中島vs酒井の日本人対決実現! ポルトがマルセイユ粉砕で2連勝!《CL》

2020.11.04 07:24 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループC第3節、ポルトvsマルセイユが3日に行われ、ホームのポルトが3-0で快勝した。なお、ポルトのFW中島翔哉は75分からプレー。一方、マルセイユのDF酒井宏樹はフル出場も、DF長友佑都は招集外となった。

前節、オリンピアコスに2-0の快勝を収めて今大会初勝利を手にしたポルトだが直近のリーグ戦では格下パソス・デ・フェレイラを相手に競り負けて、少し嫌な流れでグループステージ連勝を狙うマルセイユ戦を迎えた。オリンピアコスで2点目の起点となった中島は引き続きベンチからのスタートとなった。

一方、前節マンチェスター・シティに0-3のスコア以上の内容で完敗のマルセイユは、対戦相手にコロナウイルスの多数感染者が出た影響で直近のリーグ戦が延期となっており、フレッシュな状況で敵地での一戦に臨むことになった。酒井は3試合連続スタメンを飾った一方、長友は招集メンバー外となった。
試合は立ち上がりから動きのある展開に。まずは4分、ボックス手前で仕掛けたヘスス・コロナが一度相手DFに引っ掛けられるも、ボックス左でこぼれ球を奪い切って丁寧な折り返しを供給。これをファーでフリーのマレガが難なく決めてホームチームが先制に成功する。

一方、先制を許したマルセイユは直後の9分にトヴァンがボックス内でDFサールのファウルを誘いPKを奪取。しかし、キッカーのパイエがシュートを大きくふかしてしまい、絶好の同点機を逸した。
その後は一進一退の攻防が続いた中、ポルトがリードを広げる。ボックス内で仕掛けたヘスス・コロナがDFアマヴィのファウルを誘ってPKを獲得。これをキッカーのセルジオ・オリベイラが冷静に決めて28分の追加点とした。

前半終盤にかけてはリスクを冒して攻めるマルセイユが押し込む展開となったが、ボックス内でのハンドがVARの介入でノーファウルと判定されるなど、チャンスを生かせないまま前半を終えた。

後半も2点差を感じさせない拮抗した展開が続いたが、試合巧者のポルトが3点目を奪い切る。69分、自陣からのロングカウンターで複数のDFを引き連れてボックス付近まで運んだヘスス・コロナの丁寧な落しに反応したルイス・ディアスがボックス右から見事なコントロールシュートをゴール右隅に流し込んだ。

その後、余裕のポルトは75分に殊勲のルイス・ディアスをベンチに下げて中島を投入。2トップの一角に入った中島は右サイドバックの酒井と明確にマッチアップすることはなかったが、ピッチ上での日本人対決が実現した。

その中島は積極的な仕掛けやフリーランで幾つかの決定機に顔を出したが、シュートなどの見せ場は訪れず。

それでも、ホームでマルセイユに完勝のポルトが3-0の快勝でグループステージ連勝を飾った。一方のマルセイユは厳しい3連敗で早くもグループステージ敗退の危機を迎えている。

ポルト 3-0 マルセイユ
【ポルト】
マレガ(前4)
セルジオ・オリベイラ(前28[PK])
ルイス・ディアス(後24)

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