元ユナイテッドMFフレッチャーがプレミア再開に異論…自身の去就も口に「もう2度とプレーはしないだろう」

2020.05.17 10:00 Sun
Getty Images
かつてマンチェスター・ユナイテッドでも長らくプレーした元スコットランド代表MFダレン・フレッチャーが、プレミアリーグの再開に見解を語った。

2000年7月、スコットランドからユナイテッドの下部組織に加入したフレッチャー。2001年7月にトップチームへ昇格すると、2015年2月にWBAへと完全移籍するまで13シーズン半在籍した。

2017年7月にはストーク・シティへと完全移籍。2019年7月に契約満了を迎えフリーとなっていたが、その後はどこにも所属していない。
フレッチャー氏は、ユナイテッド時代の2011年に潰瘍性大腸炎と診断され、プレーできない日々を過ごしていた。そのため、ウイルスへの耐性がなく、世界中で流行している新型コロナウイルス(COVID-19)にはとても脆弱であると、イギリス『BBC』で語った。

「私の病気では、リスクの高い選手の1人になる」
「とても心配しているが、同時にプレーすることも大好きだ」

まだまだ終息への道のりは遠い新型コロナウイルス。プレミアリーグは6月12日の再開を目指し、各クラブは個別トレーニングを再開している。

イギリス政府は14日に、6月にはプロサッカーを再開させるために「扉を開く」と発表。しかし、フレッチャーは懸念があると主張した。

「大きな懸念だ。決して、この状況から抜け出すことはできない」

「サッカー選手は、自分自身と自分たちの生活と残りのキャリアに関心があるだけでなく、家族に持って帰ってしまうことを心配するだろう」

「スポーツは誰にとっても重要であり、我々はみんなそれを失った。でも、ここでは生死の問題について話しているので、保証が整っている必要がある。選手が安全であるということを誰が保証できるのか?」

「現時点では、誰もそれを保証できるとは思わない」

また、自身についてもコメント。ストーク退団後は無所属が続いているものの、まだまだプレーできると感じている一方で、最近は引退することを考えているという。

「私は正式には何も発表していないし、時間が経って嬉しい」

「久しぶりのことで、ようやく頭が回った。もう2度とプレーはしないだろう。私はそれを完全に受け入れるつもりはないけど、その地点に今はいる」

フレッチャーは、プレミアリーグで341試合に出場し23ゴール27アシスト。チャンピオンズリーグでも62試合に出場し3ゴール4アシストを記録。スコットランド代表としてもキャプテンを務めるなど80試合で5ゴールを記録していた。

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リーズの正GKメリエが退団を希望、ユナイテッドら強豪3クラブが関心か

リーズ・ユナイテッドのU-21フランス代表GKイラン・メリエ(23)がステップアップを望んでいるようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝えている。 メリエは2020年7月にロリアンからリーズへ加入。1年目から定位置を固めると、2年目の昨シーズンはプレミアリーグの全38試合にフルタイム出場を果たし、今シーズンもここまでの全30試合に出場している。 一方で、リーズは昨シーズン同様に苦しい残留争いを強いられており、仮にもチャンピオンシップ(イングランド2部)降格となれば、メリエや元スペイン代表FWロドリゴ・モレノ(32)といった複数の主力選手の売却もあり得るとされる。 そんななかでメリエ本人はチームが残留か降格かにかかわらず退団を希望。リーズは4000万ポンド(約66億2000万円)の値札をつけ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、チェルシーが関心を寄せているという。 メリエはプレミアリーグ残留をノルマとし、決して強豪とは言えないリーズで通算122試合に出場して199失点。その一方、30試合でクリーンシートを達成している。その能力はビッグクラブ間で少なからず評価されているようだ。 2023.04.14 19:53 Fri

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