エデル&A・テシェイラ弾で広州恒大を下した江蘇蘇寧がクラブ史上初のリーグ制覇!《中国スーパーリーグ》
2020.11.13 00:45 Fri
中国スーパーリーグ決勝戦2ndレグの広州恒大vs江蘇蘇寧が12日に行われ、1-2で江蘇蘇寧が勝利。この結果、2戦合計スコア1-2で江蘇蘇寧が中国スーパーリーグ初優勝を飾った。
今シーズンの中国スーパーリーグは新型コロナウイルスの影響でレギュレーションが通常の16チームによるホーム&アウェイ制から、蘇州と大連の2都市で8チームずつ2グループに分けてのグループステージ方式に変更。各グループ上位4チームが決勝トーナメントに進む形で開催された。
決勝戦は、大連で開催されたグループAを首位で通過し準々決勝で河北華夏を、準優勝で北京国安を撃破した広州恒大と、同じくグループAを2位で通過し準々決勝で重慶力帆を、準決勝で上海上港を撃破した江蘇蘇寧によって行われた。
4日前に江蘇蘇寧のホームで行われた1stレグでは、互いに一歩も譲らずゴールレスドローで終えていた優勝が決まる一戦。広州恒大はタリスカが、江蘇蘇寧はエデルとアレックス・テシェイラが最前線に構えた中、ホームチームの広州恒大が押し込む展開で立ち上がっていく。
膠着状態が続く中、先にスコアを動かしたのはアウェイの江蘇蘇寧。43分、相手CKのこぼれ球を自陣で拾ったA・テシェイラがドリブルで持ち上がると、後方から追ってきたヒー・チャオにボックス付近で倒される。主審は1度PKを宣告がVARによる検証の結果、倒れた場所はわずかにボックスの手前だったためPKは取り消された。
先制した江蘇蘇寧は、後半開始早々に追加点を奪う。47分、自陣中盤でボールをカットしたウー・シイが素早く前線にロングボールを供給。ブラウニングのクリアミスをボックス右手前で奪ったA・テシェイラがカットインからコントロールショットをゴール左隅に流し込んだ。
リードを広げられた広州恒大は、61分にチョン・イーハオの左クロスをゴール前に抜け出したウェイ・シーハオがヘディングで流し込み、1点を返したが反撃はここまで。
2戦合計スコア2-1で逃げ切った江蘇蘇寧が、創設26年目にして初の中国スーパーリーグ制覇を成し遂げた。
今シーズンの中国スーパーリーグは新型コロナウイルスの影響でレギュレーションが通常の16チームによるホーム&アウェイ制から、蘇州と大連の2都市で8チームずつ2グループに分けてのグループステージ方式に変更。各グループ上位4チームが決勝トーナメントに進む形で開催された。
決勝戦は、大連で開催されたグループAを首位で通過し準々決勝で河北華夏を、準優勝で北京国安を撃破した広州恒大と、同じくグループAを2位で通過し準々決勝で重慶力帆を、準決勝で上海上港を撃破した江蘇蘇寧によって行われた。
膠着状態が続く中、先にスコアを動かしたのはアウェイの江蘇蘇寧。43分、相手CKのこぼれ球を自陣で拾ったA・テシェイラがドリブルで持ち上がると、後方から追ってきたヒー・チャオにボックス付近で倒される。主審は1度PKを宣告がVARによる検証の結果、倒れた場所はわずかにボックスの手前だったためPKは取り消された。
しかし、このプレーでヒー・チャオにはレッドカードが提示され退場に。さらに数的有利となった江蘇蘇寧は、獲得したFKからエデルがゴールを狙うと壁に当たったボールが直接ゴール左に突き刺さった。
先制した江蘇蘇寧は、後半開始早々に追加点を奪う。47分、自陣中盤でボールをカットしたウー・シイが素早く前線にロングボールを供給。ブラウニングのクリアミスをボックス右手前で奪ったA・テシェイラがカットインからコントロールショットをゴール左隅に流し込んだ。
リードを広げられた広州恒大は、61分にチョン・イーハオの左クロスをゴール前に抜け出したウェイ・シーハオがヘディングで流し込み、1点を返したが反撃はここまで。
2戦合計スコア2-1で逃げ切った江蘇蘇寧が、創設26年目にして初の中国スーパーリーグ制覇を成し遂げた。
広州FCの関連記事
|
広州FCの人気記事ランキング
1
かつての広州恒大まで…2004年以降に消滅した中国のプロサッカークラブは「127」
中国では、2004年からのおよそ20年間で「127」ものプロサッカークラブが消滅した。中国『新浪』が伝える。 中国サッカー界では6日、“広州恒大”時代にアジア最強クラブと言われた広州FC(甲級)、給与未払いが常態化していた滄州雄獅(超級)など、プロクラブ3つのライセンス不認可を発表。当地でこれは、問答無用のクラブ解散を意味する。 2023年に経営難で解散した広州富力なども含め、中国からプロサッカークラブが消えていく様子は、ハッキリ言って珍しくもない光景。 中国のトップディビションが1部超級・2部甲級・3部乙級で構成される「中国スーパーリーグ」となった2004シーズン以降、20年間で合計124ものプロクラブが消滅し、今回そこに広州FCなど3つが追加されることに。実に「127」ものクラブが消え去ったのだ。 中には、例えば2004年創設で2006年消滅…といったクラブもあるが、1955年創設で2019年に解散した延辺富徳など、それなりに長い歴史を有しながらもメインスポンサーの歯車が狂って解散を余儀なくされたクラブも存在。 それにしても、およそ20年で127ものプロクラブが消滅…尋常ではない数字である。 2025.01.16 20:25 Thu2
中国スーパーリーグが年俸上限を設定、外国人の年俸は3億8000万円
中国スーパーリーグが、2021シーズンからのサラリーキャップ制度導入を発表した。 かつては“爆買い”が大きな話題となり、ヨーロッパで活躍するトッププレーヤーを資金力に任せて大量に獲得していた中国スーパーリーグのクラブたち。しかし、近年は中国サッカー協会(CFA)の方針転換などもあり、給与面などが改善されている。 また、クラブの給与未払い問題や、クラブの消滅などを繰り返した中、今シーズンは新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けて変則的なシーズンを過ごしていた。 その中国スーパーリーグは、2021シーズンからサラリーキャップを導入することを発表。外国人選手の年俸は300万ユーロ(約3億8000万円)を上限、国内選手は500万元(約8000万円)を上限とすることになった。 なお、この制限を超えたチームに関しては、最大で勝ち点24が剥奪されることとなる。また、選手はCFA主催の試合への出場停止措置を受ける可能性もあるとのことだ。 中国スーパーリーグではチェルシーなどでプレーした元ブラジル代表MFオスカルが6000万ユーロ(約75億5000万円)で上海上港で加入。年俸は2300万ユーロ(約29億円)であり、今回も受けられる上限のおよそ8倍をもらっていた。 CFAがサラリーキャップ制度を導入する理由は「マネーフットボール」の抑制と中国代表への「投資バブル」をもたらしたいとのことだ。 CFAの陳戌源会長は、「中国スーパーリーグのクラブの支出は、韓国のKリーグの約10倍、日本のJリーグの3倍となっている。しかし、我々の代表チームははるかに遅れをとっている」とコメントしている。 FIFAランキングで見れば、中国は75位に対し、韓国は38位、日本は27位となっており、会長の言葉通りコストに対して代表強化が進んでいないのが現状だ。 なお、1月1日から有効となり、2部と3部でもサラリーキャップ制度が導入されるとのことだ。 2020.12.16 13:05 Wed3
スアレスのハットで広州撃破のバルセロナがリーベルの待つ決勝へ進出《クラブ・ワールドカップ2015》
▽クラブ・ワールドカップ(CWC)2015の準決勝、バルセロナ(欧州代表)vs広州恒大(アジア代表)が横浜国際総合競技場で17日に行われ、3-0でバルセロナが快勝し、決勝進出を決めた。 ▽昨季3冠(チャンピオンズリーグ、リーガエスパニョーラ、コパ・デル・レイ)を達成し、4年ぶり3度目のCWC優勝を目指すバルセロナは3日前に来日。疲労が残る中、5日前に行われ2-2で引き分けたデポルティボ戦のスタメンから2選手のみを変更した。尿管結石を発症したメッシが急遽欠場となり、セルジ・ロベルトを左ウイングで起用。左足を負傷しているネイマールが引き続き欠場となった。 ▽一方、4日前に行われた準々決勝でクラブ・アメリカ(北中米カリブ海王者)に、後半追加タイムでの劇的弾で逆転勝利を飾った広州は、その試合のスタメンからロビーニョに代えてジェン・ロンのみを変更した。 ▽立ち上がりからポゼッションしたバルセロナに対し、広州は前からプレスをかけずにエウケソンのみを残して[4-5]の守備ブロックを形成。カウンターを狙った。その広州に対して、バルセロナは10分にイニエスタが左足ミドルでゴールに迫ると、ボールホルダーに鋭く寄せてくる広州のプレスをかわして時間を進め、23分に最初の決定機を演出する。バイタルエリア中央でボールを持ったイニエスタの絶妙なスルーパスにムニルが反応。ボックス右に侵入してシュートを放ったが、GKリー・シュアイの身体を張ったセーブに阻まれてしまった。 ▽前半半ばにかけてもポゼッションしつつ、バイタルエリアでイニエスタがアクセントを付けるバルセロナは32分、左サイドに流れたイニエスタのクロスにムニルが頭で合わせる決定機を演出したが、枠の右に外れてしまう。 ▽一方、パウリーニョを中心にタイトな守備で善戦していた広州だったが、34分にゾウ・チョンが足首を骨折するアクシデントに見舞われる。担架に運ばれてピッチを後にしたゾウ・チョンはリー・シャオペンとの交代を強いられた。 ▽すると39分、バルセロナが均衡を破る。ゴール正面の位置からラキティッチの放った強烈なミドルシュートがGKリー・シュアイを強襲。GKの弾き方がやや甘くなったところを見逃さずに詰めていたスアレスが難なく押し込んだ。その後、41分にFKからエウケソンのバックヘッドでゴールを脅かされたバルセロナだったが、GKブラーボが好守で防ぎ、前半を1点リードして終えた。 ▽迎えた後半開始5分、バルセロナがリードを広げる。イニエスタの絶妙な浮き球パスをボックス左で受けたスアレスが、胸トラップからボレーシュート。これがGKの身体を弾いてゴール右へ吸い込まれた。 ▽2点をリードして余裕のバルセロナはポゼッションして時間を進め、広州の体力を削っていく。そして66分、ムニルがフアン・ボーウェンにボックス内で倒されてPKを奪取。これをスアレスがゴール左に決めてハットトリックを達成した。 ▽試合終盤にかけても圧倒的なポゼッションでバルセロナが試合をコントロール。そして3-0で試合を終わらせたバルセロナは20日に横浜国際総合競技場で行われる決勝でリーベル・プレートと、敗れた広州恒大は3位決定戦で広島と対戦する。 2015.12.17 21:22 Thu4
決勝に駒を進めたルイス・エンリケ「完璧な試合」…メッシについては様子見《クラブ・ワールドカップ2015》
▽クラブ・ワールドカップ(CWC)2015の準決勝、バルセロナ(欧州代表)vs広州恒大(アジア代表)が横浜国際総合競技場で17日に行われ、3-0でバルセロナが快勝し、決勝進出を決めた。 ▽4年ぶり3度目の優勝を目指すバルセロナのルイス・エンリケ監督は、試合後の公式記者会見に臨み、「完璧な試合をした」と試合を振り返った。 ▽また、負傷により欠場したメッシについては「現時点ではプレーできるかわからない」と、決勝のリーベル・プレート戦の出場可否については様子を見る必要があるとコメントしている。 ──メッシ、ネイマールが居なかったが、今日のチームについての評価は 「チームは非常にしっかりとプレーしたと思う。ミスもしたが、相手は複雑なチームで、我々もリスクを冒してプレーしていた」 「いつも我々が対戦するチームとは違ったスタイルのチームなので、自分たちがペースを掴むことは難しかった。負傷でプレーできなかった選手もいたので、いつものやり方とは少し違った」 ──試合の展開がスローに見えたが時差ボケの影響があるのか。また、決勝までには調整できるか 「私はスローだとは思っていない。限られた中で、選手たちは良くプレーをしたと思う。リズムが悪いとは思っていない。相手も同じような状況でプレーしたので、我々もできることをしっかりとやった。自分たちとしては完璧な試合をしたと思っている」 ──イニエスタとラキティッチが遠い距離からもシュートを打っていたが 「自分たちのエリアに閉じこもる相手で、タイトな守備をしていた。我々は、状況に応じて自分たちが最も良いと思うコンビネーションを出した。ポストプレーやサイドアタックなど、色々と試した」 「非常に難しい試合だったので、誰がゴールを決めてもおかしくないと思っていた。サンドロ・ラミレスやムニルもゴールを決めるチャンスがあった。シュートに関しては、チャンスのある選手に決めて欲しいと思っている」 ──今大会でバルセロナがチャンピオンになると思うか。またリーベル・プレートについてはどんな印象か 「チャンピオンは90分が終わらないとわからない。延長戦になる可能性もある。決勝に進めるので、相手に負けないようにするだけだ」 「アルゼンチンサポーターが多くていて、リーベル・プレートを応援すると思うが、我々を応援するサポーターも居るし、日本の方も熱狂的にバルサを応援してくれている。頑張りたいと思う」 ──メッシはリーベル・プレート戦に出場できるのか 「今の段階では、私もプレーできるかどうかわからない。選手たちも知らない。これは様子を見ないといけない」 「イニエスタは厳しいマークを受けることがあるが、彼はベテラン選手であり、大丈夫だと思っている。チームとしては色々なオプションを持つことが重要だ。イニエスタがマークされている場合は、他の選手やスペースを使うことが必要だと思う。相手チームに簡単に攻めさせないことが重要だと思う」 ──前半の試合を振り返って 「負傷した選手(広州恒大のゾウ・チョン)がどうなったのか、詳しいことはわからないが、ドクターに診てもらい、早く回復することを祈っている」 「我々は(広州恒大の)3試合をビデオで見せた。AFCチャンピオンズリーグや直近の試合だ。パウリーニョやグラルなどは、ゲームの組み立て、ゴールを決めることが上手いと話した。選手も試合をして、思っていたよりも手強いと感じたはずだ。今日は広州恒大のプレスがよくかかっていたと思う」 ──イニエスタ、スアレスのプレーについて 「イニエスタはチームを組み立てる選手だ。攻めるのが上手い。そして、チャンスを決めるのも上手い。非常に万能なプレーヤーだと思うし、この先も長年我々のチームでプレーして欲しいと思う」 「スアレスは才能ある選手で、難しい状況でも対処法を見つけられる選手だ。スペクタクルなプレーをする。守備に関しても、一番最初に仕掛けるのが彼だ。プレスをかけることは重要なので、チームにとって必要不可欠な選手となっている」 ──広州恒大がリーガエスパニョーラに入ったらどういった成績を残せると思うか 「他のリーグのチームを評価するのは非常に難しい。リーガエスパニョーラと他の国のリーグを比べるのは難しい。ただ、今日の広州恒大について良いと感じた部分もあった」 2015.12.17 22:52 Thu5