分にゴールという形で結実する。相手陣内中央で大島の縦への仕掛けのこぼれを回収したレアンドロ・ダミアンが左サイドから斜めのランニングで前線のスペースに走り込む三笘にスルーパスを通す。三笘は絶妙なファーストタッチでスピードを落とさずにボックス内へ持ち込むと、最後は飛び出したGK東口の左を抜く右足のシュートを流し込んだ。
この先制点で勢いを増すサックスブルーの波は完全にG大阪を飲み込んでいく。得点直後の58分には相手陣内右サイドで得たFKの場面で田中が入れたクロスを谷口が打点の高いヘディングで枠に飛ばすが、ここはGK東口のビッグセーブに遭う。だが、以降も良い距離感での質の高いパスワーク、ボールを失っても即時奪回とG大阪に息つく暇を与えない。
一方、2失点目を凌ぐのが精いっぱいで全く攻撃の形を作り出せないG大阪は、並びを本来の[4-4-2]に戻して攻撃に比重を置き始める。さらに、74分には山本、藤春を下げて渡邉、福田を同時投入。パトリックの相棒に渡邉、宇佐美を左サイドハーフに置く攻撃的な布陣で同点を目指す。さらに、80分には小野瀬に代えて塚元をピッチに送り出した。
この選手交代をキッカケにようやく流れを引き戻したG大阪はここから怒涛の反撃を見せる。まずは82分、左サイドを深くえぐった福田のクロスをパトリックが頭で合わせてゴールに迫ると、直後にはGKチョン・ソンリョンとDFの交錯からパトリックがこぼれを繋いで渡邉がゴールに蹴りこむが、ここはゴールカバーに入った谷口にクリアされる。
さらに、85分には波状攻撃から最後はボックス中央でフリーになった宇佐美が渾身の右足シュートを枠に飛ばすが、ここはGKチョン・ソンリョンのビッグセーブに阻まれた。
ここまでの圧倒した展開とは打って変わって苦しい時間帯が続く川崎Fは小林、長谷川に続き86分には旗手に代えて本職の車屋を左サイドバックに投入。さらに、後半最後の交代機会では現役ラストマッチの中村の投入が期待されたが、勝負師・鬼木は大島に代えて脇坂をピッチに送り込んだ。
その後、試合最終盤は完全にG大阪のペースとなったが、初優勝、バンディエラのラストマッチを勝利で飾ろうとする川崎Fの気持ちは強く身体を張った守備でG大阪のパワープレーを撥ね返し続けた。
そして、試合はこのまま1-0のスコアでタイムアップを迎え、G大阪との壮絶な元日決戦を制した川崎Fがクラブ史上初の天皇制覇を成し遂げ、シーズン2冠でバンディエラを送り出すことになった。
川崎フロンターレ 1-0 ガンバ大阪
【川崎フロンターレ】
三笘薫(55)
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