1年ぶりの試合で感じたアフリカ特有の“距離”、カギはアグレッシブさと連動性/日本代表コラム
2020.10.11 21:45 Sun
◆アフリカ特有の“距離”
もう1つの問題は、アフリカ人選手特有の“間合い”だ。よく言われる“懐の深さ”というものがあるが、日本代表の選手が奪いに行っても、ボールが少し届かない位置に置かれてしまう場面が多かった。取れた気になっても取りきれず、入れかわられてパスを繋がれるという場面が多かった。
また、攻撃時でもパスやドリブルを仕掛けた際、絶妙に足が伸びてカットされる場面が散見された。パスを出した側も、ドリブルを仕掛けた側も、普段の感覚なら抜けているであろうシーンだったが、さらに足が伸びるアフリカ人選手の特徴に苦しめられたと言える。
ヨーロッパでプレーし、アフリカ人選手との対戦や、チームメイトとして知ることは多くとも、すべての局面でその感覚が求められることはそうそうない。加えてトニ・コンセイソン監督が規律をチームもにもたらしたことで、カメルーン代表はチームとしても機能。選手間の距離が非常に保たれており、ビルドアップがうまくハマっていたのも、その距離がカギだったように見えた。
個々能力の高さだけでなく、チームとして連動されたことは、日本にとっては大きな壁となったはず。コートジボワール代表戦では、カメルーン戦で感じた微妙な距離の違いを加味して、選手たちにはプレーしてもらいたい。
もう1つの問題は、アフリカ人選手特有の“間合い”だ。よく言われる“懐の深さ”というものがあるが、日本代表の選手が奪いに行っても、ボールが少し届かない位置に置かれてしまう場面が多かった。取れた気になっても取りきれず、入れかわられてパスを繋がれるという場面が多かった。
また、攻撃時でもパスやドリブルを仕掛けた際、絶妙に足が伸びてカットされる場面が散見された。パスを出した側も、ドリブルを仕掛けた側も、普段の感覚なら抜けているであろうシーンだったが、さらに足が伸びるアフリカ人選手の特徴に苦しめられたと言える。
ヨーロッパでプレーし、アフリカ人選手との対戦や、チームメイトとして知ることは多くとも、すべての局面でその感覚が求められることはそうそうない。加えてトニ・コンセイソン監督が規律をチームもにもたらしたことで、カメルーン代表はチームとしても機能。選手間の距離が非常に保たれており、ビルドアップがうまくハマっていたのも、その距離がカギだったように見えた。
個々能力の高さだけでなく、チームとして連動されたことは、日本にとっては大きな壁となったはず。コートジボワール代表戦では、カメルーン戦で感じた微妙な距離の違いを加味して、選手たちにはプレーしてもらいたい。
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