練習姿だけでも嬉しい…/原ゆみこのマドリッド

2020.05.12 17:05 Tue
©Atlético de Madrid
「何だかよくわからないわね」そんな風に私が首を捻っていたのは月曜日、ラ・リーガのテバス会長が1部2部の42チーム、総勢2500人余りの新型コロナウィルス感染検査をした結果、陽性だったのは選手が5人、その他スタッフが3人と言っているのを聞いた時のことでした。いやあ、個人情報保護のため、ラ・リーガは各クラブに陽性者がいても名前を公表しないよう指導していたんですけどね。先週金曜にはアトレティコのロディがPCR検査陽性だったことが、当人の周辺からブラジル・メディアに伝わったかと思いきや、ベティスのGKジョエルなど、自身のツイッターで陽性告白する始末。

加えてベティスではペドラサとフアンミが抗体検査で引っかかり、同様のグラナダのヤンヘル・エレーラ、レアル・ソシエダのGKラミロなどもためらいなく、クラブが情報公開しているとなれば、AFE(サッカー選手の労働組合)が早速、抗議の声を上げていたのも当然だった?ただ、テバス会長の言う陽性というのが、PCRなのか、抗体検査なのかがはっきりせず、今名前を挙げた選手たちは血液中のIgMが多かったため、練習場でのセッションには参加できず、あと数日、自宅トレを続けるというんですけどね。アトレティコなんて、抗体検査でIgGが見つかり、コロナに感染から、すでに完治している選手が9人もいたというんですが、いやあ。どうもこのウィルスも検査は訳わからないことが多すぎるのが、困った点ではあります。

え、それでもテバス会長は25~30人はいるだろうと予想していた陽性者の数が意外と少なかったことに力づけられたか、6月12日にはリーガの今季残り11節を再開する腹積もりでいるんだろうって?その通りでこの1カ月余りのプレシーズン期間、保健省の指示に従って予防すれば、1つのチームに5人も感染者が出ることはありえないとのこと。試合開始の24時間前にも選手全員を検査し、陽性が出た者はプレーさせないことで、「El riesgo de un partido va a ser cero o prácticamente cero/エル・リエスゴー・デ・ウン・パルティードー・バ・ア・セル・セロ・オ・プラクティカメンテ・セロ(試合での危険度はゼロ、もしくは実質的にゼロ)」になるそうですが、うーん。
彼曰く、ドイツの衛生研究では1選手が他の選手と正面から顔を突き合わせている時間は67秒しかないというんですが、誤差5%以内というPCR検査でも陽性陰性が時々、ひっくり返るようですからね。一瞬でも近づいて、ウィルスを含んだ飛沫を吸い込んだらアウトなんじゃないかと、私なんか思うため、午後8時から11時の外出許可タイムに散歩する時、ジョギングしている人とすれ違うのが恐怖だったりするんですが、同じピッチに立つ審判たちも毎試合、48時間前には検査を実施。ラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会施設にあるVAR(ビデオ審判)ルームもシールド板を置いたり、人数を減らして対応するとかで、皆が再開に向けて努力しているのは評価しないといけませんよね。

ここで先週末から順次、練習を始めたマドリッド勢の様子を伝えていくことにすると、トップバッターを飾ったのは金曜の午後から、シュダッド・デポルティバ・ブタルケで個人セッションをしている弟分のレガネス。17位セルタまでの勝ち点3差を早めに覆いして、残り試合で残留を達成したいというアギーレ監督がマスクをしていたのは、CSD(上級スポーツ委員会)のマニュアルに従ったもので、別に当人が感染している訳ではありませんが、まあこれはどのチームのスタッフもしているため、徐々に当たり前の風景になるかと。
冬の市場ではエン・ネシリ(セビージャ)を、2月には特例移籍でブライトワイテ(バルサ)を失った彼らにとっての朗報は、昨年7月にヒザの靭帯を断裂し、その前のシーズンも長期負傷でほとんど棒に振っているシマノフスキがチームと別建てですが、スタジアムのピッチで練習を開始したこと。兄貴分のレアル・マドリーでも似たような時期にケガしたアセンシオがこのparon(パロン/リーガの停止期間)のおかげで、6、7月の試合に出られるまで回復したように、レガネスもチーム1の技巧を誇るキャプテンが残り試合に戻って来てくれれば、頼もしい戦力になるのは間違いありませんって。

そして翌土曜にスタートとなったのはアトレティコで午前9時には、ロディを除いて、マハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場に集合。施設に入る前に検温した後、DF組、MF組、FW組、GK組とグラウンドを分け、それぞれ最多6人の選手が距離をとって、お馴染みのフィジカルトレに取り組むことに。何せ、今の段階ではロッカールームの使用が禁止されていますからね。代わりにピッチには折り畳み椅子があり、各自、ビニール袋に入れた私物をそこに置いて、シューズの履き替えなどをしていたんですが、ボールが出て来てからの方が大変だったんですよ。

というのも予防策のせいで、選手は自分のマイボール以外、触ってはいけない上、いつもは大勢いるヘルプスタッフも蹴り損ねたボールを拾いには行ってくれず。それこそ、「Se pierde el dia a dia, el toque con el balon, las distancias largas y ahora costara un poco/セ・ピエルデ・エル・ディア・ア・ディア、エル・トケ・コン・エル・バロン、ラス・ディスタンシアス・ラルガス・イ・アオラ・コスタラ・ウン・ポコ・マス(ボールや長い距離のタッチは日々、失われていくんだよ。だから、今はちょっと手こずるかも)」と言っていたコケなど、初心者同士のテニスでどちらも打ち返せず、ひたすらボールを拾いにいくだけだった若き日の私の苦い思い出を理解してくれる?

そんな選手たちの間を走り回り、指導に余念のなかったシメオネ監督もマスク姿で、今週は気温が下がったため、まだいいんですが、真夏日がやって来たら、かなりヤバいかも。日曜は筋肉痛回復の休養日に充て、月曜から再び始まったアトレティコの練習の様子はオフィシャルウェブのビデオで見られるんですが、何よりファンを勇気づけてくれたのは、あのアンフィールドでの激闘から早2カ月。リバプールの猛攻を数々のparadon(パラドン/スーパーセーブ)で凌ぎ、CL準々決勝進出に繋げてくれたGKオブラクがまったくブランクを感じさせず、無病息災な姿を見せてくれたことでしょうか。

一方、ヘタフェも日曜からコリセウム・アルフォンソ・ペレス近くの練習場で個人トレーニングを始めたんですが、実はいきなり、バルサがククレジャを買い戻すかもしれないというバッドニュースが飛び込んでくることに。いやあ、昨季のエイバル同様、レンタルでプレーしていた彼については先日、クラブが600万ユーロ(約7億円)の買取オプションを行使。これで当人も心おきなく、マドリッドの第3のチームとして、初のCL出場権獲得の目標に挑めるはずだったんですが、何と1500万ユーロ(約18億円)で買い戻しできる条項がついていたなんて、寝耳に水とはまさにこのこと?

そう、要は差額の900万ユーロ(約11億円)を払えば、バルサは加齢により負傷が増えたジョルディ・アルバと今季、ベティスから入ったジュニオール・フィルポの力不足のせいで、不安定になっている左SBのポジションをボルダラス監督こそ、左サイドのアタッカーとして使うことが多いんですけどね。マシア(バルサのカンテラ)を離れてから、成長著しいククレジャで補おうという話らしいんですが、いや、それじゃまさに先日、アンヘル・トーレス会長が「ERTE(不況時の雇用調整法)を申請したクラブがお金を積んで、ヘタフェの選手をさらっていくのでは意味がない」と言っていた通りになってしまうかと。

まあ、その辺は職員や選手の給料カットと補強は別腹という考え方もあるようですが、今やマドリーも夏には再度、年棒3割減という計画をしているようですからね。このコロナウィルス禍では試合停止による入場料やオフィシャルショップやミュージアムの収入がなくなり、財政的に厳しいのはどこも同じ。そうなると、バルサがラウタロウ(インテル)やピアニッチ(ユベントス)といった大物獲得より、安上がりなカンテラーノ回収に動くのは大いにありそうで怖いですよね。

そして活動再開の大トリを飾ったのがマドリーで、いやホント、羨ましいですよね、バルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場内に選手全員の個室完備という恵まれたクラブは。他の3チームは皆、練習着着用で自家用車を運転して通勤して来たのに比べ、こちらは私服。各自の部屋で着替え、グラウンドに出られるのはちょっと贅沢だったかも。ちなみにその、「GKコーチは選手ごとにグローブとボールを代えていた。Hay que desinfectarlos, también los pies/アイ・ケ・デスインフェクタールロス、タンビエン・ロス・ピエス(それらは消毒しなくちゃいけなくて、足もだよ)」(クルトワ)という初日の練習の様子はオフィシャルウエブのビデオで見ることができます。

ただ初日、リーガ中断前は負傷のリハビリ中だったアザールとアセンシオも合流していたんですが、欠席者もいて、それは右足踵骨を骨折したヨビッチと、おかげでチャンスが増えそうなマリアーノの2人。いやあ、後者は軽い筋肉痛のようですが、月曜にセルビアから帰国した前者が実は、ケガしたのは戻って来てからの自宅練習ではなく、外出禁止中だった母国にいる時に壁に足をぶつけたせいという話も出てくるとは。実際、真相はよくわかならいんですが、まあマドリーはリーガ再開しても、ホームゲームの残り6試合を改修工事真っ盛りのサンティアゴ・ベルナベウではなく、シーズン打ち切りとなったRMカスティージャ(2部B)の使うエスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノで実施する許可をラ・リーガやサッカー協会からもらっていますからね。

いざ、練習フェーズが進み、最初はグループ練習開始からとされていた超長期合宿も最初の感染テストの結果を受け、テバス会長が試合再開1週間前からに変更。隔離生活に入ったとしても彼らに限っては、全てをバルデベバス内で完結できるとあって、「Nos gusta estar con la familia pero también hay que ser flexibles/ノス・グルタ・エスタル・コン・ラ・ファミリア・ペロ・タンビエン・アイ・ケ・セル・フレキシブレス(ボクらは家族といるのが好きだけど、フレックスに対応しないとね)」(セルヒオ・ラモス)と、あまり反対意見は出ていないんですが、こればっかりは成り行きを見守らないと。今はとにかく、久々にハードに体を動かすようになった選手たちが、まあマジョルカで練習開始した久保建英選手がドリブルで転んでいたことなど、微笑ましいで済みますが、誰もケガをせず、試合再開の日を迎えてくるのを願うばかりです。

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バルサ育ちがガリシアの地で完全覚醒。バルセロナDFクンデやソシエダDFアランブル、ラージョDFラティウ、エスパニョールDFエル・ヒラリと今季前半戦は右ラテラルの活躍が光ったが、セルタで攻守に躍動したミンゲサを選出。バルセロナ時代にはディフェンスラインの便利屋という印象にとどまったが、今季のセルタでは左右のサイドバックとウイングバックを主戦場に2ゴール5アシストを記録。ビルドアップへの貢献度を含め、攻撃面において完全に殻を破った。すでに国内外の強豪クラブが関心を示しており、その去就にも注目が集まる。 DF ダニ・ビビアン(25歳/アスレティック・ビルバオ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季も抜群の安定感誇るディフェンスリーダー。昨季に完全に一本立ちした25歳は、屈強なフィジカルを武器に対人守備で無類の強さ。加えて、昨季の経験によって攻守両面で判断の質、ポジショニング、プレーの安定感が増しており、味方へのコーチングを含めてますますリーダーらしい存在感を放った。マドリー戦ではムバッペを完璧に封じ込んだのも印象的だった。 DF アントニオ・リュディガー(31歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:0 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エル・ブランコの屋台骨支える。ディフェンスラインのマルチロールだったナチョの退団に加え、今季もミリトン、カルバハルが長期離脱となったマドリーのディフェンスラインでフル稼働。チュアメニやルーカス・バスケスとビッグマッチにおいて脆さを見せる相棒たちを見事にカバー。ムバッペの加入でより攻撃偏重なチームにおいて1試合平均1失点でとどまっている最大の要因は地対空で無類の強さをみせ、要所での気の利いたカバーリングを見せるドイツ代表の存在が非常に大きい。 DF ミゲル・グティエレス(23歳/ジローナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チーム苦戦の中で個人としては充実の前半戦。今季もミチェル監督仕込みの攻撃的なポジショナルプレーにおいて偽SB以上にフレキシブルな役割を担い、ピボーテやインテリオールとしてもプレー。昨季に比べて前線の質がやや低下し、1ゴール4アシストの数字にとどまったが、高精度のクロスやキーパスでその数字以上のチャンスを演出し続けている。 MF ラミン・ヤマル(17歳/バルセロナ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 17歳の怪物がトップ・オブ・トップの領域に。今季の前半戦では過密日程の疲労や細かいケガがありながらも、5ゴール10アシストを記録。レヴァンドフスキ、ハフィーニャとの最強ユニットでリーグダントツの51ゴールを挙げた攻撃陣を牽引。クンデの絶妙な後方からの支援を受けつつ、攻撃面では異次元の輝きを放っており、複数人にマークされながらも局面を打開。ときおり若さゆえのセルフィッシュな姿を見せる場面もあるが、視野や判断、オフ・ザ・ボールの向上によってコンプリートアタッカーに成長している。 MF フェデリコ・バルベルデ(26歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動続けるエル・ブランコの新8番。クロースの背番号を継承し、気持ち新たに臨んだシーズンでより責任感を増したウルグアイ代表はピボーテにインテリオール、ときに右のラテラルでも起用され、チームのために献身。ベリンガムとともに前がかりなチームを守備で支えつつ、5ゴール2アシストを記録。“バルベルデ砲”と称される強烈なミドルシュートは、チームの窮地や勝負所で決まる場面が多く、勝負強さを含めてマドリーの前半戦ベストプレーヤーと言える活躍だった。 MF ペドリ(22歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 多くのケガを乗り越えて天才が完全復活。近年はピッチに出れば活躍を見せるものの、度重なるケガで稼働率の問題を抱えてきたが、今季は前半戦全試合に出場。試行錯誤のコンディション調整がようやく実を結び、離脱期間に集中して取り組んだウエイトトレーニングは主に守備面で力強さをもたらし、チーム事情で主戦場はインテリオールやトップ下からピボーテに変化。そのぶんボールに絡む機会が増えてゲームメイカー、リンクマンとして質の高い仕事を見せつつ、前半戦だけで4ゴールを記録。キャリアハイの6ゴール更新は確実か。 MF ハフィーニャ(28歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:11 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生バルサの象徴の一人に。昨季終了時点では換金対象の一人と目されたが、フリック監督の信頼を得て開幕から絶対的な主力に加え、テア・シュテーゲンら不在のなかで多くの試合でゲームキャプテンも務めた。左ウイングを主戦場に11ゴール8アシストとゴール関与数では前半戦リーグトップに輝くなど、圧巻の輝きを放った。さらに、元々定評がある運動量を武器に、守備面でもハイプレスに献身的なプレスバックとチームのために身を粉にして働く姿は、多くのクレから称賛を浴びている。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(36歳/バルセロナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 恩師との再タッグで完全復活。加入2年目となった昨季は19ゴールを挙げるも、シーズンを通して安定感を欠いたが、今季はバイエルン時代に指導を受けたドイツ人指揮官の下で完全復活。ヤマル、ハフィーニャの両翼に加えて、配球力に優れるセンターバックコンビなどチーム全体でビルドアップ、チャンスメークの質が上がったなかで、よりボックス付近での仕事に集中できる環境が整えられて本領を発揮。ここまで16ゴールと2位以下に5点以上の差を付けてピチーチレースを独走。ケガさえなければ、1年目の23ゴールを更新し、自身初のピチーチ獲得は濃厚だ。 FW アントワーヌ・グリーズマン(33歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。11ゴール3アシストを記録した昨季に比べて7ゴール4アシストと数字は劣るものの、前線と中盤で多くの役割をこなすなど、その数字以上のインパクトを残した。フランス代表引退によってコンディションも維持できており、セルロートやアルバレスとの連携も深まりつつある後半戦ではさらなる躍動で、アトレティコを優勝へ導けるか。 2025.01.18 18:31 Sat
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「信じられない髪型に」「いかつすぎる」奇抜なヘアスタイルに挑戦しがちなデ・パウル、最新のヘアスタイルにはファンも驚き「元に戻してくれ!」

アトレティコ・マドリーのアルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルの大きなイメージチェンジが注目を集めている。 世界王者アルゼンチン代表で主力を担うデ・パウル。所属するアトレティコでもセントラルハーフの主力としてプレーしている。 また、その髪型でも度々話題に。チームメイトのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとともに、鮮やかな水色やピンクに髪を染めたこともあり、頻繁にヘアスタイルを変えることでも知られている。 そのデ・パウルの最新のヘアスタイルが話題になっている。 23日に行われたラ・リーガ第4節延期分のセビージャ戦にも出場したデ・パウルだったが、その髪型に大きな変化が。元々は金髪をツンツンさせた短髪だったはずのデ・パウルだが、試合に現れた時には、その金髪を頭の形に沿って編み込むコーンロウと呼ばれる髪型に大きく変貌していた。 デ・パウルの毛量からして、恐らくエクステも付け加えた上で、8つの束を作って綺麗に並べている。 元々のヘアスタイルよりもかなりいかつくなった印象のデ・パウル。その姿にはファンも「信じられない髪型になってる」、「デパウルのコーンロウ厳つすぎるだろ」、「元に戻してくれ!」、「髪型すごい」と驚きの反応を寄せている。 なお、スペイン『アス』によると、昨年まで交際していたティニさんも直近で髪を編み込んだドレッドヘアーにしており、デ・パウルのこの髪型については、復縁を匂わせているのではないかという説もあるようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】デ・パウルのコーンロウがいかつすぎる!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Rodrigo de Paul rocking a whole new look <a href="https://t.co/RpBOcpKLPK">pic.twitter.com/RpBOcpKLPK</a></p>&mdash; 433 (@433) <a href="https://twitter.com/433/status/1738600081584959631?ref_src=twsrc%5Etfw">December 23, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【写真】デ・パウルの元交際相手ティニさんもドレッドヘアーに!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C0sNDrhPRiY/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C0sNDrhPRiY/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C0sNDrhPRiY/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">tini(@tinistoessel)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.12.25 12:35 Mon
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現役時代のシメオネ監督はどんな人物だった? かつての同僚が明かす

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督について、現役時代のチームメイトたちが振り返った。スペイン『マルカ』が伝えている。 現役時代セビージャやアトレティコ、そしてインテルなどで活躍したシメオネ氏。特に現在監督を務めるアトレティコには1994年から1997年までの3年間と2003年から2005年1月までの1年半の2度在籍し、公式戦155試合出場29ゴールを記録した。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJKcDZqR25nZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 監督としてピッチサイドで感情を全面に出したスタイルでチームを鼓舞するシメオネ氏だが、現役時代からこの情熱的なスタイルは一貫したもので、共にプレーした多くの選手たちに大きな印象を与えていたようだ。 アトレティコでのチームメイトだった元スペイン代表DFトニ・ムニョス氏は、選手時代のシメオネ氏の情熱を振り返っている。 「彼は全てにおいて情熱的で、ピッチ上でも自分が感じたことを表現していた。苦しむことを楽しんでいたし、全員に対して高い要求を持っていて、強いパーソナリティのある選手だった」 またムニョス氏は、シメオネ氏の優れた戦術眼が得点に繋がっていたと話す。 「戦術的にもとても優れていた。常に1シーズンで8から14ゴールくらいを決めていたが、それは彼がフリーキックや攻撃参加が上手かっただけでなく、試合を読む力に非常に長けていたからだ」 「彼のフットボールに対する思いはとても大きかった。私にシエスタすらさせてくれなかったよ。常にフットボールについて話していて、寝ていても起こされたものだ」 「彼のウォーミングアップは試合前のホテルから始まっていた。チームメイトに指示をして人を集めて、ランチやディナーの時、気付いたら相手がどういう風にプレーするのかという話をしていた」 またセビージャ時代のチームメイトである元スペイン代表DFマノーロ・ヒメネス氏も、シメオネ氏がピッチ上で見せる姿に感嘆していたと明かし、選手時代から名監督としての片鱗を見せていたと語った。 「彼は熱量に溢れていた。失敗した時には怒り、野心と高い要求を求める選手だった。彼はチームのみんなのリスペクトを勝ち取った。なぜなら、失敗しても自分の足でもう一度立ち上がることのできる、勇気ある選手だったからだ」 「彼はハードワーカーで、自分の持つ全てをピッチで出し尽くし、全てのボールを200%の力で追う、今で言うBox to Box タイプのMFだった」 「アグレッシブさとクオリティを兼ね備え、前線への攻撃参加もできた、完全な選手だった。彼が監督になる姿は容易に想像できた」 「選手の時も監督の時も、エル・チョロ(シメオネ愛称)は誇張して大袈裟に行動したりしない。あれが彼のそのままの生き方なんだ」 「彼はベンチで静かに座っているようなタイプではない。自分のメンタルの強さやウイニング・スピリットを常に示してきた人物で、それは彼のDNAの中にあるものなんだ」 また、同じくセビージャ時代の同僚でチームのCBであったホセ・ミゲル・プリエト氏も、シメオネ氏は選手時代からリーダシップを発揮していたと明かした。 「彼はよく試合の前、失敗はピッチに持ち込まずロッカールームに置いていけと私たちに言ったよ」 「常にフットボールのことを考えていて、その執着にも似た思いは今でも増していると思う」 「試合中は全てのプレーに関わっていたし、サッカーというものを理解していた。優れたMFがいれば、CBの力を引き出すことができる。私たちが活躍できたのは彼のおかげだ」 しかし、そんな情熱的なシメオネ氏だが、抜けている部分もあったとプリエト氏は語る。 「私たちはトレーニングに彼の車に乗って行ったことがあったが、車のタイヤがパンクしていたのにずっと変えていなかったんだ。だから私がタイヤの買い方を教えてやったんだ」 2020.06.10 12:45 Wed
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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.46 3強時代への入り口、“チョリスモ”の浸透/アトレティコ・マドリー[2013-14]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.46</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2013-2014シーズン/アトレティコ・マドリー ~チョリスモ~</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2013-14atletico.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ディエゴ・シメオネ 獲得タイトル:リーガエスパニョーラ 攻撃力7:★★★★★★★☆☆☆ 守備力10:★★★★★★★★★★ タレント7:★★★★★★☆☆☆ 連係10:★★★★★★★★★★ 選手層8:★★★★★★★★☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">2強時代に終止符</div> アトレティコ・マドリー、バルセロナ、レアル・マドリーの三つ巴となったリーガの優勝争いは、バルセロナとの天王山を引き分けで終えたアトレティコに軍配が上がった。終盤は取りこぼしの目立つ優勝争いとなったが、最後はシーズンを通して最も安定していたアトレティコが18シーズンぶり10度目の戴冠を果たしている。 バルセロナとレアル・マドリーの2強に比べて戦力面で劣ることから、終盤に息切れするのではないかとみられていたが、大方の予想に反してチャンピオンズリーグとの二束の草鞋を履きこなし、シメオネ監督の下で戦う集団と化したロヒ・ブランコスがネプトゥーノ広場まで駆け抜けた。 2011-12シーズン途中に就任したシメオネ監督は、豊富とは言えない戦力のなか、運動量が求められる中盤を上手く入れ替えながら長丁場を乗り切った。また、モチベーターとしての手腕をいかんなく発揮し、並行して行われたCLで結果を残しつつ、最後までチーム全体のモチベーションとインテンシティを落さなかったあたりも流石だ。その存在の大きさは、選手たちから聞こえてくる称賛の声からもうかがえた。 アトレティコ・マドリーは、このシーズンにレアル・マドリーとバルセロナの2強時代に終止符を打ち、その後はスペインに留まらず欧州屈指の強豪にまで上り詰めた。シメオネイズム=チョリスモを体現したチームは現在もそのスタイルで戦いを続けている。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">“チョリスモ”を体現</div> GKティボー・クルトワが抜群の安定感と存在感を示し、守護神として君臨。ゴールマウスに鍵をかけ、個人としても2年連続でサモラ(最少失点GK)賞を獲得した。 ディエゴ・ゴディンとミランダの長身センターバックコンビが、最後尾からチームの守備をオーガナイズした。また、両者とも空中戦でも強さを発揮し攻撃面でもチームに貢献した。サイドバックでは攻撃力抜群のフィリペ・ルイスがコケやアルダ・トゥランと好連携を見せ、シメオネ監督から大きな信頼を寄せていたフアンフランは右サイドで攻守に効いていた。 中盤では、キャプテンを務めたガビが中盤の底でハードワークをこなし、相方をチアゴやマリオ・スアレスらが務めていた。サイドは、左をアルダ、右をラウール・ガルシアが担当することが多く、前者は攻撃の仕上げ役としてアシストを量産。後者は空中戦の強さを武器に2トップの一角にポジションを移すなど、シーズン17ゴールを挙げた。 2トップには強力な2人が配置され、前線守備とポストプレーを行う“野獣”ジエゴ・コスタが覚醒しリーグ戦で27ゴールを記録。バルセロナから格安で移籍してきたベテランのダビド・ビジャも堅実にチャンスを決め、シーズン15ゴールを記録した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FW:ジエゴ・コスタ(24)</span> アトレティコの快進撃は、この男の存在を抜きにして語ることはできない。最前線でボールを収め、対峙するDFを振り切りながらゴールを量産。得点数ではロナウドとメッシに及ばなかったものの、34試合に出場しての27得点は立派な数字だ。 また、ジエゴ・コスタの素晴らしさは、攻撃力だけにとどまらない。チームの一員として、最前線からプレスをかけることも厭わない。彼の献身性があったからこそ、アトレティコがリーグ最少失点を記録できたと言っても過言ではないだろう。 2019.04.26 12:00 Fri

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