【プレミア注目プレビュー】開幕4連勝の新生エバートンが王者リバプールに10年ぶりのダービー勝利目指す!

2020.10.17 13:00 Sat
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プレミアリーグ第5節、エバートンとリバプールによる“マージーサイド・ダービー”が日本時間17日20:30にグディソン・パークでキックオフされる。51年ぶりの開幕4連勝で首位に立つ絶好調のトフィーズが、前節の衝撃的な惨敗からのバウンスバックを狙う王者レッズと対峙する注目のダービーマッチだ。昨年12月末に途中就任したアンチェロッティ監督の下、昨季を12位でフィニッシュしたエバートン。捲土重来を期して臨んだ今季はクラブの全面的なバックアップの下、MFハメス・ロドリゲス、MFアランというイタリア人指揮官の愛弟子、プレミアで実績十分のMFドゥクレ、移籍市場終盤には国内屈指の若手DFゴッドフリーをスカッドに加える積極補強を敢行した。その新戦力の早期アジャストに加え、開幕4戦連発を含むリーグ6ゴールを挙げる若きエースFWキャルバート=ルーウィン、FWリシャルリソンら既存戦力が躍動をみせ、内容も伴った形での開幕4連勝と近年稀に見る最高の滑り出しを見せている。

ここからヨーロッパの戦いが本格的にスタートするライバルクラブに対して、国内カップを除きリーグ一本に集中できるエバートンとしては開幕戦のトッテナムに続き、昨季王者をここで破ることになれば、一気にタイトルコンテンダーの筆頭に躍り出るはずだ。

一方、リバプールは開幕戦でリーズに打ち勝ち、以降もチェルシー、アーセナルのロンドン勢を一蹴し、連覇に向けて幸先の良いスタートを切った。しかし、EFLカップでそのアーセナルにPK戦の末に敗れて今季初黒星を喫すると、前節のアストン・ビラ戦では守護神アリソンの不在があったとはいえ、格下相手に屈辱的な2-7のスコアで今季リーグ初黒星。最悪な形でインターナショナルマッチウィークに突入することになった。来週ミッドウィークには今季チャンピオンズリーグ(CL)初戦となるアヤックス戦も控えており、クロップ監督の言葉通り、前述の惨敗を「より有益なもの」にできるか、王者としての資質が試される。

なお、近年のマージーサイド・ダービーは引き分けの数が多いものの、リバプールが直近22戦無敗(11勝11分け)と圧倒的な強さを見せている。ただ、エバートンが最後に勝利した試合は、2010年10月17日ランチタイムキックオフのグディソン・パークでの一戦。同試合はFWティム・ケイヒルとMFミケル・アルテタのゴールによって2-0のスコアでの勝利だった。そして、今回の一戦は奇しくもその勝利からちょうど10年後の同じ会場、ほぼ同じ時刻の開催に。現在の勢いを考えれば、10年ぶりのダービー勝利の可能性は十分にあるはずだ。

◆エバートン◆
【4-3-3】

▽エバートン予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ピックフォード
DF:コールマン、ミナ、M・キーン、ディーニュ
MF:ドゥクレ、アラン、アンドレ・ゴメス
FW:ハメス・ロドリゲス、キャルバート=ルーウィン、リシャルリソン

負傷者:DFホルゲイト、ケニー、ブランスウェイト、MFグバミン、FWトスン
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはホルゲイト、ケニーといった既存の選手に加え、代表戦で負傷したミナとディーニュがコンディションに不安を抱えている。

スタメンに関しては代表戦明けのコンディションが配慮される形となるが、前述のメンバーを予想。ミナが起用できない場合、ゴッドフリーがダービーでデビューを飾り、ディーニュが難しい場合、新戦力のエンクンクらが代役候補となる。中盤では負傷明けのアラン、アンドレ・ゴメスの復帰が濃厚だが、直近のブライトン戦で好パフォーマンスを見せたトム・デイビスがいずれかに代わって抜擢される可能性もある。

◆リバプール◆
【4-3-3】

▽リバプール予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:アドリアン
DF:アレクサンダー=アーノルド、ファビーニョ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:チアゴ、ヘンダーソン、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ

負傷者:GKアリソン、MFオックスレイド=チェンバレン、ナビ・ケイタ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては引き続き守護神のアリソンが起用できず、コンディションの問題を抱えるナビ・ケイタも欠場となる。一方、新型コロナウイルスの陽性反応によって自主隔離を強いられていたマネとチアゴの陰性が確認されて起用可能となっている。

エバートン同様に代表戦帰りのコンディションが考慮され、長距離移動のフィルミノに代わって南野にチャンスが与えられる可能性もある。また、ビラ戦での大敗を受けて、ファン・ダイクの相棒の人選に注目が集まるところ。同試合で戦犯の一人に挙がったジョー・ゴメスを引き続き起用するのか、ファビーニョを一列下げるのか、練習復帰したばかりのマティプをぶっつけ本番で起用するのか、ドイツ人指揮官の選択はいかに。なお、アドリアンに関しては3番手のケレハーを抜擢することなく起用を継続する見込みだ。

★注目選手
◆エバートン:MFハメス・ロドリゲス
Getty Images

エバートンの注目プレーヤーはトフィーズに創造性をもたらす新司令塔だ。レアル・マドリー、バイエルンでの難しい数年を経て20台最後の1年を迎えたコロンビア代表MFは今夏、昨季プレミアリーグ中位のエバートンを再生の地に選んだ。後にフリートランスファーでの加入が明らかとなり、新天地の選択肢に事欠かなかったことは明白だが、ビッグクラブ行きを選択せずにエバートンを選択した事実こそその強い覚悟の表れだ。そして、3度目の再会となった恩師アンチェロッティ監督から全幅の信頼を寄せられているハメス・ロドリゲスは、初挑戦のプレミアで開幕からハイパフォーマンスを見せている。

基本ポジションは右ウイングも、サイドに張ることなく中央寄りのポジションでボールを引き出しながら、正確なワンタッチパス、高精度のサイドチェンジで局面を打開。その的確な立ち位置、抜群のキープ力、ミスの少なさによって、周囲の信頼を完全に勝ち得ており、攻撃のスイッチを入れる役割を担う。また、4試合3ゴール2アシストと決定的な仕事にも絡んでいる。10年ぶりのダービー勝利に向けては、昨季に比べて安定感を欠く相手守備陣をその卓越した攻撃センス、左足の精度で攻略したい。

◆リバプール:DFヴィルヒル・ファン・ダイク
Getty Images

リバプールの注目プレーヤーは百戦錬磨のディフェンスリーダーだ。昨季、38試合33失点と圧倒的な堅守を誇ったリバプールだが、今季はわずか4試合でその3分の1にあたる11失点を喫するなど守備の崩壊が顕著。対戦相手の分析に加え、前線、中盤の切り替えの精度がやや鈍っており、極端なハイラインを敷くこれまでの戦いが機能不全に。最終ラインはより難しい対応を迫られた中で細かいミスが散見される。ファン・ダイク自身も開幕戦でイージーミスから失点に絡むなど、ややソリッドさを欠いている印象だ。

そういった状況下で迎える今回のダービーでは対戦相手の好調さを考えると、いつものダービー以上に難しい試合となるはずだ。ファン・ダイクとしては絶好調のキャルバート=ルーウィンとのマッチアップに加え、アレクサンダー=アーノルドと右センターバックの連係面の問題を抱えている中、右で作って左で仕留める形をとる相手の攻撃に対して、より繊細なラインコントロール、味方を動かすコーチングが求められる。守護神アリソン不在という逆境において、4戦12ゴールと破壊力抜群の相手攻撃陣を抑え込めるか。
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【プレミア注目プレビュー】不調ブルーズとコロナ禍に揺れるシティが激突! 新年最初のビッグマッチ!

プレミアリーグ第17節、チェルシーvsマンチェスター・シティが日本時間3日25:30にスタンフォード・ブリッジでキックオフされる。直近5戦でわずか1勝と不調に陥るブルーズと、コロナ禍に揺れるシチズンズによる2021年最初のビッグマッチだ。 開幕から安定して勝ち点を積み上げてきたチェルシーだが、第12節のエバートン戦で10戦ぶりの黒星を喫すると、以降の4試合ではウェストハムに勝利したものの、ウォルバーハンプトン、アーセナルにも敗戦。直近のアストン・ビラ戦もホームで1-1のドローに終わり、順位を6位(勝ち点26)に落として2020年の戦いを終えることになった。 昨夏に超大型補強を敢行したこともあり、年末にかけての不振を受けて、ランパード監督に対するプレッシャーは日増しに強まっており、新年初戦のビッグマッチでは勝ち点3奪取が求められる。今季ここまでの対ビッグ6の戦績は2敗2分けと芳しくないが、難敵シティ相手に初白星を手にできるか。 一方、2試合未消化ながらもチェルシーと同勝ち点の8位まで順位を上げてきたシティは、直近4勝2分けの6戦無敗と好調を維持。ただ、先月25日にDFウォーカー、FWガブリエウ・ジェズスの新型コロナウイルス感染が発覚すると、28日にはチーム内で複数の新たな感染者が確認され、前節のエバートン戦が試合開始数時間前に急遽開催延期に。 その影響で一時トレーニング施設の封鎖を余儀なくされ、何とか30日から練習再開も更なる感染拡大を防ぐため、通常以上の感染対策が施されている。そのため、チェルシー戦前の公式会見に出席したグアルディオラ監督はコンディション、コミュニケーション不足への懸念を口にしている。また、この試合の2日後には4連覇がかかるEFLカップの準決勝マンチェスター・ユナイテッド戦を控えており、シティにとって難しい連戦となるはずだ。 なお、昨シーズンの両者の対戦成績は1勝1敗の五分。ランパード監督とグアルディオラ監督の初対決はスペイン人指揮官に軍配も、直近の対戦ではイングランド人指揮官がリベンジを果たしている。いずれの試合も2-1のスコアとなっているが、3度目の対戦も打ち合う展開になるのか…。 ◆チェルシー◆ 【4-3-3】 ▽チェルシー予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20210102_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:メンディ DF:アスピリクエタ、ズマ、チアゴ・シウバ、チルウェル MF:コバチッチ、カンテ、マウント FW:ハドソン=オドイ、エイブラハム、プリシッチ 負傷者:DFリース・ジェームズ、MFツィエク 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはリース・ジェームズの欠場が決定している一方、すでに練習復帰を果たしたツィエクにはベンチ入りの可能性がある。 スタメンに関してはジェームズの代役にアスピリクエタが起用されるほか、過密日程を考慮して幾つかのポジションで変更が見込まれる。中盤はカンテとマウントの相棒にコバチッチ(ジョルジーニョ)、前線はビラ戦でベンチスタートだったエイブラハムが復帰し、不調のヴェルナーに代わってコンディション良好なハドソン=オドイの起用を予想する。 ◆マンチェスター・シティ◆ 【4-2-3-1】 ▽マンチェスター・シティ予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20210102_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ステッフェン DF:カンセロ、ストーンズ、ルベン・ジアス、アケ MF:ロドリ、ギュンドアン MF:マフレズ、デ・ブライネ、スターリング FW:フェラン・トーレス 負傷者:GKエデルソン、DFエリック・ガルシア、ウォーカー、FWガブリエウ・ジェズス 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはエリック・ガルシアと新型コロナウイルスに感染したウォーカー、ガブリエウ・ジェズスの2選手の欠場が決定。また、匿名も新たに自主隔離対象となっている3選手の欠場がグアルディオラ監督によって明かされている中、自身の公式SNSで隔離の事実を明かしたエデルソンがそのうちの1人と目されており、欠場の可能性が高い。 スタメンに関しては指揮官が欠場を明言した3選手次第となるが、前述の11人を予想。その中でエデルソンが起用できない場合、今季公式戦4試合で起用されているステッフェンがプレミアリーグデビューを飾ることになる。また、ジェズス不在の1トップではアグエロらそのほかの候補の起用も考えられるが、順当にフェラン・トーレスの起用を予想した。 ★注目選手 ◆チェルシー:DFチアゴ・シウバ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20210102_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チェルシーの注目プレーヤーは百戦錬磨のディフェンスリーダーだ。パリ・サンジェルマンとセレソンで圧倒的な存在感を放ってきた36歳のベテランセンターバックは今シーズンからプレミアリーグに初挑戦。デビュー戦となったWBA戦では失点に絡むほろ苦いデビューとなったが、以降はすぐさまイングリッシュフットボールに順応し、相棒ズマと共にブルーズの堅守構築の立役者となっている。的確なラインコントロール、安定した配球、要所を締める守備に加え、加入前に不安視されたフィジカル面でもフィジカル自慢の相手アタッカーと互角以上に渡り合っている。 直近のビラ戦では休養を与えられており、100%に近い状態で臨めるシティとのビッグマッチでは試合を通して相手にボールを握られて守勢を強いられる中、百戦錬磨のディフェンスリーダーによる繊細な対応が求められる。また、アーセナル戦同様に相手が前からビルドアップに強い圧力をかけてくることが想定されており、的確な配球、持ち出しでクリーンなボールを中盤、前線に送り届けたい。 ◆マンチェスター・シティ:FWセルヒオ・アグエロ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20210102_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> シティの注目プレーヤーは悩める“チェルシーキラー”だ。昨シーズン、度重なるケガの影響で5シーズン継続していたリーグ戦20ゴールの記録が途切れたアルゼンチン代表FWは今季もヒザとハムストリングのケガに悩まされ、ここまでリーグ戦4試合ノーゴールとシティ加入後最も厳しいシーズン前半戦を過ごしている。それでも、先月に入ると、プレータイムは20分以内に抑えられているものの、公式戦4試合で途中出場を果たすなど、完全復活に向けて徐々にギアを上げている。 そういった中、ジェズスら複数選手がコロナウイルス感染で起用できない今回の一戦ではスタートからの起用は難しいものの、エースの仕事が期待される。対戦相手のチェルシーは公式戦通算20戦15ゴールと、ニューカッスル(15試合)と並んで最もゴールを挙げているお得意様だ。そのため、直近のニューカッスル戦で挙げられなかった今季リーグ初ゴールを同じく相性の良いブルーズから奪う可能性は十分にあるはずだ。 2021.01.03 12:00 Sun
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【プレミア注目プレビュー】不振ガナーズと復調ブルーズが対峙するボクシング・デー開催のビッグロンドン・ダービー!

プレミアリーグ第15節、アーセナルとチェルシーによるビッグロンドン・ダービーが日本時間26日26:30にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。2020年のプレミアリーグを締めくくる最後のビッグマッチだ。 2019年12月20日に途中就任でアーセナルの新指揮官に就任したアルテタ監督は、奇しくも今回と同じボクシング・デー開催のボーンマス戦(1-1のドロー)で古巣での監督キャリアをスタートした。昨季はFAカップという久々のタイトルをもたらし、就任2年目も主力の残留、フロントからの望外の補強支援によって開幕連勝スタートと前途洋々かに思われた。だが、就任から丸1年が経った現在は、降格圏内からわずか4ポイント差の15位(勝ち点14)という苦境に立たされている。 直近7戦未勝利(5敗2分け)と泥沼のチームは守備面でソリッドさを欠き、攻撃面では創造性の欠如が顕著で、攻守両面で多くの問題を抱えている。また、完全に干されているベテラン、リーグ戦で出番が少ない若手を中心にスペイン人指揮官への不満の声も上がっており、これ以上の低迷が続けば、チーム崩壊、指揮官更迭という最悪なシナリオが待っている。そういった崖っぷちの状況で臨むダービーでは再びチーム一丸となって久々の勝利を手にできるか。 一方、5位のチェルシー(勝ち点25)はエバートン、ウォルバーハンプトン相手に今季初の連敗を喫したが、直近のウェストハムとのダービーではDFチアゴ・シウバが攻守両面で抜群の存在感を放ち、難敵相手に3-0の快勝。有力なタイトルコンテンダーとして見事にリバウンドメンタリティを示した。ただ、首位リバプールとの勝ち点差は6ポイントと徐々に広がっており、敵地でのダービーでは不振のライバルをきっちり叩いて新年の巻き返しに繋げたいところだ。 なお、アルテタ監督のホーム初陣となった昨年12月29日の対戦では、ランパード監督率いるアウェイチームが後半終盤の連続ゴールによって2-1の逆転勝利を収めている。ただ、2-2のドローに終わったチェルシーホームでのリターンマッチは前半に古巣対戦のDFダビド・ルイスが退場したアーセナルが2-2の劇的ドローに持ち込み、直近のFAカップ決勝もアーセナルが2-1のスコアで勝利している。そのため、チーム状況は対照的だが、今回のダービーも拮抗した展開が予想される。 ◆アーセナル◆ 【3-4-3】 ▽アーセナル予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201225_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:レノ DF:ホールディング、ガブリエウ、ティアニー MF:メイトランド=ナイルズ、エルネニー、ジャカ、サカ FW:ペペ、エンケティア、ウィリアン 負傷者:MFトーマス・パルティ、FWマルティネッリ、オーバメヤン 出場停止者:なし 出場停止者はいない。逆に、バーンリー戦で一発退場のジャカが3試合の停止明けで復帰する。負傷者に関してはトーマスの欠場が確定している一方、ふくらはぎのケガで公式戦2試合欠場中のオーバメヤン、直近のマンチェスター・シティ戦での接触プレーで脛を痛めたマルティネッリの2選手は試合当日まで起用可否を見極める状況だ。 システムに関しては[3-4-3]の継続が濃厚だ。スタメンに関しては1-4で敗れたEFLカップ(カラバオ・カップ)のシティ戦で温存したGKレノやティアニー、サカといった主力が復帰する見込みだ。 ダービーに向けてはウイングバック、セントラルMF、3トップの人選に注目。メイトランド=ナイルズを継続起用する場合、ベジェリンに代わって右に入るか、左に入れてサカを一列前に置く形も想定され、セントラルMFもセバージョスとエルネニーのコンビを継続するか、ジャカに再びチャンスが与えられるか。3トップはペペとエンケティアの起用が濃厚な中でウイングの残り1枠に誰が入るか。 ◆チェルシー◆ 【4-3-3】 ▽チェルシー予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201225_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:メンディ DF:アスピリクエタ、ズマ、チアゴ・シウバ、エメルソン MF:コバチッチ、カンテ、マウント FW:プリシッチ、エイブラハム、ヴェルナー 負傷者:DFチルウェル、リース・ジェームズ、MFツィエク 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはツィエクの欠場が確定しており、ヒザと足首に軽い問題を抱えているリース・ジェームズとチルウェルの2選手に関しても復帰の可能性は微妙な状況だ。 スタメンに関してはジェームズとチルウェルのイングランド代表コンビが間に合わない場合、アスピリクエタとエメルソンが代役を担う。また、前節のハマーズ戦からジョルジーニョに代えてビッグマッチで存在感を放つコバチッチへの変更が見込まれる。 ★注目選手 ◆アーセナル:FWブカヨ・サカ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201225_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> アーセナルの注目プレーヤーは恩師アルテタの窮地を救いたい愛弟子だ。現在、ロッカールーム内において内紛も囁かれるガナーズにおいて昨シーズンに同監督のもとで大ブレイクを果たしたサカはスペイン人指揮官を支持する一人だ。 左サイドでサイドバックからインサイドハーフ、ウイングバック、ウイングと複雑なタスクを担う19歳は今季もここまで公式戦17試合に出場。ただ、主力として重用される一方、1ゴール2シストと数字面においては得点力不足のチームと同様苦戦を強いられている。ティアニーとの左サイドのコンビネーションに磨きがかかっているが、指揮官からの指示なのか、ここ最近はやや単調な仕掛けやクロスが目立っており、2年目のジンクスに陥りつつある印象だ。 今回のダービーではどのポジションで起用されるかは不明だが、チームの歯車としてプレーしつつ、恩師の窮地を救うためアタッキングサードではより主体性のあるプレーで創造性を欠く攻撃に彩りを加えたい。 ◆チェルシー:FWティモ・ヴェルナー <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201225_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チェルシーの注目プレーヤーはダービーをキッカケにゴール日照り解消を目指す悩めるドイツ代表FWだ。今夏鳴り物入りで加入した元RBライプツィヒのエースは、ここまでEFLカップの1試合を除き公式戦21試合に出場。8ゴール(PK3)6アシストと数字上では最低限の結果を残している。ただ、直近の公式戦9試合で無得点が続いている。 対戦相手のアーセナルのようにチームのチャンスクリエイト自体が少なければ大きな問題とはならないが、ヴェルナーの場合は再三のビッグチャンスを逃している。そして、今季プレミアリーグでの8回の決定機逸はリーズFWバンフォード(10回)、バーンリーFWウッド(9回)に次ぐリーグワースト3位だ。 もちろん、左ウイングを主戦場に自慢の快足を生かした背後への飛び出し、ドリブル突破からのチャンスメイクと、アタッカーとしての貢献度は決して低くはないが、4750万ポンドという移籍金の額を考えればやはりゴールという結果がほしい。被カウンターに脆さを見せるアーセナル守備陣を相手に10戦ぶりのゴールを奪い、2021年の戦いに良い形で弾みを付けたい。 2020.12.26 13:30 Sat
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【プレミア注目プレビュー】昨季王者と今季首位によるミッドウィーク開催の首位攻防戦!

プレミアリーグ第13節、リバプールvsトッテナムが日本時間16日29:00にアンフィールドでキックオフされる。今季初のミッドウィーク開催による、注目の首位攻防戦だ。   現在、2位のリバプール(勝ち点25)は前節、下位に沈むフルアムとのアウェイゲームで大苦戦。攻守に圧倒された前半にビハインドを負うと、後半も序盤こそ決定機を作れたものの徐々に攻撃が停滞。それでも、相手のハンドで得たPKをエースFWサラーがきっちり決めて同点に追いついた。しかし、勝ち越しゴールを奪うまでには至らず、下位相手の痛恨のドローで首位浮上のチャンスを逃した。   一方、首位のトッテナム(勝ち点25)はマンチェスター・シティ、チェルシー、アーセナルとの強豪3連戦を2勝1分けという上々の戦績で終えた。だが、前節は中位のクリスタル・パレスにFWケインのゴールで先制に成功も、やや消極的な試合運びが続くと試合終盤に相手のセットプレーから同点に追いつかれ、リバプール同様に格下相手の痛恨の取りこぼしとなった。   リバプールは第4節のアストン・ビラ戦での敗戦以降、4戦4分けの8戦無敗、トッテナムは開幕戦のエバートン戦での敗戦以降、7勝4分けの11戦無敗と、いずれも下位相手の取りこぼしはあるものの好調を維持。ただ、ケガ人の少なさやここ最近の戦いぶりでは今回のアウェイチームに分があると言える。   しかし、両者の直近の公式戦の対戦成績ではリバプールが目下5連勝中と圧倒。また、ホームでのリーグ無敗記録を「65」に更新中のマージーサイドクラブが、トッテナムにホームで敗れたのは2011年5月の対戦(0-2)が最後と、10年近く無敗を維持している。さらに、クロップ監督とモウリーニョ監督の通算対戦成績でもドイツ人指揮官の5勝2敗4分けと大きく勝ち越しており、相性を考えれば今回のホームチームが圧倒的優位だ。   今季の充実ぶりでトッテナムが昨季王者を敵地で撃破するか、リバプールが相性の良さ、地の利を生かして現首位チームを破り、首位奪還を果たすか。その結末はいかに…。   ◆リバプール◆ 【4-3-3】 ▽リバプール予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201215_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:アリソン DF:アレクサンダー=アーノルド、マティプ、ファビーニョ、ロバートソン MF:カーティス・ジョーンズ、ヘンダーソン、ワイナルドゥム FW:サラー、フィルミノ、マネ   負傷者:DFジョー・ゴメス、ファン・ダイク、マティプ、ツィミカス、MFチアゴ、ミルナー、シャキリ、ナビ・ケイタ、FWジョタ 出場停止者:なし   出場停止者はいない。負傷者に関してはファン・ダイクやチアゴ、ミルナー、ジョタといった長期離脱組が引き続き欠場となる。また、背中に問題を抱えるマティプ、軽傷を抱えるナビ・ケイタに関しては試合当日までコンディションをチェックする必要がある。   スタメンに関しては直近のフルアム戦と同じメンバーが起用される見込みだが、マティプが間に合わない場合、フィリップスとリース・ウィリアムズの若手センターバック、あるいはフルアム戦の後半と同様にヘンダーソンをセンターバックで起用し、南野やナビ・ケイタ、オックスレイド=チェンバレンをインサイドハーフに回すことになりそうだ。   ◆トッテナム◆ 【4-2-3-1】 ▽トッテナム予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201215_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ロリス DF:オーリエ、アルデルヴァイレルト、ダイアー、レギロン MF:ムサ・シソコ、ホイビュルク MF:ベルフワイン、エンドンベレ、ソン・フンミン FW:ケイン   負傷者:DFタンガンガ、MFラメラ、FWベイル 出場停止者:なし   出場停止者はいない。負傷者に関してはラメラに加え、肩を負傷したタンガンガと体調不良から回復したばかりのベイルが欠場となる見込みだ。   アンフィールドでのリバプール戦ということもあり、[5-3-2]の守備的な布陣の採用も十分に考えられる。だが、スタートは[4-2-3-1]を継続して試合の状況次第でロドンやベン・デイビスを投入する形を予想する。   スタメンに関しては直近のパレス戦をベースに、コンディション次第でエンドンベレ、ベルフワインに代えてロ・チェルソ、ルーカス・モウラを起用する可能性がある。また、レギロンを左ウイングに置きベン・デイビスをサイドバックに置く守備的重視の用兵も想定されるところだ。   ★注目選手 ◆リバプール:MFジョーダン・ヘンダーソン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201215_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> リバプールの注目プレーヤーはビッグマッチで存在感を放つ頼れるスキッパーだ。ここ数シーズンは細かい負傷に悩まされているものの、昨シーズンのリバプールファン選出の年間MVP、FWA選出の年間MVPをダブル受賞した30歳MFはファン・ダイクと共にチームの出来を左右する替えの利かないプレーヤーの1人。直近のフルアム戦は思わぬ形で取りこぼしたものの、今季のチームが公式戦で喫した2敗、下位相手に取りこぼしたドローはいずれもヘンダーソンが欠場、あるいは先発を外れた試合だ。   守護神アリソンや強烈な個性を持つアタッカー陣と異なり、一人で試合を決める仕事はできないが、その卓越した戦術眼とリーダーシップを武器にチーム全体のパフォーマンスを向上させ、悪い流れを断ち切るという稀有な働きをこなしている。とりわけ、ビッグマッチでの勝負強さは絶大で、今季対ビッグ6相手に好成績を収めている難敵スパーズとの一戦においてもその働きが勝敗のカギを握る。   アンカーあるいはインサイドハーフでの起用が予想される中、アンカーに入れば代表のチームメイトであるケイン、インサイドハーフではホイビュルクとムサ・シソコというフィジカルモンスターを相手に肝心要の中盤の主導権争いでの奮闘が求められる。   ◆トッテナム:FWハリー・ケイン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201215_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> トッテナムの注目プレーヤーは世界屈指の万能型ストライカーだ。両足、頭を自由自在に操り、ワンタッチ、ミドルシュート、ドリブル突破と、あらゆる形でゴールを決められるパーフェクトフィニッシャーは、今季チャンスメーカーとしての才能を完全に開花。ここまでのプレミアリーグ12試合で9ゴール10アシストと圧巻のパフォーマンスを継続している。   昨シーズンの解説者時代にリバプールの3トップの機能美を絶賛していたモウリーニョ監督は、自身の戦術を本格的に浸透させつつある今季にサラー、フィルミノ、マネをベルフワイン(ルーカス・モウラ)、ケイン、ソン・フンミンにそっくり置き換えて、本家と比肩する強力なアタッキングユニットを形成。その中でケインはフィルミノが担う偽CFとも言える新たな役割を完璧にこなしており、敵将クロップも“対戦相手のフィルミノ”への強い警戒の言葉を前日会見の場で語っていた。そのため、今回の一戦ではそのメカニズムを誰よりも知る対戦相手から徹底監視を受け、いつも以上に難しいプレーが予想される。   ただ、これまでの対戦で苦戦を強いられてきたファン・ダイクは今回ピッチにおらず、中盤に落ちた際にマッチアップするアンカーのファビーニョも今回はセンターバックの一角としてマッチアップする可能性が高く、個人としてはこれまでの対戦に比べて与しやすい一戦となるはずだ。また、リバプール相手の個人成績は11戦6ゴール2アシストと相性は悪くなく、絶好調のソン・フンミンと共に難攻不落のアンフィールド攻略に導きたい。 2020.12.16 12:00 Wed
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