【CL決勝特集①】劇的勝利で鬼門突破! 一皮剥けた姿で悲願のビッグイヤー獲得へ~パリ・サンジェルマン~
2020.08.22 19:00 Sat
2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝、パリ・サンジェルマン(PSG)vsバイエルンが日本時間8月23日28時からポルトガル・リスボンのエスタディオ・ダ・ルスで開催される。初のファイナル進出で悲願のビッグイヤー獲得を目指すフランス王者と、7年ぶり6度目の優勝を目指すドイツ王者による大一番を前に、ここまでの両チームの勝ち上がりを振り返っていく。
◆パリ・サンジェルマン
2019-20シーズンCL戦績
8勝1敗1分け
25得点5失点
◆主力出遅れも最多王者圧倒の勢いで無敗突破!

リーグ・アン2連覇のPSGは、大会最多優勝を誇るレアル・マドリー、トルコ王者ガラタサライ、ベルギー王者クラブ・ブルージュと同じグループAに入った。
2強2弱というグループ構成ということもあり、チームの目標は自ずと決勝トーナメントを優位に進めるための首位通過に定められた。そういった中、注目の初陣はマドリーとのホームでの直接対決となった。互いにケガやサスペンションで一部主力不在の中で行われた一戦は、就任2年目の智将トゥヘルが世界屈指の名将ジダンを相手にチームの完成度を見せつける一方的なモノに。FWムバッペ、FWネイマールという2大エースを欠いたPSGだが、立ち上がりから果敢なハイプレスで相手を圧倒。積極的な攻撃参加を見せる両サイドバックを起点に押し込む形に持ち込むと、古巣対戦のMFディ・マリアが2つの恩返しゴールを含む圧巻のパフォーマンスをみせ、3-0の快勝に大きく貢献した。
重要な初戦を完勝で制して勢いに乗ったパリの巨人は、格下との連戦の中では新戦力のFWイカルディが躍動。インテルを半ば追い出される形で移籍市場最終盤に加入した生粋のストライカーは、そういった事情もありチームプレーヤーに徹した中、ガラタサライ、クラブ・ブルージュ相手の3戦でいずれも決勝点を挙げる見事な仕事を完遂。敵地でのマドリー戦を前に突破を決めると、リターンマッチではベルナベウ初凱旋の守護神ケイロル・ナバスの活躍により、最低限のドローで試合を締めくくり、目標の首位通過を果たした。
パリ・サンジェルマン 3-0 レアル・マドリー
ガラタサライ 0-1 パリ・サンジェルマン
クラブ・ブルージュ 0-5 パリ・サンジェルマン
パリ・サンジェルマン 1-0 クラブ・ブルージュ
レアル・マドリー 2-2 パリ・サンジェルマン
パリ・サンジェルマン 5-0 ガラタサライ
◆怪物ハーランドに手を焼くも競り勝つ!

決勝トーナメント初戦となったラウンド16では冬の移籍市場で怪物FWハーランド、MFエムレ・ジャンを獲得し、攻守のバランスを大幅に改善した絶好調のドルトムントとの対戦となった。
指揮官の古巣相手に打ち合い上等の形で挑んだ敵地での1stレグでは、FWサンチョ、ハーランド、MFレイナ、MFハキムといった恐いもの知らずの若手に手を焼き、ハーランドに2ゴールを決められるなど、オープンな試合展開の中で屈することに。それでも、DFピシュチェクのマンマーク気味の対応に大苦戦したネイマールがムバッペのお膳立てから貴重なアウェイゴールを挙げ、ホームでの2ndレグに望みを繋いだ。
そして、3月に開催されたパルク・デ・プランスでの2ndレグは深刻な感染拡大を続けていた新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、異例の無観客開催に。それでも、行動の是非はともかく、スタジアム外に集った熱狂的なサポーターによるエモーショナルな応援に鼓舞された世界屈指の傭兵軍団は、持ち前のテクニックに加え、チームとして一体感を強調したタフなプレーで、若さ溢れるドルトムントに対して“本物の男の戦い”をみせた。圧巻のディ・マリアのお膳立てからネイマール、ベルナトがゴールを挙げれば、守備陣は1stレグで手を焼いたハーランドを完璧に抑え込む見事な働きで2-0の完勝。2戦合計3-2のスコアでベスト8進出を決めた。ただ、試合後にハーランドを揶揄する大人げない振る舞いを見せるなど、薄氷での突破だったと言える。
▽ラウンド16結果
ドルトムント 2-1 パリ・サンジェルマン
【ドルトムント】
ハーランド(後24)
ハーランド(後32)
【パリ・サンジェルマン】
ネイマール(後30)
パリ・サンジェルマン 2-0 ドルトムント
【パリ・サンジェルマン】
ネイマール(前28)
ベルナト(前46)
◆試合終了間際の劇的逆転劇で鬼門突破!

ドルトムント相手の突破を薄氷という言葉で表したが、それ以上に苦しんだのが、アタランタとの準々決勝。カタール人オーナーのクラブ買収以降、鬼門となっていた準々決勝では多くの優勝候補との対戦の可能性があった中、初出場のアタランタという与しやすい相手との対戦に。ただ、コロナ禍によって準々決勝以降のレギュレーションが中立地リスボンでのシングルマッチ方式の短期トーナメントに変更され、セリエA最強の攻撃力を誇る対戦相手は一転して不気味な存在となった。
国内リーグの早期打ち切りによって、2つの国内カップ決勝を戦ったのみの、ほぼぶっつけ本番での一戦に向けてはディ・マリアを出場停止、ムバッペとヴェッラッティがケガと主力を欠く苦しい台所事情となった。そして、一発勝負の一戦では序盤から相手のオールコート・マンツーマンに苦戦し、前半半ばにはやや不運な形からMFパシャリッチに見事な先制ゴールを決められてしまう。その後、異次元のパフォーマンスを見せたネイマールを起点に反撃を試みたが、必死に粘るアタランタの堅守を攻略できず、試合は後半アディショナルタイムを残すのみに。しかし、ここから驚異の粘りを見せたPSGは、90分にネイマールのアシストから次期主将候補筆頭のマルキーニョスが同点ゴールを挙げると、93分には途中投入ムバッペのお膳立てから今季限りで退団するFWチュポ=モティングが大きすぎる置き土産となる逆転ゴールを決め、劇的な形で鬼門を突破した。
▽準々決勝結果
アタランタ 1-2 パリ・サンジェルマン
【アタランタ】
パシャリッチ(前27)
【パリ・サンジェルマン】
マルキーニョス(後45)
チュポ=モティング(後48)
◆一皮剥け、王者の風格で難敵に完勝!

以前から勝負弱さが指摘され続けてきた中、アタランタ戦の会心の勝利によって大きな自信を手にしたフランス王者は、ドイツ人指揮官対決に注目が集まったRBライプツィヒとの準決勝では苦戦も予想された中、一皮剥けた王者の風格漂う戦いぶりでクラブ史上初の決勝進出を決めた。
戦前は戦術家同士の駆け引きに注目が集まったが、試合の蓋を開けてみれば、個の局面、チームとしての局面でもライプツィヒを圧倒。前半の早い時間帯に意表を突いたディ・マリアのFKからマルキーニョスの2試合連続ゴールで先制に成功すると、前半終了間際には相手GKのビルドアップのミスを突き、ディ・マリアが貴重な追加点を奪取。さらに、相手が攻勢を強めた後半は立ち上がりの劣勢を危なげなく受け切ると、56分にベルナトがダメ押しのゴールを挙げた。その後も掌の上でライプツィヒを転がす見事な試合運びをみせ、3-0の完勝でクラブ史上初のファイナルへ駒を進めた。
▽準決勝結果
RBライプツィヒ 0-3 パリ・サンジェルマン
【パリ・サンジェルマン】
マルキーニョス(前13)
ディ・マリア(前42)
ベルナト(後11)
◆パリ・サンジェルマン
2019-20シーズンCL戦績
8勝1敗1分け
25得点5失点
◆主力出遅れも最多王者圧倒の勢いで無敗突破!

Getty Images
リーグ・アン2連覇のPSGは、大会最多優勝を誇るレアル・マドリー、トルコ王者ガラタサライ、ベルギー王者クラブ・ブルージュと同じグループAに入った。
重要な初戦を完勝で制して勢いに乗ったパリの巨人は、格下との連戦の中では新戦力のFWイカルディが躍動。インテルを半ば追い出される形で移籍市場最終盤に加入した生粋のストライカーは、そういった事情もありチームプレーヤーに徹した中、ガラタサライ、クラブ・ブルージュ相手の3戦でいずれも決勝点を挙げる見事な仕事を完遂。敵地でのマドリー戦を前に突破を決めると、リターンマッチではベルナベウ初凱旋の守護神ケイロル・ナバスの活躍により、最低限のドローで試合を締めくくり、目標の首位通過を果たした。
▽グループステージ結果
パリ・サンジェルマン 3-0 レアル・マドリー
ガラタサライ 0-1 パリ・サンジェルマン
クラブ・ブルージュ 0-5 パリ・サンジェルマン
パリ・サンジェルマン 1-0 クラブ・ブルージュ
レアル・マドリー 2-2 パリ・サンジェルマン
パリ・サンジェルマン 5-0 ガラタサライ
◆怪物ハーランドに手を焼くも競り勝つ!

Getty Images
決勝トーナメント初戦となったラウンド16では冬の移籍市場で怪物FWハーランド、MFエムレ・ジャンを獲得し、攻守のバランスを大幅に改善した絶好調のドルトムントとの対戦となった。
指揮官の古巣相手に打ち合い上等の形で挑んだ敵地での1stレグでは、FWサンチョ、ハーランド、MFレイナ、MFハキムといった恐いもの知らずの若手に手を焼き、ハーランドに2ゴールを決められるなど、オープンな試合展開の中で屈することに。それでも、DFピシュチェクのマンマーク気味の対応に大苦戦したネイマールがムバッペのお膳立てから貴重なアウェイゴールを挙げ、ホームでの2ndレグに望みを繋いだ。
そして、3月に開催されたパルク・デ・プランスでの2ndレグは深刻な感染拡大を続けていた新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、異例の無観客開催に。それでも、行動の是非はともかく、スタジアム外に集った熱狂的なサポーターによるエモーショナルな応援に鼓舞された世界屈指の傭兵軍団は、持ち前のテクニックに加え、チームとして一体感を強調したタフなプレーで、若さ溢れるドルトムントに対して“本物の男の戦い”をみせた。圧巻のディ・マリアのお膳立てからネイマール、ベルナトがゴールを挙げれば、守備陣は1stレグで手を焼いたハーランドを完璧に抑え込む見事な働きで2-0の完勝。2戦合計3-2のスコアでベスト8進出を決めた。ただ、試合後にハーランドを揶揄する大人げない振る舞いを見せるなど、薄氷での突破だったと言える。
▽ラウンド16結果
ドルトムント 2-1 パリ・サンジェルマン
【ドルトムント】
ハーランド(後24)
ハーランド(後32)
【パリ・サンジェルマン】
ネイマール(後30)
パリ・サンジェルマン 2-0 ドルトムント
【パリ・サンジェルマン】
ネイマール(前28)
ベルナト(前46)
◆試合終了間際の劇的逆転劇で鬼門突破!

Getty Images
ドルトムント相手の突破を薄氷という言葉で表したが、それ以上に苦しんだのが、アタランタとの準々決勝。カタール人オーナーのクラブ買収以降、鬼門となっていた準々決勝では多くの優勝候補との対戦の可能性があった中、初出場のアタランタという与しやすい相手との対戦に。ただ、コロナ禍によって準々決勝以降のレギュレーションが中立地リスボンでのシングルマッチ方式の短期トーナメントに変更され、セリエA最強の攻撃力を誇る対戦相手は一転して不気味な存在となった。
国内リーグの早期打ち切りによって、2つの国内カップ決勝を戦ったのみの、ほぼぶっつけ本番での一戦に向けてはディ・マリアを出場停止、ムバッペとヴェッラッティがケガと主力を欠く苦しい台所事情となった。そして、一発勝負の一戦では序盤から相手のオールコート・マンツーマンに苦戦し、前半半ばにはやや不運な形からMFパシャリッチに見事な先制ゴールを決められてしまう。その後、異次元のパフォーマンスを見せたネイマールを起点に反撃を試みたが、必死に粘るアタランタの堅守を攻略できず、試合は後半アディショナルタイムを残すのみに。しかし、ここから驚異の粘りを見せたPSGは、90分にネイマールのアシストから次期主将候補筆頭のマルキーニョスが同点ゴールを挙げると、93分には途中投入ムバッペのお膳立てから今季限りで退団するFWチュポ=モティングが大きすぎる置き土産となる逆転ゴールを決め、劇的な形で鬼門を突破した。
▽準々決勝結果
アタランタ 1-2 パリ・サンジェルマン
【アタランタ】
パシャリッチ(前27)
【パリ・サンジェルマン】
マルキーニョス(後45)
チュポ=モティング(後48)
◆一皮剥け、王者の風格で難敵に完勝!

Getty Images
以前から勝負弱さが指摘され続けてきた中、アタランタ戦の会心の勝利によって大きな自信を手にしたフランス王者は、ドイツ人指揮官対決に注目が集まったRBライプツィヒとの準決勝では苦戦も予想された中、一皮剥けた王者の風格漂う戦いぶりでクラブ史上初の決勝進出を決めた。
戦前は戦術家同士の駆け引きに注目が集まったが、試合の蓋を開けてみれば、個の局面、チームとしての局面でもライプツィヒを圧倒。前半の早い時間帯に意表を突いたディ・マリアのFKからマルキーニョスの2試合連続ゴールで先制に成功すると、前半終了間際には相手GKのビルドアップのミスを突き、ディ・マリアが貴重な追加点を奪取。さらに、相手が攻勢を強めた後半は立ち上がりの劣勢を危なげなく受け切ると、56分にベルナトがダメ押しのゴールを挙げた。その後も掌の上でライプツィヒを転がす見事な試合運びをみせ、3-0の完勝でクラブ史上初のファイナルへ駒を進めた。
▽準決勝結果
RBライプツィヒ 0-3 パリ・サンジェルマン
【パリ・サンジェルマン】
マルキーニョス(前13)
ディ・マリア(前42)
ベルナト(後11)
パリ・サンジェルマンの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
|
パリ・サンジェルマンの人気記事ランキング
1
「このドンキーめ」メッシからキャラガー氏へ誹謗DMが届く
解説を務めるジェイミー・キャラガー氏が、自身のインスタグラムにFWリオネル・メッシからあるダイレクトメッセージが届いていたことを明かした。 以前、昨夏のメッシのパリ・サンジェルマン移籍について否定的な意見を口にしていたキャラガー氏。すでに全盛期は過ぎた選手だとして「パリにとってスマートな契約ではない」とコメントしていた。 これに噛み付いたバロンドーラーは、キャラガー氏のインスタグラムに「ドンキーめ」と、ダイレクトメッセージで悪口を送っていたという。イギリス『スカイ・スポーツ』の番組内で明らかにしている。 「メッシ本人からだった。内容は見せないが、基本的には私をドンキーと揶揄するものだった」 「この番組を見てくれているといいんだが、メッシ、私は絶対に君を愛しているよ」 「史上最高の選手だ。そんな君と比べれば、私はドンキーかもしれない。それは認めよう」 「ただメッシ、君は(2021年の)ベストイレブンには入れない。プレー時間が足りない。コパ・アメリカを制したとしても、モハメド・サラーより優れていたとは思わない」 2022.01.22 20:15 Sat2
ホテルに女性を連れ込み代表追放…元Jリーガーの父を持つ“オランダの神童”シャビ・シモンズらU-19の5選手
バルセロナの下部組織出身で、現在はパリ・サンジェルマン(PSG)に所属している、MFシャビ・シモンズが、U-19オランダ代表チームから追放されていたようだ。 シャビ・シモンズは、オランダ代表の未来とも言われ、PSGでもその才能を高く評価。プレシーズンマッチでも軽快な動きを見せていた。 才能に疑いのないシャビ・シモンズは、Jリーグの京都サンガF.C.でもプレーしたレジリオ・シモンズ(登録名はレジ)の息子。18歳の期待の若手だが、チームメイト4人とともに代表を追放されてしまった。 オランダ『テレグラーフ』によると、シモンズの他に追放されたのは、アヤックスのFWアルジャニ・マルタ(18)、FWナジ・ユニュヴァル(18)、DFリオ・ヒレン(18)の3名と、フェイエノールトのFWミメイルヘル・ベニータ(17)とのことだ。 彼らは6日の午後、U-19イタリア代表との親善試合を欠場。バート・コンテルマン監督によって、チームへと帰されたとのことだ。 彼らはホテルの一室に2人の女子を連れ込んだとのこと。これは新型コロナウイルス(COVID-19)のプロトコル違反であり、すぐに5名が追放されたようだ。 コロナ禍において、選手のこうした問題行動は起こっているが、若気の至りというのだろうか。大事な試合の前に軽率な行動を取ったものだ。 この9月には、アメリカ代表MFウェストン・マッケニーもプロトコル違反で追放。また、南米ではアルゼンチン代表選手が虚偽の申告でブラジルに入国したとして、試合が中止する事態に陥るなどしている。 <span class="paragraph-title">【動画】シャビ・シモンズ、バルサのカンテラ時代の異次元プレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJLanFLbjFOUyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.09.08 11:45 Wed3
イブラヒモビッチが残した20の名言
▽イギリス『テレグラフ』は、パリ・サンジェルマンに所属するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(33)がこれまでに残している20の名言を紹介した。 ▽イブラヒモビッチの言葉は以下のとおり。 【1】 ――スウェーデンのマルメに在籍していた当時、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督からトライアルを受けてみないかと尋ねられたとき 「ズラタンはオーディションを受けない」 【2】 ――ポルシェを購入したのかどうか尋ねられて 「全然違う。俺が注文したのは飛行機だ。ポルシェなんかよりずっと速い」 【3】 ――才能がない人について 「助けることはできない。俺の完璧さに笑うしかない」 【4】 ――スウェーデンがポルトガルとのプレーオフに敗れ、ブラジル・ワールドカップの出場を逃した際に 「ただ一つ確かなことは、俺のいないワールドカップなんて見る価値がないということだ」 【5】 ――元ノルウェー代表FWジョン・カリューに批判された際に 「カリューがサッカーボールでできることは、俺なら全てオレンジでできる」 【6】 ――奥さんへの誕生日プレゼントを問われて 「何もない。彼女はもうすでにズラタンを手にしている」 【7】 ――パリで新居を探している際に 「今、俺たちはアパートを探している。もし良い所がなかったら、ホテルでも買い取るか」 【8】 ――マッチアップしたリバプールDFステファン・アンショズの守備について 「最初、俺が左に行くと、ヤツも付いて来た。次に右へ行ったんだ。そしたら、ヤツがまた付いて来た。そこからまた俺が左に行ったら、ヤツはホットドッグを買いに行った」 【9】 ――ユーロ2012でスウェーデンが敗退した際に、今後の優勝国を問われて 「どこが優勝するかなんて知ったこっちゃない。俺はバカンスに行くんだ」 【10】 「俺を獲得するということは、フェラーリを買うということだ」 【11】 ――自身が負傷したことについて 「ズラタンが負傷したということは、どのチームにとっても深刻な事態だ」 【12】 ――ゲイではないかと問われて 「俺の家に来い。あんたの姉妹を連れてきな。ゲイかどうか証明してやろう」 【13】 ――FWマリオ・バロテッリが自宅で起こした花火騒動を受けて 「俺も花火は好きだ。だが、庭やケバブスタンドに放ったね。決して自分の家は燃やさない」 【14】 ――自身のプレースタイルが「スウェーデン流」か「旧ユーゴスラビア流」なのか問われて 「ズラタン流だ」 【15】 「俺は11のポジションでプレー可能だ。良い選手というのは、どこでもプレーできるものだ」 【16】 「ランボーさながら全身黒づくめで出かけ、ニッパーを使って軍用車両を盗んだこともある」 【17】 リポーター「ワールドカップのプレーオフを勝ち抜くのはどの国でしょうか?」 イブラヒモビッチ「神のみぞ知るといったところだろう」 リポーター「神様に聞くのは難しそうですね」 イブラヒモビッチ「なぜだ? 今、あんたの目の前にいる」 【18】 ――アヤックス時代、代表戦で負傷させてしまったチームメートのオランダ代表MFファン・デル・ファールトに反発されて 「俺はお前を意図的に負傷させたわけじゃない。それは、お前も分かっているはずだ。もし俺を再び批難したら、お前の両足をへし折る。意図的にな」 【19】 ――ミラン時代の練習中にDFオグチ・オニェウと衝突した際のことについて 「オニェウは重量オーバーのボクサーのようだ。身長が195cm近くて、体重は95kgを上回る。だが、ヤツは俺に勝てなかった」 【20】 「もし、ルーニーが来夏に移籍を望んでいるなら、一緒にパリでプレーしたいね。だが、彼はズラタンの方が多くのゴールを決めるという事実に慣れなければならない」 2015.02.19 21:01 Thu4
「君は私が嫌いな選手の原型」、L・エンリケは追放したヴェッラッティのライフスタイルを問題視
パリ・サンジェルマン(PSG)からカタールのアル・アラビへと完全移籍したイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティ(30)だが、パリを追われた背景にはライフスタイルの問題があったようだ。フランス『Le Parisien』が報じている。 2012年夏にペスカーラからPSGへと完全移籍したヴェッラッティ。以降は11年間在籍し、クラブ史上2位となる公式戦416試合に出場。在籍期間にビッグイヤー獲得はならずも、30個もの国内タイトル獲得に貢献してきた。 ただ、今シーズンから就任したルイス・エンリケ監督の下では完全に構想外となり、開幕からベンチ外が続いて先月13日にカタールへ新天地を求めることになった。 その構想外の経緯に関しては、近年稼働率の低さや高年俸、クラブとして世代交代が必要だったなどいくつかの原因が語られてきたが、一番の問題は同選手のライフスタイルの問題にあったようだ。 『Le Parisien』によると、ルイス・エンリケ監督は当初、ヴェッラッティのプレースタイルやピッチ上でのパフォーマンスを気に入っていたようだが、リクルート部門を取り仕切るルイス・カンポス氏や既存のスタッフからの評判、プレシーズンの短期間での仕事を通じて、同選手のプロフェッショナリズムやライフスタイルの問題を把握したという。 そして、イタリア代表MFに構想外を言い渡した際には、「君は私が嫌いなプレーヤーの原型だ」との過激な言葉を伝えていたとのことだ。 ヴェッラッティは以前から体重管理の問題、過度な喫煙や飲酒といった素行面が不興を買っており、それがスペイン人指揮官の下での構想外に繋がったようだ。 2023.10.04 23:08 Wed5
