レーティング:アーセナル 3-1 チェルシー《プレミアリーグ》
2020.12.27 05:00 Sun
プレミアリーグ第15節、アーセナルとチェルシーによるビッグロンドン・ダービーが26日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが3-1で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽アーセナル採点

GK
1 レノ 6.5
試合の行方を左右する重要なPKストップ。また、的確なスペースケアとビルドアップへの貢献を見せた
DF
2 ベジェリン 6.5
縦への推進力のあるプレーでヴェルナー、チルウェルを押し込むことに成功。守備でも周囲のサポートを受けながら粘り強く守った
16 ホールディング 6.5
幾度か難しいカウンターの対応があった中、ヴェルナーとの駆け引きに完勝。全体が前がかりになって守備をした中、最後の砦として90分間高い集中力を維持した
22 パブロ・マリ 5.5
今季リーグ初出場。早い時間帯にカードをもらってしまったが、以降は粘りの対応。ただ、終盤の不用意なPK献上など、試合勘のなさやイメージと身体のギャップが見受けられた
先制点に繋がるPK奪取など持ち味の攻撃センスを遺憾なく発揮。貴重な攻め手として躍動
MF
7 サカ 7.5
狙ったかどうかは不明もチーム3点目を記録。スタートは右ウイングも比較的中央寄りのポジションでよくボールに絡み攻撃の起点として機能。切り替えの精度も徹底されていた
25 エルネニー 6.0
惜しいバー直撃のシュートがあったものの、前半は判断の遅れからボールを持ち過ぎて危うい場面も散見。守備は献身的もリードの展開を考えれば、守備ではより中央の危険なエリアを埋めたかった
32 スミス=ロウ 7.0
今季リーグ初出場で1アシスト。相手のアンカーを消しながら要所で守備にスイッチを入れた。攻撃時も粘りのキープ、シンプルなボール捌きで存在感
(→ウィロック 5.5)
与えられた守備的タスクはこなしたが、突き抜けるものは見せられず
34 ジャカ 7.0
バーンリー戦での愚行退場を払しょくする鮮烈な直接FKを決める。局面を変えるサイドチェンジなど、持ち味の左足のキックを存分に発揮。守備でも球際でよく戦った
35 マルティネッリ 7.0
今季リーグ初先発。決定的な仕事こそなかったが、鋭い仕掛けに加えてプレーの連続性が素晴らしかった
(→ペペ 5.5)
攻守に最低限の仕事はこなした
FW
9 ラカゼット 6.5
プレッシャーがかかるPKを決めて先制点を奪取。攻守両面で相手の嫌がるプレーを見せ、若手アタッカーをうまくリード。周囲との補完性が良く持ち味のポストワークが生きる試合だった
(→ムスタフィ -)
監督
アルテタ 6.5
諸々の事情でこの先発メンバーを起用することになったが、結果的に抜擢した若手の躍動によって会心のダービー勝利。待望の8戦ぶり白星に
▽チェルシー採点

GK
16 メンディ 5.0
マルティネッリやホールディングの決定機を阻止したが、加入後最多の3失点。キックミスであわや4失点目という場面も招いた
DF
24 R・ジェームズ 4.5
軽率なファウルでPK献上。以降もティアニー、マルティネッリのコンビに苦しめられ、攻撃面で良さを出せず
15 ズマ 5.0
3失点も個人としては無難に守れていた。ただ、ビルドアップでは相手の圧力に苦戦
6 チアゴ・シウバ 5.0
ズマ同様にマイボール時に窮屈にプレーさせられた。大きなミスはなかったが、最終ラインを締めきれず
21 チルウェル 5.0
負傷明けでのプレーということもあり、全体的にインテンシティ、精度に欠けた
MF
17 コバチッチ 5.0
前半半ば以降、存在感を失っていたが、後半頭に下げるほど悪いパフォーマンスでもなかった
(→ジョルジーニョ 5.0)
痛恨のPK失敗…。流れの中でも全体のリズムを改善できず
7 カンテ 5.0
アンカーとインサイドハーフでプレー。自身の周囲のスペースをうまく使われて難しい試合に。攻撃面でも球出しに苦戦
(→ハヴァーツ 5.0)
流れを変える役割を期待されたが、さしたる見せ場を作れず
19 マウント 5.5
惜しい直接FKにPK奪取。全体的にフラストレーションの溜まる展開となった
FW
10 プリシッチ 5.5
後半は消える時間帯もあったが、左右のウイングで積極的に仕掛けてアーセナル守備陣に最も脅威を与えた
9 エイブラハム 5.5
一矢報いるゴールを挙げたが、試合を通しては相手センターバックに抑え込まれ、なかなか基準点として機能せず
11 ヴェルナー 4.5
公式戦10戦連続無得点…自信喪失かプレー全体が縮こまって見えるひ弱なパフォーマンスで前半のみの出場に
(→ハドソン=オドイ 5.5)
1アシストを記録するなど、個人としてのパフォーマンスはまずまず
監督
ランパード 5.0
敵地でのダービーに完敗。選手交代も今一つ機能せず、痛い勝ち点逸に
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ブカヨ・サカ(アーセナル)
ジャカやマルティネッリ、スミス=ロウの初先発組2人のパフォーマンスも素晴らしかったが、試合を通して相手の脅威となり続けた19歳をMOMに選出。チーム3点目が狙っていたフィニッシュであるならば、末恐ろしい若者だ。
アーセナル 3-1 チェルシー
【アーセナル】
ラカゼット(前35[PK])
ジャカ(前44)
サカ(後11)
【チェルシー】
エイブラハム(後40)
▽アーセナル採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 レノ 6.5
試合の行方を左右する重要なPKストップ。また、的確なスペースケアとビルドアップへの貢献を見せた
DF
2 ベジェリン 6.5
縦への推進力のあるプレーでヴェルナー、チルウェルを押し込むことに成功。守備でも周囲のサポートを受けながら粘り強く守った
幾度か難しいカウンターの対応があった中、ヴェルナーとの駆け引きに完勝。全体が前がかりになって守備をした中、最後の砦として90分間高い集中力を維持した
22 パブロ・マリ 5.5
今季リーグ初出場。早い時間帯にカードをもらってしまったが、以降は粘りの対応。ただ、終盤の不用意なPK献上など、試合勘のなさやイメージと身体のギャップが見受けられた
3 ティアニー 7.0
先制点に繋がるPK奪取など持ち味の攻撃センスを遺憾なく発揮。貴重な攻め手として躍動
MF
7 サカ 7.5
狙ったかどうかは不明もチーム3点目を記録。スタートは右ウイングも比較的中央寄りのポジションでよくボールに絡み攻撃の起点として機能。切り替えの精度も徹底されていた
25 エルネニー 6.0
惜しいバー直撃のシュートがあったものの、前半は判断の遅れからボールを持ち過ぎて危うい場面も散見。守備は献身的もリードの展開を考えれば、守備ではより中央の危険なエリアを埋めたかった
32 スミス=ロウ 7.0
今季リーグ初出場で1アシスト。相手のアンカーを消しながら要所で守備にスイッチを入れた。攻撃時も粘りのキープ、シンプルなボール捌きで存在感
(→ウィロック 5.5)
与えられた守備的タスクはこなしたが、突き抜けるものは見せられず
34 ジャカ 7.0
バーンリー戦での愚行退場を払しょくする鮮烈な直接FKを決める。局面を変えるサイドチェンジなど、持ち味の左足のキックを存分に発揮。守備でも球際でよく戦った
35 マルティネッリ 7.0
今季リーグ初先発。決定的な仕事こそなかったが、鋭い仕掛けに加えてプレーの連続性が素晴らしかった
(→ペペ 5.5)
攻守に最低限の仕事はこなした
FW
9 ラカゼット 6.5
プレッシャーがかかるPKを決めて先制点を奪取。攻守両面で相手の嫌がるプレーを見せ、若手アタッカーをうまくリード。周囲との補完性が良く持ち味のポストワークが生きる試合だった
(→ムスタフィ -)
監督
アルテタ 6.5
諸々の事情でこの先発メンバーを起用することになったが、結果的に抜擢した若手の躍動によって会心のダービー勝利。待望の8戦ぶり白星に
▽チェルシー採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
16 メンディ 5.0
マルティネッリやホールディングの決定機を阻止したが、加入後最多の3失点。キックミスであわや4失点目という場面も招いた
DF
24 R・ジェームズ 4.5
軽率なファウルでPK献上。以降もティアニー、マルティネッリのコンビに苦しめられ、攻撃面で良さを出せず
15 ズマ 5.0
3失点も個人としては無難に守れていた。ただ、ビルドアップでは相手の圧力に苦戦
6 チアゴ・シウバ 5.0
ズマ同様にマイボール時に窮屈にプレーさせられた。大きなミスはなかったが、最終ラインを締めきれず
21 チルウェル 5.0
負傷明けでのプレーということもあり、全体的にインテンシティ、精度に欠けた
MF
17 コバチッチ 5.0
前半半ば以降、存在感を失っていたが、後半頭に下げるほど悪いパフォーマンスでもなかった
(→ジョルジーニョ 5.0)
痛恨のPK失敗…。流れの中でも全体のリズムを改善できず
7 カンテ 5.0
アンカーとインサイドハーフでプレー。自身の周囲のスペースをうまく使われて難しい試合に。攻撃面でも球出しに苦戦
(→ハヴァーツ 5.0)
流れを変える役割を期待されたが、さしたる見せ場を作れず
19 マウント 5.5
惜しい直接FKにPK奪取。全体的にフラストレーションの溜まる展開となった
FW
10 プリシッチ 5.5
後半は消える時間帯もあったが、左右のウイングで積極的に仕掛けてアーセナル守備陣に最も脅威を与えた
9 エイブラハム 5.5
一矢報いるゴールを挙げたが、試合を通しては相手センターバックに抑え込まれ、なかなか基準点として機能せず
11 ヴェルナー 4.5
公式戦10戦連続無得点…自信喪失かプレー全体が縮こまって見えるひ弱なパフォーマンスで前半のみの出場に
(→ハドソン=オドイ 5.5)
1アシストを記録するなど、個人としてのパフォーマンスはまずまず
監督
ランパード 5.0
敵地でのダービーに完敗。選手交代も今一つ機能せず、痛い勝ち点逸に
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ブカヨ・サカ(アーセナル)
ジャカやマルティネッリ、スミス=ロウの初先発組2人のパフォーマンスも素晴らしかったが、試合を通して相手の脅威となり続けた19歳をMOMに選出。チーム3点目が狙っていたフィニッシュであるならば、末恐ろしい若者だ。
アーセナル 3-1 チェルシー
【アーセナル】
ラカゼット(前35[PK])
ジャカ(前44)
サカ(後11)
【チェルシー】
エイブラハム(後40)
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