VARにも泣かされた冨安フル出場のボローニャ、ラツィオに惜敗で3連敗《セリエA》

2020.10.25 05:40 Sun
Getty Images
セリエA第5節、ラツィオvsボローニャが24日に行われ、2-1でラツィオが競り勝った。ボローニャのDF冨安健洋はフル出場している。
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前節サンプドリア戦ではインモービレを出場停止で欠いた中、0-3の完敗を喫したラツィオ。それでも、4日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではうまく切り替え、ドルトムント相手に3-1の快勝を飾った。そのドルトムント戦のスタメンから3選手を変更。ミリコンビッチ=サビッチ、ルイス・フェリペ、GKストラコシャに代えてアキャプロ、ホード、移籍後初スタメンのGKレイナを起用した。
一方、リーグ屈指の攻撃力を誇るサッスオーロに4失点を食らって痛恨の逆転負けを喫したボローニャ。オウンゴールで4失点目を献上した冨安はセンターバックで開幕から5試合連続スタメンとなった。

インモービレとコレアの2トップで臨んできたラツィオに対し、ボールを持つ立ち上がりとなったボローニャは13分に先制しかける。スベンベリが中央を持ち上がり、ボックス手前からコントロールシュート。正確なフィニッシュがゴール右に決まったがVARが入り、スハウテンのファウルがあったとしてノーゴールに覆った。

一方、受ける入りとなったラツィオは24分にルイス・アルベルトのミドルシュートでボローニャを牽制。
それでも、前半半ば以降も32分にパラシオが際どいミドルシュートを浴びせるなど、ボローニャがラツィオと互角以上に渡り合っていく。

流れの悪いラツィオは42分に早くも交代カードを2枚使う。ルーカス・レイバとマルシッチに代えてラッツァーリとエスカランテを投入した。

ゴールレスで迎えた後半、開始4分にラツィオに決定機。コレアのチャンスメークからボックス左でラストパスを受けたアキャプロがシュートに持ち込んだが、ダニーロの好守に阻まれた。

それでも54分、ラツィオが押し切る。ダニーロのパスをルイス・アルベルトが敵陣でカットして持ち上がり、ボックス中央へ侵入。豪快にシュートを蹴り込んだ。

リーグ戦38試合連続失点を喫したボローニャは61分にオルソリーニの強烈な直接FKがバーを直撃。

運にも見放されると、流れの中からシュートに持ち込めない状況を強いられる。そして76分、ラツィオに2点目が生まれた。

ルーズボールをボックス左のファレスがバイシクルで折り返し、インモービレが頭で押し込んだ。

2点を追う展開となったボローニャは、終盤にかけて途中出場のバロウとヴィニャートがオンターゲットの決定的なシュートを浴びせるも、GKレイナのファインセーブに阻まれてしまう。

そして追加タイムにはデ・シルベストリが古巣相手にゴールを奪ったが、一歩及ばず1-2で敗戦。リーグ戦3連敗となった。一方のラツィオはドルトムント戦で得た勢いをうまく繫げる格好となった。


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