延長後半にマグワイアが決勝点! ユナイテッドがノリッジを下して準決勝進出《FAカップ》

2020.06.28 04:18 Sun
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドは27日、FAカップ準々決勝でノリッジと対戦し、延長戦の末に2-1で勝利して準決勝進出を決めた。

新型コロナウイルスの影響で、3月5日のダービー・カウンティvsマンチェスター・ユナイテッドを最後に中断していたFAカップ。8月1日に予定されている決勝戦に向けて、いよいよ再開となった。
同大会において、ユナイテッドとノリッジの対戦は1993-94シーズン以来のこと。直近の試合から中2日ということもあり、メンツをやや落としたユナイテッドはなかなか攻撃の形が作れないまま時間を浪費していく。

7分にリンガード、13分にブルーノ・フェルナンデスがシュートを狙っていったが、どちらも相手のブロックに遭いノーチャンス。その後もシュートは重ねていくものの、ノリッジを脅かすまでには至らない。

一方のノリッジもリズムに乗れないでいたが、43分にビッグチャンス。左サイドをドリブル突破したキャントウェルの折り返しをルップがシュート。だが、こちらもブロックされ、ゴールには届かなかった。
互いに枠内シュート0で迎えた後半戦。意外にも立ち上がりに試合が動いた。51分、ユナイテッドはショーが左サイドからクロスを上げると、ボックス中央のマタの競り合いからボールが高く上がると、今季の公式戦で4度目の先発出場となったイガロがこれを押し込んで先制点を挙げた。

63分にユナイテッドは一度に3選手を入れ替える。ジオゴ・ダロト、リンガード、マタを下げて、B・ウィリアムズ、ラッシュフォード、グリーンウッドを投入した。

先制したこともあり、後半はユナイテッドの流れだったが、ノリッジは75分、ブエンディアからパスを受けたキャントウェルがボックス手前から右足一閃。強烈なシュートがゴール右に突き刺さった。

ワンチャンスをモノにされたユナイテッドはその直後にマクトミネイとフレッジを下げてマティッチとポグバをピッチへ。

同点のまま迎えた89分、ボックス手前からゴール前に飛び出そうとしたイガロを、ノリッジのT・クローゼが抱きかかえるように妨害してしまい一発退場に。

これで数的有利となったユナイテッドだが、90分で決着をつけられず延長戦へ。延長前半6分に、6人目の交代枠としてマルシャルをバイリーに代えて投入する。

延長戦の構図は完全に守りのノリッジと攻めのユナイテッド。なかなか崩せない展開に業を煮やしたポグバがミドルシュートを狙うが、GKクルルに上手く処理された。

延長後半7分にCKからマグワイアのヘディングシュートが飛び出すが、ここもGKクルルがビッグセーブ。B・フェルナンデスのシュートもはじきかえされる。

このままPK戦に突入するかに思われた延長後半13分、ゴール前にボールを送りイガロやマルシャルが絡んだ混戦の中から、ゴール前に張っていたマグワイアが押し込み決勝点。

昨季は準々決勝ででウォルバーハンプトンに敗れたユナイテッドにとって、決勝まで進んだ2017-18シーズン以来の準決勝進出となった。
関連ニュース

「何をやっているんだ?」PKキッカー譲らず失敗のスターリングに批判の声「なぜパーマーからボールを奪った」

元イングランド代表FWのアラン・シアラー氏が、チェルシーの同代表FWラヒーム・スターリングの振る舞いを批判した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 今シーズン公式戦36試合8ゴール10アシストの成績を残すも、波のあるパフォーマンスからファンの間では評価のわかれるスターリング。それでも、マウリシオ・ポチェッティーノ監督からの信頼は厚く、先週末のFAカップ準々決勝のレスター・シティ戦でも先発した。 そのレスター戦、決定機を活かせずにいたスターリングは、1点リードした状態でPKを獲得。本来のPKキッカーはMFコール・パーマーながら本人の強い希望もありスターリングがキッカーを務めたものの、相手GKに防がれる結果となった。 その後は1アシストを記録するも、全体的に精彩を欠いたスターリングに対しては、ホームスタジアムからブーイングが飛ばされる事態に。試合は4-2で勝利したものの、ファンからはスターリングや彼を起用するポチェッティーノ監督への批判が噴出した。 シアラー氏もまた、このスターリングの振る舞いには強い不満を感じているようだ。ポッドキャスト『The Rest Is Football』に出演した同氏は、チームより自分を優先してPKキッカーを志願したスターリングを痛烈に批判している。 「いったい何をやっているんだ? 本当に怒りを覚えたし、どうでもよくなってしまったよ。私はあの場面の際、『一体なぜスターリングはパーマーからボールを奪ったんだ?』と考えていた。パーマーはPKを5回蹴り、5点を決めていたからね」 「パーマーは今のチェルシーにとって最高の選手だ。彼はチェルシーを牽引することに自信を持っていると思う。なぜ、そんな彼からボールを奪おうと思ったのだろうか。パーマーが優れた記録を持っていながら、なぜ名乗り出たのだろう」 「(自信を取り戻すためだったという意見に)それはどういう意味だ? くだらない。これはFAカップの準々決勝だったんだ。誰とプレーしているかや、誰に優しくしたいかなんて、そんなくだらないことは忘れるべきだ。PKはPKを決める選手に任せなければならない」 「(PKを譲るような)良い人でありたいとか、『自信を持ちたい』だとか、そんなことはすべて忘れてほしい。そしてスターリングは本来のPKキッカーではなかった」 2024.03.19 16:55 Tue

「かなり難しかった」苦しみながらもベスト4入りのチェルシー、ポチェッティーノ監督が選手とスタッフを称える「大いに称賛に値する」

チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、レスター・シティとのFAカップ準々決勝を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 17日、FAカップ準々決勝でレスターをホームに迎えた。 2部の首位チームとの対戦となった中、前半から攻め込み2点のリード。しかし、後半早々にオウンゴールで1点を返されると、同点に追いつかれてしまう。 その後はゴールが生まれないまま90分が終了。延長戦にもつれ込むかと思われたが、後半アディショナルタイムにカーニー・チュクエメカ、ノニ・マドゥエケが連続ゴール。4-2でチェルシーが準決勝に駒を進めた。 試合後、ポチェッティーノ監督は「かなり難しかった」と語り、前半に決めきれなかったことが苦しんだ要因だとした。 「前半に作ったチャンスを全て活かして得点していれば、試合は45分で終わっていたはずだ。ただ我々はチャンスを逃しすぎてしまった」 「その後、我々がやったような形で相手にゴールを与えてしまった。それが感情的にインパクトを与えた。これが、FAカップの魔法だろう。昨日のコヴェントリー戦で見たように、これがフットボールだ」 チェルシーはEFLカップ(カラバオカップ)も決勝に駒を進めたが、リバプールを前に敗戦。2度目のカップ戦でウェンブリー・スタジアムでプレーすることになる。 ポチェッティーノ監督は再び決勝まで行きたいとコメント。タイトルへ意欲を示した。 「しかし、我々にはウェンブリーに到達する資格が十分にあった。今、我々はウェンブリーに戻る。我々はFAカップ準決勝にいて、現時点では2回行くことになる。できれば、決勝を含めて3回は行きたい」 「このグループの選手たち、そしてスタッフたちは大いに称賛に値すると思う。シーズン初めの状況で、2つのカップ戦で2度も優勝を争えるというのは非常に大きなことだ」 2024.03.18 14:10 Mon

2度のリード守れずFA杯ベスト8敗退…クロップ監督が反省「試合を終わらせることができなかった」

リバプールのユルゲン・クロップ監督が激闘を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 プレミアリーグで首位争いを繰り広げる一方、FAカップでは準々決勝まで勝ち進んだリバプール。ヨーロッパリーグ(EL)のスパルタ・プラハ戦から中2日と過密日程の中、ベスト4入りを懸けたマンチェスター・ユナイテッド戦に臨むべく、17日にオールド・トラッフォードに乗り込んだ。 序盤から先制点を許す展開となったリバプールだが、前半のうちにアルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターとエジプト代表FWモハメド・サラーのゴールで逆転。しかし、後半終盤に追いつかれ、試合は延長戦に突入した。 延長前半にはU-21イングランド代表MFハーヴェイ・エリオットのシュートがディフレクトしてゴールに吸い込まれ、リバプールが再び勝ち越しに成功。しかし、延長後半に入ってから2失点を喫し、今シーズンのFAカップの戦いが幕を閉じた。 試合を振り返ったクロップ監督は、ユナイテッドの粘り強さを称賛すると同時に、2-1で逃げ切れなかったことを反省。過密日程によるコンディションの悪さにも触れた。 「明らかに今日はぎりぎりの状態だったし、130分かそれ以上の戦いは本当に厳しいものだった。ユナイテッドは確実に最高のスタートを切り、早い段階でゴールを決めた。もう少しうまく自分たちをオーガナイズしなければならなかったし、マンマークに苦労し、十分なプレーができなかった。そういった類の全てのことがあった」 「プレーの道筋を見つけた瞬間からはリズムが取れていたし、とても良く見えた。だからこそ、我々は2-1で勝利するに値した。後半は並外れていたし、ここでのプレーは本当に素晴らしかった」 「しかし、我々は試合を終わらせることができなかった。アウェイのオールド・トラッフォードでドアを開けたままにしておけば、彼らにチャンスが訪れるのは明らかだ。同点ゴールを決められたし、90分の終わりにはマーカス(・ラッシュフォード)にビッグチャンスが訪れた。そうなれば彼らは勝つことができる」 「それから我々にとっては本当に苦しい展開になった。自分のチームがあのように苦戦しているのを見たのはその時が初めてだった。ここのところ我々はたくさんプレーしていた」 「その後、3-2と逆転し、全てうまくいった。それから彼らがゴールを奪い、3-3、4-3となった。ユナイテッドにおめでとうと言いたい。彼らも非常にハードに戦ったことは簡単に受け入れられるだろう」 「こうなれば準決勝に行きたくなる。今日の試合を見た人は皆、この試合と大会の重要性を理解している2チームを見たと思う。我々はあらゆることを試した。何もなかったとは言えないが、今日はあまり成果を得られなかった」 また、クロップ監督はここから始まる代表ウィークにも言及。フル出場した日本代表MF遠藤航ら代表へ向かう選手の無事を祈ると同時に、エキサイティングだった試合の感想を改めて述べた。 「今、選手たちは回復しなければならない。本当にタフだ。彼らは今、世界中を飛び回っていて、5〜6日後には2試合の(代表戦の)うちの最初の試合に臨む。彼らが元気に戻ってくることを本当に願っているし、祈っている。それから残りのシーズンを始めることにしよう」 「今日は良いものをたくさん見た。今日の雰囲気を考えると、リバプールとマン・ユナイテッドの試合だったことを抜きにしても、全般的にかなり見応えのあるサッカーだったと思う。そして、この試合はまさにそうあるべきだ。その点については満足している。結果に関しては満足していない」 2024.03.18 12:20 Mon

「遠藤がチンチンにされとる」遠藤&英代表DFを軽く翻弄!ユナイテッドMFメイヌーの圧巻突破に驚きの声が続出「これで18歳はヤバすぎる!」

マンチェスター・ユナイテッドのU-19イングランド代表MFコビー・メイヌーが輝きを見せた。 17日、FAカップ準々決勝でリバプールをオールド・トラッフォードに迎えたユナイテッド。メイヌーはMFスコット・マクトミネイと共にセントラルMFで起用された。 18歳ながらここまで公式戦22試合に出場し、早くもクラブとの新契約締結が伝えられているメイヌーは、この日も躍動。序盤から存在感を発揮すると、37分にはリバプールの日本代表MF遠藤航も翻弄する好プレーを見せる。 相手陣内中央左でボールを持ったメイヌーは、遠藤とイングランド代表に復帰したDFジョー・ゴメスを細かいタッチで一気に突破。そこからボールを受けたマーカス・ラッシュフォードが中に折り返し、最後はマクトミネイが合わせたが、ここはリバプールのGKクィービーン・ケレハーのビッグセーブに阻まれた。 ゴールにはならなかったものの、FAカップの公式X(旧ツイッター)でも取り上げられたこのプレー。遠藤と対峙したシーンだったこともあり、ファンからも「これで18歳はヤバすぎる!」、「メイヌー上手すぎた」、「イングランド代表に呼ぶべきだ」、「」と称賛の言葉が寄せられることとなった。 80分に途中交代となったメイヌーだが、与えたインパクトはかなり大きなものだった。 なお、試合はその後延長に突入し、アマド・トラオレのゴールでユナイテッドが勝ち越し。4-3で激戦を制し、準決勝進出を決めている。 <span class="paragraph-title">【動画】18歳メイヌーが1人で遠藤とゴメスをチンチンにする足技</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">The footwork from Kobbie Mainoo<a href="https://twitter.com/hashtag/EmiratesFACup?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EmiratesFACup</a> <a href="https://t.co/7843ce2pA6">pic.twitter.com/7843ce2pA6</a></p>&mdash; Emirates FA Cup (@EmiratesFACup) <a href="https://twitter.com/EmiratesFACup/status/1769395821471023504?ref_src=twsrc%5Etfw">March 17, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.18 11:25 Mon

劇的逆転でリバプール下しFA杯4強入り、ユナイテッド指揮官「歴史的なこと」

マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督が勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 FAカップ5回戦でノッティンガム・フォレストを下し、準々決勝に進出したユナイテッド。17日にはオールド・トラッフォードにリバプールを迎え、ベスト4入りを争った。 スコットランド代表MFスコット・マクトミネイのゴールで幸先良く先制したユナイテッドだったが、前半終了間際に一気に2点を奪われ、逆転を許す。 しかし、試合終盤に途中出場のブラジル代表FWアントニーが右足で同点ゴールを決め、延長戦へ突入。U-21イングランド代表MFハーヴェイ・エリオットのシュートで再び勝ち越されたが、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードの同点弾、延長後半アディショナルタイムにはコートジボワール代表FWアマド・ディアロが起死回生の逆転弾を決めシーソーゲームを制した。 準決勝進出を決めたテン・ハグ監督は120分間の激闘を振り返り、歴史に残る一戦だったと語っている。 「以前にもこのような試合があった。しかし、世界最高の試合の1つであるマンチェスター・ユナイテッド対リバプールの試合でこのようなことが起こるのは、歴史的なことだと思う」 また、最後まで勝利を諦めず戦ったチームを称賛。追いつくため、攻撃に振り切った自らの采配にも言及した。 「最初の35分間は今シーズンのチームの中でベストだったと思う。ポゼッション時も非ポゼッション時も我々はとても良いプレーをした。そして最後の10分もだ」 「一方、ハーフタイムの後はレベルを1つ落としたが、リバプールが非常に良いチームであることはわかるだろう。彼らにペースを掴まれたが、最終的には自分たちのスタイル、特にシステムの部分を変え、その瞬間から主導権を握った。そしてそれを信じてチャンスを作り、複数のゴールを決めた」 「どのチームもシーズン中にこのような瞬間が必要だが、我々にはその瞬間がなかった。チームが信念とエネルギーを手にし、素晴らしいことを成し遂げられる瞬間はまさに今かもしれない」 「そして、リパプールを倒したのと同じようなやり方なら、どんな相手でも倒すことができると思う。それを証明できるかは自分たち次第だ。金曜日にも言ったことだが、今日はそれができた」 2024.03.18 10:36 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly