【CL決勝特集②・キーマッチアップ】変幻自在のミュラーvsマルキーニョス

2020.08.23 16:45 Sun
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2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝、パリ・サンジェルマン(PSG)vsバイエルンが日本時間8月23日28時からポルトガル・リスボンのエスタディオ・ダ・ルスで開催される。初のファイナル進出で悲願のビッグイヤー獲得を目指すフランス王者と、7年ぶり6度目の優勝を目指すドイツ王者による大一番を前に、戦局を左右する3つのマッチアップに焦点を当てて、両チームのキープレーヤーを紹介していく。

◆絶好調のメガクラック相手に守備の真価試される
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今回のファイナルにおいてもハイラインを敷くバイエルンはリヨン戦同様に快足アタッカーのムバッペが最も脅威になる存在だが、攻撃の全権を握るメガクラックへの対応も同様に重要な課題となる。その中でセンターバックとして存在感を放つアラバの真価が試される。

◆FWネイマール(28歳/パリ・サンジェルマン)
CL出場試合:6試合(先発5)、出場時間:495分
得点数:3、アシスト数:4
献身性と共に自由を謳歌するメガクラック。今季は実質4トップともいえる[4-4-2]の超攻撃的な布陣の左サイドを主戦場にしてきたが、イカルディの不調やカバーニの退団を受け、CL準々決勝以降は[4-3-3]の3トップの中央でフリーマンとしてプレー。アタランタ戦では絶妙な立ち位置でボールを引き出し、そこから相手DF2枚と対峙してもファウルすらさせない圧巻のドリブル突破、高精度のラストパスで相手守備を翻弄する見事な働きを見せた。

一方、ライプツィヒ戦ではムバッペとディ・マリアの復帰に伴い、アタランタ戦同様に中盤に落ちて前線の起点役を担いながらも、よりシンプルにプレーし、勝負どころで持ち味の積極的な仕掛けでアクセントを作った。今回のファイナルではアタランタ同様のプレッシング強度に加え、より組織的で狡猾な相手のハイプレスを前にボールを引き出し、縦に速い攻撃の起点役を担いたい。また、直近2試合では再三の決定機を逸しているだけに、フィニッシュの精度改善が必須だ。

◆DFダビド・アラバ(28歳/バイエルン)
CL出場試合:7試合(先発7)、出場時間:586分
得点数:0、アシスト数:0
世界屈指の万能型センターバック。キャリア初期はセントラルMFとして台頭も、アスリート能力や運動量、守備センスを買われて左サイドバックに定着したオーストリア代表はフリック監督の下でセンターバックに完全コンバート。180cmと屈強なターゲットマン相手にはさすがに分が悪いが、簡単に当たり負けする場面はほぼなく、アジリティやプレーリードを武器にワールドクラスのアタッカーを封じ込める守備能力を有す。さらに、一度ボールを持てば、局面を変えるドリブルでの運び、長短織り交ぜた正確なパスで攻撃の出発点として多大な貢献を見せている。

決勝に向けては相棒がボアテング、ジューレのいずれになるかは不明だが、攻守両面で最終ラインをけん引する働きが求められる。とりわけ、前線でフリーマンを担うネイマールに対しては、2人のセントラルMFと密にコミュニケーションを取りながら、フリーでボールを受けさせない、簡単に前を向かせないソリッドな対応が必要だ。加えて、ムバッペ、ディ・マリアと対峙するサイドバックへのサポートも求められる。

◆変幻自在のアシストマシーンを捕まえ切れるか
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一方、PSGの守備陣も前線で神出鬼没の動きを見せるミュラーをいかに抑え込むかが、重要な課題となる。その中でアンカーに入るマルキーニョスのパフォーマンスが鍵を握る。

◆DFマルキーニョス(26歳/パリ・サンジェルマン)
CL出場試合:10試合(先発10)、出場時間:880分
得点数:2、アシスト数:0
守備的MFで新境地開く世界屈指のセンターバック。ローマ時代からスピード派センターバックとして高い評価を集めたマルキーニョスは、PSG加入後に同胞チアゴ・シウバと長らくセンターバックコンビを築いてきた。だが、トゥヘル監督の就任以降は守備的MFにタレントが不在ということもあり、アンカーが主戦場となっている。なまじ機動力、守備範囲が広いと色んな局面に顔を出して危険なポジションを空けてしまうきらいがあるものの、26歳にして百戦錬磨の経験を持つブラジル代表は的確な判断、ポジショニングで守備のバランスを整えている。

決勝に向けては世界最高のストライカーであるレヴァンドフスキを相手に、さすがのセンターバックコンビも対応に手いっぱいとなるはずだ。そういった中、局面に応じて嫌らしいポジショニング、守備の裏を欠くプレーでカオスをもたらす“自由人”への対応はマルキーニョスの担当となる。普段通り、危険なスペースを埋めながら、ミュラーを捕まえ、且つゴレツカらの飛び出しへの対応など局面に応じた的確なプレー判断が求められる。

◆MFトーマス・ミュラー(30歳/バイエルン)
CL出場試合:9試合(先発6)、出場時間:619分
得点数:4、アシスト数:2
神出鬼没のチャンスメーカー。フリック監督就任以降はトップ下、セカンドトップの絶対的な主力として、その空間把握能力、チャンスを嗅ぎ分ける独特な嗅覚を生かしたプレーで、多くの決定機を創出し続けている。今季はブンデスリーガ新記録となるシーズン21アシストを記録した中、CL決勝トーナメントの舞台でも圧巻のパフォーマンスを継続。とりわけ、バルセロナ相手に8-2の歴史的大勝を飾った準々決勝では2ゴールとチャンスメークに加え、ハイプレスをけん引する出色のパフォーマンスを披露し、マン・オブ・ザ・マッチに輝いた。

中央の守備のトライアングルが非常に堅固なPSGに対しては、普段通りサイドを起点とした攻めがベースとなるが、それは相手も徹底的に対策してくるはずだ。そういった中、自身や3列目から飛び出す2セントラルMFがアンカー脇のスペースをいかに効果的に使えるかが、堅守攻略の第一歩となる。さらに、守備面ではレヴァンドフスキと共にセンターバックコンビとマルキーニョスの3人にきっちり制限をかけたい。

◆中盤の主導権を掴むのは
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互いに前線と最終ラインに強力なタレントが揃っているため、攻撃陣vs守備陣の構図が色濃い一戦となるが、共にボールを大事にするプレースタイルを志向するため中盤での主導権争いが勝敗のカギを握る。その中で2人の司令塔のプレーに注目が集まるところだ。

◆MFマルコ・ヴェッラッティ(27歳/パリ・サンジェルマン)
CL出場試合:8試合(先発6)、出場時間:562分
得点数:0、アシスト数:0
パリの巨人の絶対的司令塔。PSG加入8年目で絶対的な主力に君臨するヴェッラッティは、今季も中盤に安定と創造性をもたらす唯一無二のプレーで存在感を放っていた。ただ、CL決勝トーナメントにおいてはドルトムントとの2ndレグをサスペンションで、アタランタ戦をケガで欠場しており、チームに決勝へ連れてきてもらった格好だ。そのため、このファイナルではチームを勝利に導くゲームメイクを期待したいところだ。

チェルシー、バルセロナとポゼッション志向のチームが相次いで大敗したようにバイエルンの組織的且つ強度が高いプレッシングは、どんな相手もボール保持を困難にする威力を持つ。当然、トゥヘル監督もリヨンほどではないにしろ、状況に応じて後方から繋ぐことを断念するプランも考えているはずだ。ただ、バルセロナ同様に前線に高さや強さを持たないPSGが勝利する上ではある程度のボール支配が必要となる。そういった中、卓越したキープ力、打開力、展開力を持つヴェッラッティのプレーが相手のプレスを回避する上で重要なポイント。ゴレツカ、チアゴとのマッチアップを制し、正確なボールを自慢の3トップに届けたい。

◆MFチアゴ・アルカンタラ(29歳/バイエルン)
CL出場試合:9試合(先発8)、出場時間:737分
得点数:0、アシスト数:2
ラストマッチで有終の美を飾るゲームメークを。2013年に加入しブンデスリーガ7度の優勝に貢献してきた魔術師も、今回のファイナルを持ってクラブを去ることが決定的な状況だ。今季のリーグ再開後はそ径部の手術を受けた影響もあり、このままフェードアウトの形での退団も予想されたが、何とかこのCL決勝トーナメントに間に合った。さらに、DFパヴァールの負傷に伴い、MFキミッヒが右サイドバックに移ったことで、セントラルMFの主力として出番が与えられると、直近の全3試合で先発出場し、ハイパフォーマンスを継続中だ。

プレッシングの応酬が想定される中、最終ラインと近いポジションでボールを引き出し、ビルドアップをサポートするチアゴに対してはヴェッラッティやエレーラを中心に相手の中盤や前線からの徹底監視が予想される。そこで不用意にボールを失えば、相手十八番のショートカウンターを浴びることになるが、逆にプレスを剥がせれば、一気に局面を変えることが可能。立ち位置、ボールの置き所に人一倍こだわりを持つスペイン代表MFの相手をいなすプレーに注目したい。
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【ラ・リーガ・シーズンプレビュー】継続路線の王者マドリーが大本命! 大混乱バルサは劇薬クーマンが吉と出るか凶と出るか

2020-21シーズンのラ・リーガが9月12日(土)に開幕を迎える。昨シーズンは新型コロナウイルスによる異例の長期中断を経て、再開後に独走したレアル・マドリーが3年ぶりの覇権奪還。迎えた新シーズンも昨季王者がタイトルレースをけん引する見込みだ。 ◆継続路線で連覇に向け揺らぎなし~レアル・マドリー~ <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200911_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 優勝候補の筆頭は連覇を狙う王者マドリーだ。昨季は序盤戦こそ主力のコンディション不良によって出遅れたものの、主将DFセルヒオ・ラモス、エースFWベンゼマ、守護神クルトワの圧巻の勝負強さ、序盤、中盤を支えた若手の台頭、終盤のベテランの復活とチームとしての総合力が光り、3シーズンぶりにリーグ優勝を果たした。 連覇を狙う新シーズンに向けては、積極補強を図った前年と異なり、ここまで主力クラスの新戦力補強がゼロ。コロナ禍で緊縮財政を強いられていることは間違いないが、ペレス会長、ジダン監督らの現有戦力への信頼、自信の表れとも取れる。 昨季、ほぼフル稼働だったMFカゼミロ、セルヒオ・ラモス、ベンゼマの代役不在は懸念材料も、DFミリトン、DFメンディ、MFバルベルデ、FWロドリゴ、FWヴィニシウスら若手の台頭により、各ポジションで質の高いターンオーバーが可能だ。これに適材適所の用兵が光るフランス人指揮官の采配が加われば、今季も安定した戦いが期待できる。 ライバルチームが昨季同様の勝ち点ペースを継続する場合、連覇の可能性は非常に高いと言えるが、前述の替えの利かない主力の長期離脱や有事に備え、来月初旬の移籍市場閉幕までに数人の新戦力の獲得は必要か。そのためには、MFベイルやFWヨビッチら一部余剰人員の整理を進めていきたい。また、昨季の目玉補強ながら期待外れに終わったMFアザールに関しては、再びウエイトオーバーでのシーズンインという報道も出ており、“第二のベイル”化が懸念されるところだ。 ◆劇薬クーマン招へいもメッシ退団希望など内部崩壊の危機~バルセロナ~ <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200911_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 2年ぶりの覇権奪還を目指すバルセロナだが、新シーズンに向けては前途多難な状況だ。バルベルデ、セティエンの2人の指揮官の下で戦った昨季は12シーズンぶりの無冠となる、近年で最悪のシーズンとなった。シーズンを通じた負傷者の多さに加え、チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦での屈辱的な大敗で露呈したように絶対的エースFWメッシへの依存が顕著な現スタイルの限界は明白だ。 そういった状況を踏まえ、クラブは新指揮官にクラブレジェンドであり、オランダ代表復権の礎を築いたクーマン新監督を招へい。だが、過去にバレンシアやエバートンなどで選手サイドと確執を繰り返した“劇薬”は就任直後にFWスアレスやMFラキティッチら一部主力に構想外を、メッシに対して特権はく奪を言い渡し物議を醸した。これにより、以前からバルトメウ会長以下クラブ首脳に不信感を募らせていたエースは今夏の退団希望を明言。最終的に超高額の契約解除金、メッシのクラブ愛を利用したクラブのゴネ得で事態は収拾されたものの、内部崩壊寸前と言わざるを得ない。 ほぼぶっつけ本番でのシーズンインということもあり、クーマン監督の起用法、スアレスやMFビダルらの去就、MFピャニッチら新戦力の扱いなど、未知数な部分が多いが、エースのモチベーションの問題を含め、現時点では昨季以上に厳しいシーズンを送る可能性も否定できない。 ◆継続路線も副官ブルゴス退団の影響は?~アトレティコ・マドリー~ <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200911_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季3位のアトレティコは王者マドリー同様にここまで継続路線を築く。FWグリーズマンやDFゴディンら黄金時代の主力が去り、新星FWフェリックスら多くの新戦力を迎え入れ、心機一転を図った昨季はシーズン後半に盛り返して最低限の3位フィニッシュを成し遂げたが、得点力不足や勝負弱さを感じさせる1年となった。 新シーズンに向けては懸念されたMFサウールやGKオブラク、DFヒメネスなど主力の流出阻止に成功しているが、深刻な財政難によって、ここまでの目立った補強はMFカラスコを完全移籍で買い取ったのみだ。もちろん、加入2年目のフェリックスやMFマルコス・ジョレンテに大きな伸びしろが期待できるが、盤石のマドリーに比べると、やや停滞感が漂う継続路線と言えるだろう。そのため、要改善の攻撃に関しては新たなアタッカーの獲得が急務と言える。 また、チームのオーガナイズの部分で大きな懸念材料となっているのが、長年シメオネ監督の相棒を務めてきた副官ブルゴスの退団だ。これまで熱くなりやすい闘将の手綱をうまく握ってコントロールしつつ、戦術・人心掌握の部分でも多大な貢献を果たした名脇役は監督として独り立ちするために昨季限りでクラブを離れた。後任候補として元主将のガビがコーチングスタッフに入閣したが、経験不足は否めない。 ◆3強に食い込むのは?~セビージャ、ビジャレアル、レアル・ソシエダ~ <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200911_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季も飛び抜けた戦力、実績を持つ前述の3強が優勝争いをリードしていくが、その争いに絡むことが期待されているのは、セビージャ、ビジャレアル、レアル・ソシエダの3チームだ。 昨季、ロペテギ監督の下でラ・リーガ4位フィニッシュに加え、ヨーロッパリーグ(EL)制覇を成し遂げる充実の1年を過ごしたセビージャ。新シーズンに向けては重鎮MFバネガ、DFレギロンと躍進を支えた2選手がチームを離れたものの、MFラキティッチの帰還、リーグ屈指の若手MFオスカル・ロドリゲスをすでに確保し、主力の流出阻止にも成功している。また、敏腕SDモンチ氏が昨季同様に市場閉幕までに“掘り出し物”の獲得に動くはずだ。そのため、バルセロナやアトレティコの状態次第では王者と優勝を争う可能性は十分にありそうだ。 MF久保建英の加入で日本でも俄然注目が集まるビジャレアルは、昨季5位躍進の立役者となったカジェハ監督に代わって、今季から百戦錬磨のスペイン人指揮官、エメリ監督を招へい。さらに、MFカソルラとMFブルーノという重鎮が旅立った中、久保やバレンシアから主将MFパレホ、MFコクランと実力者を迎え入れ、ELとの二足の草鞋に耐えうるスカッドを構築している。 また、昨季はリーグ再開後の失速により、CL出場権獲得を逃がすも、魅力的なアタッキングフットボールで前半戦の主役となったソシエダでは、マドリーにレンタルバックしたMFウーデゴールの後釜に、マンチェスター・シティで多くのタイトル獲得に貢献したMFダビド・シルバを獲得。FWオヤルサバル、FWイサク、MFメリノといった若手逸材との融合に大きな期待感が高まる。 その他では智将マヌエル・ペジェグリーニ監督を招へいし、GKブラーボやDFモントーヤらを迎え入れた新生ベティス、エースFWロドリゴやパレホ、FWフェラン・トーレスら主力の大量流出が続き、ハビ・グラシア監督の立て直しの手腕が求められる混迷のバレンシアにも注目したい。 ◆久保に更なる飛躍の予感、岡崎がプリメーラ初参戦~日本人選手~ <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200911_100_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 開幕時点で今季のプリメーラでプレーする日本人選手は、ビジャレアルのMF久保建英と、エイバルのMF乾貴士、ウエスカのFW岡崎慎司の3選手だ。 その3人の中でも、とりわけ注目を集めるのが久保だ。昨夏、マドリーに加入した久保は昇格組のマジョルカに即レンタル。チームは19位で降格の憂き目に遭うも、久保自身は35試合に出場し4ゴール5アシストとプリメーラデビューシーズンで確かな存在感を示した。特に、リーグ再開後は持ち味のテクニック、戦術眼に強さとスピードが加わり、切れ味鋭い仕掛け、視野の広さとキック精度を生かした高精度のチャンスメークで、異次元のパフォーマンスを披露。 その活躍により、今夏には国内外の約30クラブがレンタル先として名乗りを挙げた中、昨季5位のビジャレアルを新天地に選択した。プレシーズンでは[4-2-3-1]のトップ下、右ウイングを主戦場に好パフォーマンスを披露しており、マジョルカ時代に比べて周囲のレベルが大きく上がった中で更なる飛躍の予感が漂う。 また、プリメーラ初挑戦となる岡崎のパフォーマンスにも大きな注目が集まる。シュツットガルト、マインツ、レスター・シティ、マラガ(加入も選手登録許可されず)を経て、昨夏にセグンダのウエスカに加入した34歳のベテランFWは、リーグ戦37試合に出場しチーム最多の12ゴールを挙げる、さすがの活躍でウエスカのセグンダ優勝に大きく貢献。自らの力で夢のプリメーラへの道を切り開いた。全体のレベルが大きく上がるプリメーラでの戦いは厳しいものになると思われるが、持ち味の泥臭さと確かな得点感覚でチームを残留に導く働きを期待したい。 共に心機一転のシーズンに臨む久保、岡崎と異なり、エイバル復帰2年目の乾は、背番号を「14」に変更した以外、落ち着いた形でのシーズンインとなる。昨季は29試合2ゴール4アシストと数字上での貢献は限定的だっただけに、MFオレジャナが旅立って再構築を図るアタッキングユニットの中でより数字にこだわったプレーが求められるところだ。 2020.09.12 15:00 Sat
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メッシ“33歳”の決断、33歳のマラドーナ加入を経験した古巣サポーターは期待を胸にパレード敢行

20年を過ごすバルセロナへトランスファーリクエストを出したことで去就が大きな注目を集めているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ。しかし、地元は大きな騒ぎとなっているようだ。 ニューウェルズ・オールドボーイズでサッカーをしていたメッシは、2001年に13歳でバルセロナのカンテラに加入。そこからの輝かしいキャリアは説明するまでもないだろう。 バルセロナでは、731試合で634ゴール285アシストを記録し、ラ・リーガ10回、チャンピオンズリーグ4回など、34のタイトルをもたらせている。 <div id="cws_ad">◆13歳まで過ごしたニューウェルズ時代のメッシ超絶プレー集!<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJSZEttdjhUZyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> そのメッシが退団を口にしたことは、世界中でも大きな話題に。そして、どこでプレーするのかが最も関心を集めている。 移籍先候補筆頭はマンチェスター・シティとされ、その他にも、パリ・サンジェルマンやインテルの名前も挙がっている。 そんな中、地元のアルゼンチンではファンがパレードを行っているとイギリス『BBC』が報じた。 パレードを行ったのはメッシが幼少期にプレーしたニューウェルズのファンたち。メッシの故郷であるロサリオの街に集まり、呼び戻そうとパレードを行ったようだ。 バルセロナに入団するまでプレーしたニューウェルズにとっては、世界的大スターにまでに成長したメッシの復帰は願っても無いことだろう。 かつてメッシも古巣への復帰を口にしたことはあるが、誰もがキャリアのラストだと考えていたはず。もちろん、バルセロナからの移籍でという形だっただろうが、まだ先だと考えていたはずだ。 しかし、33歳とまだ第一線でプレー可能なメッシがバルセロナを退団すると言われれば、当然復帰を希望する。 もちろん、資金力もクラブとしての力も強いライバルがいるなかで、いくら故郷のクラブと言えどもニューウェルズに復帰する可能性は低いと考えるのが普通だろう。 しかし、その可能性が“ゼロ”と言えない前例がある。それが、“神の子”ディエゴ・マラドーナだ。 マラドーナは、アルヘンティノス・ジュニアーズでキャリアをスタート。その後、ボカ・ジュニアーズを経てバルセロナへと移籍。ナポリで名声を上げると、セビージャでプレーしていた1993年にニューウェルズに加入した。年齢は33歳。今のメッシと同じ年齢だ。 ピッチ外での問題も大きく抱えていたマラドーナだったが、母国の英雄が加入するとあって、ニューウェルズのファンは多いに沸いた。結果として、契約問題などもあり7試合しかプレーしなかったが、マラドーナが来たのだから、メッシが戻らないとは言えない。しかも、古巣だ。 クラブの副会長であるクリスチャン・ダミコ氏はアルゼンチン『Tycスポーツ』で「マラドーナがやってきて、誰もがありえないと思っていた。ニューウェルズのファンには、我々のシャツを着る最高の選手を夢見ていませんか?」とコメント。マラドーナのようにメッシが戻ってくることを期待するファンを煽る発言もしている。 世界中のサッカーファンの意見とすれば、バルセロナを退団してもヨーロッパの第一線でプレーする姿を見せて欲しいというものだろう。衰えを感じることもなく、まだまだ多くのゴールを見せてもらいたいものだ。 それはニューウェルズのファンも同様の考えの様子。サポーターズクラブの責任者であるジェイミー・ラルフさんは「メッシはニューウェルズのために1日ならプレーすると思うけど、個人的にはまだ早過ぎると思う」と素直な心境を語っている。 古巣に帰って来て欲しい気持ちもありながら、やはりトップで輝き続けて欲しいと願うのもファンの心理だろう。 ただ、アルゼンチンに帰る可能性は、まだ“ゼロ”ではない。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2020.08.28 22:10 Fri
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バルセロナの意向は明確、“王様”メッシとどう向き合うのか

トランスファーリクエストを出したことで去就が世界中の注目を集めているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ。数々のクラブが移籍先候補として挙がっている。 ブックメーカーを含め、最有力とされているのがマンチェスター・シティ。バルセロナで指揮を執ったジョゼップ・グアルディオラ監督がいることに加え、アルゼンチン代表のチームメイトであり友人のFWセルヒオ・アグエロが在籍していることもその理由の1つだ。 <div id="cws_ad">◆この喜ぶ姿はもう見られないのか?メッシのゴールセレブレーション!<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiIxUGc4Q0x2YyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> その他にはインテルやパリ・サンジェルマン(PSG)の名前も挙がっているが、決してバルセロナがメッシの退団希望を飲んだわけではない。 メッシ側の意見ばかりが報じられる中、バルセロナの新たなスポーツ・ディレクター(SD)に就任したラモン・プラネス氏は、メディアに向けてメッシの問題についてコメント。クラブとしての姿勢を明確に語った。 プラネス氏は「真実なのは、これがとても重要なニュースであったということだ」と語り、メッシの退団希望はクラブにとって重要案件だと認め、退団希望を出したことを認めた。 しかし、クラブとしての姿勢は変わらないと主張。残留に向けてクラブ全体で取り組むと語った。 「我々のアイデアは、世界で最高の選手を中心に、新しい勝利のサイクルを築くことだ。我々が望むのは、メッシが留まることであり、我々はいかなる退団も考えていない」 「レオはとてもリスペクトされるべきだ。バルセロナとレオは夫婦であり、両者はお互いに多くのことを与え、ファンに多くの喜びを与えた」 「私は近い将来がポジティブだと考えており、楽観的だ。メッシのような経験豊富な選手とチームの将来を担う選手は一緒にいる必要がある」 「バルサとメッシの関係が続くように全力を尽くす。レオを説得するために、内部的に取り組んでいる」 クラブとしては当然のことながらメッシの慰留に努めるとのこと。クラブとしても最大限メッシに歩み寄ろうと条件面でも交渉を進めていくことだろう。 一方で、メッシにとって何がトリガーとなり、今回のトランスファーリクエスト提出に至ったのかは、クラブも知るところではないはずだ。 一部報道では、ロナルド・クーマン監督がチームを改革していく中でのやり方に疑問を持ったともされているが、エルネスト・バルベルデ監督、キケ・セティエン監督とも良い関係ではなく、クラブ上層部のやり方に対して積もり積もったものもあるはずだ。 メッシは“王様”としてピッチ内外で与える影響は大きく、自身がプレーしやすい環境、選手の獲得を求めることもあるとも言われている。そういった点では、近年は自身の望みが叶っていない部分もあるだろう。 ワガママと一言で片付けることもできるが、プロキャリアで731試合に出場し634ゴール285アシスト、15年間で34ものタイトルをチームにもたらした功績を考えれば、クラブとしても大きな見返りをもらっている状況だ。 しかし、近年はクラブの弱体化が叫ばれ、バルサの哲学も失われたと一部のファンは怒りの矛先をジョゼップ・マリア・バルトメウ会長に向けている。今回のメッシが退団を希望する件も、ここ数年にわたるクラブの姿勢が原因だとし、会長を槍玉に挙げている状況だ。 バルセロナは2021年3月に会長選があり、そこでは現職のバルトメウ会長の再選はないと見られている。トップが変わればクラブも変化し、環境が大きく変わる可能性もある。 偉大なるエースとして良い時も悪い時も矢面に立たされるメッシ。バルセロナの“王様”が望むものはなんなのか。本当にバルセロナというクラブ、自身を応援する人々へ嫌気がさしたのか。クラブは、その胸の内を聞くところからスタートすることになりそうだ。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2020.08.27 18:15 Thu
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