ユーベと引き分けのアタランタ指揮官、2つのPK判定に「腕を切れとでも?」

2020.07.12 09:00 Sun
Getty Images
アタランタのジャンピエロ・ガスペリーニ監督が嘆いた。

3位アタランタは11日に敵地で行われたセリエA第32節のユベントス戦に臨み、2-2のドロー。目下9連勝の勢いを首位チームとの一戦でも見せつけ、2度のリードに成功したが、2つのPK判定に泣いて、勝ち点1の獲得にとどまった。

勝ち点2を落とした感の強い引き分けで、連勝がストップしたアタランタ。ガスペリーニ監督は試合後、『DAZN』のインタビューで判定に納得がいかず、ジャッジ基準に苦言を呈した。
「これがイタリアのルール。イタリアのレギュレーションは私にとっては異端だ。今日はそれが我々に起きただけ。他のリーグと同じような解釈なのか? そんなわけがない。どうしろというんだ。腕を切れとでも? ルールの解釈を改める必要がある」

また、チームの戦いぶりに満足感を示したが、最後の最後に追いつかれてしまった結果に悔しさを滲ませた。
「我々はよくやった。パフォーマンスには満足している。この試合の制する全ての条件も揃い、90分まで接戦だっただけに、悔しい思いだ」

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【セリエA第20節プレビュー】後半戦スタート、トリノ・ダービー開催

スーペル・コッパ参戦組が不在の中、2025年初戦となった前半戦最終戦の前節、ローマがダービーを制した。迎える後半戦スタートとなる第20節、11位トリノ(勝ち点21)vs5位ユベントス(勝ち点32/1試合未消化)のトリノ・ダービーが開催される。 スーペル・コッパに参戦していたユベントスは準決勝でセルジオ・コンセイソン監督の初陣となったミランの前に1-2で逆転負け。主力を投入した中、後半に逆転を許して今季公式戦2敗目を喫した。まずい試合を演じてしまった中、2025年リーグ初戦となるダービーを制して敗戦払拭となるか。 アタランタがスーペル・コッパに参戦していた中、首位浮上としたナポリ(勝ち点44)は15位ヴェローナ(勝ち点19)と対戦。ナポリは2025年初戦の前節、FWクワラツヘリアとFWポリターノを負傷で欠きながらもフィオレンティーナに3発快勝。暫定ながらアタランタに3ポイント差を付けた。手堅く勝ち切るコンテ監督のサッカーを体現できている中、格下ヴェローナを寄せ付けず首位キープとなるか。 そのナポリを追うことになった2位アタランタ(勝ち点41/1試合未消化)は9位ウディネーゼ(勝ち点25)と対戦。アタランタはスーペル・コッパ準決勝で不運な判定の影響もあってインテルに敗戦。新年初戦は黒星でスタートすることになったが、ウディネーゼに勝利してナポリにプレッシャーをかけられるか。 そのアタランタに勝利したものの、スーペル・コッパ決勝ではミランとのダービーを逆転負けで落とした3位インテル(勝ち点40/2試合未消化)は19位ヴェネツィア(勝ち点14)と対戦。前人未踏のスーペル・コッパ4連覇まで目前としたインテルだったが、2点差をひっくり返されての痛い敗戦となった。そのミラン戦で負傷したMFチャルハノールは欠場見込みだが、代わってFWテュラムが復帰予想。切り替えて勝利を掴み、ナポリを追走できるか。 そのインテルに劇的勝利でスーペル・コッパ優勝を果たした8位ミラン(勝ち点27/2試合未消化)は17位カリアリ(勝ち点17)と対戦。セルジオ・コンセイソン体制でライバルとの連戦を見事な逆転勝利で制したミラン。早速勝負強いところを見せ付けたポルトガル人指揮官だが、格下のカリアリにも不覚を取ることなく勝利を掴めるか。 ダービーを制した10位ローマ(勝ち点23)は7位ボローニャ(勝ち点28)と対戦。ローマはラツィオ戦、先発抜擢に応えたMFペッレグリーニのゴールなどで勝利。今季不振に喘いでいた主将のゴールで最高の勝利を手にした勢いをボローニャ戦に持ち込めるか。 そのローマに敗れた4位ラツィオ(勝ち点35)は金曜に16位コモ(勝ち点18)と対戦。ダービーでは序盤に2失点しそのまま敗れたラツィオ。試合終了間際に退場したFWカステジャノス、累積でFWザッカーニ、DFマリオ・ヒラの主力3枚を欠くが、MFニコ・パスが躍動しているコモ相手に勝利となるか。 GK鈴木彩艶の活躍が続く14位パルマ(勝ち点19)は13位ジェノア(勝ち点20)と対戦。前節トリノ戦では3度のビッグセーブを見せてゴールレスドローに導いた彩艶。1ポイント差のジェノア戦は今後、残留争いを強いられるか、ボトムハーフを抜け出せるかの分かれ道となりそうだが、彩艶はチームに勝ち点をもたらせるか。 ◆セリエA第20節 ▽1/10(金) 《28:45》 ラツィオvsコモ ▽1/11(土) 《23:00》 エンポリvsレッチェ ウディネーゼvsアタランタ 《26:00》 トリノvsユベントス 《28:45》 ミランvsカリアリ ▽1/12(日) 《20:30》 ジェノアvsパルマ 《23:00》 ヴェネツィアvsインテル 《26:00》 ボローニャvsローマ 《28:45》 ナポリvsヴェローナ ▽1/13(月) 《28:45》 モンツァvsフィオレンティーナ 2025.01.10 18:00 Fri
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「完璧なプレーを見せ、粘り強く戦い、闘った」難敵撃破のチーム称えるアンチェロッティ監督

レアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、崖っぷちの状況で臨んだ難敵相手の勝利を誇った。 マドリーは10日に敵地で行われたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第6節でアタランタと対戦し、3-2の勝利を収めた。 昨シーズンの王者ながら、ここまで2勝3敗の負け越しでまさかのプレーオフ圏内ギリギリの24位に低迷するマドリー。仮に今回の試合を落とすと、リーグフェーズ敗退という屈辱的な状況に陥る可能性もあるなか、悲壮な決意でベルガモの地へ乗り込んだ。 その一戦では試合序盤の10分にFWキリアン・ムバッペのゴールで先制に成功。以降は相手の反撃を体を張った守備で撥ね返すも、前半終了間際にMFオーレリアン・チュアメニが与えたPKを決められて1-1のイーブンでの折り返しに。 それでも、後半は56分と59分にFWヴィニシウス・ジュニオール、MFジュード・ベリンガムの連続ゴールで相手を突き放すと、1点差に詰め寄られたものの、何とか逃げ切りに成功。この一戦まで公式戦14試合無敗と絶好調だった難敵相手に大きな勝利を挙げた。 同試合後、アンチェロッティ監督はチームが見せた気迫のパフォーマンスを称えた。クラブ公式サイトが指揮官の試合後コメントを伝えている。 「我々は完璧なプレーを見せ、粘り強く戦い、闘った。困難にもかかわらず、戦う価値のある試合だった。我々は前線で効果的だった。我々にはヴィニシウス、ベリンガム、ムバッペと機動力があり、彼らは非常によくやっていた。結局、我々は粘り強く戦わなければならなかったが、勝利に値した」 「アタランタは我々にフィジカルの部分で多くのことを要求し、厳しい試合だった。これはデュエルの試合であり、我々は序盤にいくつか勝利したし、攻撃で多くの動きを見せた。試合はうまくいき、満足している。これは3ポイントだけでなく、感情面でも大きな勝利だ。我々がクリスマスまで生き抜けば、シーズン後半はうまくいくはずだ。ヴィニシウスは今日プレーし、ロドリゴも試合の一部に出場し、カマヴィンガも復帰する。今はクリスマスまで頑張らなければならない」 結果的に1点差での接戦を制する形となったが、指揮官は満身創痍の状況において攻守に渡るパフォーマンスを評価している。 「ムバッペは序盤からいいプレーをし、素晴らしいゴールを決めた。前線での動きが決定的だった。ヴィニシウスはセンターバックをキリアンから引き離すために動き回り、ヴィニシウスとベリンガムのポジション変更のおかげで3点目を決めた。ムバッペは(負傷の影響で)それ以上の力を発揮できず、ロドリゴが代わりに出場したが、彼も全力を尽くしてくれたが、100%ではなかった。ムバッペが100%の力を発揮していれば、もっといい結果が出ていたかもしれない」 「オサスナ戦の後、チームはより堅固になり、守備が固くなった。非常に強いチームに2試合負けたが、我々は自分たちがその結果に値するとは思っていなかった。この質の高い勝利は、我々にとって大きな助けになるはずだ」 また、不在の主力の代役として奮闘したMFダニ・セバージョス、DFフラン・ガルシア、FWブラヒム・ディアスの3選手に対しては、「セバージョスは素晴らしい試合をしたし、彼のパフォーマンスはとても良かった。ブラヒムとフラン・ガルシアは高いレベルでプレーし、とても調子がいいようだね」とその働きを称えた。 今回の勝利によって勝ち点を9ポイントとし、暫定18位に浮上したマドリー。指揮官は「15ポイント獲得でトップ8入りできるかどうかはわからないが、次の2試合に勝つことが目標だ」と、残り2試合の勝利によって少しでも上の順位でリーグフェーズの戦いを終えたいと、今後の戦いへの決意を示している。 2024.12.11 10:40 Wed

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