黄金期の“ヤング・リーズ”が流れるような連携で、ニューカッスルディフェンスを鮮やかに攻略【チーム・ゴールズ】

2020.12.18 14:00 Fri
Getty Images
サッカーにおいて個の力は非常に大事な要素の一つである。しかし、チームとして選手たちがひとつになった時にこそ、素晴らしいプレーが生まれる。『Team Goals』では、流れるような連携から生まれた美しいゴールを紹介。今回は元イングランド代表MFリー・ボウヤー氏がリーズ・ユナイテッドで決めたゴールだ。

◆“ヤング・リーズ”の華麗なパス回し

1996年夏に、プロデビューを飾ったチャールトンからリーズに加入したボウヤー氏は、”ヤング・リーズ”と呼ばれたチームでプレー。チャンピオンズリーグ(CL)ベスト4進出を果たすなど、黄金期を迎えていたチームを支えた。
ピッチ内外での問題が多かったボウヤー氏だが、1999年9月25日に行われたプレミアリーグ第9節のニューカッスル戦では、華麗なチームワークからゴールを決めている。

0-0で迎えた11分、ハーフウェイライン付近でボールを回すリーズは、MFアイリク・バッケが味方とのワンタッチパスの応酬で中央突破に成功すると、相手陣内中央から、ボウヤーにスルーパスを送る。
後ろからのパスを走りながら受けたボウヤーは、滑りながらもしっかりとミートしたダイレクトシュートをボックスの際から放つと、シュートはゴール右上のコースに決まり、見事な先制点となった。

その後両チームが複数得点を挙げる打ち合いとなったが、リーズが3-2で競り勝っている。

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