湘南が今季初の勝ち点獲得、札幌は猛攻実らずドロー《J1》

12日、明治安田生命J1リーグ第4節の湘南ベルマーレvs北海道コンサドーレ札幌がShonan BMW スタジアム平塚で行われ、0-0の引き分けに終わった。試合内容は向上しながらも開幕3連敗と結果が出ていない湘南は前節から3名を変更。岡本拓也、山田直輝、指宿洋史に代わり、古林将太、茨田陽生、石原直樹が先発に名を連ねた。

対する札幌は、前節鹿島アントラーズと対戦し2-0で勝利。再開後は連勝と結果を出ている中2名を変更。宮澤裕樹、鈴木武蔵に代わり、田中駿汰、駒井善成が先発となった。
試合はホームの湘南が最初にチャンス。4分、最終ラインからロングフィード。これを石原が収めにいくと、こぼれ球を中川がロングシュート。GK菅野が前に出たところを狙ったが、シュートは枠を越えていった。

札幌は8分、CKから福森がゴール前にクロス。これがルーズボールになるとセカンドボールを菅が広い左サイドからクロス。ボックス中央でジェイがヘディングで合わせるが、GK富居の正面に飛びキャッチされる。互いにボールを回すもののなかなか決定機が作れない両チーム。それでも32分、湘南はCKからチャンスを得ると、最後はボックス内で石原直がボレーシュート。しかし、GK菅野がセーブする。

札幌は左サイドの菅を中心に湘南ゴールに迫る。何度となくクロスを上げるが、湘南DF集中して対応。それでも菅のクロスから36分に得たCKから福森がクロスを上げると、初先発の田中がボックス中央でヘッド。しかし、これはGK富居がセーブする。

39分にも札幌がCKを獲得。福森が右サイドからクロスを上げると、ジェイがボックス中央でヘッドも枠を外れていく。

湘南は45分、左サイドからボールを運び、右サイドへ展開。中川のクロスを古林がヘッドで折り返し、最後は齊藤がシュートも枠を外れていく。

ゴールレスで迎えた後半、札幌はハーフタイムで一気に4枚を交代。進藤、荒野、深井、チャナティップに代えて、高嶺、宮澤、金子、ドゥグラス・オリベイラを投入。ドゥグラス・オリベイラは初出場、駒井が3バックの右に入り、宮澤がボランチに入った。

53分に札幌が決定機。高嶺のクロスをドゥグラス・オリベイラが落とし、ジェイが飛び込むもGK富居へのファウルを取られる。さらに54分には、ドゥグラス・オリベイラが浮き球のパスを落とすと、ジェイがミドルシュート。強烈なシュートだが、これは左ポストを叩いてしまう。

湘南は58分に波状攻撃。齊藤のミドルシュートは相手がブロック。鈴木が左から上げたクロスがギリギリで残ると、最後は古林がシュートも相手DFにブロックされる。

札幌は途中出場のドゥグラス・オリベイラ、金子が積極的に攻撃を仕掛け、湘南ゴールに襲いかかる。

湘南は88分、右CKから決定機。こぼれ球をボックス外から坂が強烈なシュート。しかし、GK菅野がしっかりキャッチする。

札幌は90分にドゥグラス・オリベイラがドリブルを仕掛けると、ボックス内に侵入。しかし、最後はクロスが相手DFにブロックされる。

札幌はアディショナルタイム4分、スローインから白井が浮き球のパス。これを田中が受けて折り返すも、湘南がクリア。結局互いにゴールを割れず、0-0のゴールレスドローとなった。札幌は3連勝ならず、湘南は初の勝ち点獲得となった。

湘南ベルマーレ 0-0 北海道コンサドーレ札幌