神戸が執念みせる! 90分から2発で横浜FMと壮絶ドロー《J1》
2020.08.29 20:10 Sat
明治安田生命J1リーグ第13節のヴィッセル神戸vs横浜F・マリノスが29日にノエビアスタジアム神戸で行われ、3-3の引き分けに終わった。
自滅から先手を許した横浜FMだったが、27分にカウンター攻撃から反撃。自陣ハーフライン付近で仲川がボールを受けると、そのままボックス中央手前まで持ち運んで左サイドにパスを送る。最後は並走してきたマルコス・ジュニオールがボックス左からゴール右に蹴り込んで同点に追いつく。
さらに、横浜FMは32分、ボックス左で前田が反転した際に菊地に倒されてPKのチャンスを獲得。キッカーを務めたマルコス・ジュニオールがGK飯倉の逆を突くシュートをゴール右に放ち、逆転に成功する。
2点差に突き放された神戸は62分に4枚替えを敢行し、酒井や古橋など主力を投入。64分には山口が供給した右CKから藤本が合わせるも、ゴールライン上でティーラトンのカバーに阻まれてしまう。
その後、ジュニオール・サントスに2度の決定機を許すも、凌いだ神戸は試合終了間際の90分から執念を見せる。セルジ・サンペールのサイドチェンジを受けた酒井が敵陣中央左サイドからアーリークロス。ニアサイドに走り込んだ藤本が右足を伸ばし、ゴールネットを揺らして1点差に詰め寄る。
さらにその1分後にはセルジ・サンペールのスルーパスに抜け出した古橋がGKと一対一の局面を迎える。GKの頭上を越すループシュートを冷静に流し込んで、神戸が土壇場で追いついてみせる。
直後には左サイドを攻略して小川に決定機が訪れるも、決めきれず試合は3-3で終了。意地を見せた神戸は3戦無敗とした。一方、2点のリードを守り切れなかった横浜FMは4連勝を逃している。
ヴィッセル神戸 3-3 横浜F・マリノス
【神戸】
藤本憲明(前18、後45)
古橋亨梧(後45+1)
【横浜FM】
マルコス・ジュニオール(前27、前33)
仲川輝人(後8)
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前節、川崎フロンターレと2-2で引き分けた9位・神戸はその一戦から先発6名を大幅変更。アンドレス・イニエスタ、トーマス・フェルマーレン、ドウグラスらが欠場した。一方、3連勝と調子を上げる6位・横浜F・マリノスは4-1の快勝を収めた北海道コンサドーレ札幌戦から7名を変更し、仲川や喜田が先発に名を連ねた。好調の勢いそのままに試合序盤から圧倒する横浜FMに対して、守勢の神戸が先にスコアを動かす。18分、山口の縦パスを処理したGK朴がボックス中央手前でパスミス。このルーズボールを拾った藤本が朴を振り切って無人のゴールに流し込んだ。さらに、横浜FMは32分、ボックス左で前田が反転した際に菊地に倒されてPKのチャンスを獲得。キッカーを務めたマルコス・ジュニオールがGK飯倉の逆を突くシュートをゴール右に放ち、逆転に成功する。
リードを手にしたまま試合を折り返し、51分に与えた初瀬のFKをGK朴の好守で難を逃れた横浜FM。その直後の53分には敵陣でボールを奪うと、細かく繋いでボックス左の扇原に渡る。扇原がGKが触れない絶妙なグラウンダークロスを供給すると、ファーサイドの仲川が右足で押し込んでリードを広げる。
2点差に突き放された神戸は62分に4枚替えを敢行し、酒井や古橋など主力を投入。64分には山口が供給した右CKから藤本が合わせるも、ゴールライン上でティーラトンのカバーに阻まれてしまう。
その後、ジュニオール・サントスに2度の決定機を許すも、凌いだ神戸は試合終了間際の90分から執念を見せる。セルジ・サンペールのサイドチェンジを受けた酒井が敵陣中央左サイドからアーリークロス。ニアサイドに走り込んだ藤本が右足を伸ばし、ゴールネットを揺らして1点差に詰め寄る。
さらにその1分後にはセルジ・サンペールのスルーパスに抜け出した古橋がGKと一対一の局面を迎える。GKの頭上を越すループシュートを冷静に流し込んで、神戸が土壇場で追いついてみせる。
直後には左サイドを攻略して小川に決定機が訪れるも、決めきれず試合は3-3で終了。意地を見せた神戸は3戦無敗とした。一方、2点のリードを守り切れなかった横浜FMは4連勝を逃している。
ヴィッセル神戸 3-3 横浜F・マリノス
【神戸】
藤本憲明(前18、後45)
古橋亨梧(後45+1)
【横浜FM】
マルコス・ジュニオール(前27、前33)
仲川輝人(後8)
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Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給クラブと支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位は福島に
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