不幸中の幸い?所属選手の引退によってヴォルフスブルクが1100万ユーロを受け取る

2020.10.07 21:21 Wed
Getty Images
サッカー界全体がコロナ禍による財政難に苦しむなか、ブンデスリーガに所属するヴォルフスブルクにとって思わぬ収入があった。

同クラブに所属していた元スペイン代表イグナシオ・カマーチョが、9月に引退を表明。まだ30歳の若さでありながら怪我を原因とする引退は、本人にとってもクラブにとっても痛恨の極みであったことは間違いない。

しかし、ドイツ『キッカー』によると、カマーチョの引退によって不幸中の幸いと言うべき出来事が起こった。通常、クラブは選手を獲得する際、さまざまな事態が生じることを想定し、保険に加入しているという。
ヴォルフスブルクも例外ではなく、カマーチョをスペインのマラガから1400万ユーロ(約17億円)で獲得した際、その1割を保険にかけていた。その結果、同紙の情報によれば、クラブは今回1100万ユーロ(約13億円)を受け取ったようだ。

カマーチョの無念を思えば手放しで喜ぶことは出来ないかもしれないが、クラブにとって大きな収入となったことは間違いない。何事も「備えあれば患いなし」を証明するような出来事と言えるだろう。

イグナシオ・カマーチョの関連記事

アトレティコ・マドリーは9日、OBのガビ氏とイグナシオ・カマーチョ氏が、コーチライセンス取得の一環としてクラブに戻ってきたことを発表した。 同クラブの下部組織出身であったガビ氏は、2004年から2007年、2011年から2018年と、2度にわたってトップチームに在籍し、通算10年間で公式戦417試合に出場した。2 2021.09.10 14:15 Fri
ヴォルフスブルクに所属する元スペイン代表MFイグナシオ・カマーチョ(30)が現役引退を発表した。クラブ公式サイトが伝えた。 クラブの発表によると、カマーチョは負傷の影響によりプレーがもうできなかったと決断。30歳の若さながらスパイクを脱ぐことを決断し、14日に記者会見で引退を発表した。 レアル・サラゴサのユ 2020.09.15 09:20 Tue
▽ヴォルフスブルクは8日、マラガから元スペイン代表MFイグナシオ・カマーチョ(27)を獲得した。契約期間は2021年までの4年間で、背番号は4を着用する。 ▽アトレティコ・マドリーのカンテラ出身のカマーチョは、2008年の1月にトップチームに昇格。同年3月のバルセロナ戦でリーガデビューを果たすと、リーグ戦10試合 2017.07.09 02:19 Sun

ヴォルフスブルクの関連記事

ヴォルフスブルクは4日、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督(57)を即時解任したことを発表した。 なお、U-19チーム監督のダニエル・バウアー氏(42)が暫定監督をと務め、U-19チームでアシスタントコーチを務めるユリアン・クラムト氏とU-16チーム監督のトビアス・ホルム氏がコーチを務めるとのことだ。 オースト 2025.05.05 11:00 Mon
ドルトムントは3日、ブンデスリーガ第32節でヴォルフスブルクをホームに迎え、4-0で快勝した。 前節ホッフェンハイム戦を3-2で競り勝って連勝とし、6位浮上としたドルトムント(勝ち点48)は、ホッフェンハイム戦のスタメンからジャンに代えて負傷明けのグロスのみを変更した。 12位ヴォルフスブルク(勝ち点39) 2025.05.04 05:57 Sun
フライブルクは26日、ブンデスリーガ第31節でヴォルフスブルクとのアウェイ戦に臨み、1-0で勝利した。フライブルクのMF堂安律は87分までプレーしている。 前節ホッフェンハイム戦を堂安のゴールなどで3-2と競り勝って連勝とし、5位に順位を戻したフライブルク(勝ち点48)は堂安が[4-2-3-1]の右MFでスタメン 2025.04.27 04:31 Sun
マインツは19日、ブンデスリーガ第30節でヴォルフスブルクをホームに迎え、2-2で引き分けた。マインツのMF佐野海舟はフル出場している。 前節ホッフェンハイムに敗れて4試合勝ちなしと足踏みの5位マインツ(勝ち点46)は佐野が[3-4-2-1]のボランチで先発となった。 12位ヴォルフスブルク(勝ち点38)に 2025.04.20 06:28 Sun
DFBポカール準々決勝の2試合が25、26日に行われた。 2年ぶりの王座を目指すRBライプツィヒは、ホームでヴォルフスブルクと対戦し1-0で勝利した。 ライプツィヒは開始早々の4分にカンプルが左サイドのスペースへロングパスを送ると、左サイドを駆け上がったシェシュコがダイレクトクロス。これをニアに走り込んだオ 2025.02.27 08:10 Thu

ブンデスリーガの関連記事

最終節を前に前節、FW町野修斗のホルシュタイン・キールとMF三好康児のボーフムの降格が決定したブンデスリーガ。最終節の注目は3チームによる残り2枠を懸けたチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いに絞られた。 そのCL出場を争うMF堂安律の4位フライブルク(勝ち点55)は3位フランクフルト(勝ち点57)と対戦する。フ 2025.05.17 14:00 Sat
バイエルンとトッテナムは16日、プレシーズンマッチでバイエルンと対戦することを発表した。 バイエルンは昨シーズン逃したブンデスリーガの優勝を今シーズンは達成。対するトッテナムは、今シーズンのプレミアリーグで大苦戦。残り2節で17位と低迷している一方で、ヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進出し、マンチェスター・ユナ 2025.05.16 19:30 Fri
ボルシアMGの日本代表DF板倉滉(28)が今シーズン限りで退団。夏に移籍を果たすことになるという。ドイツ『ビルト』が伝えた。 板倉は2019年1月に川崎フロンターレからマンチェスター・シティに完全移籍。そのままオランダのフローニンヘンへ2度のレンタル移籍を経験すると、その後はシャルケにレンタル移籍。2022年7月 2025.05.16 14:45 Fri
ウニオン・ベルリンは15日、ドイツ人MFラニ・ケディラ(31)との契約延長を発表した。契約期間に関する詳細は明かされていない。 今シーズンもブンデスリーガ31試合に出場し、最終節の古巣アウグスブルク戦はクラブ通算150試合目のメモリアルゲームとなる31歳MFは、今回の契約延長に際してクラブに対する想いを語った。 2025.05.15 23:43 Thu
フランクフルトは15日、ディノ・トップメラー監督(44)との契約を2028年6月30日まで延長したことを発表した。 オリバー・グラスナー前監督の退任に伴い、2023-24シーズンからフランクフルトの新指揮官に就任したトップメラー監督。 就任1年目は前年の7位を上回るブンデスリーガ6位フィニッシュに導くと、2 2025.05.15 21:30 Thu

イグナシオ・カマーチョの人気記事ランキング

1

レジェンド・ガビ、コーチライセンス取得のためアトレティコに復帰!

アトレティコ・マドリーは9日、OBのガビ氏とイグナシオ・カマーチョ氏が、コーチライセンス取得の一環としてクラブに戻ってきたことを発表した。 同クラブの下部組織出身であったガビ氏は、2004年から2007年、2011年から2018年と、2度にわたってトップチームに在籍し、通算10年間で公式戦417試合に出場した。2018年の2度目の退団後はカタールのアル・サッドに活躍の場を移し、昨年11月末に現役引退を決断していた。 一方のカマーチョ氏もアトレティコの下部組織出身で、2008年に17歳でトップチームデビューした逸材だった。しかし、監督交代の影響もあって出場機会に恵まれず、公式戦50試合の出場にとどまり、2011年1月にマラガへ移籍。その後は2017年にヴォルフスブルクに移籍し、ガビより2カ月ほど先に引退を発表していた。 そんな2人がこの度、アトレティコに帰還。両者はUEFAのA級ライセンス取得のため、スペインサッカー連盟(RFEF)のコーチングコースを受講中で、今後数カ月にわたりいくつか他のチームや別カテゴリーを回って、指導者としての知見を深めていくようだ。 ガビ氏はU-19にあたるフベニールAに配属され、アシスタントコーチを務めるフェルナンド・トーレス氏と再会を果たすことになるとのこと。カマーチョ氏はU-18チームに配属されている。 2021.09.10 14:15 Fri

ヴォルフスブルクの人気記事ランキング

1

スパーズが逸材ファン・デ・フェン獲得に動く! 左利きの快足CB

トッテナムが、ヴォルフスブルクのU-21オランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェン(22)の獲得に動いているようだ。 トッテナムは今夏の移籍市場で左利きのセンターバックの獲得を優先事項のひとつに。バルセロナにローンバックしたフランス代表DFクレマン・ラングレの動向を注視しつつ、その他のターゲットをリストアップ。 一部ではマンチェスター・シティのスペイン代表DFアイメリク・ラポルテにオファーを拒否されたとの報道もあり、現在はウォルバーハンプトンのイングランド人DFマクシミリアン・キルマンの名前が具体的な候補として挙がっている。 そのリストに新たに加わったのが、過去にリバプールからの関心も伝えられたオランダの新鋭だ。 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、トッテナムはファン・デ・フェンをレバークーゼンのブルキナファソ代表DFエドモン・タプソバと共にトップターゲットの一人とみなしており、すでに代理人サイドと交渉をスタートさせているという。 ファン・デ・フェンは、2021年8月にフォレンダムからヴォルフスブルクへ加入。今シーズンはブンデスリーガ33試合に出場し、1ゴール2アシストの数字を残した。 193cmの体躯を誇るが、最大の魅力はブンデスリーガで時速35.87kmを記録した驚異的なスピード。本職はセンターバックながらも、そのスピードと足元の技術を生かしてサイドバックも遜色なくこなす。 プレミアリーグでプレーするには課題の空中戦やデュエルの部分でさらなる成長が求められるところだが、積極果敢な持ち運びや安定したパス能力はアンジェ・ポステコグルー監督が求めるプロフィールと合致する。 2023.06.25 13:35 Sun
2

【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.38“鬼軍曹マガト”日本人選手の活躍も/ヴォルフスブルク[2008-09]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.38</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2008-2009シーズン/ヴォルフスブルク 〜鬼軍曹の下で初戴冠〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2008-09wolfsblug.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:フェリックス・マガト(56) 獲得タイトル:ブンデスリーガ 攻撃力9:★★★★★★★★★☆ 守備力7:★★★★★★★☆☆☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係7:★★★★★★★☆☆☆ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">鬼軍曹マガト</div> 世界的な自動車メーカーであるフォルクスワーゲンを親会社に持ちながら、ドイツの中で中堅クラブという地位に過ぎなかったヴォルフスブルク。しかし、バイエルンで2連覇を達成したマガト監督を2007年に招へいしたチームは、初年度こそ11位に終わったものの、続く2008-09シーズンにクラブ史上初となるリーグ制覇を成し遂げる。 シーズン序盤は不安定な戦いが続き、前半戦を9位で終えた。しかし、ウィンターブレイクを挟んで後半戦に入ると一変。19節から連勝街道を走り(結果的に10連勝)、第26節でバイエルンを5-1で下してついに首位に躍り出た。 その後、ヴォルフスブルクは首位の座を明け渡すことなく、本拠地フォルクスワーゲン・アレーナでの最終節を迎える。そして、ブレーメンに5-1で勝利を収めて優勝決定。悲願となるクラブ史上初のマイスターシャーレを掲げた。 この当時のヴォルフスブルクは、長谷部と大久保の日本人2選手が在籍していた。2007-08シーズンの冬に移籍した長谷部は、厳しい練習を課すマガト監督の信頼を勝ち取り、ポジションを奪取。シーズン終盤こそケガで戦列を離れたが、チームの優勝に大きく貢献した。一方の大久保は2008-09シーズンの冬に移籍したが、ジェコとグラフィッチの強力2トップの存在もあり、あまり出場機会を得ることができず。大きなインパクトを残せなかった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">2トップの威力</div> 鬼軍曹・マガト監督の下、厳しいトレーニングを乗り越えたチームの特徴は、破壊力のある2トップ。得点王のタイトルを獲得したグラフィッチが28得点、得点ランク2位のジェコが26得点と2人でゴールを荒稼ぎした(チームの総得点は80得点)。 この強力2トップに良質なボールを供給したのがトップ下のミシモビッチ。正確なパスで攻撃を司り、7ゴール20アシストという素晴らしい成績を残した。脇を固めた長谷部、ゲントナー、リーターらは豊富な運動量で攻守に奔走。中盤の底に位置したジョズエが守備に徹してチームを支えた。 最終ラインは、このシーズンにイタリアからやってきたバルザーリを中心に安定した守備を披露。最後尾に位置した守護神のベナーリオは抜群のショットストップを見せた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWエディン・ジェコ(23)&FWグラフィッチ(30)</span> 合わせて54得点を叩き出した強力2トップ。大型ストライカー2人は、足元のうまさも兼備し、抜群の破壊力を見せた。特に、このシーズンで評価を大きく高めたジェコは、ビッグクラブから狙われる移籍市場の大目玉となり、2011年にはマンチェスター・シティへ移籍を果たした。その後はローマでプレーしている。 2019.04.22 12:00 Mon
3

ポーランド代表の逸材MFカミンスキが来季からヴォルフスブルクに加入、5年契約

ヴォルフスブルクは10日、ポーランド代表MFヤクブ・カミンスキ(19)を完全移籍で獲得することを発表した。 契約期間は2027年夏までの5年間。2022年夏に加入することとなる。 カミンスキは、レフ・ポズナンのアカデミー育ち。2018年12月に16歳でファーストチームに昇格した逸材だ。 左右のウイングでプレーするカミンスキは、ここまで公式戦85試合に出場し13ゴール13アシストを記録。今シーズンのエクストラクラサ(ポーランド1部)でも、ここまで19試合に出場し6ゴール4アシストの活躍を見せている。 カミンスキは「僕にとって、ブンデスリーガに移籍することは絶対的な夢の実現だ。僕は新しい挑戦を本当に楽しみにしており、毎週トップレベルで成長し、自分自身を証明できることを楽しみにしている」とコメントしている。 2021年9月のカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選のサンマリノ代表戦でポーランド代表デビューを果たしている。 2022.01.11 21:16 Tue
4

ミラン、ヴォルフスブルクのU-21ベルギー代表MFブランクスを買取OP付きレンタルで獲得

ミランは1日、ヴォルフスブルクのU-21ベルギー代表MFアステル・ブランクス(19)を買い取りオプション付きのレンタルで獲得したことを発表した。 レンタル料は200万ユーロ(約2億8000万円)、買い取る際の移籍金は1200万ユーロ(約16億7000万円)とのことだ。 ブランクスはメヘレンの下部組織出身で、2019年7月に16歳でプロデビューを果たすと、昨夏ヴォルフスブルク入り。昨季はブンデスリーガで24試合(先発12試合)に出場し、2ゴールを記録する活躍を見せていた。 ミランでは今夏、MFフランク・ケシエがバルセロナに移籍しており、ブランクスはそのケシエの後釜として期待された格好だ。 2022.09.02 02:30 Fri
5

トッテナムがCB補強! ヴォルフスブルクのDFファン・デ・フェンと6年契約、背番号は「37」

トッテナムは8日、ヴォルフスブルクのU-21オランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェン(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。 契約期間は2029年夏までの6年間。背番号は「37」に決定した。 イギリス『スカイ・スポーツ』によると、移籍金は3450万ポンド(約62億8000万円)となり、最大で4300万ユーロ(約78億2000万円)になるとのことだ。 ファン・デ・フェンはフォレンダムの下部組織で育ち、2019年7月にファーストチームに昇格。2021年8月にヴォルフスブルクへと完全移籍した。 ヴォルフスブルクでは2シーズンで公式戦41試合に出場し1ゴール2アシスト。センターバックとしてチームの守備を支えた。 アスリート能力に長けており、センターバックだけdねあく左サイドバックでもプレーが可能。U-21オランダ代表としても11試合に出場していた。なお、カタール・ワールドカップ(W杯)ではオランダ代表に予備登録されていた。 2023.08.08 20:28 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly