インテルに競り勝ったセビージャが4年ぶり最多6度目の優勝!《EL》

2020.08.22 05:56 Sat
Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)決勝、セビージャvsインテルが21日にドイツで行われ、3-2でセビージャが勝利し、4年ぶり6度目の優勝を飾った。

準決勝でマンチェスター・ユナイテッドに2-1と競り勝ったセビージャと、シャフタールに5-0と圧勝したインテルの決勝。

4年ぶり最多6度目の優勝を目指すセビージャはユナイテッド戦のスタメンからエン=ネシリに代えてユナイテッド戦で決勝ゴールを挙げたL・デ・ヨングのみを変更した。一方、22年ぶり4度目の優勝を目指すインテルはシャフタール戦と同じスタメンで臨んだ。
開始3分、インテルがPKを獲得する。ロングカウンターの流れからルカクが力強く持ち上がり、ボックス内に侵入したところで競っていたジエゴ・カルロスに倒された。このPKをルカク自ら決め、インテルが先制した。

それでも12分、セビージャがすかさず追い付く。右サイドからのヘスス・ナバスのクロスにL・デ・ヨングがダイビングヘッドで押し込んだ。
同点後は一進一退の攻防が続いた中、インテルはダンブロージオにチャンスがあったが、セビージャが33分に逆転する。右サイド絞った位置からのバネガのFKをボックス左のL・デ・ヨングがヘッドで流し込んだ。

しかし2分後、今度はインテルがすかさず追い付く。ボックス手前右で得たFKをブロゾビッチが蹴り込むと、ボックス左のゴディンがヘッドで押し込んだ。

濃密な前半を2-2で終えて迎えた後半もセビージャがボールを握る中、インテルもカウンターで応戦し、一歩も譲らない攻防が続く。

そんな中65分、インテルに大決定機。バレッラのパスに抜け出したルカクがディフェンスライン裏を突いて独走。GKと一対一となるが、シュートはブヌの好セーブに阻まれた。

徐々にインテルが押し込む流れが続く中、74分にセビージャが勝ち越す。FKの流れから浮いたルーズボールをジエゴ・カルロスがオーバーヘッド。ルカクがクリアしきれずゴールに吸い込まれた。

追う展開となったインテルはサンチェスやエリクセンを投入。82分には決定機が訪れたが、混戦の中で放ったサンチェスのシュートはクンデにゴールライン前で阻止された。

そして6分の追加タイムを凌いだセビージャが3-2で逃げ切り。4年ぶり最多6度目の優勝を飾った。

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