オーバメヤンの2発で前回王者シティを破ったアーセナルが3大会ぶりの決勝進出!《FAカップ》
2020.07.19 05:42 Sun
FAカップ準決勝のアーセナルvsマンチェスター・シティが18日にウェンブリー・スタジアム行われ、2-0でアーセナルが勝利した。
準々決勝のシェフィールド・ユナイテッド戦をダニ・セバージョスの劇的弾で勝ち上がったアーセナルは、ミッドウィークのリバプール戦(2-1で勝利)から先発メンバーを5人変更。ブカヨ・サカやネルソン、トレイラらに代えてオーバメヤンやダニ・セバージョス、ベジェリンらを先発で起用。3トップにペペ、ラカゼット、オーバメヤンを並べた[3-4-3]の布陣で試合に臨んだ。
一方、準々決勝でニューカッスルを下した前回王者のシティは、現在リーグ戦3連勝と好調を維持。大会連覇に向けてグアルディオラ監督は、直近のボーンマス戦から先発メンバーを5人変更。ベルナルド・シウバやフェルナンジーニョ、ストーンズらに代えてスターリングやデ・ブライネ、ラポルテらを先発で起用。[4-3-3]の布陣で3トップには右からマフレズ、ガブリエウ・ジェズス、スターリングと並べた。
グアルディオラ監督とアルテタ監督の師弟対決となった一戦は、立ち上がりからシティが優勢に試合を進めると4分、敵陣バイタルエリアでのボール奪取からカウンター。ギュンドアンのパスでボックス左深くまで侵入したスターリングが折り返しを入れるが、これは相手DFが先にクリア。
対するアーセナルは19分、ラカゼットのパスをボックス右横で受けたペペのクロスをファーサイドのオーバメヤンがショートバウンドしたボールをすべり込みながら合わせると、右ポストの内側に当たったボールはそのままゴールに吸い込まれた。
迎えた後半、先にチャンスを作ったのは1点を追うシティ。49分、シルバのパスをボックス左横で受けたデ・ブライネがボックス内を窺いながら折り返しを供給。走り込んだスターリングが左足で合わせたが、このシュートはわずかにゴール右に逸れた。
後半の主導権を握るシティは、54分にも右サイドからボックス内にカットインしたマフレズが左足でゴールに迫ったが、ニアサイドを狙ったシュートはGKマルティネスが左手一本でセーブ。さらに61分には、ボックス左手前で獲得したFKをデ・ブライネが直接狙ったが、これはわずかにゴール左に外れた。
1点が遠いシティは、66分にマフレズとギュンドアンを下げてフォーデンとロドリを投入。しかし、再びスコアを動かしたのは防戦一方だったアーセナル。
クーリングブレーク直後の61分、自陣からのカウンターを仕掛けるアーセナルはティアニーが左サイドのスペースへロングパスを供給。このパスで裏に抜け出したオーバメヤンがそのままボックス左まで持ち上がり、GKとの一対一を制してネットを揺らした。
試合終盤にかけては再びシティが押し込む展開が続いたが、集中して守るアーセナル守備陣から最後までゴールネットを揺らすことが出来ず。試合はそのまま2-0でタイムアップ。師弟対決を制したアーセナルが、3大会ぶりの決勝進出を決めた。
準々決勝のシェフィールド・ユナイテッド戦をダニ・セバージョスの劇的弾で勝ち上がったアーセナルは、ミッドウィークのリバプール戦(2-1で勝利)から先発メンバーを5人変更。ブカヨ・サカやネルソン、トレイラらに代えてオーバメヤンやダニ・セバージョス、ベジェリンらを先発で起用。3トップにペペ、ラカゼット、オーバメヤンを並べた[3-4-3]の布陣で試合に臨んだ。
一方、準々決勝でニューカッスルを下した前回王者のシティは、現在リーグ戦3連勝と好調を維持。大会連覇に向けてグアルディオラ監督は、直近のボーンマス戦から先発メンバーを5人変更。ベルナルド・シウバやフェルナンジーニョ、ストーンズらに代えてスターリングやデ・ブライネ、ラポルテらを先発で起用。[4-3-3]の布陣で3トップには右からマフレズ、ガブリエウ・ジェズス、スターリングと並べた。
対するアーセナルは19分、ラカゼットのパスをボックス右横で受けたペペのクロスをファーサイドのオーバメヤンがショートバウンドしたボールをすべり込みながら合わせると、右ポストの内側に当たったボールはそのままゴールに吸い込まれた。
相手ボックス付近までは迫るも崩すには至らないシティに対し、先制したアーセナルは41分にもセットプレーからムスタフィがヘディングシュートでゴールを脅かしたが、これはGKエデルソンの好セーブに阻まれた。
迎えた後半、先にチャンスを作ったのは1点を追うシティ。49分、シルバのパスをボックス左横で受けたデ・ブライネがボックス内を窺いながら折り返しを供給。走り込んだスターリングが左足で合わせたが、このシュートはわずかにゴール右に逸れた。
後半の主導権を握るシティは、54分にも右サイドからボックス内にカットインしたマフレズが左足でゴールに迫ったが、ニアサイドを狙ったシュートはGKマルティネスが左手一本でセーブ。さらに61分には、ボックス左手前で獲得したFKをデ・ブライネが直接狙ったが、これはわずかにゴール左に外れた。
1点が遠いシティは、66分にマフレズとギュンドアンを下げてフォーデンとロドリを投入。しかし、再びスコアを動かしたのは防戦一方だったアーセナル。
クーリングブレーク直後の61分、自陣からのカウンターを仕掛けるアーセナルはティアニーが左サイドのスペースへロングパスを供給。このパスで裏に抜け出したオーバメヤンがそのままボックス左まで持ち上がり、GKとの一対一を制してネットを揺らした。
試合終盤にかけては再びシティが押し込む展開が続いたが、集中して守るアーセナル守備陣から最後までゴールネットを揺らすことが出来ず。試合はそのまま2-0でタイムアップ。師弟対決を制したアーセナルが、3大会ぶりの決勝進出を決めた。
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