ヴェルナーPK2発のチェルシーが10人レンヌに快勝! セビージャが数的不利撥ね返す劇的勝利!《CL》

2020.11.05 07:25 Thu
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループE第3節、チェルシーvsスタッド・レンヌが4日に行われ、ホームのチェルシーが3-0で快勝した。
PR
前節、敵地でFCクラスノダールを4-0で破り、今季CL初勝利を手にしたチェルシー。連勝を目指す今節では新守護神メンディの古巣レンヌをホームで迎え撃った。3-0で快勝した直近のバーンリー戦からは先発1人を変更。新型コロナウイルスで陽性反応が確認されて自主隔離となったハヴァーツに代えてジョルジーニョを起用した。
立ち上がりから拮抗した入りとなったが、チェルシーが幸先よく先制に成功する。10分、ボックス内でボールを持ったヴェルナーがDFダウベルトのファウルを誘いPKを獲得。これを自ら決めて公式戦3試合連続ゴールとした。

その後はチェルシーがボールを握る状況が続くが、最後の場面でプレー精度を欠き流れの中ではなかなか決定機まで持ち込めない。しかし、1点リードでハーフタイム突入かに思われた前半終了間際に追加点を奪い切る。

37分、ボックス付近でエイブラハムが放ったシュートがボックス内のDFダウベルトの上げた腕に当たると、VARによるオンフィールドレビューの結果、チェルシーにこの試合2本目のPKが与えられる。これをキッカーのヴェルナーがきっちり決め切った。さらに、このハンドに対して主審はダウベルトに2枚目のイエローカードを掲示する厳しい判定を下し、2点リードのホームチームは数的優位まで得ることに。
これで俄然余裕のチェルシーは後半立ち上がりの50分、右サイド深くに抜け出したリース・ジェームズからの高速クロスをニアに飛び込んだエイブラハムがワンタッチで合わせ、試合を決定づける3点目とした。

後半開始早々の追加点によって勝利を確信したランパード監督は週末のリーグ戦を睨んで、ここから積極的な選手交代を敢行。主力を次々に下げてジルーやコバチッチ、エメルソンといった出場機会の少ない選手たちにチャンスを与えた。

その後も1人少ないレンヌを相手に危なげない試合運びを見せたチェルシーは、公式戦5試合連続のクリーンシートできっちり試合を締め括り、グループステージ2連勝を飾った。

また、同日行われたグループE第3節のもう1試合、セビージャvsFCクラスノダールは、ホームのセビ-ジャが3-2で逆転勝利した。

直近リーグ3連敗と不振が続くセビージャは、この試合でも20分過ぎまでに2点のビハインドを負う苦しい戦いを強いられる。

前半終了間際の42分にはジョルダンのクロスをラキティッチが豪快なヘディングシュートで合わせ、点差を縮める。しかし、前半アディショナルタイムにはボックス手前ギリギリの位置で相手をファウルで止めたヘスス・ナバスに決定機阻止のレッドカードが掲示され、数的不利を背負うことになった。

さらに難しい戦いを強いられることになったホームチームだが、ここから意地を見せる。69分、相手ボックス付近でボールを奪ったエン=ネシリがそのまま冷静にシュートを流し込み、同点に追いつく。続く72分にはセットプレーからゴール前でこぼれ球に反応したエン=ネシリが豪快な右足のボレーシュートを叩き込み、瞬く間に逆転に成功した。

その後、相手の反撃を持ち味の堅守で凌ぎ切ったセビージャが劇的な逆転勝利を飾っている。

チェルシー 3-0 スタッド・レンヌ
【チェルシー】
ヴェルナー(前10[PK])
ヴェルナー(前41[PK])
エイブラハム(後5)

セビージャ 3-2 FCクラスノダール
【セビージャ】
ラキティッチ(前42)
エン=ネシリ(後24)
エン=ネシリ(後27)
【FCクラスノダール】
スレイマノフ(前17)
ベリ(前21[PK])

PR
関連ニュース

チェルシーFWジャクソンがSNS上で人種差別被害…クラブ&指揮官がサポート

チェルシーのセネガル代表FWニコラス・ジャクソンが人種差別の被害を受けた。 20日に行われ、0-1で敗北したFAカップ準決勝のマンチェスター・シティ戦に先発したジャクソン。センターフォワードとして幾度かチャンスが巡ったが、決め切れず、個人としても悔しい結果に終わった。 イギリス『BBC』によると、SNS上では今季のここまで公式戦13ゴールの22歳FWを巡る批判が人種差別的なものに発展しているようで、事態を重くみたチェルシーは声明を出したという。 「社会にいかなる形の差別も許される余地などなく、我々はこのような類の件を一切寛容するつもりもない。クラブはあらゆる刑事訴追を支持し、シーズンチケット保有者、あるいは会員であるのがわかった個人に対しては入場禁止を含め、可能な限りの強力な措置を講じる」 また、率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督も23日に敵地で行われるプレミアリーグ第29節延期分のアーセナル戦に向けた会見で、信頼揺るがずを強調した。 「彼は我々の主力ストライカーで、フィットする唯一のストライカー。彼はファンタスティックだし、チームのために素晴らしい仕事をしている。走ったり、ゴールを決めたり、アシストをしたりね」 「移籍初年度のシーズンであり、スペインから来た若い選手で、スペインでの経験もそれほど多くないんだ。(ディディエ・)ドログバのようなアイコン的な選手と比べるなら、今の彼は明らかに劣る」 「だが、彼は私のサポートを受けていくことだろう。仮にゴールを決められなくてもだ。彼はクラブとチームメイトのために戦っているし、チャンスを作り出してくれている。良くなるには時間が必要だ」 「来季は確実により良くなるはず。それは間違いないよ」 2024.04.23 14:50 Tue

パーマーがアーセナル戦欠場か…チェルシー指揮官は奮起求む! 「私ならコール・パーマーFCでないのを示しにいく」

チェルシーが大一番で頼りどころを欠くかもしれない。 23日のプレミアリーグ第29節延期分でアーセナルとのアウェイ戦に臨むチェルシー。来季の欧州カップ戦出場を目指す上でも落とすわけにいかないダービーマッチだが、イングランド代表MFコール・パーマーが前日練習を欠席した。 マンチェスター・シティでは出番が限られ、燻った21歳レフティだが、今季から移籍のチェルシーで大きく飛躍。チームとしての成績は振るわずだが、公式戦39試合で23得点13アシストと見事な数字を叩き出し、今やエースと化す。 プレミアリーグに限ればトップタイの20ゴールで、アーセナル戦でも欠かせぬ存在だが、イギリス『The Athletic』によると、マウリシオ・ポチェッティーノ監督が試合前会見で病欠の可能性を示唆。そして、周囲に奮起を促した。 「もちろん、チームメイトからすれば、良い挑戦だ。私がコール・パーマーのチームメイトで、彼のポジションか、それに近いポジションだったら、明日はそこに行って、ここはチェルシーFCで、コール・パーマーFCじゃないのを示したいとの意欲を燃やすだろう」 2024.04.23 13:00 Tue

チアゴ・シウバのチェルシー退団確定か…近く発表とも

ブラジル代表DFチアゴ・シウバ(39)がチェルシーを離れるようだ。 チェルシーでのプレーは35歳からだったが、ミランやパリ・サンジェルマン(PSG)での頃と変わらず、ディフェンスリーダーぶりを発揮。在籍4季で通算149試合の出場数が物語るように、1年目から1シーズンにつき30試合以上のプレーを続ける。 今季も若い選手が多いチームに混じって、ここまで32試合出場としっかり稼働するが、今年9月の誕生日で40歳に。さらに、チェルシーとの契約も今季最終年とあって、今夏の動向が長らく注目どころとなっている。 そんなチアゴ・シウバは20日に行われ、0-1で敗れたFAカップ準決勝のマンチェスター・シティ戦後、ピッチで涙する姿が…。タイトルチャンスを逸した後とあって、具体的な言及こそ避けたが、「僕のなかでは決めていることがある」と話した。 チェルシーからしても、まだまだ戦力として計算できそうな39歳センターバックだが、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、今季限りで退団する見通しで、近く発表がなされるそうだ。 となれば、気になる今後だが、本人は以前から古巣フルミネンセの関心があるなかで、すべての選択肢にオープンだという。決断やいかに。 2024.04.23 12:05 Tue

テリーとアンディ・コールがプレミアリーグ殿堂入り

プレミアリーグは22日、ジョン・テリー氏(43)とアンディ・コール氏(52)が殿堂入りしたことを発表した。 チェルシーでDFとして活躍したテリー氏は、5度のプレミアリーグ優勝に貢献。プレミアリーグ通算717試合に出場した。 一方、マンチェスター・ユナイテッドでストライカーとして活躍したA・コール氏も5度のプレミアリーグ優勝に貢献。プレミアリーグ通算415試合出場187ゴールを挙げた。 プレミアリーグ殿堂は2021年に創設。これまでデイビッド・ベッカムやエリック・カントナ、デニス・ベルカンプ、ティエリ・アンリ、サー・アレックス・ファーガソンら1990年代と2000年代を代表する名手や名将22人が殿堂入りしてきた。 2024.04.23 07:00 Tue

「ここでの4年間はとても良かった」チェルシー退団示唆のチアゴ・シウバ…古巣フルミネンセが復帰熱望、欧州残留も選択肢に

ブラジル代表DFチアゴ・シウバ(39) のチェルシー退団が現実味を帯びてきている。イギリス『イブニング・スタンダード』が報じた。 9月には40代に突入する大ベテランながら、今なおヨーロッパの最前線で活躍するチアゴ・シウバ。しかし、チェルシーとの契約満了が6月に迫っており、今夏の去就が注目されている。 そんな中、チアゴ・シウバは0-1で敗れた20日のFAカップ準決勝マンチェスター・シティ戦後に自らの将来についてコメント。涙を見せると共に「今は何も言いたくない。結果については悲しい」と試合を振り返ったが、「今後数日でわかる」と退団もほのめかしていた。 「僕の中では決めていることがある。でも、今はそれを話す時ではない」 「ここでの4年間はとても良かった。自分に自信がなかったわけではないが、僕の年齢とこのリーグの激しさを考えれば… 39歳でこれだけ高いレベルにある選手は珍しい」 「自分のことを話すのは好きではないが、これはわかってほしい。今日は延長戦に入ってもプレーする準備ができていた! まだ何年かはサッカーを楽しみ続けることができると思う」 まだまだ現役続行予定の鉄人DFに対しては、かねてから関心が噂されている古巣のフルミネンセが熱視線を送っているとのこと。一方、チアゴ・シウバ本人はプレミアリーグ残留か、他のヨーロッパのクラブで戦うことにも前向きのようだ。 また、家族の存在も当然去就に影響し、息子のイアゴくんとイサゴくんは現在チェルシーアカデミーでのプレーを楽しんでいるとのこと。いずれ現役引退を決断する際は、ロンドンかパリを一家の永住地として選ぶ可能性が高いと見られている。 2024.04.22 21:58 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly