【プレミア注目プレビュー】開幕4連勝の新生エバートンが王者リバプールに10年ぶりのダービー勝利目指す!

2020.10.17 13:00 Sat
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プレミアリーグ第5節、エバートンとリバプールによる“マージーサイド・ダービー”が日本時間17日20:30にグディソン・パークでキックオフされる。51年ぶりの開幕4連勝で首位に立つ絶好調のトフィーズが、前節の衝撃的な惨敗からのバウンスバックを狙う王者レッズと対峙する注目のダービーマッチだ。昨年12月末に途中就任したアンチェロッティ監督の下、昨季を12位でフィニッシュしたエバートン。捲土重来を期して臨んだ今季はクラブの全面的なバックアップの下、MFハメス・ロドリゲス、MFアランというイタリア人指揮官の愛弟子、プレミアで実績十分のMFドゥクレ、移籍市場終盤には国内屈指の若手DFゴッドフリーをスカッドに加える積極補強を敢行した。その新戦力の早期アジャストに加え、開幕4戦連発を含むリーグ6ゴールを挙げる若きエースFWキャルバート=ルーウィン、FWリシャルリソンら既存戦力が躍動をみせ、内容も伴った形での開幕4連勝と近年稀に見る最高の滑り出しを見せている。
ここからヨーロッパの戦いが本格的にスタートするライバルクラブに対して、国内カップを除きリーグ一本に集中できるエバートンとしては開幕戦のトッテナムに続き、昨季王者をここで破ることになれば、一気にタイトルコンテンダーの筆頭に躍り出るはずだ。

一方、リバプールは開幕戦でリーズに打ち勝ち、以降もチェルシー、アーセナルのロンドン勢を一蹴し、連覇に向けて幸先の良いスタートを切った。しかし、EFLカップでそのアーセナルにPK戦の末に敗れて今季初黒星を喫すると、前節のアストン・ビラ戦では守護神アリソンの不在があったとはいえ、格下相手に屈辱的な2-7のスコアで今季リーグ初黒星。最悪な形でインターナショナルマッチウィークに突入することになった。来週ミッドウィークには今季チャンピオンズリーグ(CL)初戦となるアヤックス戦も控えており、クロップ監督の言葉通り、前述の惨敗を「より有益なもの」にできるか、王者としての資質が試される。

なお、近年のマージーサイド・ダービーは引き分けの数が多いものの、リバプールが直近22戦無敗(11勝11分け)と圧倒的な強さを見せている。ただ、エバートンが最後に勝利した試合は、2010年10月17日ランチタイムキックオフのグディソン・パークでの一戦。同試合はFWティム・ケイヒルとMFミケル・アルテタのゴールによって2-0のスコアでの勝利だった。そして、今回の一戦は奇しくもその勝利からちょうど10年後の同じ会場、ほぼ同じ時刻の開催に。現在の勢いを考えれば、10年ぶりのダービー勝利の可能性は十分にあるはずだ。
◆エバートン◆
【4-3-3】

▽エバートン予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ピックフォード
DF:コールマン、ミナ、M・キーン、ディーニュ
MF:ドゥクレ、アラン、アンドレ・ゴメス
FW:ハメス・ロドリゲス、キャルバート=ルーウィン、リシャルリソン

負傷者:DFホルゲイト、ケニー、ブランスウェイト、MFグバミン、FWトスン
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはホルゲイト、ケニーといった既存の選手に加え、代表戦で負傷したミナとディーニュがコンディションに不安を抱えている。

スタメンに関しては代表戦明けのコンディションが配慮される形となるが、前述のメンバーを予想。ミナが起用できない場合、ゴッドフリーがダービーでデビューを飾り、ディーニュが難しい場合、新戦力のエンクンクらが代役候補となる。中盤では負傷明けのアラン、アンドレ・ゴメスの復帰が濃厚だが、直近のブライトン戦で好パフォーマンスを見せたトム・デイビスがいずれかに代わって抜擢される可能性もある。

◆リバプール◆
【4-3-3】

▽リバプール予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:アドリアン
DF:アレクサンダー=アーノルド、ファビーニョ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:チアゴ、ヘンダーソン、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ

負傷者:GKアリソン、MFオックスレイド=チェンバレン、ナビ・ケイタ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては引き続き守護神のアリソンが起用できず、コンディションの問題を抱えるナビ・ケイタも欠場となる。一方、新型コロナウイルスの陽性反応によって自主隔離を強いられていたマネとチアゴの陰性が確認されて起用可能となっている。

エバートン同様に代表戦帰りのコンディションが考慮され、長距離移動のフィルミノに代わって南野にチャンスが与えられる可能性もある。また、ビラ戦での大敗を受けて、ファン・ダイクの相棒の人選に注目が集まるところ。同試合で戦犯の一人に挙がったジョー・ゴメスを引き続き起用するのか、ファビーニョを一列下げるのか、練習復帰したばかりのマティプをぶっつけ本番で起用するのか、ドイツ人指揮官の選択はいかに。なお、アドリアンに関しては3番手のケレハーを抜擢することなく起用を継続する見込みだ。

★注目選手
◆エバートン:MFハメス・ロドリゲス
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エバートンの注目プレーヤーはトフィーズに創造性をもたらす新司令塔だ。レアル・マドリー、バイエルンでの難しい数年を経て20台最後の1年を迎えたコロンビア代表MFは今夏、昨季プレミアリーグ中位のエバートンを再生の地に選んだ。後にフリートランスファーでの加入が明らかとなり、新天地の選択肢に事欠かなかったことは明白だが、ビッグクラブ行きを選択せずにエバートンを選択した事実こそその強い覚悟の表れだ。そして、3度目の再会となった恩師アンチェロッティ監督から全幅の信頼を寄せられているハメス・ロドリゲスは、初挑戦のプレミアで開幕からハイパフォーマンスを見せている。

基本ポジションは右ウイングも、サイドに張ることなく中央寄りのポジションでボールを引き出しながら、正確なワンタッチパス、高精度のサイドチェンジで局面を打開。その的確な立ち位置、抜群のキープ力、ミスの少なさによって、周囲の信頼を完全に勝ち得ており、攻撃のスイッチを入れる役割を担う。また、4試合3ゴール2アシストと決定的な仕事にも絡んでいる。10年ぶりのダービー勝利に向けては、昨季に比べて安定感を欠く相手守備陣をその卓越した攻撃センス、左足の精度で攻略したい。

◆リバプール:DFヴィルヒル・ファン・ダイク
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リバプールの注目プレーヤーは百戦錬磨のディフェンスリーダーだ。昨季、38試合33失点と圧倒的な堅守を誇ったリバプールだが、今季はわずか4試合でその3分の1にあたる11失点を喫するなど守備の崩壊が顕著。対戦相手の分析に加え、前線、中盤の切り替えの精度がやや鈍っており、極端なハイラインを敷くこれまでの戦いが機能不全に。最終ラインはより難しい対応を迫られた中で細かいミスが散見される。ファン・ダイク自身も開幕戦でイージーミスから失点に絡むなど、ややソリッドさを欠いている印象だ。

そういった状況下で迎える今回のダービーでは対戦相手の好調さを考えると、いつものダービー以上に難しい試合となるはずだ。ファン・ダイクとしては絶好調のキャルバート=ルーウィンとのマッチアップに加え、アレクサンダー=アーノルドと右センターバックの連係面の問題を抱えている中、右で作って左で仕留める形をとる相手の攻撃に対して、より繊細なラインコントロール、味方を動かすコーチングが求められる。守護神アリソン不在という逆境において、4戦12ゴールと破壊力抜群の相手攻撃陣を抑え込めるか。
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【CLラウンド16プレビュー】公式戦13連勝のインテルに死角なし、不調アトレティコはホームアドバンテージに賭ける

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チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、ドルトムントvsPSVが日本時間13日29:00にキックオフされる。3週間前に行われた1stレグではFWマレンの恩返し弾で守勢のドルトムントが1-1の引き分けに持ち込んだ一戦だ。 3季ぶりのベスト8進出を目指すドルトムントは敵地での1stレグ、終始守勢の展開ながらFWマレンの恩返し弾で前半半ばに先制。後半序盤のPKによる被弾で引き分けていた。内容を考えれば十分な結果を手にしてホームに戻った中、直後のホッフェンハイム戦では打ち負けたものの、その後のウニオン・ベルリン戦、直近のブレーメン戦を制し、連勝として大一番を迎えた。まだまだ不安定な戦いが続いている状態だが、ブレーメン戦では復帰したFWサンチョに初ゴールが生まれ、絶好調を維持するマレンもゴールと、PSV戦に向けては勢いが付く結果に。テルジッチ監督の去就が不透明な中、雑音を一掃する勝利を手にできるか。 一方、2006-07シーズン以来、実に17季ぶりのベスト8進出を目指すPSVはドルトムント戦後、エールディビジで2勝1分け。2位フェイエノールトとの頂上決戦では2-2の引き分けに持ち込み、10ポイント差を付けている。元ドルトムント指揮官ボス監督の下で好調なシーズンを送り続けている中、FWファルファンらを擁したPSV黄金時代の成績に並ぶことはできるか。 <div style="text-align:center;">◆ドルトムント◆ 【4-2-3-1】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240312_4_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:コベル DF:リエルソン、ジューレ、フンメルス、マートセン MF:ジャン、ザビッツァー MF:マレン、ブラント、サンチョ FW:フュルクルク 負傷者:MFフェリックス・エンメチャ、FWアラー 出場停止者:DFシュロッターベック 主力センターバックのシュロッターベックが出場停止で欠場となる。代役は1stレグでPKを献上してしまったフンメルスが起用されるものと思われる。 <div style="text-align:center;">◆PSV◆ 【4-3-3】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240312_4_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:ベニテス DF:ティーゼ、スハウテン、ボスカリ、デスト MF:サイバリ、フェールマン、ティルマン FW:バカヨコ、L・デ・ヨング、ロサーノ 負傷者:FWラング 出場停止者:なし 内容で上回っていた1stレグのスタメンがベースになるものと思われる。 ★注目選手 ◆FWジェイドン・サンチョ(ドルトムント) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240312_5_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 自身が出場した公式戦4試合連発中の絶好調マレンももちろん注目だが、ブレーメン戦で復帰後初弾を決めたサンチョに注目したい。ブレーメン戦ではロングカウンターの流れから長い距離を持ち上がってドリブルシュートを決めたサンチョ。ユナイテッドでは泣かず飛ばずだった中、復帰したドルトムントでは持ち味をしっかりと発揮している。自身をトッププレーヤーに引き上げたドルトムントに恩を返すためにもベスト8に導きたい。 ◆FWイルビング・ロサーノ(PSV) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240312_5_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 対するPSVの注目選手にはロサーノを挙げたい。ナポリから復帰したメキシコ代表ウインガーは、1stレグにおいてドルトムントを最も翻弄していた存在だった。打ち合いとなる可能性がある中、ロサーノのドリブル突破で左サイドを打開し、主砲デ・ヨングに良質なクロスを供給したい。 2024.03.13 18:00 Wed

【CLラウンド16プレビュー】アーセナルが攻撃改善で逆転か、ポルトがしたたかに逃げ切るか…

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、アーセナルvsポルトが、日本時間12日29:00にアーセナル・スタジアムでキックオフされる。ホームで逆転狙うアーセナルと敵地でしたたかに逃げ切りを図るポルトによる、8強入りを懸けた重要な第2ラウンドだ。 先月21日にエスタディオ・ド・ドラゴンで行われた1stレグは、ホームのポルトが1-0で先勝した。戦前はリーグ戦で大量ゴールを挙げているアーセナルが圧倒する展開が予想されたが、蓋を開けてみれば中盤での攻防がメインの堅い展開に。そういった中、組織的な守備で相手の攻撃を封じ切ったポルトが、試合終了間際にガレーノが決めた見事なミドルシュートによって土壇場で先制点を奪取。劇的な形でアドバンテージを手にした。 0-1という結果に加えて、枠内シュート0本という厳しい内容での完敗となったアーセナル。それでも、以降のリーグ戦ではきっちり3連勝を飾って三つ巴の争いにおいてプレミアリーグ首位に浮上した。中2日で臨んだニューカッスル戦の4-1での圧倒、敵地で前半に5ゴールを叩き込み6-0で圧勝したシェフィールド・ユナイテッド戦、後半終盤のハヴァーツのゴールで勝ち切ったブレントフォード戦と、いずれも価値のある勝ち方を収めており、今回の大一番に弾みを付けている。 一方、コンセイソン監督の授けた戦術プランをピッチ上の選手たちが見事に遂行して先勝に成功したポルト。以降の国内リーグではCL直後のジル・ヴィセンテ戦こそ1-1のドローで終えたが、以降はきっちり2連勝を飾った。とりわけ、ベンフィカ戦ではガレーノの2ゴールを皮切りに5点を挙げた上、相手のシュートを3本に抑える完勝を収めており、敵地でベスト8進出を目指す大一番へ良い仕上がりを見せている。これまで対アーセナルのアウェイ戦では3連敗且つ1点も取ることができていないが、前回対戦同様に相手を0点に抑え込めれば突破が可能なだけに後ろに重くなり過ぎずに、したたかに逃げ切りを図りたい。 ◆アーセナル◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240311_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ラヤ DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ MF:ウーデゴール、ジョルジーニョ、ライス FW:サカ、ハヴァーツ、トロサール 負傷者:DFティンバー、FWマルティネッリ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては冨安健洋やトーマス、ジンチェンコらが復帰の可能性が高い一方、マルティネッリは依然として微妙な状況だ。 スタメンはジンチェンコが戦列に復帰した左サイドバックの人選、ガブリエウ・ジェズスの起用法に注目したい。ジンチェンコがスタートからプレーするか、キヴィオルをスタートから起用して勝負所で起用することになるのか。一方、ジェズスの起用法に関してはスタートから左ウイング、センターフォワードで起用するか、ジョーカーとして途中投入するか。 ◆ポルト◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240311_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ジオゴ・コスタ DF:ジョアン・マリオ、ペペ、オタヴィオ、ヴェンデウ MF:バレラ、ニコ・ゴンサレス MF:コンセイソン、ペペー、ガレーノ FW:エヴァニウソン 負傷者:DFマルカノ、サヌシ、FWタレミ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては前回対戦と変わらず、前述の3選手が欠場となる。 スタメンは各選手のコンディションに問題がなければ、前回対戦と同じメンバーで臨む可能性が高い。 ★注目選手 ◆アーセナル:MFカイ・ハヴァーツ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240311_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 直近リーグ4戦連発の勢いで今季CL2点目を狙う。昨夏、ライスと共に高額な移籍金での加入となった24歳のドイツ代表アタッカー。新天地ではインサイドハーフ、センターフォワードを主戦場にプレー。シーズン序盤は予てより課題の決定力に加え、新天地の戦術への順応に苦戦。開幕から存在感を示したライスと明暗分かれる形となった。 それでも、アルテタ監督の献身的なサポート、自身のたゆまぬ努力によって後半戦に入って存在感を示し始めると、直近のリーグ戦では4試合連続ゴールに2アシストと見事なパフォーマンスでチームの攻撃を牽引。ニューカッスル戦、ブレントフォード戦では決勝点も記録している。 CLでは経験不足を露呈する場面も少なくないチームにおいて、ジョルジーニョと共に優勝を経験するハヴァーツの存在は貴重であり、再び痺れる展開が予想される今回の一戦ではブレントフォード戦同様に勝敗に直結する決定的な仕事を期待したい。 ◆ポルト:MFアラン・バレラ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240311_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動の前回対戦同様の活躍を。逃げ切りを図るアウェイゲームにおいて、中盤のフィルター役としてフル稼働の活躍が求められる22歳のアルゼンチン人MFがポルトのキーマンだ。 アルゼンチン屈指の名門ボカ・ジュニアーズの下部組織育ちの守備的MFは、2021シーズンから3シーズンに渡って主力として活躍。昨夏、総額1100万ユーロと言われる移籍金でポルトガル屈指の名門に加入した。その新天地ではここまで公式戦31試合に出場するなど、早くも主力として活躍。リバプールやパリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティといったメガクラブのスカウトも注目する逸材だ。 ボカ時代から定評がある卓越した戦術眼と安定した技術、機動力を武器に中盤の繋ぎ役として存在感を示す一方、コンセイソン監督の下で磨きをかける守備面の攻撃も著しく、アーセナルとの前回対戦では安定した対人対応、カバーリング、狙いを持ったインターセプトと後者の貢献が印象的だった。 守勢が見込まれる敵地での一戦では前回対戦同様に気の利く守備で全体のバランスを整えつつ、アーセナルの組織的なプレスをいなしてカウンターの起点としての役割が期待されるところだ。 2024.03.12 18:30 Tue

【CLラウンド16プレビュー】好調維持のバルセロナと復調気配のナポリ、勝ち上がるのは?

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、バルセロナvsナポリが日本時間12日29:00にキックオフされる。3週間前に行われた1stレグでは両主砲のゴールにより1-1のドローに終わっていた一戦だ。 敵地での1stレグを優勢に運んだ中、FWレヴァンドフスキのゴールで後半序盤に先手を取ったバルセロナ。一瞬の隙を突かれて追いつかれる形の、悔やまれる引き分けに終わったが、その後のラ・リーガでは2勝1分けで公式戦8試合負けなしと良好なチーム状態を保っている。調子を取り戻していたMFペドリが今季三度目の離脱となったのは痛いが、直近のマジョルカ戦ではFWヤマルがゴラッソで決勝弾、DFクバルシが無失点に貢献と若手がチームを引っ張っている点は頼もしい限りだ。チャビ監督が登用した若手たちが着実に結果を残している中、4季ぶりベスト8進出で更なる自信を手にしたい。 一方、スパレッティ監督の元副官であるカルツォーナ監督の初陣となった1stレグを主砲FWオシムヘンの個人技による同点弾で引き分けに持ち込んだナポリ。その後のセリエAでは2勝2分けと負けなしで、とりわけサッスオーロ戦では今季最多の6ゴールをマーク。そしてユベントスにも競り勝ち、昨季を彷彿とさせるような攻撃力を取り戻しつつある。タイミング的には申し分ない中でのバルセロナ戦、昨季の初ベスト8進出に続く8強入りを果たせるか。 <div style="text-align:center;">◆バルセロナ◆ 【4-3-3】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240310_5_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:テア・シュテーゲン DF:クンデ、アラウホ、クバルシ、カンセロ MF:ハフィーニャ、クリステンセン、ギュンドアン FW:ヤマル、レヴァンドフスキ、フェリックス 負傷者:DFバルデ、、MFペドリ、デ・ヨング、ガビ、FWフェラン・トーレス 出場停止者:なし フェラン・トーレスに復帰の可能性があったが、見送られた。ウノセロ勝利とした直近のマジョルカ戦のスタメンがベースになるものと思われる。ベンチスタートで温存されたレヴァンドフスキ、出場停止だったアラウホは先発に戻ることが確実だ。 <div style="text-align:center;">◆ナポリ◆ 【4-3-3】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240310_5_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:メレト DF:ディ・ロフェンツォ、ラフマニ、ファン・ジェズス、マリオ・ルイ MF:アンギサ、ロボツカ、ジエリンスキ FW:ポリターノ、オシムヘン、クワラツヘリア 負傷者:なし 出場停止者:なし 序列が落ちているジエリンスキではなくトラオレが先発の可能性も。左サイドバックはオリベラが入る可能性がある。 ★注目選手 ◆FWラミン・ヤマル(バルセロナ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240310_7_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バルセロナの注目選手にはヤマルを挙げたい。直近のマジョルカ戦では守備に徹してきた相手に対し、終盤に個人技でゴールをこじ開け勝利に導いた。タイトなスペースでも打開でき、正確なフィニッシュワークでゴールも陥れることが可能と、16歳にして完成度の高いアタッカーだ。対面するナポリの左サイドバックはマリオ・ルイにしてもオリベラにしても攻撃に特長のあるサイドバックで、やや守備に難を抱える。ヤマルがこのエリアを制すことができればバルセロナ突破の可能性が高まっていくはずだ。 ◆FWクヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240310_7_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 一方、ナポリの注目選手にはクワラツヘリアを挙げたい。今季は鮮烈に名を揚げた昨季ほどのインパクトこそないものの、カルツォーナ監督就任後はパフォーマンスが明らかに向上している。セリエAではここ3試合で4ゴールを挙げ、昨季に続く二桁ゴールを達成した。昨季の良いイメージを取り戻しつつある中、バルセロナ相手にも躍動できるかがナポリの突破に大きく影響しそうだ。 2024.03.12 18:00 Tue
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