最大の敵はコロナかも…/原ゆみこのマドリッド

2020.08.13 18:40 Thu
©Atlético de Madrid
「要は検査するから出てくるのよね」そんな風に私が溜息をついていたのは水曜日、ヨーロッパの大会や1部昇格プレーオフのせいで、未だに今季が終わっていないチームがある中、今週はスペインの各所で来季のプレシーズン練習がスタート。先月19、20日に最終節をプレーしてから、たったの2週間余りしか経っていないというのに、バケーション帰りの選手たちから、新型コロナウィルス陽性の報が続々と届いているのを知った時のことでした。

ええ、マチン監督が就任したアラベスでは3人、ハビ・ガルシア監督を迎えたバレンシアでは2人、ペジェグリーニ監督が到着したベティスでもローレンが、グラナダではゴナロンが、1部復帰を果たしたウエスカでも1人、陽性だったと火曜に聞いた後、翌日にはアスレティックでもウィリアムスを含む6人が、セルタでも2人、オサスナに至ってはアラサーテ監督が自宅隔離にされているんですから、まったく困ったもんじゃないですか。

もちろん、これは同様に練習を開始した2部のチームでも同じで、いえ、感染者多発で延期されていた今季の最終節、デポルティーボ戦を先週の金曜に行い、負けてしまったため、プレーオフ出場がなくなったマドリッドの弟分チーム、フエンラブラダなどはそこから、バケーションに入ったため、また感染者が出ていても知りようがないんですけどね。香川真司選手のいるサラゴサも7月末に1人出たようですが、他は大丈夫ということで、エルチェとの昇格プレーオフの1stレグを木曜に、2ndレグを日曜には無事に開催できるよう。
その一方で、プレシーズン練習前のテストではエスパニョール、マジョルカ、ラル・パルマス、テネリフェから1人ずつ、新規感染者が発生。幸い、これらの選手たちはほぼ全員、無症状だそうですが、世間一般でのコロナ蔓延傾向を鑑みるにつけ、今後、検査を行ったクラブ順に陽性者が出てくるのは間違いないかと。何はともあれ、来季の開幕日としてラ・リーガが予定している9月12日頃までには、そんな状況も落ち着いてくれるといいんですが…。

え、同じく今週、プレシーズン練習開始に合わせ、レアル・マドリーから久保建英選手のレンタル移籍を発表。火曜には昨今のリーガでは逆に珍しい取材陣在席、バーチャルでない入団プレゼン記者会見を行ったビジャレアルではまだ、陽性者は出ていないんだろうって?そうですね、メディカルチェックを受けていた久保選手共々、全員陰性だったのは来季に向け、新たにチームの指揮を執ることになったウナイ・エメリ監督にも朗報だったかと。
ちなみに久保選手の記者会見の様子はクラブのアップしたビデオにより、最後の日本人記者たちとの質疑応答まで、一部始終見られるんですが、私が面白いなと感じたのはその13分過ぎ。現地記者に「カラオケは好きか?」と尋ねられた当人が、「Si,si(シー、シー/はい、はい)」とジャパニーズスマイルで答えると、いきなり「ビジャレアルのクラブ歌はバレンシアーノ(バレンシア州の現地語)だけど、その一節をカステジャーノ(いわゆるスペイン語)に訳すから、日本語で口ずさんでくれないか?」って、かなりハードルの高いお題じゃない?

久保選手もこれには、「Uf!ちょっと時間がかかると思う。今、この場では難しいかも」と遠慮したんですが、記者は「Adelante, a triumfar, a ganar Villarreal(アデランテ、ア・トリウンファル、ア・ガナール・ビジャレアル)を訳すと?」と全然、引き下がらない辺りはいかにもスペイン的。何せ、triunfar(勝利する)もganar(勝つ)も似たような意味ですから、最後は「行こう、勝とう、勝とう、ビジャレアル」という訳に落ち着いたんですが、このシーンも含め、火曜のスポーツニュースではどのTV局も彼の入団会見にかなり時間を割いていたのにはちょっと、私もビックリさせられましたっけ。

そしてまだ今季の活動を終えていないクラブでは、火曜にセビージャがヨーロッパリーグ準々決勝でウォルバーハンプトンと対戦。前半、2014年に実はアトレティコでご一緒していたという、GKヤシン・ブヌがラウール・ヒメネスのPKを弾いたおかげもあり、終盤にヘッドでオカンポスが決めた1点で、史上最多のEL5回優勝を誇るチームがマンチェスター・ユナイテッドとの準決勝に駒を進めています。いえ、マドリッドの弟分、ヘタフェが準々決勝でインテルに負けてしまったため、この大会への興味も少々、薄れてしまってはいるんですけどね。それでもあと2勝で優勝できるとなれば、スペイン勢を応援しない訳にはいかないかと。

え、それでバケーション明けではなかったのにも関わらず、日曜にはコレアとベルサイコにコロナ陽性が見つかって、ファンを動揺させたアトレティコはどうなったのかって?いやあ、幸い土曜の検査後、マハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場で一緒にトレーニングしたチームメートたちは連日検査をして、月曜には陰性を確認。当初の予定より1日、遅れただけで、火曜にはヘルプメンバーのカンテラーノ(アトレティコBの選手)5人共々、CLファイナルエイトが行われるリスボン入りできることに。ただ、実はこちらは女子チームにも5人、陽性の選手が発覚していて、ええ、彼女たちも21日の女子CL準々決勝バルサ戦に備え、アスレティックと親善試合をする前に検査して見つかったんですけどね。

まあ、女子の練習場はアルカラ・デ・エナレス(マドリッドから電車で40分の街)に昨年、オープンした施設なので、両チームに接点はないんですが、何せ、マドリッド勢はフエンラの例でクラスターの恐怖を間近にしていますからね。PCR検査にも不確かなところがあるため、今はとにかく、水曜にリスボンで受けた、UEFAによる最終検査で男子チームから1人も陽性が出ないことを祈るだけかと。ええ、週末にはブラジルのリーグ戦キックオフ直前にゴイアスの選手10人の陽性が判明し、すでにピッチでアップ中だったにも関わらず、サンパウロ戦が延期になったなんてニュースもありましたからね。UEFAの検査結果も準々決勝、ライプツィヒ戦当日まで待たないとわからないというのはつくづく、心臓に悪いかと。

それ以外は水曜の夕方、会場となるエスタディオ・ジョゼ・アルバラーデ(スポルティングCPのホーム)でのセッションも順調で、リーガ最終戦でケガをしたトマスもチーム練習に復帰したという嬉しいニュースも。とりあえず、先発予定だったコレアの代わりにはエレーラが入るようですが、paron(パロン/リーガの中断期間)以降、ヒザの手術のリハビリで出場がないベルサイコはともかく、貴重なアタッカーの1人であるコレアの方は早々にコロナ陰性が確認されれば、水曜の夜、アタランタに後半ロスタイム、ネイマールとエムバペのアシストで1-2と逆転勝ちしたPSGに相手が決まった準決勝には戻って来られるようですけどね。

とはいえ、お隣さんマリアーノのように、コロナ陽性でCL16強対決マンチェスター・シティ戦2ndレグ遠征に加われず、試合当日にようやく陰性となったものの、マドリーが負けたため、そのままバケーション入りしてしまった例もありますからね。シメオネ監督も記者会見で、「No es importante ganar, sino lo único para seguir adelante/ノー・エス・インポルタンテ・ガナール、シノ・ロ・ウニコ・パラ・セギール・アデランテ(勝つことが大事なのではない。前に進むにはそれしかないんだ)」と言っていたように、水曜午後9時(日本時間翌午前4時)からの試合では16強対決リバプール戦でのような、攻守に冴えたアトレティコを見せてくれると嬉しいかと。

そして木曜にはバイエルン戦に備え、バルサもリスボンに向かう中、先週、CL敗退により、シーズン強制終了となったマドリーは一足早く、2週間程の夏休みに入っているんですが、最近、耳にするのはやはりfichaje(フィチャヘ/選手獲得)関連の話題が中心かと。いえ、最初はコロナ禍、真っ只中の予算削減市場ですし、サンティアゴ・ベルナベウの大型改装工事にも莫大な費用が掛かっているため、まずはベイルやハメス・ロドリゲスの売却が優先みたいに言われていたんですけどね。とりわけ前者はマドリッドでのゴルフ三昧生活を気に入っており、残り2年の契約期間、動く意志がない上、オファーも来ないため、クラブもまずはコストなしでできる補強を進めることにしたよう。

それは今季、他クラブにレンタル移籍していた選手たちの帰還で、どうやらジダン監督もマンチェスター・シティに及ばなかった後、考えることがあったか、クラブに来季もレアル・ソシエダでプレーする予定だったウーデゴールを呼び戻すことを要請。ええ、火曜以前など、モドリッチが来季も在籍するため、出場時間を重視する21才はレアル・ソシエダでこの金曜から、プレシーズン練習を始めると言われていたのが一転、3シーズンぶりにバルデベバス(バラハス空港の近く)で汗を流すことになったんですが、話はそれだけには留まりません。

ええ、今季はナチョの長期負傷もあり、カルバハルに控え選手のいない時が多かった右SBにバイエルンに出向中のオドリオソラが復帰するそうで、いえまあ、彼は今、アルガルベ(ポルトガル南部のビーチリゾート)でブンデスリーガ王者の一員として、金曜のバルサ戦の準備中ですから、CL参加が終わるまで、進展はないはずですけどね。更にはジダン監督との相性の悪さから、アーセナルでFAカップを制した後、来季もレンタルを希望していたセバージョスにもマドリーのプレシーズン練習に参加する指令が下ったとか。

まあ、出戻りばかりとなると、派手なメガプレゼンを期待しているマドリーファンにはちょっと不満でしょうけど、何せ、サンティアゴ・ベルナベウを使える状態に戻すのですら、9月いっぱいはムリだろうと言われていますからね。というか、現在もまったくスタジアムへの観客回帰の計画がラ・リーガからも、サッカー協会からも、CSD(スポーツ上級委員会)からも聞こえてこないため、このまま無観客試合が続くなら、マドリーもエスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノ(バルデベバスにあるRMカスティージャのホーム)でプレーしていても全然、構わないということでしょうけど…リーガのファンとしては何とも淋しい限りではあります。

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3カ国が最多3クラブ突破のCLベスト16出揃う! R16対戦カードは21日抽選会で決定

チャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトフェーズ・プレーオフが19日に終了。この結果、ラウンド16に進出する16チームが決定した。 新フォーマットで開催されている今大会のCLでは、リーグフェーズで上位8チームに入ったリバプール、バルセロナ、アーセナル、インテル、アトレティコ・マドリー、レバークーゼン、リール、アストン・ビラのラウンド16ストレートインが決定。 さらに、9位~24位の16チームの間で争われたプレーオフを制したバイエルン、フェイエノールト、クラブ・ブルージュ、ベンフィカ、ドルトムント、レアル・マドリー、パリ・サンジェルマン(PSG)、PSVがベスト16入りを決めた。 国別ではイングランド、スペイン、ドイツの3クラブが最多。日本人選手では遠藤航(リバプール)、冨安健洋(アーセナル)、伊藤洋輝(バイエルン)、上田綺世(フェイエノールト)の4選手が勝ち残っている。 なお、リーグフェーズの順位によってラウンド16の組み合わせの大枠は決まっているが、正式な対戦カードは21日に行われる抽選会で決定。その後、1stレグが3月4.5日、2ndレグが同11.12日に開催予定だ。 ◆CLラウンド16 暫定対戦カード パリ・サンジェルマン(15位) vs リバプール(1位)orバルセロナ(2位) クラブ・ブルージュ(24位) vs リール(7位)orアストン・ビラ(8位) レアル・マドリー(11位) vs アトレティコ(5位)orレバークーゼン(6位) PSV(14位) vs アーセナル(3位)orインテル(4位) フェイエノールト(19位) vs インテル(4位)orアーセナル(3位) バイエルン(12位) vs レバークーゼン(6位)orアトレティコ(5位) ドルトムント(10位) vs アストン・ビラ(8位)orリール(7位) ベンフィカ(16位) vs バルセロナ(2位)orリバプール(1位) ※()内はリーグフェーズ順位 2025.02.20 07:42 Thu
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カカとフェリックスが対談…プロの生活、バロンドール、代表を語る

アトレティコ・マドリーのポルトガル代表FWジョアン・フェリックスが、元ブラジル代表MFカカ氏とインスタグラムでビテオ通話を行い、それぞれにインタビューした。スペイン『アス』が対談の様子を伝えた。 フェリックスは昨シーズン、ベンフィカで公式戦43試合20得点11アシストを記録し大きく飛躍。多くの欧州有力クラブを惹きつける人気銘柄として大きな脚光を浴びる中、クラブ史上最高額の1億2600万ユーロ(約153億円)とも言われる移籍金でアトレティコに加入していた。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJPQlBwMVhCViIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> 一方のカカ氏は、現役時代ミランやレアル・マドリーで活躍し、2007年にはバロンドールも受賞。2017年に現役を引退している。 その風貌やスピードがどことなく似ている部分もある両者。バロンドール受賞者と未来のバロンドール受賞が期待される逸材という豪華なコンビのやり取りを抜粋してお伝えする。 <span class="paragraph-title">◆ユースからプロへの移行</span> フェリックス 「ファーストチームでプレーを始めた時に直面した最大の困難はなんでしたか?」 カカ 「最も難しいのは移行の最中だと思う。下位カテゴリーから移行してプロになると、全く異なる世界で異なる状況に適応する必要がある。選手は君に教え、歓迎し、助けてくれる。それが私のキャリアの重要な瞬間だ。難しいが同時に美しくもある。君はすでにプロとして2年やっているが、自分の役割を理解している?」 フェリックス 「僕にとっても最も難しいことでしたけど、試合以外ではそうでもなかったです。なぜなら、ベンフィカのチームメイトが本当によくしてくれて、常に僕が元気かどうか確認してくれました。チームと同じ土俵に立てば、うまくプレーできます」 「しかし、最も僕が影響を受けたのはメディアへの対処でした。新聞や僕が以前フォローしていたSNSは、良いことを言ってくれた時は好きですが、そうでない時は好きではなかったです」 「ある時からそれを追うのをやめ、その後はしていません。今の僕は元気で、ポルトガルからスペインのリーグに映りました。今の僕にとって何が一番重要だと思いますか?」 カカ 「君にとってベストなのはスペインの仕組みを理解することだ。試合はどこでも同じだと思うかもしれないが、全く違う。ブラジル、イタリア、スペイン、アメリカ。これらは私がプレーした場所だ。そして、違いがある」 「戦術がより重要な場所もあれば、よりテクニカルな場所もある。周りの環境やアトレティコが世界で何を表しているのかを理解する必要がある。今、君は素晴らしい場所にいる。マドリッドは美しい街​​だ」 <span class="paragraph-title">◆バロンドールとチャンピオンズリーグ</span> フェリックス 「2007年、僕が8歳の時、あなたの最高の年でしたよね?」 カカ 「2007年は私のキャリアのピークだった。チームとしても個人としても。チャンピオンズリーグの決勝に到達した時、セビージャとのヨーロッパスーパーカップ、日本でのボカ・ジュニアーズとのクラブ・ワールドカップ、そしてバロンドールを受賞した。2007年は私にとっては素晴らしい年だ」 フェリックス 「あなたがその1年で達成したことは、選手がキャリアを通じて達成したいことだと思います」 カカ 「本当に素晴らしい年だった。何か特別な夢はある?」 フェリックス 「両方を勝ち取りたいです。チャンピオンズリーグとバロンドール」 <span class="paragraph-title">◆ユーロ2020について</span> カカ 「ユーロは君にとって初めての主要な大会?」 フェリックス 「はい。11月には21歳になります」 カカ 「言い換えれば、次のワールドカップで23歳になる。準備しなくてはならないね。君と私はフィジカル的に似ていると思うし、君はとても攻撃的な選手だと思う」 「私よりテクニックがあると思う。私はより攻撃的で、直線的だった。しかし、私は比較が好きじゃないんだ」 フェリックス 「カカはカカ、フェリックスはフェリックスだと思います。僕が小さい頃、あなたは私のアイドルの1人でした。あなたのポスターを部屋に置いていましたし、こうしてあなたと話すことができるとは思ってもいなかったです」 2020.05.14 18:50 Thu
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「若き日のディエゴを思い出す」ジュリアーノ・シメオネ22歳をマドリード紙ら称賛「彼の血にも“チョリズモ”」「息子3人の中で最も父親似」

アトレティコ・マドリーのアルゼンチン代表FWジュリアーノ・シメオネ(22)に対する評価が高まってきた。「若き日の父親ディエゴを彷彿とさせる」などとマドリード紙が称える。 父ディエゴ・シメオネが指揮するアトレティコに16歳で入団したジュリアーノ。 トップチームで父親から初めて起用されたのは19歳。しかし、そこからしばらくセカンドチームを主戦場とし、23-24シーズンはアラベスへ武者修行…現役時代からアトレティコ魂を持つ父ディエゴに肩を並べるのは難しいだろうと誰もが思うなか、昨夏アラベスより復帰した。 それでも迎えた今季、ジュリアーノはラ・リーガ第10節あたりからスターターに定着し、ワイドアタッカーとして奮闘。4日のコパ・デル・レイ準々決勝ヘタフェ戦では2得点を記録した。 『マルカ』などに寄稿するマドリードのジャーナリスト、アドリアン・ブランコ氏は、自身のXでジュリアーノを称賛。 「ジュリアーノ・シメオネは今季アトレティコのビッグネームである。彼がアトレティコの復活、成長、競争力を象徴する存在となっているのだ。そのプレーにはエネルギー、犠牲、決意、熱意が溢れ、とにかく情熱的。彼の血にも“チョリズモ”が流れている」 『Relevo』も社説でジュリアーノを称賛した。 「ジュリアーノは“魂”そのものか。ピッチ脇でチョロ(父ディエゴ)が望むこと全てをフィールド全域に伝えるのが、このシメオネ家の三男だ。彼がアトレティコに来たのは父親のおかげだと誰もが言ったが、今ここに残っているのは父親が持っていたもの全てを彼も持つからだ」 「ジュリアーノが自らのゴールを祝っている様子を見ると、いつだったか…ビセンテ・カルデロンでエンブレムを指差して歌っていた若き日のディエゴを思い出す。今や、ジュリアーノがアトレティコのスターターであることに異論を唱える者はいない。間違いなく、息子3人の中でジュリアーノが最も父親に似ている」 2025.02.05 20:41 Wed
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【2017-18リーガエスパニョーラベストイレブン】バルセロナから最多4選手を選出

▽2017-18シーズンのリーガエスパニョーラが終了しました。そこで本稿では今季のリーガエスパニョーラベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 ◆リーガエスパニョーラベストイレブン GK:オブラク DF:ジェネ、ゴディン、ユムティティ MF:ゴンサロ・ゲデス、ファビアン・ルイス、パレホ、イニエスタ、ジョルディ・アルバ FW:メッシ、ストゥアーニ GK ヤン・オブラク(25歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:37(先発:37)/出場時間:3330分 失点数:22<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_100_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽今季も抜群の安定感を示して3年連続のサモラ賞(最優秀GK)を獲得した。今季チームは昨季から11点も少ない58得点と深刻な得点力不足に悩まされた。その中で2位フィニッシュできた最大の要因こそ昨季の26失点を上回る堅守を築いた守備陣。とりわけ、相手の決定的な枠内シュートを驚異的な反応で防ぎ続けたスロベニア人守護神の躍動ぶりは見事だった。前半戦のインパクトではバルセロナGKテア・シュテーゲンに劣るも文句なしの今季最優秀GKだ。 DF ジェネ・ダコナム(26歳/ヘタフェ) 出場試合数:36(先発:36)/出場時間:3240分 得点数:1<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽リーグ3位の堅守を支えた遅咲きの万能型DF。今季、ベルギーのシント=トロイデンから加入した26歳のトーゴ代表DFはセグンダのアルコルコンでのプレー経験はあったもののプリメーラは初挑戦だった。しかし、180cmに満たないサイズながらも圧倒的な身体能力やスピードを武器に世界屈指のアタッカー陣との一対一をことごとく制すなど対人守備は無敵。さらに、フィジカル能力に長けた選手にありがちな集中力や無謀なプレーも少なく、チームの組織的な守備にも順応していた。今夏の移籍市場では間違いなくビッグクラブが触手を伸ばすはずだ。 DF ディエゴ・ゴディン(32歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:30(先発:28)/出場時間:2553分 得点数:0<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽堅守アトレティコの頼れるディフェンスリーダーは今季も健在。対戦相手による徹底対策の影響か、チーム全体でセットプレーが機能せず珍しく無得点でシーズンを終えた。ただ、本職の守備ではリュカ、サビッチ、ホセ・ヒメネスと相棒が入れ替わる中で見事な統率力を発揮して昨季以上の堅守構築に大きく貢献した。 DF サミュエル・ユムティティ(24歳/バルセロナ) 出場試合数:25(先発:24)/出場時間:2189分 得点数:1<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽前半戦の堅守を支えた若きディフェンスリーダー。加入2年目で凄みを増した今季は組織的な守備の構築に長けた新指揮官の下で守護神テア・シュテーゲンと共に躍動。卓越した身体能力とプレーリードを武器に相手のエースストライカーをことごとく封殺。また、ビルドアップの局面では昨季以上に安定したパス捌きを見せていた。 MF ゴンサロ・ゲデス(21歳/バレンシア) 出場試合数:33(先発:27)/出場時間:2437分 得点数:5<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽クリスティアーノ・ロナウド2世が完全ブレイク。昨季、途中加入したパリ・サンジェルマンでは思うように出場機会を得られず、昨夏にレンタル移籍でバレンシアに加入すると、下馬評が低かったチームと同様に序盤から快進撃を見せた。若かりし頃のC・ロナウドを彷彿とさせる驚異的な加速力と足元のテクニックを武器に左サイドを蹂躙し高速カウンターの担い手になると共に、ハイスピードでも落ちないプレー精度と判断力で5ゴール11アシストとフィニッシュの場面の存在感も抜群。両足から繰り出されるパンチのあるシュートに磨きがかかれば、さらなる飛躍も期待できる。 MF ファビアン・ルイス(22歳/ベティス) 出場試合数:34(先発:30)/出場時間:2642分 得点数:3<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_100_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽今季のリーガ最大のサプライズ。直近の2シーズンはリーグ戦16試合の出場にとどまり、同い年で同じレフティのダニ・セバージョス(現レアル・マドリー)の陰に隠れていた。しかし、セティエン新監督の下ポゼッションスタイルに変貌を遂げたチームでポジションを勝ち取ると、優れたパスセンスと球際の強さ、運動量を生かして瞬く間に若きリーダーに成長した。アトレティコMFサウールを彷彿とさせる189cmの大型MFはすでに国内外のビッグクラブの関心を集めるも、移籍のタイミングを見誤った親友セバージョスを教訓に残留が濃厚だ。来季はEL出場権を手にしたベティスで更なる飛躍が期待される。 MF ダニエル・パレホ(29歳/バレンシア) 出場試合数:34(先発:34)/出場時間:3005分 得点数:7(PK6)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_100_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽バレンシア復活の立役者。近年、迷走を続けていたクラブと共に自身もナイトクラブでのチーム批判や移籍騒動など、ピッチ内外で問題を抱えていた悩めるカピタン。だが、今季はマルセリーノ新監督の下で堅守速攻にスタイル変更したチームの絶対的司令塔として、かつて天才MFと評された頃のパフォーマンスを取り戻した。卓越した戦術眼とパスセンスを生かして縦への意識が強いチームの攻撃に抜群の間を与えると共に、課題の守備でも大きな改善を見せて攻守に戦えるピボーテという新境地を開いた。惜しくもロシアW杯行きを逃すも今年3月には28歳でスペイン代表デビューを飾るなど、充実のシーズンを過ごした。 MF アンドレス・イニエスタ(34歳/バルセロナ) 出場試合数:30(先発:25)/出場時間:1842分 得点数:1<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_100_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽22年を過ごしたブラウ・グラナを去る偉大なるMF。加齢によるパフォーマンス低下もあってルイス・エンリケ前体制下では存在感を失いつつあったイニエスタだが、今季は[4-4-2]と[4-3-3]を併用したバルベルデ率いるチームで左サイドハーフとインテリオールで持ち味の超絶技巧を遺憾なく発揮。とりわけ、同サイドのジョルディ・アルバと盟友メッシとのコンビネーションは圧巻の一言。Jリーグのヴィッセル神戸移籍が決定し、日本のフットボールファンにとってはそのプレーをスタジアムで拝める特権を味わえることになる。 MF ジョルディ・アルバ(29歳/バルセロナ) 出場試合数:33(先発:30)/出場時間:2744分 得点数:2<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_100_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽ネイマール移籍の恩恵を最も享受した男。ここ数年は一列前のネイマールを後方から支援する黒子の役割を求め続けられたアルバだが、今季は左ウイングとしてバルセロナの攻撃をけん引した。爆発的なスピードと職人芸の飛び出しを武器に、メッシからの対角線のスルーパス、イニエスタの抜群のタメからの短いスルーパスに抜け出しては正確なマイナスのクロスやシュートでフィニッシュに絡み、2ゴール9アシストを記録。また、守備の局面でもネイマールが居なくなったことで前線からのサポートも強まり、余裕を持った対応が目立った。 FW リオネル・メッシ(30歳/バルセロナ) 出場試合数:36(先発:32)/出場時間:2996分 得点数:34(PK2)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_100_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽今季のリーガ最優秀プレーヤー。30歳になって初めてのシーズンに臨んだアルゼンチン代表FWは、今季更なる進化を見せた。バルベルデ新監督の下でトップ下や2トップの一角という新たな役割を与えられた中、34ゴール12アシストとフィニッシャーとチャンスメーカーの2つの役割を異次元のレベルでこなした。 FW クリスティアン・ストゥアーニ(31歳/ジローナ) 出場試合数:33(先発:32)/出場時間:2724分 得点数:21(PK5)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180524_100_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽3年ぶり復帰のリーガでキャリアハイの21ゴール。ミドルズブラでの2シーズンを経て2015年のエスパニョール時代以来のリーガ復帰を果たした31歳のウルグアイ代表FW。マチン監督の下で昨季セグンダ2位のジローナのエースストライカーに収まると、攻守にインテンシティの高いチームをけん引した。屈強なフィジカルを生かしたポストワーク、ベテランストライカーらしいペナルティエリア内の嗅覚、決定力を武器に小兵ポルトゥとの名コンビでゴールを量産。とりわけ、プレースキックの場面では正確なキックを誇るグラネルとのホットラインがチームの強力なストロングポイントとなっていた。 2018.05.25 19:31 Fri

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