【ELグループステージ展望】4人のサムライが参戦! ノースロンドン勢にセリエA勢に注目

2020.10.22 18:00 Thu
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2020-21シーズンのヨーロッパリーグ(EL)・グループステージが22日に開幕する。昨シーズンと同様、優勝チームに翌シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権が与えられるELに、今シーズンは4人の日本人選手がグループステージから参加。また、アーセナル、トッテナム、ミラン、ナポり、ローマ、ベンフィカといった優勝候補も登場する。

ここでは、注目クラブや日本人選手の所属するチームを中心にグループステージを展望していきたい。

◆優勝候補はロンドン勢とセリエA勢!
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今大会の優勝候補はアーセナル、トッテナムのノースロンドン勢に加え、ミラン、ナポリ、ローマのセリエA勢だ。

昨シーズン、リーグ戦ではEL出場権を逃がすもチェルシーとのFAカップを制して今大会出場に漕ぎ着けたアーセナル。今夏の移籍市場ではMFトーマスを始め、DFガブリエウ、MFウィリアンと実力者を迎え入れ、アルテタ体制2年目は更なる進化の予感だ。今回のグループステージではラピド・ウィーン(オーストリア)、モルデ(ノルウェー)、ダンドーク(アイルランド)と実力差、移動距離を考えても、まずまずの組み分けとなっており、問題なく突破可能と思われる。そういった中、新戦力や準主力にプレー機会を与えながら、昨季のMFサカ、FWエンケティアに続く新たな若手の台頭を促したい。

そのアーセナルのライバルチームであるトッテナムは、2015-16シーズン以来となるELグループステージの参戦に。予選からの参戦となったものの、爆発的な攻撃力を武器に問題なくグループステージ進出を決めた。今夏の移籍市場ではFWベイルの7年ぶりの復帰をトピックに、DFレギロン、MFホイビュルク、FWカルロス・ヴィニシウスらとポルトガル人指揮官が求める7人の新戦力を加え、今大会出場チーム屈指の陣容を誇る。ルドゴレツ(ブルガリア)、リンツ(オーストリア)、アントワープ(ベルギー)と同居するグループJではアーセナル同様に突破へ向けて大きな問題はなく、ベイルらのコンディション調整の場に当てつつチーム内のポジション争いを盛り上げていきたい。

PK戦までもつれ込んだ薄氷のプレーオフを制してグループステージに到達したミランは、セリエAではインテルとのダービーを制するなど開幕4連勝と絶好調。セルティック(スコットランド)、スパルタ・プラハ(チェコ)、リール(フランス)と同居したグループHの戦いは、他のビッグクラブに比べて困難と見られるが、より上位を狙えるリーグ戦とのバランスを意識しながらの戦いとなる。やや選手層に不安を抱えていることもあり、攻撃陣ではFWマルディーニやFWコロンボといった生え抜きの若手の活躍に期待したい。

戦力値で前述の3チームと比肩するローマとナポリは、ローマが比較的ラクな組に入った一方、ナポリはレアル・ソシエダ(スペイン)とAZ(オランダ)と同じ組に入り、突破に向けてよりパワーを使うことになりそうだ。共にリーグ戦において比較的メンバーを固定する傾向にあるため、控え選手や新加入選手はこのELをアピールの場としたい。

その他では昨季プレミアリーグで再躍進を遂げたレスター・シティ、ベンフィカ、昨季ベスト8のレバークーゼンといった実力クラブの戦いぶりにも注目が集まるところだ。

◆久保、北川、三好が初参戦!
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今シーズンのELグループステージでは、4人の日本人選手がプレーすることになる。

今夏、レアル・マドリーからビジャレアルにレンタル加入したMF久保建英は、カラバフ(アゼルバイジャン)、マッカビ・テルアビブ(イスラエル)、スィヴァススポル(トルコ)と同居するグループIに入った。大きな期待を背負って加入した新天地では開幕から6試合連続途中出場と、守備面や規律を重視するエメリ監督から信頼を得るまでには至らず。直近のバレンシア戦では決勝点をお膳立てした一方、やや不運な形で退場処分となっている。ただ、この退場の影響により、初戦となるホームでのスィヴァススポル戦では初先発のチャンスが与えられる可能性が高い。本人としては主力が起用されるラ・リーガでスタメンを勝ち取りたいところだが、まずはELの舞台できっちり結果を残したい。

その久保と日本代表でポジションを争う一人のMF三好康児はアントワープで主力として活躍。今季ここまではリーグ戦5試合に出場し、ゴールこそ1点に留まっているものの、攻撃の起点としてチームをけん引している。自身初のELではトッテナムやルドゴレツ、リンツといずれも格上との対戦となるが、今後の更なるステップアップに向けて活躍を期待したい。

同じくELは初参戦となるラピド・ウィーンのFW北川航也は優勝候補アーセナル、モルデ、ダンドークと同じグループBに入った。今季ここまでは途中出場を中心に公式戦8試合1ゴールとポジション奪取に向けてアピールが必要な状況だ。そういった中、フランクフルトでアーセナル相手に躍動した昨季のMF鎌田大地のように注目の一戦で活躍を見せたいところだ。

前述の3選手とは異なり、EL2シーズン連続の参戦となるAZのDF菅原由勢は、ナポリ、ソシエダと同居する厳しいグループに入ったが、更なるステップアップに向けて強豪チームとの対戦は格好のアピールの場ともいえる。昨季のELでマンチェスター・ユナイテッドとの対戦も経験しているため、物怖じすることなくビッグクラブ相手にプレーできるはずだ。

◆グループA
ローマ(イタリア)
ヤング・ボーイズ(スイス)
クルージュ(ルーマニア)
CSKAソフィア(ブルガリア)

◆グループB
アーセナル(イングランド)
ラピド・ウィーン(オーストリア)※北川航也
モルデ(ノルウェー)
ダンドーク(アイルランド)

◆グループC
レバークーゼン(ドイツ)
スラビア・プラハ(チェコ)
ハポエル・ベエルシェバ(イスラエル)
ニース(フランス)

◆グループD
ベンフィカ(ポルトガル)
スタンダール・リエージュ(ベルギー)
レンジャース(スコットランド)
レフ・ポズナン(ポーランド)

◆グループE
PSV(オランダ)
PAOK(ギリシャ)
グラナダ(スペイン)
オモニア(キプロス)

◆グループF
ナポリ(イタリア)
レアル・ソシエダ(スペイン)
AZ(オランダ)※菅原由勢
リエカ(クロアチア)

◆グループG
ブラガ(ポルトガル)
レスター・シティ(イングランド)
AEKアテネ(ギリシャ)
ゾリャ(ウクライナ)

◆グループH
セルティック(スコットランド)
スパルタ・プラハ(チェコ)
ミラン(イタリア)
リール(フランス)

◆グループI
ビジャレアル(スペイン)※久保建英
カラバフ(アゼルバイジャン)
マッカビ・テルアビブ(イスラエル)
スィヴァススポル(トルコ)

◆グループJ
トッテナム(イングランド)
ルドゴレツ(ブルガリア)
リンツ(オーストリア)
アントワープ(ベルギー)※三好康児

◆グループK
CSKAモスクワ(ロシア)
ディナモ・ザグレブ(クロアチア)
フェイエノールト(オランダ)
ヴォルフスベルガー(オーストリア)

◆グループL
ヘント(ベルギー)
ツルヴェナ・ズヴェズタ(セルビア)
ホッフェンハイム(ドイツ)
リベレツ(チェコ)

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【2020-21ブンデス前半戦総括】最優秀選手はレヴァンドフスキ!

9連覇を目指すバイエルンが盤石ではないながらも2位ライプツィヒに4ポイント差を付けての首位で前半戦を終えた。優勝を争うライバルと目されたドルトムントはファブレ前監督の解任があった中、前半戦を終えて6敗を喫しバイエルンと10ポイント差の4位と振るわなかった。 ◆苦しい内容もレヴァンドフスキが相殺~バイエルン~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210122_0_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季途中に就任したフリック監督の下、欧州王者にも輝いたバイエルンが12勝3分け2敗の戦績で首位ターンを果たした。主軸のMFキミッヒやDFアルフォンソ・デイビスの負傷があり、成績以上に苦しい試合が多かった印象だが、それでもしっかりとこの成績を収めてくるあたりが王者たる所以。牽引したのはエースFWのレヴァンドフスキ。22ゴールを荒稼ぎして苦しいチームを救った。 ◆智将ナーゲルスマン采配~ライプツィヒ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210122_0_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季28ゴールを量産したFWヴェルナーの穴を埋めきれずにいるライプツィヒだが、そこは智将ナーゲルスマン監督がMFフォルスベリを最前線で起用するなどして工夫を凝らしながら得点パターンを生み出していった。とりわけ左サイドバックのDFアンヘリーニョの成長は著しく、多くの得点シーンに絡んでチームを活気付かせている。 ◆快足ウインガーが躍動~レバークーゼン~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210122_0_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季はあと一歩のところでチャンピオンズリーグ出場を逃したレバークーゼンだったが、一時は首位に躍り出るなど充実の前半戦を送った。MFハヴァーツとFWフォラントの両攻撃の核が移籍した中、FWディアビとFWベイリーの両快足ウインガーを存分に生かしたショートカウンタースタイルで勝利を積み重ねた。 ◆噛み合わない歯車~ドルトムント~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210122_0_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ヤングスターが嚙み合えばバイエルンをも食うだけの爆発力を持つと思われたドルトムントだったが、前半戦に関しては歯車が嚙み合わなかった。ファブレ前監督は3バックと4バックを併用しながら試行錯誤していたが、いずれも中途半端に終わり、フロントに見切りを付けられた。ただ、アシスタントコーチを務めていた後任のテルジッチ監督に関しても明確なスタイルは提示できておらず、後半戦に向けて浮上の兆しは見えにくい状況だ。 ◆遠藤航が躍動、長谷部、鎌田、堂安は及第点、大迫と遠藤渓太は落第~6人の日本人~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210122_0_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 6人が挑戦している今季のブンデスリーガではシュツットガルトを昇格に導き、1部初挑戦のMF遠藤航が出色のパフォーマンスを続けた。フルタイム出場を果たしてチームの心臓として機能している。 フランクフルトのMF長谷部とMF鎌田は及第点のパフォーマンスだった。37歳となった長谷部に関しては本職のボランチでもまだまだ健在であることを示し、鎌田に関しては前半戦だけで8アシストを記録とフランクフルトの攻撃の核になった。 昇格組のビーレフェルトにレンタルで加入した堂安も遠藤航同様に前半戦の全試合でスタメン出場と奮闘した。チーム力として劣るため、常に劣勢の中での試合となっているが、数少ないチャンスシーンを演出し、3ゴールを決めて見せた。 一方でブレーメンのFW大迫はノーゴールに終わり落第。ウニオンにレンタルで加入したMF遠藤渓太は好調なチームとは裏腹に、ブンデス初ゴールをマークした試合で負傷とツキにも見放された。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆FWロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210122_0_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 17試合を終えた前半戦のみで圧巻の22ゴールをマーク。このペースでいくと今季は44ゴールを挙げる驚愕のスコアとなるが、後半戦もコンスタントに得点を重ねられるか。新戦力のFWサネがチームにフィットしていないことを考えると、MFミュラーと共にもうしばらく得点源として働く必要がありそうだ。 ★最優秀監督 ◆ウルス・フィッシャー(ウニオン・ベルリン) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210122_0_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昇格2年目の今季、ウニオンが躍進している。シーズン序盤はFWクルーゼの創造性を生かした攻撃で勝利を重ね、クルーゼが負傷して以降はFWアウォニーとFWベッカーの快速アタッカーを生かした戦いにシフトし、カウンターで白星を積み重ねた。 【期待以上】 ★チーム ◆レバークーゼン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210122_0_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 一時は首位に立ち、前半戦を終えて3位と好位置に付けるレバークーゼンを選出。過去2シーズン、若いながらも大黒柱の役割を担ってきたMFハヴァーツがチェルシーへ旅立った中、ディアビとベイリーの快速ウイングを生かしたダイナミックな戦いで白星を積み重ねた。 ★選手 ◆MF長谷部誠(フランクフルト) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210122_0_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 12月には今季限りでの引退報道がヒュッター監督の口から洩れた長谷部。しかし、即座に引退を否定すると、本職のボランチでも高パフォーマンスを発揮。1月18日に37歳となった長谷部だが、未だに老け込むことなくトップレベルでのプレーを続けている。 【期待外れ】 ★チーム ◆ヘルタ・ベルリン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210122_0_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ドルトムントと迷ったが、ヘルタ・ベルリンを選出。資本家の参入により大型補強を続けていたヘルタ。開幕前にはフランス人コンビのMFトゥサールとMFグエンドウジを迎え入れ、中盤に安定感が生まれるかに思われたが、不安定な戦いが続いている。また、昨冬に獲得したFWピョンテクが機能しないまま1年経ってしまった点も誤算。明確なスタイルが見えないラッバディア監督は、後半戦スタートとなったブレーメン戦での大敗を受け、解任となった。 ★選手 ◆MFマルコ・ロイス(ドルトムント) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210122_0_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バイエルン期待の新戦力でありながらチームにフィットしていないFWサネや、チームメートのMFサンチョと迷ったが、ロイスを選出。サンチョも今季ここまで2ゴールと思うような結果が出ていないが、アシストに関しては7つ記録しているため、ロイスを選出した。今季前半戦はケガでの離脱がなかった中、3ゴール3アシストと平凡なスタッツに終わってしまった。 2021.01.26 18:00 Tue
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【欧州4大リーグ日本人選手前半戦総括&評価】遠藤航が最高評価、久保や南野が最低評価

欧州4大リーグの2020-21シーズンの前半戦が終了しました。そこで本稿では4大リーグに所属する日本人13選手のパフォーマンスを5段階で独自に評価してみました。総括とともにご覧ください。 ※<span style="color:#ff3300">★★★★★</span>が最高、☆が最低 ★南野拓実[リバプール] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210102_2_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> プレミアリーグ出場試合数:8(先発:2)ゴール数:1 チャンピオンズリーグ出場試合数:4(先発:2)ゴール数:0 FAカップ出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0 EFLカップ出場試合数:2(先発:2)ゴール数:2 評価: <span style="color:#ff3300">★</span>☆☆☆☆ ◆1年超しのプレミア初ゴール チャンピオンズリーグでの活躍を受けて昨季後半、ザルツブルクからリバプールへ大きなステップアップを果たした南野。チームに馴染みきれなかった昨季を経て今季は活躍が期待されたが、ケガ人が続出したチームの中で結果を出しきれなかった。3トップや中盤インサイドと多くのポジションでプレーしたものの、いずれのポジションもフィットしきれなかった。12月19日に1年越しとなる待望のプレミアリーグ初ゴールを挙げた南野だが、それ以降も出場機会が増えることなくベンチを温める日が続いている。 ★冨安健洋[ボローニャ] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210102_2_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> セリエA出場試合数:19(先発:19)ゴール数:2 コッパ・イタリア出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0 評価:<span style="color:#ff3300">★★★</span>☆☆ ◆本職のセンターバック起用も… 今季開幕前にはミランへのステップアップが報じられた中、ボローニャでの2季目を迎えた冨安。昨季は右サイドバックでシーズンを通して質の高いプレーを見せた中、今季は本職のセンターバックでスタートした。しかし、チームは開幕から失点がかさみ、不名誉な5大リーグワーストの41試合連続失点を喫してしまった。そしてインテル戦でFWルカクに歯が立たず、続くローマ戦で5失点を喫したことを受けてミハイロビッチ監督は冨安を左サイドバックに移した。そのサイドバックではそつのなさを見せ、昨季務めた右サイドバックに戻った直後の試合では今季初ゴールと改めて能力の高さを示している。後半戦は本職のセンターバックでコンスタントに結果を残せるか。 ★吉田麻也[サンプドリア] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210102_2_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> セリエA出場試合数:16(先発:14)ゴール数:1 コッパ・イタリア出場試合数:2(先発:1)ゴール数:0 評価:<span style="color:#ff3300">★★★</span>☆☆ ◆サイドバック起用にも応える 昨季後半に加入し、サンプドリアの残留に貢献した吉田。2季目の今季もコンスタントに先発し、中位に位置する守備の軸として存在感を見せている。基本的には本職のセンターバックでプレーしているものの、第14節サッスオーロ戦からローマ戦、インテル戦と3試合連続で右サイドバックを務めるなど、新境地を開拓。そのサイドバックでは無難な守備と堅実なフィードを武器に及第点のプレーを見せ、ラニエリ監督の信頼を得ている。今月18日には2022年までの契約延長を勝ち取った。 ★久保建英[ビジャレアル/ヘタフェ] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210102_2_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ラ・リーガ出場試合数:15(先発:3)ゴール数:0 ヨーロッパリーグ出場試合数:5(先発:5)ゴール数:1 コパ・デル・レイ出場試合数:1(先発:0)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★</span>☆☆☆☆ ◆強豪ビジャレアルへのレンタルも… 昨季はレンタル先のマジョルカでリーガ初挑戦を果たし、降格したチームの中で存在感を示した久保。しかし、リーガ強豪の一角であるビジャレアルへレンタル移籍となった今季前半戦は厳しい戦いを強いられた。守備意識の強いエメリ監督の戦術に合わず、レベルの落ちるヨーロッパリーグ以外では活躍することができなかった。ゴールに直結するプレーでエメリ監督を黙らせたいところだったが、リーガではノーゴールと結果を出せなかった。この悔しさを胸に後半戦はヘタフェで名誉挽回といきたい。 ★乾貴士[エイバル] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210102_2_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ラ・リーガ出場試合数:18(先発:17)ゴール数:1 コパ・デル・レイ出場試合数:2(先発:1)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★★★</span>☆☆ ◆右サイドで新境地 エイバル復帰2シーズン目となった乾。気心知れたメンディリバル監督の下、今季は逸材MFブライアン・ヒルの加入もあり、慣れ親しんだ左サイドではなく右サイドやトップ下でのプレーが増えた。昨季同様、ゴールに絡むプレーに関しては物足りなさがあり、1ゴール0アシスト。とはいえ指揮官が求めるハードワークを忠実にこなし、チームにバランスをもたらすベテランとして重要な戦力であることに変わりはない。 ★武藤嘉紀[エイバル] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210102_2_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ラ・リーガ出場試合数15(先発:9)ゴール数:1 コパ・デル・レイ出場試合数:2(先発:2)ゴール数:2 評価: <span style="color:#ff3300">★</span>☆☆☆☆ ◆リーガ初挑戦も ニューカッスルでプレミアリーグの高い壁に弾かれた武藤。新天地には乾が所属するエイバルを選んだ。メンディリバル監督の熱烈なオファーを受けてリーガ初挑戦に挑んだ武藤は、第11節ベティス戦でリーガ初ゴールをマーク。コパ・デル・レイでは2戦連続ゴールを挙げたものの、リーガでは前半戦を終えて1ゴールと苦戦が続いている。カウンターが特長のエイバルだけに武藤の走力が生かされ易いかと思われるが、後半戦は目に見える結果を残したい。 ★岡崎慎司[ウエスカ] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210102_2_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ラ・リーガ出場試合数:15(先発:9)ゴール数:1 コパ・デル・レイ出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★</span>☆☆☆☆ ◆嬉しいリーガ1部初ゴールも… ウエスカの2部優勝に貢献し、1部昇格に導いた岡崎。昨季同様にエースストライカーとしての役割が期待された中、開幕から5試合連続スタメンを果たしたが、負傷によりその後の4試合を欠場した。復帰直後は自身のパフォーマンスを落とすことなく、前線からの守備と起点になるプレーで存在感を示し、第12節グラナダ戦では見事なロングシュートでの嬉しい1部初ゴールをマーク。しかし最下位に沈むチーム共々、岡崎の出番は減っていき、尻すぼみとなってしまった。 ★遠藤航[シュツットガルト] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210102_2_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ブンデスリーガ出場試合数:17(先発:17)ゴール数:0 DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★★★★★</span> ◆ブンデス1部初挑戦で絶大な存在感 1部昇格の立役者として迎えたシュツットガルトでの2シーズン目。遠藤航は攻守にハイレベルなプレーを持続した。データでも示されている通り、とりわけ対人面での勝率はリーグトップクラスと屈強なフィジカルを擁する選手の多いブンデスリーガで自身の持ち味を遺憾なく発揮している。また、守備面だけでなく配球面でもカウンター主体のチームの攻撃の起点となり、正にチームの心臓として機能した。 ★鎌田大地[フランクフルト] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210102_2_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ブンデスリーガ出場試合数:16(先発:13)ゴール数:2 DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★★★</span>☆☆ ◆復帰2季目もレギュラーキープ 昨季は公式戦2桁ゴールをマークし、フランクフルトの攻撃の核となった鎌田。今季はブンデスリーガでも早々にゴールをマークし、アシストも前半戦を終えて8と、多くのゴールシーンに絡んでチームを牽引している。ただ、FWヨビッチがこの冬に復帰しており、鎌田としては攻撃的なポジションを争う強烈なライバルが出現したと言えそうだ。 ★長谷部誠[フランクフルト] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210102_2_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ブンデスリーガ出場試合数13(先発:13)ゴール数:0 DFBポカール出場試合数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★★★</span>☆☆ ◆現役引退報道も奮起 1月に37歳となった長谷部。フランクフルトでの7シーズン目となった中、今季も昨季同様にチームの結果が出なくなったことをキッカケにレギュラーの座を外れたものの、再び訪れたチャンスをしっかりとモノにしてレギュラーの座を奪い返している。ヒュッター監督が12月に長谷部の今季限りでの引退をほのめかして騒動となったが、本人は即座に否定。実際、その否定後もハイパフォーマンスを発揮し、本職のボランチでも出色のパフォーマンスを披露。まだまだトップレベルでやれることを証明している。 ★堂安律[ビーレフェルト] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210102_2_tw12.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ブンデスリーガ出場試合数:17(先発:17)ゴール数:3 DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★★★</span>☆☆ ◆全試合スタメンで3ゴール PSVからレンタルで加入した堂安律。エールディビジでの3シーズンを経て、よりレベルの高いブンデスリーガでの挑戦となった中、昇格組のビーレフェルトでレギュラーの座を張り続けた。チーム力に乏しい中、攻撃に専念できる状況ではなく、守備面にも気を配りながらのプレーだったが、マインツ戦やシュツットガルト戦でのチームを勝利に導くゴールやバイエルン戦でのゴールと印象的な活躍を見せた。チームが残留できればブンデス1年目としては十分な成果と言えるだけに後半戦も気持ちを切らさずに奮闘を続けたい。 ★大迫勇也[ブレーメン] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210102_2_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ブンデスリーガ出場試合数:12(先発:6)ゴール数:0 DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★</span>☆☆☆☆ ◆屈辱のノーゴール 昨季終盤、ゴールを重ねて残留に辛くも貢献した大迫。ブレーメンでの3シーズン目を迎えた今季開幕戦では先発に抜擢されたものの、低調なパフォーマンスに終わってサポーターから厳しい批判を受けた。その後、先発でプレーする機会もあった大迫だったが、そのチャンスを生かせずに屈辱のノーゴールで前半戦を終えることになってしまった。 ★遠藤渓太[ウニオン・ベルリン] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210102_2_tw13.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ブンデスリーガ出場試合数:7(先発:1)ゴール数:1 DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★</span>☆☆☆☆ ◆ブンデス初弾後に悔しい負傷 横浜F・マリノスからレンタルでウニオン・ベルリンに加入した遠藤渓太。欧州初挑戦となった中、負傷で出遅れる厳しいスタートとなった中、短い出場時間ながら第7節ビーレフェルト戦で嬉しいブンデス初ゴールをマークした。しかし、その試合で再度負傷と遠藤にとっては波に乗り切れないシーズン前半となったが、ウニオン・ベルリンはカウンター主体の好チームとなっているだけに遠藤の走力が生かされる時がいずれ訪れるはずだ。 2021.01.25 18:00 Mon
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【J1クラブ通信簿/川崎フロンターレ】Jリーグ史上最強チーム、記録ずくめの記憶に残る2冠達成

未曾有のシーズンとなった2020年のJリーグ。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、中断による異例の超過密日程、観戦や応援の制限など、多くの困難を乗り越え、すべての日程を終了した。 その中でも、熱戦が続いた2020シーズンのJリーグ。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブの通信簿(チームMVP、補強成功度、総合評価)をお届けする。 最後は優勝した川崎フロンターレを総括!(評価は「S」が最高、「E」が最低) ◆総合評価【S】 26勝5分け3敗 (勝率76.5%) 88得点31失点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/frontale2020_1_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎J.LEAGUE<hr></div> 2017シーズン、2018シーズンと明治安田J1を連覇した川崎フロンターレにとって、2020シーズンは忘れられないシーズンとなった。そして、それはJリーグの歴史にもしっかりと記録されることとなるだろう。 新型コロナウイルスの感染拡大を受けてどのチームも苦しんだ2020シーズン。過密日程やコンディション調整の難しさなどは、平等とは言い切れないものの、各チームに一定の負担をかけることとなった。 川崎Fにも当然ながら大きな影響を与えた新型コロナウイルスだったが、それを感じさせない圧倒的な強さを見せ続けた。 開幕戦こそサガン鳥栖に0-0のゴールレスドローとなったが、中断明けの第2節から驚異の11連勝を記録。12連勝目を目指した名古屋グランパス戦では敗れ、次のヴィッセル神戸戦でも2-2の引き分けとなったが、第13節の清水エスパルス戦で勝利すると、そのまま連勝を続けJ1新記録の12連勝を達成した。 圧倒的な強さで勝ち点を積み上げ首位を独走していた川崎Fは、11月25日のガンバ大阪戦で5-0と圧勝。4試合を残すJ1最速での優勝を決めた。 この強さは、チームとして同じ方向を向いて戦い続けられたことも大きいが、鬼木達監督が作り上げたチームの賜物。25試合以上の先発選手が6名いるものの、バランスよく選手を起用。どの選手が出場してどういった組み合わせになっても、チームのレベルを大きく下げることなく戦えたことが優勝の要因だろう。 また、特別採用となった5人の交代枠を最も有効に使えたのも川崎Fだった。おおよそのクラブが似たような選手交代を繰り返し、同じタイプの選手を起用するという形を取らざるを得ない中、川崎Fは選手交代によってチームを変化。一気に流れを掴むことも大きかった。 鬼木監督を筆頭に、チームとしての完成度の高さを見せつけた川崎Fは成績も示す通り、Jリーグ史上最強のチームと言っても過言ではない。そして、リーグ2位のガンバ大阪と対戦した新年一発目、元旦の天皇杯決勝でも試合巧者ぶりを見せて2冠を達成。クラブ一筋で支えたバンディエラ・中村憲剛の現役引退に華を添え、全ての国内タイトルを獲得させたシーズンは文句なしの「S」評価だ。 ◆チーム内MVP <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/frontale2020_1_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎J.LEAGUE<hr></div> MF三笘薫(23) 明治安田生命J1リーグ30試合出場(先発11試合)/13得点 二桁得点を記録した選手が4名、多くの選手が試合にしっかりと絡み、誰か1人が突出していたわけではない2020シーズンの川崎F。その中で、MVPを決めるのは難しいことだが、インパクトの大きさでMF三笘薫を選出する。 筑波大学から新加入したルーキーの三笘は、シーズン序盤はベンチスタートが多かった。しかし、途中出場でしっかりとゴールという結果を残すと、徐々にスタメンでの出場機会が増えていく。 左ウイングで起用される三笘は独特のリズムで仕掛けるドリブルで、対峙するDFを翻弄。縦にもカットインもできるドリブルは相手DFを混乱に陥らせ、シュートやパスといった攻撃パターンの多さも困らせる要因となった。 14得点を記録したFW小林悠、13得点を記録したFWレアンドロ・ダミアンという強力なストライカーがいることももちろん影響はあるが、どのチーム相手にも三笘は通用することを示した。 終わってみれば新人最多タイの13得点を記録。決定力も備えたアタッカーという武器を手に入れた川崎Fは、さらに進化する可能性がある。三笘自身は2年目のジンクスに打ち当たらず、2020シーズン以上の数字を残してもらいたいものだ。 ◆補強成功度【S】 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/frontale2020_1_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎J.LEAGUE<hr></div> 既存選手の活躍も非常に大きかった2020シーズンだが、やはり新加入選手がもたらした効果は大きいと考える。 前述の三笘も新加入選手の1人。圧倒的なパフォーマンスを見せたことはもはや説明不要。三笘の存在が、川崎Fの強さを加速させたことは間違いない。 そして、その三笘と同じ大卒ルーキーだったFW旗手怜央も忘れてはならない。順天堂大学から加入した旗手は、31試合に出場し5得点を記録。旗手の方が三笘よりも多く先発機会を得ていた。 得点数を見れば三笘に大きく離されている旗手だが、ポテンシャルの高さを発揮。シーズン終盤や天皇杯では左サイドバックを務めるなど、プレーヤーとしての幅の広さを見せることとなった。 選手層が厚い川崎Fの前線で勝負するには、やはり得点が求められる。2年目のシーズンはより数字にこだわってプレーしてもらいたい。 そしてこの2人をも凌駕する驚きを見せたのは湘南ベルマーレから獲得したDF山根視来だ。加入当初は硬い動きだったが、右サイドバックとして定着すると持ち前の粘り強い守備と、湘南で鍛えられた運動量をベースにアグレッシブな攻撃参加を披露。シーズンを通して4得点を記録するなど、新たなサイドバックとして君臨した。 2度優勝した時にチームを支えたDFエウシーニョ(現清水エスパルス)とはまた違ったタイプで、同じ右サイドのMF家長昭博のコンビネーションは抜群。ベストイレブンにも選ばれる活躍は圧巻だった。 大卒ルーキーは他にも2名おり、東海学園大学卒のDF神谷凱士と桐蔭横浜大学卒のMFイサカ・ゼインがいたが両者は試合に絡めず。また、セレッソ大阪からきたGK丹野研太も出場機会なし。DFジオゴ・マテウスも3試合の出場に終わったが、3名が優勝に大きく貢献し、重要なピースになったことを評価したい。 2021.01.11 22:30 Mon
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【J1クラブ通信簿/ガンバ大阪】2位躍進で復活の狼煙 宮本体制4年目のテーマは攻撃力

未曾有のシーズンとなった2020年のJリーグ。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、中断による異例の超過密日程、観戦や応援の制限など、多くの困難を乗り越え、すべての日程を終了した。 その中でも、熱戦が続いた2020シーズンのJリーグ。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブの通信簿(チームMVP、補強成功度、総合評価)をお届けする。 第17弾は2位のガンバ大阪を総括!(評価は「S」が最高、「E」が最低) ◆総合評価【A】 20勝5分け9敗 (勝率58.8%) 46得点42失点 宮本恒靖体制3年目はJ1リーグ2位、天皇杯準優勝。かつて関西の雄としてうたわれたチームにとって、いずれも手放しで喜べるものではないが、上位争いに絡むどころか、残留争いを強いられ、中位がやっとだった過去2年間に比べると、復権に期待が膨らむような1年だった。 正直、攻守に特筆すべき数字はなかったが、徹底した守備ベースの戦いが2020シーズンのG大阪を象徴した。総失点数は5位タイの「42」。その数字は過去3年間の最少で、2020シーズンから挑戦したハイプレス戦術とともに、守備の安定感が躍進の基盤になったのは間違いない。 そのなかで、安定したセーブを披露し続けた東口順昭が勝ち点を取れる守護神としてフル稼働。さらに、キム・ヨングォン、井手口陽介のほか、シーズンが進むにつれ、パトリックがFPの軸に収まったのも大きく、4バックに回帰して12戦不敗を記録した秋以降の戦いに直結した。 また、宮本監督が2018年途中に就任してから守備の整備とともに、着手した世代交代もチームの躍進という形で表れた1年に。それを象徴したのがシーズン途中に移籍した遠藤保仁に代わり、レギュラーに定着した大卒ルーキーの山本悠樹や高尾瑠、そして福田湧矢ら若手の存在だ。 山本はもはや新たな司令塔として欠かせず、高尾も右サイドバックや3バックの右を担う一番手に台頭。福田に関しても2列目のワイドだけでなく、必要に応じてサイドバックもこなせる万能選手としての地位を築いた。そうした若い力も躍進の原動力として、見逃すわけにいかない。 コロナ禍による5人交代枠の特別ルールも活用して、掴み取った勝ち星は最終的に20個で、そのうちの16勝が1点差。守備の粘りという新たなカラーを打ち出した1年を物語る。それは新シーズンに向けても自信にすべきだが、同時に攻撃面の課題が浮き彫りになったのも事実だ。 宮本監督は当初、総得点の目標値を「60」に設定したが、最終的に「46」に。二桁得点者は4年ぶりにゼロで、途中からレギュラーの座を奪取したパトリックの9ゴールが最多だった。攻撃的なスタイルを掲げてのスタートを鑑みれば、明らかに物足りず、マイナス材料だ。 終盤戦は主力の負傷や不祥事で謹慎のアデミウソンを欠いたにせよ、パトリック頼みの戦いがより顕著に。タイトルを狙うなら、勝負強さとともに、突きつけた攻撃力も求められる。18ポイントをつけられ、優勝した川崎フロンターレとの総得点差は「42」。その差をどう縮めるかが鍵になる。 ◆チーム内MVP <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/gambaosaka2020_1_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎J.LEAGUE<hr></div> GK東口順昭(34) 明治安田生命J1リーグ34試合出場(先発34試合)/42失点 2020シーズンのG大阪を語る上で、2014年から絶対的守護神に君臨する東口の存在は欠かせない。 チームとして拮抗した試合が多かったなかで、守備が崩されても最後の砦としてゴール前で立ちはだかり、幾度も神がかったセーブでチームに勝ち点をもたらす存在に。宮本体制最高位の2位フィニッシュに大きく貢献した。 そうした活躍を受け、1年間を通じてホーム戦で活躍した選手に贈られる黄金の脚賞を2014年以来2度目の受賞。ベストイレブンは残念ながら逃してしまったが、2020年の活躍ぶりであれば、受賞してもおかしくなかった。 もちろん、キム・ヨングォンや、井手口、パトリックも確かな貢献度を誇ったが、チームの結果を振り返る上で、東口が果たした役割はかなり大きかった。 ◆補強成功度【B】<div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/gambaosaka2020_1_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎J.LEAGUE<hr></div>2020年のオフシーズンにおける目玉の戦力として目された小野裕二、昌子源はともにケガの影響でフル稼働といかなかったが、チームとして長年の課題だった中盤の新たな舵取り役に山本が名乗りを上げるなど、ルーキーの台頭が際立った。 当初こそ熾烈なポジション争いを強いられ、限定的な出番が続いた山本だが、第14節以降の大半はレギュラーとしてプレー。すでにプレースキッカーも任されるほどの信頼を掴み取り、27試合の出場で2得点2アシストと上々のルーキーイヤーを過ごした。 そのほか、川崎修平、塚元大、唐山翔自のG大阪アカデミー出身トリオも当初こそU-23がメインだったが、シーズンが進むにつれ、トップチームで出番が増加。3選手ともに荒削りな部分もあるが、ルーキーイヤーからトップレベルを体感できたのは今後にとっても大きい。 また、即戦力の働きでいうと、トゥールーズから電撃加入の昌子は古傷と付き合いながらのシーズンとなり、18試合の出場に。新シーズンは持ち前の積極的な意見交換によるチーム内の議論活性化だけでなく、プレーでも牽引する働きが求められる。 そして、小野は昨年9月に右ヒザ前十字じん帯損傷でシーズン終了となり、J1リーグ11試合1得点という不本意な結果に。チームが4バックにシフトした秋以降、サイドハーフのポジションが生まれただけに、そこでのプレーが見たかったところだ。 2021.01.11 21:20 Mon
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