福岡が12連勝で首位浮上! 新潟も2試合ぶり白星で5位へ《J2》
2020.10.18 17:00 Sun
明治安田生命J2リーグ第27節の6試合が18日に各地で行われた。
首位浮上を目指すアビスパ福岡(勝ち点52)は、正田醤油スタジアム群馬に乗り込みザスパクサツ群馬(勝ち点26)と対戦。11連勝と絶好調だが、この日も19位の群馬を押し込む展開となる。まずは6分に2度のCKから立て続けにヘディングシュート。13分には敵陣中央のFKから上島が頭で合わせるが、バーの上に。
その後は攻めあぐねる時間が続き、徐々に群馬の攻撃も形になっていく。それでもゴールレスで迎えた後半、51分にGK村上のロングフィードをつなぎ、右サイドに展開。福満がクロスを上げると、後方から走り込んだ前が右足で丁寧に合わせて、福岡が先制した。
前の今季初ゴールでリードを得たアウェイチームは、54分にはカウンターから遠野がシュートへ。ボックス左から左足で狙ったが、惜しくも右に逸れる結果に。一方で77分には、ボールを奪われた湯澤がボックス内で青木のユニフォームを引っ張ってしまうプレーがあったが、ここは主審からのお咎めなしで胸を撫で下ろす。
結局、虎の子の1点を守り切った福岡が群馬を退け完封勝利。連勝記録を「12」に伸ばし、首位に浮上した。
試合が動いたのは40分、新潟の左CKのシーンで、高木のクロスをマウロが頭で合わせて先制に成功。1点リードで迎えた後半は、水戸に押し込まれる展開が続いたものの、75分に高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪取した中島が、ボックス手前左から左足のミドルシュートを突き刺し、リードを広げた。
その後は90分に奥田のゴールで1点を返された新潟だったが、アディショナルタイムの94分にペナルティエリアでボールを奪った福田が倒されPKを獲得。これを中島が決めて、アウェイで1-3で勝利。5位に浮上している。
そのほか、ホームのNDソフトスタジアム山形で愛媛FCを迎え撃ったモンテディオ山形が、ヴィニシウス・アラウージョの2ゴールなどで4-1で快勝。3連勝で8位に順位を上げている。
◆明治安田生命J2リーグ第27節
▽10/18(日)
《14:00》
モンテディオ山形 4-1 愛媛FC
水戸ホーリーホック 1-3 アルビレックス新潟
ザスパクサツ群馬 0-1 アビスパ福岡
ツエーゲン金沢 0-1 ジュビロ磐田
京都サンガF.C. 0-1 レノファ山口
ファジアーノ岡山 3-2 大宮アルディージャ
▽10/17(土)
東京ヴェルディ 1-1 栃木SC
徳島ヴォルティス 0-1 ヴァンフォーレ甲府
ジェフユナイテッド千葉 0-0 FC町田ゼルビア
ギラヴァンツ北九州 1-1 V・ファーレン長崎
FC琉球 2-0 松本山雅FC
首位浮上を目指すアビスパ福岡(勝ち点52)は、正田醤油スタジアム群馬に乗り込みザスパクサツ群馬(勝ち点26)と対戦。11連勝と絶好調だが、この日も19位の群馬を押し込む展開となる。まずは6分に2度のCKから立て続けにヘディングシュート。13分には敵陣中央のFKから上島が頭で合わせるが、バーの上に。
その後は攻めあぐねる時間が続き、徐々に群馬の攻撃も形になっていく。それでもゴールレスで迎えた後半、51分にGK村上のロングフィードをつなぎ、右サイドに展開。福満がクロスを上げると、後方から走り込んだ前が右足で丁寧に合わせて、福岡が先制した。
結局、虎の子の1点を守り切った福岡が群馬を退け完封勝利。連勝記録を「12」に伸ばし、首位に浮上した。
ケーズデンキスタジアム水戸では、水戸ホーリーホック(勝ち点35)とアルビレックス新潟(勝ち点40)が激突。前節からスタメンを8人変更した水戸に対して、新潟は開始4分に鄭大世が敵陣中央から初シュートを記録する。鳥栖も19分に左サイドの山口がゴールを狙うが、右足から放たれたロングシュートはわずかに左に外れた。その直後には右サイドから上げたクロスが相手に当たってオウンゴールになりかけるが、新潟GK小島がなんとか掻き出した。
試合が動いたのは40分、新潟の左CKのシーンで、高木のクロスをマウロが頭で合わせて先制に成功。1点リードで迎えた後半は、水戸に押し込まれる展開が続いたものの、75分に高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪取した中島が、ボックス手前左から左足のミドルシュートを突き刺し、リードを広げた。
その後は90分に奥田のゴールで1点を返された新潟だったが、アディショナルタイムの94分にペナルティエリアでボールを奪った福田が倒されPKを獲得。これを中島が決めて、アウェイで1-3で勝利。5位に浮上している。
そのほか、ホームのNDソフトスタジアム山形で愛媛FCを迎え撃ったモンテディオ山形が、ヴィニシウス・アラウージョの2ゴールなどで4-1で快勝。3連勝で8位に順位を上げている。
◆明治安田生命J2リーグ第27節
▽10/18(日)
《14:00》
モンテディオ山形 4-1 愛媛FC
水戸ホーリーホック 1-3 アルビレックス新潟
ザスパクサツ群馬 0-1 アビスパ福岡
ツエーゲン金沢 0-1 ジュビロ磐田
京都サンガF.C. 0-1 レノファ山口
ファジアーノ岡山 3-2 大宮アルディージャ
▽10/17(土)
東京ヴェルディ 1-1 栃木SC
徳島ヴォルティス 0-1 ヴァンフォーレ甲府
ジェフユナイテッド千葉 0-0 FC町田ゼルビア
ギラヴァンツ北九州 1-1 V・ファーレン長崎
FC琉球 2-0 松本山雅FC
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2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名
Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue5
