デ・ブライネ躍動のシティが酒井フル出場のマルセイユに快勝! ポルト中島は途中出場で2点目の起点に《CL》

2020.10.28 07:06 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)グループC第2節、マルセイユvsマンチェスター・シティが27日にヴェロドロームで行われ、アウェイのシティが0-3で勝利した。なお、マルセイユのDF酒井宏樹は先発フル出場。DF長友佑都はベンチ入りも出場機会はなかった。
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久々のCL参戦となったマルセイユはオリンピアコスとの初戦で酒井がCLデビューを飾ったが、試合終了間際の失点によって無念の黒星スタートとなった。週末のロリアン戦を1-0で制してリーグ連勝の形で迎えたホームでの第2戦では優勝候補シティを迎え撃った。この試合では[5-3-2]の守備的な布陣を採用し、酒井は右のウイングバックで先発した。一方、ポルトとの初戦を3-1の逆転勝利で制したシティだが、直近のリーグ戦ではウェストハム相手に1-1のドローに終わり、なかなか波に乗り切れない序盤戦となっている。CL連勝を目指すこの一戦ではウェストハム戦から先発5人を変更。デ・ブライネが先発復帰を果たし、アグエロの再離脱でストライカー不在の中、フェラン・トーレスが最前線に入り、フォーデンとスターリングと3トップを組んだ。
試合は戦前の布陣からも窺えたようにボールを保持するシティが後方に重心を置くマルセイユを押し込む展開に。立ち上がりからデ・ブライネ、フォーデンとシュートを浴びせかけると、18分には相手陣内ボックス付近でロニエの不用意な横パスを奪ったデ・ブライネの正確なグラウンダーのクロスに反応したフェラン・トーレスがワンタッチで流し込んだ。

良い流れの中で先制に成功したシティはその後も質の高いパスワーク、素早い攻守の切り替えでマルセイユを圧倒。ジンチェンコが2点目に迫るなど、攻勢を続ける。
一方、立ち上がりから守備に追われるマルセイユはなかなか自陣からボールを運ぶことができない。42分にはラドンジッチがようやくファーストシュートを放つが、これはGKエデルソンにがっちりとキャッチされた。

シティの1点リードで折り返した後半も試合展開に大きな変化はなし。55分にトヴァンが両チームを通じて最初のシュートを放ったが、依然として試合の主導権はアウェイチームが握る。

すると、後半半ばを過ぎた76分に試合を決定づけるシティの2点目が生まれる。フォーデンが左サイド深くに抜け出して入れたクロスをファーに走り込んだスターリングが頭で折り返すと、フェラン・トーレスに当たってゴール前にこぼれたところをギュンドアンがすかさず右足で蹴り込んだ。

さらに、シティは81分にも右サイドに抜け出したデ・ブライネからの正確な折り返しをスターリングがワンタッチで蹴り込み、トドメの3点目とした。そして、マルセイユを攻守に圧倒したシティが3-0の快勝でグループステージ連勝を飾った。

また、同日行われたグループB第2節のもう1試合、ポルトvsオリンピアコスは、ホームのポルトが2-0で勝利している。なお、ポルトFW中島翔哉は60分から途中出場している。

今大会初勝利を目指すホームのポルトは、前半の11分に相手のビルドアップのミスを突いてファビオ・ヴィエイラが先制点を奪取。さらに、85分に中島の縦パスに抜け出した右サイドのマレガのクロスを、ゴール前に飛び込んだセルジオ・オリヴェイラが頭で合わせ、試合を決定づける2点目とした。

そして、このまま相手の反撃を凌ぎ切ったポルトが今大会初勝利を挙げている。

マルセイユ 0-3 マンチェスター・シティ
【マンチェスター・シティ】
フェラン・トーレス(前18)
ギュンドアン(後31)
スターリング(後36)

ポルト 2-0 オリンピアコス
【ポルト】
ファビオ・ヴィエイラ(前11)
セルジオ・オリベイラ(後40)

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