【CLグループC総括】シティ順当突破に日本人対決は中島ポルトに軍配!
2020.12.14 16:30 Mon
優勝候補マンチェスター・シティの突破が確実視され、大会常連のポルト、オリンピアコス、久々にCLの舞台に舞い戻ったマルセイユの3チームによる三つ巴の争いが予想されたグループC。大本命シティに加え、ポルトガル王者が圧倒的な強さを見せたことで、思わぬ早期決着となった。
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.マンチェスター・シティ[16/5/1/0/12]
2.ポルト[13/4/1/1/7]
3.オリンピアコス[3/1/0/5/-8]
4.マルセイユ[3/1/0/5/-11]◆格の違いを見せつける無敗突破~マンチェスター・シティ~
ベスト8で涙を呑んだ昨季からの巻き返しを誓う優勝候補は不安定なリーグ戦とは異なり、今グループステージでは圧倒的な戦いぶりを見せた。FWアグエロとFWガブリエウ・ジェズスという2人のストライカーをケガで欠く状況が続いたものの、この緊急事態がFWフェラン・トーレスらのセンターフォワード起用という新たなオプションを増やす好結果に繋がった。
グループステージ全体の流れではポルトとの初戦でいきなり先制を許してバタついたものの、その試合をきっちり逆転で飾ったことが勢いをもたらすことに。すでに突破を決めた中でのポルトとのリターンマッチは“塩試合”と揶揄される0-0のドローとなったが、オリンピアコスとマルセイユ相手には1ゴールも許さない圧倒ぶりをみせ、文句なしの首位通過となった。
◆安定した戦いぶりで余裕の2位通過~ポルト~
本命のシティを除く1枠は三つ巴の争いが予想されたが、3チームの中で最も実績があるポルトガル王者が貫録の2位通過を決めた。コロナ禍での財政問題もあって昨季の主力であるMFダニーロやDFテレスが流出したポルトだが、セルジオ・コンセイソン監督の下でソリッドな戦いぶりは健在。重鎮ペペを中心とする堅守を武器に、3失点を喫したシティとの初戦以降は全試合でクリーンシートを記録。また、主砲マレガとセルジオ・オリベイラ、ルイス・ディアス、ヘスス・コロナというアタッカー陣も随所に勝負強さを見せた。
◆最低限のEL決勝トーナメント行きを決定~オリンピアコス~
CL常連のオリンピアコスはバイエルン、トッテナムの後塵を拝した昨シーズンに続いて3位でのヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント行きとなった。シティとポルトの格上2チーム相手では4戦全敗と全く歯が立たなかったが、早々に3位争いのライバルとなったマルセイユとの対戦ではホームでの初戦をFWコカの試合終了間際の劇的決勝点で勝利。アウェイでのリターンマッチでは先制に成功しながらも、痛恨の逆転負けを喫したが、当該間でのアウェイゴール数で勝って3位の座を確保。元バイエルンのDFラフィーニャ、元ビジャレアルのDFルベン・セメド、元フランス代表MFヴァルブエナら各ポジションに実力者を揃えており、ELでの躍進に期待したい。
◆不名誉記録ストップも力不足露呈~マルセイユ~
昨季のリーグ・アンを2位で終えて久々のCL参戦となったマルセイユだが、無念の最下位敗退となった。今グループステージを迎えるまでクラブとしてCL9連敗中だったフランス屈指の名門はオリンピアコスとの初戦で連敗ストップに迫ったが、試合終了間際の土壇場被弾でその記録を更新。さらに、シティ、ポルトに格の違いを見せつけられ、CLワースト記録の13連敗という不名誉記録を樹立。だが、オリンピアコスとの第5節では悩めるMFパイエの2ゴールで逆転勝利し、ようやく負の歴史に終止符を打った。
その中でDF酒井宏樹は30歳にして待望のCLデビューを飾り、グループステージ全6試合に出場。一方、インテルとガラタサライで同大会を経験しているDF長友佑都はポルト戦、シティ戦の2試合でプレー。両選手共に思うような活躍を見せられなかったが、キャリアにおいてまたひとつ貴重な経験を積んだ。
PR
■グループC順位表■[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.マンチェスター・シティ[16/5/1/0/12]
2.ポルト[13/4/1/1/7]
3.オリンピアコス[3/1/0/5/-8]
4.マルセイユ[3/1/0/5/-11]◆格の違いを見せつける無敗突破~マンチェスター・シティ~
Getty Images
ベスト8で涙を呑んだ昨季からの巻き返しを誓う優勝候補は不安定なリーグ戦とは異なり、今グループステージでは圧倒的な戦いぶりを見せた。FWアグエロとFWガブリエウ・ジェズスという2人のストライカーをケガで欠く状況が続いたものの、この緊急事態がFWフェラン・トーレスらのセンターフォワード起用という新たなオプションを増やす好結果に繋がった。
◆安定した戦いぶりで余裕の2位通過~ポルト~
Getty Images
本命のシティを除く1枠は三つ巴の争いが予想されたが、3チームの中で最も実績があるポルトガル王者が貫録の2位通過を決めた。コロナ禍での財政問題もあって昨季の主力であるMFダニーロやDFテレスが流出したポルトだが、セルジオ・コンセイソン監督の下でソリッドな戦いぶりは健在。重鎮ペペを中心とする堅守を武器に、3失点を喫したシティとの初戦以降は全試合でクリーンシートを記録。また、主砲マレガとセルジオ・オリベイラ、ルイス・ディアス、ヘスス・コロナというアタッカー陣も随所に勝負強さを見せた。
なお、FW中島翔哉はシティとの初戦でCLデビューを飾ると、第4節まで全試合で途中出場。第2節のオリンピアコス戦では2点目の起点となるなど、チームの勝ちぬけに微力ながらも貢献している。
◆最低限のEL決勝トーナメント行きを決定~オリンピアコス~
Getty Images
CL常連のオリンピアコスはバイエルン、トッテナムの後塵を拝した昨シーズンに続いて3位でのヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント行きとなった。シティとポルトの格上2チーム相手では4戦全敗と全く歯が立たなかったが、早々に3位争いのライバルとなったマルセイユとの対戦ではホームでの初戦をFWコカの試合終了間際の劇的決勝点で勝利。アウェイでのリターンマッチでは先制に成功しながらも、痛恨の逆転負けを喫したが、当該間でのアウェイゴール数で勝って3位の座を確保。元バイエルンのDFラフィーニャ、元ビジャレアルのDFルベン・セメド、元フランス代表MFヴァルブエナら各ポジションに実力者を揃えており、ELでの躍進に期待したい。
◆不名誉記録ストップも力不足露呈~マルセイユ~
Getty Images
昨季のリーグ・アンを2位で終えて久々のCL参戦となったマルセイユだが、無念の最下位敗退となった。今グループステージを迎えるまでクラブとしてCL9連敗中だったフランス屈指の名門はオリンピアコスとの初戦で連敗ストップに迫ったが、試合終了間際の土壇場被弾でその記録を更新。さらに、シティ、ポルトに格の違いを見せつけられ、CLワースト記録の13連敗という不名誉記録を樹立。だが、オリンピアコスとの第5節では悩めるMFパイエの2ゴールで逆転勝利し、ようやく負の歴史に終止符を打った。
その中でDF酒井宏樹は30歳にして待望のCLデビューを飾り、グループステージ全6試合に出場。一方、インテルとガラタサライで同大会を経験しているDF長友佑都はポルト戦、シティ戦の2試合でプレー。両選手共に思うような活躍を見せられなかったが、キャリアにおいてまたひとつ貴重な経験を積んだ。
PR
マンチェスター・シティの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
マンチェスター・シティの人気記事ランキング
1
シティが要塞エティハドでスパーズに4失点惨敗…ホームではPL36戦、公式戦52戦ぶり黒星で泥沼5連敗【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第12節、マンチェスター・シティvsトッテナムが23日にエティハド・スタジアムで行われ、アウェイのトッテナムが0-4で圧勝した。 インターナショナルマッチウィーク前に行われた前節のブライトン戦で1-2の逆転負けを喫し、グアルディオラの監督キャリア初の公式戦4連敗を喫した2位のシティ。来週末には首位のリバプールとの頂上決戦を控えるなか、EFLカップでの公式戦初黒星で連敗のきっかけとなった因縁の相手にバウンスバックの白星を狙った。ブライトン戦からは先発3人を変更。負傷でメンバー外のコバチッチ、シンプソン=ピュゼー、マテウス・ヌネスに代えてアカンジ、ストーンズ、ベルナルド・シウバを起用した。 対する10位のトッテナムは前節イプスウィッチ相手の逆転負けによって公式戦連敗中。格下相手に今季2度目のリーグ初白星を献上するなどの痛い取りこぼしとなった。度重なる負傷者に加え、人種差別発言で7試合の出場停止を科されたベンタンクールを欠く苦しい台所事情のなかで苦手アウェイで勝ち点奪取を狙った。前節からは先発3人を変更し、負傷のロメロとサスペンションのベンタンクール代役にベン・デイビス、ビスマを起用したほか、ブレナン・ジョンソンに代えて28歳のバースデーを迎えたマディソンが起用された。 試合前にロドリのバロンドール授賞を祝う盛大なセレモニーも実施されたなか、立ち上がりからハイインテンシティの攻防が繰り広げられていく。 共に[4-2-3-1]の布陣で臨んだものの、トップ下のベルナルド・シウバやリコ・ルイス、ギュンドアンの2セントラルMFを軸にずれを生み出すホームチームは、サイドバックの背後を使いながら、うまくボックス内でフリーとなったハーランドが続けて際どいシュートを浴びせかけていく。11分にはDFと入れ替わったサヴィオのお膳立てからゴール前のハーランドが左足シュートを枠の左へ飛ばすが、ここもGKヴィカーリオの足を使ったビッグセーブに阻まれる。 一方、防戦一方の序盤をなんとか耐えたトッテナムはファーストチャンスをものの見事に先制点に繋げる。13分、ドラグシンからのフィードを右サイドで収めたクルゼフスキが内側へ運びながら左足インスウィングの絶妙なクロスを供給。長い距離を懸命にスプリントしてゴール前にフリーで飛び込んだマディソンが左足ダイレクトで合わせ、バースデーゴールとした。 この先制点によってスパーズが俄然勢いを出すと、18分にはソン・フンミンがボックス手前左からファーポストを狙ったシュートで2点目に迫る。これはGKエデルソンの好守に阻まれたが、直後の20分にはDFグヴァルディオルの軽率な中央への横パスをペナルティアーク付近で奪ったマディソンがソン・フンミンとのパス交換でゴール左へ抜け出し、窮屈な体勢ながらも左足チップキックでエデルソンとの駆け引きを制した。 よりダメージがあるミス絡みの失点でまさかの2点ビハインドとなったシティは、前半のうちに点差を縮めるべくギアを上げて攻勢を強めていく。序盤同様にフォーデンやハーランドにチャンスが巡ってくるが、連敗中の重圧もあるのか、最後の局面で精度を欠く。 前半半ばから終盤にかけてはシティが完全に押し込む展開を作り出すが、トッテナムも序盤のように守り一辺倒とはならず。要所でボールを奪いに行くアグレッシブな守備から相手を引っくり返すと、しっかりと人数をかけた攻めで際どいシーンを作り出した。 結局、アウェイチームの2点リードで折り返した試合。シティはストーンズを下げてハーフタイム明けにアケを投入した。 後半の立ち上がりは拮抗した状況が続くが、先手を奪ったのはアウェイチーム。53分、自陣中央で見事にプレス回避したクルゼフスキがソン・フンミンとのパス交換で左のスペースへ抜け出す。逆サイドで待つソランケへの折り返しはやや流れたがボックス右で収めてマイナスに落とすと、走り込んだペドロ・ポロが強烈な右足シュートをゴール左隅へ蹴り込んだ。 出ばなをくじかれる3失点目となったシティだが、60分にはビッグチャンス。ボックス右で一瞬フリーとなったハーランドが左足を振るが、これはクロスバーを掠めた。 このピンチを凌いだアウェイチームはソン・フンミンを下げてブレナン・ジョンソンを投入。66分には鮮やかなロングカウンターから4点目に迫るが、ボックス右で仕掛けたクルゼフスキのゴール至近距離からの左足シュートはGKエデルソンのビッグセーブに阻まれた。 守護神のビッグプレーでなんとか勝ち点の可能性を残したシティは残り20分を切ってデ・ブライネ、グリーリッシュの切り札2枚を同時投入。よりリスクを冒して前に出ると、ボックス内で再三の決定機を創出。しかし、ハーランドやフォーデンらのシュートはGKヴィカーリオの好守に阻まれ続けた。 一方、最終盤にスペンス、ベリヴァル、ヴェルナーの投入で逃げ切りを図ったトッテナムは後半アディショナルタイムの93分にはグリーリッシュの軽率な横パスをかっさらったショートカウンターから左サイドを突破したヴェルナーの完璧な折り返しを、ブレナン・ジョンソンが押し込んでトドメの4点目まで奪ってみせた。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、トッテナムに惨敗したシティはホームでのプレミアリーグ36戦ぶり、公式戦では52試合ぶりとなる黒星を喫し、泥沼の公式戦5連敗となった。 マンチェスター・シティ 0-4 トッテナム 【トッテナム】 ジェームズ・マディソン(前13、前20) ペドロ・ポロ(後8) ブレナン・ジョンソン(後48) <span class="paragraph-title">【動画】マディソンが28歳バースデーを祝う2ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">28歳の誕生日<br>最高のプレゼントは<br>右サイドからの完璧なクロス<br>マディソンのゴールでトッテナムが先制!<br><br>プレミアリーグ 第12節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#マンチェスター・C</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%A0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#トッテナム</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHP0GD">https://t.co/IQcfgHP0GD</a> <a href="https://t.co/aDuAPMvGnk">pic.twitter.com/aDuAPMvGnk</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1860381471115973097?ref_src=twsrc%5Etfw">November 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">最高な28歳の始まり<br>またもマディソンが<br>バーズデイゴール<br><br>トッテナムが開始20分で<br>2点をリード<br><br>プレミアリーグ 第12節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#マンチェスター・C</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%A0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#トッテナム</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/LE8iTZpeGH">pic.twitter.com/LE8iTZpeGH</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1860384097677475871?ref_src=twsrc%5Etfw">November 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.24 04:35 Sun2
“ペップ史上”をさらに更新の公式戦5連敗…「今はかなり脆いと言える」「こんなにも負け込むのに慣れていない」
マンチェスター・シティは23日のプレミアリーグ第12節でトッテナムとホームで対戦し、0-4と惨敗した。 プレミア4連覇中の強者ぶりはどこへやら。代表ウィークを挟み、公式戦4連敗からの仕切り直しを図りたいところだったが、前後半に2失点ずつと守りが崩れたほか、強力な攻撃陣も封殺されてしまった。 ジョゼップ・グアルディオラ監督も中断中に新たな契約を結び、心機一転のはずだったが、これで公式戦5連敗。4連敗が監督キャリア初として注目されたが、そのワースト記録をまたも更新してしまった。 ここまで負け試合が続くグアルディオラ監督は「0-4で負けたら、トッテナムを祝福する以外に言葉なんてない」と切り出すと、こう振り返る。クラブ公式サイトが伝えた。 「ボールを取り返すのに手を焼いた。そこで勝てず、アクションを起こせなかったね。我々はかなり良かったし、たくさんのチャンスも作ったが、今はかなり脆いと言える」 また、「8年間もここにいたら、遅かれ早かれ落ちるのもわかりきったことだった」と続けたが、「もちろん、プレミアで3連敗すると思ってもいなかった」と本音も。そして、現状を直視した。 「常に落ち込みを覚悟してはいたが、信じられないほど安定していたからね。だが、フットボールでも、人生でも、ときにこうなる現実を否定できない」 「我々はこんなにも負け込むのに慣れていない。だが、それが起こっている。なおさらだが、次の試合ではあらゆる手を尽くして変えていかないといけない」 来週はフェイエノールトとのチャンピオンズリーグ(CL)にリバプールとのプレミアとタフな1週間。苦しいチーム状況だが、乗り切れるか。 <span class="paragraph-title">【動画】負け込むシティ…トッテナムにも4失点惨敗</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="tdhNWlOuQY0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.24 10:35 Sun3
どん底シティ、CL史上初の記録は不名誉なものに…6試合連続複数失点は61年半ぶり
誰もが予想し得なかったどん底状態のマンチェスター・シティ。チャンピオンズリーグ(CL)の舞台でも不名誉すぎる記録を打ち立てることとなってしまった。 26日、シティはCLリーグフェーズ第5節でフェイエノールト対戦。試合は3-3のドローに終わった。 プレミアリーグ5連覇を目指していたシティ。今シーズンも開幕から順調に勝ち点を重ねていた中、10月30日に行われたEFLカップ(カラバオカップ)4回戦のトッテナム戦で今季初黒星を喫した。 カップ戦での敗戦と思われた中、続くプレミアリーグ第10節ではボーンマスに敗れると、11月5日のCLスポルティングCP戦、プレミアリーグのブライトン&ホーヴ・アルビオン戦、トッテナム戦と公式戦5連敗とジョゼップ・グアルディオラ監督になってから最悪の時期を過ごしていた。 そんな中迎えたフェイエノールト戦は、前半のうちにアーリング・ハーランドがPKを決めて先制すると、後半立ち上がりにイルカイ・ギュンドアン、ハーランドが加点。53分までに3-0とした。 3点のリードを奪ったシティは、勝利も確実なものになると見られたが、75分にアニス・ハジ・ムサに1点を返されると、81分にサンティアゴ・ヒメネス、89分にダビド・ハンツコとまさかの3失点。3-3のドローに終わり、6試合勝利がない状況となった。 衝撃のドローとなってしまったシティ。3点差を15分で追いつかれるという不名誉すぎる記録となったが、データを取り扱う『Opta』によれば75分までに3点をリードしていたチームが勝利を逃すのはCL史上初の記録とのことだ。 不名誉なCL初記録を樹立してしまったシティだが、この6試合は全て複数失点で守備が崩壊。これは1963年5月以来の不名誉な状態であり、実に61年半ぶりの事態となっている。 圧倒的で絶対的な強さを誇っていたシティだが、信じられない低調ぶり。プレミアリーグでは2位を保っているが、首位のリバプールとはすでに勝ち点差「8」に広がっており、いつ調子を取り戻せるのか注目が集まる。 なお、シティの次の公式戦は1日のリバプール戦。首位を叩いて復活なるか注目だ。 <span class="paragraph-title">【動画】衝撃の展開…3点リードのシティが残り15分で3失点</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ceBwGkYBAGk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.27 23:00 Wed4
「話す心境じゃなかった」デ・ブライネはシティとの契約延長話を棚上げ、ケガが理由で交渉ストップ「今はサッカーがしたいだけ」
マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが、自身の去就について言及した。『The Athletic』が伝えた。 シティのゲームメーカーとして中盤に君臨し、類稀なるパスセンスとゲームメイク力を見せつけてきたデ・ブライネ。しかし、近年はケガに悩まされる時間が非常に長く、かつての輝きを見せることができていない。 今シーズンは開幕から先発出場していたが、9月14日のプレミアリーグ第4節のブレントフォード戦で負傷。それ以降離脱していたが、11月に入って戦列復帰し、短い時間ながら出場を重ねている。 デ・ブライネは今シーズン限りでシティとの契約が満了。契約延長の話が進んでいた中、今はその話し合いをストップしていると明かした。 「正直、分からない」 「話し合いが行われることは分かっていたが、残念ながらブレントフォード戦で全てを棚上げにした。2、3日は欠場すると思っていたが、結局8、9週間欠場することになってしまったので、今はまずは回復して様子を見たい」 「あとはいずれわかるだろう。あまり拘ってはいないけど、言うことはあまりない。僕は元気だし、幸せだ。ただまた良いサッカーをしたいだけだ。将来はこれからだ」 「夏にはすでに話し合いはしていたが、もちろんケガをしていたから、そのことについて話す心境ではなかった。ピッチで本来の自分に戻りたい。急ぐ必要もないから、自分の状況に満足している。ただサッカーをしたいだけだ。あまり心配していない」 クラブとの話し合いが進んでいた中で、よもやの負傷。全てをストップさせている状態ではあるが、ケガもやっと癒えてきた状況。ただ、かなり当初は酷かったようだ。 「シュートするたびに酷い痛みを感じていた。力を取り戻す方法を探していたけど、回復するまでに長い時間がかかり、実際に良くなったのは金曜日になってからだった。説明できないし、理由もわからないけど、ここ数日は良くなっている」 2024.11.25 23:05 Mon5