横浜FCは仙台とドロー…一美弾で先制もA・ゲデスにJ初弾許して連勝ならず《J1》

12日、明治安田生命J1リーグ第4節の横浜FCvsベガルタ仙台がニッパツ三ツ沢球技場で行われ、1-1の引き分けで終わった。前節、柏レイソルとの昇格組対決を制して初勝利を挙げた横浜FCは、その勢いのまま連勝を狙う。その柏戦からは田代に代えて袴田を起用した。

一方、前節の浦和レッズ戦を終盤の失点によって敗れた仙台は、前節同様に大幅なメンバー変更を敢行。GK小畑、吉野、関口、椎橋が引き続き先発に名を連ねたものの、蜂須賀、平岡、石原、松下、ジャーメイン良、長沢が新たに起用された。
試合開始からボールを握られた仙台だが、8分にチャンス。フィールド中央で関口がボール奪取すると、そのまま持ち上がりラストパス。これに抜け出した長沢がスライディングシュートを試みるも、GK六反の壁に阻まれた。

身体を張ってピンチを阻止したGK六反であったが、長沢との接触で負傷しプレー続行不可能となり、横浜FCは急遽ベテランGK南を投入することになった。その後は両者思うように決定機を作れない中でファウルが多くなり、やや荒れ模様の展開に。そんななか、38分に横浜FCが一瞬の隙を突いて先制に成功する。フィールド中央からのFKの場面でキッカーの佐藤がクイックリスタートで浮き球のフィードを前線へ供給。これをボックス内左で受けた一美が胸トラップから左足のシュートでゴールネットを揺らした。

先制を許した仙台は前半アディショナルタイムに左サイドを突破した石原がクロス。これをボックス中央に走り込んだジャーメイン良が頭で合わせるも、同点ゴールとはならず。

それでも、前半終盤でひとつ形を作った仙台は後半に入って流れを手繰り寄せる。57分、蜂須賀からのロングボールを左サイドで収めたアレクサンドレ・ゲデスがDFを振り切ってボックス内へ切り込み、絶妙な右足のコントロールシュートをゴール右隅に流し込み、Jリーグ初ゴールとした。

一方、イーブンに戻された横浜FCは63分に決定機。星の対角線のロングボールを斉藤光が敵陣左で受ける。そこからカットインでボックス内へ侵入し、シュートを放つもこれはGK小畑に弾かれた。

一進一退の攻防が続く中、試合は後半アディショナルタイムへ突入。すると、ラストプレーで横浜FCに見せ場が訪れる。左サイドからのクロスのこぼれ球を途中出場の中山が押し込んだ。しかし、これはクロスに関与した味方がオフサイドポジションであったため、ゴールは認められず。そして、試合はこのまま1-1のドローで終了した。

横浜FC 1-1 ベガルタ仙台

【横浜FC】
一美和成(前38)
【仙台】
アレクサンドレ・ゲデス(後12)