明治安田生命J1リーグ第32節の
大分トリニータvs
北海道コンサドーレ札幌が12日に昭和電工ドーム大分で行われ、0-0の引き分けに終わった。
4試合未勝利の大分は1-1に終わった直近の柏レイソル戦からスタメンを9名変更のターンオーバー。4シーズン連続でフル出場を果たしていた鈴木が欠場となった他、小林が第5節以来のスタメンとなった。
一方、2試合未勝利の札幌は1-3で敗れた前節のセレッソ大阪戦からスタメン変更は2名。深井が8月26日の横浜F・マリノス戦以来21試合ぶりのスタメンに返り咲き、菅も8試合ぶりのスタメンとなった。
互いに不調から抜け出したい一戦。8分にGK菅野の判断ミスから田中にあわや失点のシーンを作られた札幌は15分、宮澤からのパスを受けた金子が相手をいなしてから左足シュートをバイタルエリア右から放つ。だが、枠を捉えることができなかった。
対して、大分は23分に決定機。知念が菅からボールを奪って、敵陣右サイド深くからクロスを供給する。ニアサイドに走り込んだ町田のトラップは流れたもの、このボールに反応した野村がボックス右からゴール左にシュートを流し込んで、大分が先制に成功した。
一進一退の展開が続いた半ばを経て、先手を奪われた札幌は41分、福森が敵陣中央左サイドからふわりとしたクロスを送る。失点を招いた菅が相手の背後を取って、粘りながら左足シュートを放ったが、ポストに嫌われた。
1点ビハインドで試合を折り返した札幌はハーフタイム明けに菅とキム・ミンテを下げて、攻撃的なアンデルソン・ロペスとドウグラス・オリヴェイラをピッチへ送り出す。その中で後半立ち上がりの49分、ジェイからのパスをアンデルソン・ロペスがスルー。ボックス右でボールを受けた駒井がフリーで右足シュートを放ったが、GK高木の好セーブに遭った。
札幌ペースで推移していくなか、大分は62分に決定機が巡ってくる。長谷川のパスを収めた知念が左サイドを突破してから左足でピンポイントクロス。ファーサイドに走り込んだ松本がすべり込みながらボレーシュートを放ったものの、GK菅野にライン上で防がれた。
その後、互いに決定機が作れないまま迎えた75分に札幌が同点に追い付いてみせる。敵陣中央右サイドでインターセプトした深井がすぐさま縦パス。DFとDFの間でボールを受けたアンデルソン・ロペスが腕を上手く使いながら対峙したDFを振り切ると、ボックス右から右足シュートを決めた。
逆転を目指す札幌は試合終了間際に敵陣でボールを奪った流れからアンデルソン・ロペスがGK高木をかわして右足でクロスを供給。ファーサイドでフリーのドウグラス・オリヴェイラが丁寧に右足で合わせるも、ポストに嫌われてしまい、土壇場勝ち越すには至らず。1-1の痛み分けに終わった。
ホーム最終戦を白星で飾れなかった大分は5試合未勝利。勝ちきれなかった札幌は3試合未勝利となった。
大分トリニータ 1-1 北海道コンサドーレ札幌
【大分】
野村直輝(前23)
【札幌】
アンデルソン・ロペス(後30)
